【親向け】「勉強しなさい」を言わずにやる気を引き出す!中学受験に効く5つの工夫
子どもに「勉強しなさい」と言うたびに、空気が重くなる…。そんな経験、ありませんか?特に中学受験を控えた時期になると、「勉強」は家庭内でも敏感なキーワードになります。



今回は「勉強しなさい」と言わずに子どもを机に向かわせるための5つの工夫について、一保護者の視点からご紹介します。
勉強しなさいが「逆効果」になる理由
やる気を「自分のもの」にできなくなる
「勉強しなさい」と言われると、子どもはやる気を出すどころか、「親のためにやらされている」という感覚になりがちです。主体性を奪ってしまう声かけは、長期的に学習習慣を損なう可能性があります。
感情的な口調は、反発を招く
急かすような「勉強しなさい!」は、怒りや不安を伝えるサインとして伝わり、子どもにとってはプレッシャーそのもの。私の場合も、どうしても焦って感情的になってしまうこともありましたが、そんな風に言ってしまったときほど、子どものモチベーションは上がりませんでした。
一貫性のない言動は信頼を失う
普段は放任、成績が下がったときだけ「勉強しなさい」というのは、子どもからすると不公平に映ることもあります。声かけは日常的に積み重ねてこそ効果があるものかと思います。
「言わない」けど勉強する!家庭でできる5つの工夫
声かけは「質問型」にする
「宿題どうだった?」「今日はどこまで進んだ?」という「問いかけ型のコミュニケーション」は、強制感が少なく、自分から動くきっかけをつくれます。私がよく使っていたのは、「そろそろやろうか?」でしたね。
学習の目的を一緒に話す
ただ成績のためではなく、「なぜ勉強するのか?」を一緒に考えることも大切です。未来の姿を一緒に描くことで、目の前の勉強の意味づけが変わるようになりました。
親も学ぶ姿を見せる
私も毎朝少し早く起きて、算数や国語の問題を一緒に解いていました。中学受験の問題は、大人でもなかなか解けません。私は中学受験の経験もありませんでしたので、調べながらの学びとなりました。でも、そんな姿を子どもが見て、「パパも頑張ってる」と思ってくれたようでした。「一緒にやってくれてる」「自分のために時間を使ってくれてる」と子どもが感じてくれたこと。その感覚が、子ども自身のやる気の火をつけたように思います。
習慣化のカギは「時間と場所」の固定化
学習時間をルーティンにする
「ごはんのあと30分は机に向かう」と決めるだけでも、学習の開始ハードルが大きく下がります。我が家では、Alexaのアラームを使って時間割で管理するようにしたら、メリハリが出ました。
リビング学習も効果的
一人で閉じこもるよりも、家族の気配がある場所での学習が安心につながることもあります。うちもリビング学習でした。子どもの性格や環境に応じて使い分けるのがポイントですね。
片づけやすさで継続率が上がる
文具やノートをすぐ出せる状態にしておくと、机に向かう準備が最小限になり、行動がスムーズになります。子どもが自主的にできれば理想なところ、親がやってしまっていましたが、これは意外と効果大でした。
「勉強しなさい」ではなく「声かけ」がすべてを変える
まずは一言、「どうしたの?」と聞いてみる
子どもが何もしていないとき、「しなさい」よりも「どうしたの?」という問いの方が本音を引き出せます。話をすることで、親の不安も少し落ち着きます。
共感→提案の順で伝える
「気が散っちゃうよね。でも10分だけやってみようか?」というように、共感してから提案すると、ぐっと聞いてくれる姿勢になります。
褒めるのは「成果」でなく「行動」
結果よりも、「机に向かったこと」や「一問解いたこと」を具体的にほめると、次もやってみようと思えるようになります。
まとめ
「勉強しなさい」という言葉は、親にとってつい出てしまう魔法のようなフレーズ。でも、その一言が子どものやる気を下げる「逆効果ワード」になることも多いのです。大切なのは、「何を言うか」よりも「どう関わるか」。声かけの工夫、環境の工夫、そして、何よりも「親が一緒に頑張る姿勢」が、学習習慣の根を育ててくれるのだと私は思います。
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