中学受験の大手塾4校徹底比較!SAPIX・四谷大塚・早稲田アカ・日能研の違いと選び方

塾選び

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中学受験を考え始めると、まず直面するのが「塾選び」です。首都圏を中心に展開されている大手塾はどこも実績が豊富で、説明会に行くだけでも圧倒されてしまいますよね。

私も娘の受験を意識し始めたとき、「どこが合うのか分からない…」と悩みました。中でも、SAPIX・四谷大塚・早稲田アカデミー・日能研の4つは、情報量も多く、中学受験の中心を担う4大塾と言っても過言ではありません。

中学受験の疑問や悩み

 

「親のサポートがどの程度必要なのか、塾によって差はあるのでしょうか?」
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「それぞれの塾の合格実績は、どう比較して判断すればよいのでしょうか?」
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「四谷・SAPIX・早稲アカ・日能研の中で、わが子の性格に合う塾はどれなのでしょうか?」

この記事では、これら4校の特徴や学習スタイル、費用やフォロー体制など、保護者目線で気になる点を徹底比較していきます。


大手塾4校の基本情報と特徴を比較

SAPIX(サピックス)

  • 圧倒的実績を誇る、難関校向けの第一選択
  • 最大の特徴は、独自教材と復習中心の授業設計。
  • カリキュラムは非常にスピーディで、5年生で受験範囲を終了。
  • 講師の質が高く、授業の密度が濃い
  • 宿題の量が非常に多く、家庭でのサポートが必須
  • クラス昇降が頻繁で、競争意識が刺激される環境。

長女は早稲アカでしたが、テストを受けると「サピックスの子が受けたらどうなのかな?」と思うこともしばしばでした。

四谷大塚

  • 予習シリーズを軸とした全国共通カリキュラム。
  • 「週テスト」「月例テスト」など、定期的な評価機会が多い
  • 合不合判定テストは全国規模で受験者数が多く、偏差値の信頼性が高い。
  • 提携塾(早稲アカ・市進など)でも同カリキュラムを導入。
  • 予習シリーズ準拠の早稲アカと比べると演習量がやや少なめ

長女が早稲アカで実際に使用していたのもこの「予習シリーズ」でした。内容はとても体系的で、基礎から応用までしっかり段階を踏んでいる印象でした。

早稲田アカデミー

  • 四谷大塚の教材をベースに、独自の演習・補習を強化
  • 組分けテストだけでなく、カリキュラムテストも四谷大塚作成で予習シリーズ準拠の安心感。
  • NN志望校別コースは、早慶や御三家など難関校に特化した対策が魅力で、近頃は実績でサピックスを猛追。
  • 生徒との距離が近く、講師による熱血指導・声かけが特徴的。
  • 競争心を煽りそうな塾に見えて、席は成績順ではなく自由席で、仲良しな子と近くで受けることもできる。
  • 親との連携も密で、面談や保護者会の頻度が多い
  • 授業中のフォローや補習は丁寧だが、塾の宿題は多め

説明会では「親も一緒に受験する覚悟で」と言われたのが印象的でした。人によっては負担に感じるかもしれません。また、噂の「熱血」も、校舎によるようで、私の長女がお世話になった校舎では比較的控えめ(?)でしたね。

日能研

  • 全国展開しており、地方にも広く校舎を構える大手塾。
  • 「シンプル・基礎重視」の教材設計。親が内容を把握しやすい。
  • テスト会の規模が非常に大きく、全国順位がわかる
  • 塾内の雰囲気は穏やかで、競争が苦手な子にも向いている
  • 中学受験をするといっても、サピックスや早稲アカほどガツガツしてませんな親子には最適な塾の1つ。

実際に、中学受験率がとても高い職場でも「日能研」を選んでいる方が多い印象で、私のように中学受験に対して前のめりになっていない同僚が選んでいる印象です。一方で、必ずしも「難関校!」ではなく、中堅~上位校を目指す層に特に支持されている印象です。


教材・授業スタイル・クラス制度の違い

教材の違い

  • SAPIX・日能研:完全オリジナル教材。難易度や方向性に大きな違いあり。
  • 四谷・早稲アカ:共通の「予習シリーズ」だが、塾や校舎ごとの補強・運用に差

サピックスのテキストは全学年分を同僚からいただき、日能研は模試を受けると校舎においてあって閲覧できます。SAPIXは記述と論理思考に強く、四谷は体系的に積み上げやすい、日能研は基本から応用へ段階的に進めやすいと感じました。

授業スタイルの違い

  • SAPIX:授業は双方向で知識を定着→宿題で反復。
  • 四谷:授業→週テストで定着確認。
  • 早稲アカ:授業+補習+テスト演習で学力定着。
  • 日能研:ややゆったりしたペースで進むが、復習に力を入れている

お子さんの「予習型 or 復習型」タイプにより、最適な塾は変わると思います。


合格実績・費用感・通塾サポートの視点から比較

合格実績の比較

  • SAPIX:筑駒・開成・桜蔭・麻布など最難関校の実績が圧倒的
  • 四谷大塚:早稲アカ生も含まれるので、どこまで純粋な四谷生かわかりにくい。
  • 早稲アカ:NN校の実績でサピックスを追い上げる勢い。ただし、NNは他塾生もいるので、純粋早稲アカ生による実績ではないことに注意。
  • 日能研:難関校志望だとどうしても影が薄くなるものの、中堅~上位の実績が多い

とはいえ、いずれも「実績」だけでは判断しにくいため、在籍人数との比率や志望校別傾向を見るべきだと感じました。

費用感の比較(おおよその年間目安)

塾名 年間授業料(小6) 講習費 その他(模試・教材)
SAPIX 約90〜100万円 約25〜35万円 約10万円
四谷大塚 約80〜90万円 約20〜30万円 約10万円
早稲アカ 約85〜95万円 約20〜30万円 約10万円
日能研 約70〜85万円 約15〜25万円 約8〜10万円

超ざっくりですが、こんなところと思います。特にSAPIXは教材費込みの費用が大きく、経済的にも高水準です。早稲アカも値上げでサピックスを追撃中?

通塾・サポート体制

  • SAPIX:基本的に自立型。質問対応も限られる。塩対応という噂もあるが、同僚の話を聞く限りは普通に丁寧で、校舎や講師によると思われます。
  • 四谷大塚:面談は少なめとも。教材・テスト主導。良くも悪くも平均的な印象。
  • 早稲アカ親との連携・講師の声かけが積極的。とはいえ、受け身ではなく、親から積極的に相談していきたい。
  • 日能研:校舎により差はあるが、とても丁寧な対応と評判

わが家では、親のサポート力に応じて選ぶことも大切だと実感しました。


わが家の決断と学び

塾選びは、情報が多いからこそ迷います。でも、最終的に大切なのは「子どもに合っているか」という一点だと思います。

我が家では、いくつか体験授業に参加したうえで、娘の性格や家庭のスケジュール、親のサポート体制を踏まえて、最も無理なく通える塾を選びました。

どの塾が正解だったかは、結果論でしかわかりません。でも、「納得して選んだ」という安心感が、親としての支えになったのは間違いありません。


まとめ

中学受験の大手塾を選ぶということは、単に「実績が良いから」という理由だけでは決められません。

  • お子さんの性格や学習スタイル
  • 家庭でのサポート可能な時間
  • 志望校の傾向に合った対策
  • 通塾の負担や経済的コスト

これらを照らし合わせながら、無理のない塾選びをすることが合格への第一歩だと、私は思います。

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Posted by ぜろパパ