中学受験志望校の選び方が合否を左右する!親子で後悔しない学校選びの基準5選
中学受験では、志望校選びが合否に大きく関わってきます。子どもの適性に合っていない学校を選んでしまうと、どれだけ勉強を頑張っても力が発揮できないことも。親としても、数年にわたる受験生活の集大成が「後悔」に終わってしまうのは避けたいものです。今回は、実際に志望校を選ぶときに重視したい「後悔しない基準」について、わが家での経験を交えてまとめました。
志望校の学力レベルは子どもに合っているか
背伸びしすぎていないかを確認
偏差値の数字だけで学校を選ぶのは危険です。「あと5伸ばせば…」と期待する気持ちは分かりますが、現実と向き合うことも大切です。今の成績に無理のない範囲での挑戦を考えましょう。
成績が伸びた時に届くラインも意識
今の偏差値より上の学校でも、「手が届きそう」な位置にある学校を志望校群に入れるのは良い作戦です。成績が一段上がったときの選択肢として、1〜2校は入れておくと受験勉強の励みにもなります。
合格しても通うのが大変ではないか
学力だけでなく、通学時間や学習スタイルが合っているかどうかも見逃せないポイントです。毎日の生活を想像して、「ここなら子どもが自分らしく通えそう」と思える学校を選びましょう。
通学時間と通学手段は現実的か
ドア・ツー・ドアで1時間以内が理想か
大人の通勤ではなく、中学生の子どもの通学であることを考慮すると、学校の最寄駅までのアクセスだけでなく、家の玄関から校門までの「ドア・ツー・ドア」で1時間以内が目安となりそうです。朝早く家を出て帰宅が遅くなる生活が長期的に続くことも意識しましょう。
通学時間が1時間を超える子も普通にいますし、長時間でも慣れるという子もいますが、自分の子が長時間の通学を毎日続けられるかはよく考えたほうが良さそうです。
電車の乗り換え回数も要チェック
1本で通える学校と、乗り換えが2回ある学校では、子どもの体力的・精神的負担が大きく異なります。小学生にとって、乗り換えや混雑は大きなストレスになります。
雨の日や災害時の対応も想定
晴れの日だけでなく、悪天候や非常時にどう動けるかも重要です。緊急時に徒歩で帰れる距離か、保護者が車で迎えに行けるかといった現実的な視点も必要です。
校風や教育方針は家庭と合っているか
伸ばしたい力が育つ環境か
進学実績や偏差値も大事ですが、子どもの性格や将来伸ばしたい力と合っているかを見極めたいところ。自由な校風が向いている子もいれば、しっかり管理される環境が合う子もいます。
学校生活を通じてどんな成長を望むか
親が「中学時代に何を学んでほしいか」というビジョンを持つと、学校選びの軸がはっきりします。知識だけでなく、人間関係や自己肯定感を育てる場所として考えてみましょう。
先生や在校生の雰囲気も参考に
学校見学や説明会では、先生の対応や在校生の雰囲気をチェック。子どもが「ここに通いたい」と感じるかどうかは、何よりも大切な判断基準になります。
進学実績とサポート体制の確認
進学実績を調べる
学校の過去の進学実績を調べることで、教育の質や進路指導の充実度を把握できます。ただし、数字だけでなく、進学先の多様性や個々の進路選択も考慮しましょう。
サポート体制を確認する
学習支援や進路指導、カウンセリングなど、学校のサポート体制を確認しましょう。特に、個別対応やフォローアップが充実している学校は、子どもが安心して学べる環境を提供しています。
保護者との連携を重視する
学校と保護者の連携が密であることは、子どもの成長を支える上で重要です。定期的な面談や情報共有の機会がある学校を選ぶと、家庭と学校が一体となって子どもを支援できます。
親の思いと子どもの気持ちが一致しているか
子どもが「通いたい」と思えるか
どんなに親が良いと思っても、子ども自身がその学校に「行きたい」と思えるかどうかが大切です。本人の意志が受験を乗り切るエネルギーになります。
情報だけで決めていないか
偏差値や進学実績、口コミに左右されすぎず、実際に学校を見に行って「肌で感じる」ことが重要です。数字だけでは分からない魅力や違和感を感じ取ることもあります。
話し合いを重ねて納得感を持つ
「この学校に決めた」と親が一方的に決定するのではなく、子どもとたくさん会話を重ねて、納得したうえで決定するのが理想です。そのプロセスが、受験の力にもなっていきます。
まとめ
中学受験における志望校選びは、合否を左右する大きな要因になります。偏差値や実績だけではなく、家庭の教育方針・子どもの性格・通学環境・サポート体制など、総合的な視点で選ぶことが重要です。
また、学校選びは親の判断だけでなく、子どもの意見や希望をしっかりと聞く姿勢も欠かせません。親子で情報を共有しながら、後悔のない進路選択をしていきましょう。
受験はあくまで通過点。合格のその先にある学校生活や成長を見据えた選択こそが、親子にとって本当に納得できる志望校選びになるはずです。
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