中学受験生のGWの過ごし方|学力が伸びる家庭の黄金ルール5選
ゴールデンウィークは、受験生にとって貴重な連休。遊ぶか、勉強するか、バランスをどう取るべきか、毎年頭を悩ませる時期です。我が家でもあれこれ模索しましたが、振り返ると「GWの過ごし方」がその後の伸びに大きく影響していたと実感します。
今回は、中学受験生向けのGWの過ごし方“黄金ルール”を5つにまとめてご紹介します。
GWを「特別な学習期間」と位置づける
普段と違う学習リズムを意識する
学校や塾が休みのGWこそ、いつもと違う時間の使い方ができます。長時間のまとまった勉強や、集中して取り組む単元学習など、日頃できない学習を意図的に組み込むのがポイントです。
「自由時間」を計画的に取り入れる
一日中勉強に縛られると逆効果。あえて“自由時間”を予定表に入れることで、子どもが自分から学習に向かう姿勢が生まれます。親が決めすぎず、子どもと一緒にスケジュールを立てることが大切です。
目標と振り返りの習慣をつける
GWの初日に「何をやるか」を決め、最終日に「どこまでできたか」を振り返る。この習慣が6月以降の学習姿勢に大きく影響します。成功体験は、次のやる気につながります。
理科・社会の総復習はこのタイミングで
短期間での集中インプットが効果的
理科と社会は短期間に集中して復習することで記憶が定着しやすくなります。GWはまとまった時間が取れるので、暗記と演習をセットで行う学習に向いています。
ビジュアル資料を活用して記憶に残す
図解や写真の入った資料を使うと、内容のイメージがつかみやすくなります。「言葉+図」で覚えると記憶の引き出しが増え、テスト本番でも思い出しやすいです。
1単元ごとのチェックテストで定着確認
GW中に5~6単元にしぼって復習したら、単元ごとの簡単なチェックテストを取り入れることで、理解度を確認できます。間違えた問題はノートにまとめ、夏前にもう一度見返せるようにしておきましょう。サピックスから市販されている評判の高い「コアプラス」などの一問一答問題集を利用すると、効率的に学習を進められますね。
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算数の弱点補強に集中する
苦手単元の“基本”をやり直す
とにかく算数は4教科で一番大事で、苦手分野があると、後々大慌てすることになるかもしれません。公式や解法の理解があいまいな単元があれば、基本に立ち返ってやり直す絶好のタイミングです。応用問題に手を出すよりも、基礎の定着に時間を割いたほうが後の伸びが大きくなります。
1日1分野の演習で成果を可視化
「割合」「速さ」「図形」など、1日1テーマに絞った演習が効果的です。できた・できなかったを目に見える形で残すことで、本人の達成感と自信にもつながります。
解き直しをして“本当に理解したか”を確認
間違えた問題は放置せず、「なぜ間違えたか」を考える時間を取りましょう。理解の浅いまま進めると、後の成績停滞につながるため、GW中にしっかり解き直す習慣をつけておくのが理想です。
勉強と遊びを両立させる仕組みづくり
午前は勉強、午後は外出など時間でメリハリ
家にずっとこもっていても集中は続きません。ゴールデンウィークは午前に勉強、午後は外でリフレッシュなど、時間で切り替えるスタイルが効果的です。生活リズムも安定します。
家族行事も“学び”につなげる
博物館や科学館、自然体験など、お出かけも立派な学習の場です。パンフレットを持ち帰ってノートにまとめたり、出かけた先を地図で確認するだけでも、地理や理科につながることがあります。
勉強と遊びを“自分で決める”経験を
親が全部を決めるのではなく、子どもがスケジュールを考える機会を設けましょう。「自分で決めたから頑張る」という気持ちが育ち、自主性のある学習姿勢に変わっていきます。
GW後に向けての“先取り準備”も忘れずに
5月以降に学ぶ内容の下見をしておく
教科書や塾のテキストで、次に学ぶ単元に目を通しておくと、理解がスムーズになります。特に算数や理科では、用語やイメージだけでも先に知っておくと安心感が増します。
読書で語彙力と読解力を自然に伸ばす
国語の力は一朝一夕でつくものではありません。ゴールデンウィーク中に興味のある本を2~3冊読むだけでも大きな効果があります。親子で一緒に読んで感想を話し合うのもおすすめです。
学習の振り返りで今後の方針を見直す
GWの終わりには、学習の成果や反省点を振り返りましょう。「どこが良かったか」「改善したいことは何か」を整理することで、6月以降の学習に具体的な目標が生まれます。
まとめ
GWの過ごし方次第で、その後の学習に大きな差がつくのが中学受験の現実です。勉強ばかりでなく、家族との時間や自主性を育む工夫も取り入れながら、充実した連休を過ごしたいものです。
“やってよかった”と思えるGWは、きっとお子さんの背中を一歩前に押してくれるはずです。
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