アンガーマネジメント調査2日目~三重丸
「叱ったり責める口調になること」は、中学受験NG集の筆頭に挙げられます。
娘の勉強を見る際に、「叱らない、責める口調にならない」を目標にしてアンガーマネジメントについて以下の書籍を利用して調べています。他の調査や勉強にも時間をかけたいため、もっと評価が高い書籍は他にもたくさんある中で、しかも、Amazonでレビュー数は1桁ではありますが、タイトルの「9つ」に惹かれての選択で、Webで1つ1つを深堀りしながら読み進めることにしました。

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2日目の今日は、「三重丸」です。
いきなり結論ですが、自分の「~すべき」「~なはず」が、相手の「~すべき」「~なはず」とずれていると怒りにつながるため、本当に譲れないのかどうかを考えましょうということでした。
人は普通「価値観」というものを持っていますので、「~すべき」「~なはず」という考えを持っているかと思います。相手も人ですので、同様に「~すべき」「~なはず」という考えを持っているでしょう。
お互いに持っている「~すべき」「~なはず」がずれていると、一方または両方が違和感を感じるのは容易に想像できます。そして、その違和感が、時に怒りにつながるということかと思います。
例えば、子供は最善を尽くしていると思っていて、一方で、親はもっと頑張れると思っている。ありがちな話かと思いますが、このようにズレが生じている場合、家庭での立場上、間違いなく親が強く出ることができます。家の外では発生する「遠慮」は、家ではなくなってしまうため、簡単に親から子供への怒りにつながり、子供からは何もできない状況になってしまいますね。そして、子供はモチベーションを下げてしまうと。
まずは、自分の価値観に基づき、3つの範囲を定義するのがよいそうです。
1つ目の丸は「価値観が同じ」
2つ目の丸は1つ目の丸の外側の、より大きな丸で「価値観は異なるが許容できる」
3つ目の丸は2つ目の丸のさらに外側の、より大きな丸で「価値観が異なり許容できない」
そして、大事なのは2つ目で、「許容できる範囲を広げる」というのがポイントとなるようです。
子供の価値観をくみ取ってあげながら、自分の子供だからといって不用意に厳しく接するのではなく、本当に許容できないのかをしっかりと考えるということになるかと思います。
これは、「6秒ルール」の方法論のような即効性のあるものではないかもしれません。むしろ、子供の価値観をどれだけ尊重するかという、中学受験に限らず普段の生活、子育てに必要な考え方かと思います。
なお、Webでも調べてみましたが、三重丸の考え方はこの本の著者オリジナルの考え方というわけではなく、アンガーマネジメントのポイントとして一般的に知られている考え方のようで、同じような説明がたくさん出てきました。
まとめると、怒りのピークを「6秒ルール」でなんとか切り抜けつつ、「三重丸」の考え方で子供への接し方を根本的に改善する、ということと理解しています。
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