アンガーマネジメント調査3日目~怒ると叱るの違い
娘の勉強を見る際に、「叱らない、責める口調にならない」を目標にしてアンガーマネジメントについて調べています。
3日目は、「怒る」と「叱る」の違いについてです。
結論から言うと、目標としていた「叱らない、責める口調にならない」は、「怒らない」と「叱っても責める口調にはならない」に訂正しないといけないようです。
これまで調べてきたアンガーマネジメントは以下のようなものでした。
- 怒りの頂点は6秒で達したあとに急速に沈静化するという6秒ルールを理解し、怒りを感じたときに頭の中で数を数える、呼吸を整える、視線をそらす、怒りを数値化する、その場を一度離れるなどの対応によって怒りのピークの6秒をやりすごす。
- 自分の「~すべき」「~なはず」を、相手の「~すべき」「~なはず」に合わせるために、「許容できる範囲を広げる」という三重丸を意識する。
いずれも、「怒り」にどう対応するかという視点です。アンガーマネジメントの方法なので当たり前といえば当たり前ですね。
しかしながら、ネットでアンガーマネジメントを調べていると、「怒る」と「叱る」を区別しなければならないという考え方にたどり着きました。
中学受験に限らず、子育てにおいて両者の区別は大事だという話をどこかで見たような気がします。また、子育てに限らなくても、仕事における人材育成でもよく耳にする話と思います。調べたことや自分の経験をもとに、以下のようにまとめてみました。
「怒る」
- 自分のために感情をぶつけるだけの行動
- 主に否定語を投げかけることになり、相手の自己肯定感などを低下させてしまう
- 過去の別件を持ち出すなど、怒っている間に怒る対象を広げしがち
- 相手は謝るのに精一杯となり、次どうすればいいかは結局わからないまま
- 総じてネガティブ
「叱る」
- 相手のために問題を解決し、成長を促す行動
- 「不十分な点」や「改善すべき点」について次どうするかを示すもので否定語は最小限
- いまのことだけ、目の前のこと1つだけについてが対象
- 叱る過程で、相手は次どうすればいいかきちんと理解することができる
- 総じてポジティブ
一言でいうと、「怒る」のはダメ、「叱る」のは良いということです。ただし、「叱る」は相手のことを思って取る行動という前提がとても大事となります。
これまでのことを振り返ってみると、娘に「あなたのために~」と言ってる割には、「怒る」になってしまったことがあります・・。これはいくら「あなたのために~」といっていても、「怒ると叱るの区別理論」によると、実際には自分の感情のためにやってしまったことで、娘には大事な所が伝わっていなかったのだなと思うと大きな反省です。
この理論を実践するのは簡単ではないと思うのですが、それでも両者を区別するようきちんと努力しなければならないと思っています。「叱らない、責める口調にならない」という目標を、「怒らない」と「叱っても責める口調にはならない」に修正し、娘の考えることを理解できるようになっていきたいと、改めて思いました。
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