「トップクラス問題集 算数 小学2年」で算数の勉強
今回は、入塾前に娘が使った算数の市販教材である、「トップクラス問題集 算数 小学2年」について紹介します。特別記述がない限り、画像はクリックで拡大します。
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「トップクラス問題集 算数 小学2年」は、どんな教材?
「トップクラス問題集 算数 小学2年」は、「文理」から出版されている、小学校2年生の算数の内容に対応した問題集です。とは言ったものの、単純な計算問題はともかく、文章題は長いものだと5行くらいに渡り、学校の勉強だけという小学2年生にはなかなか過酷な問題が立て続けに出てきます。ちなみに、A4判のサイズで、ページ数は約180ページとなっています。
小・中・高の児童・生徒のための学習参考書や問題集を発行している企業の一つが文理です。書店で販売するものはもちろんのこと、学習塾や学校用教材として出版している発行物も出していますね。家庭学習応援サイトも運営していて評価が高いようです。
「トップクラス問題集 算数 小学2年」では、1回分が100点満点のテストを多数収録しています。また、それぞれのテストには制限時間が設けられています。1回のテストは、見開き1ページ、計2ページで用意されていて、黒と青の2色刷りとなっています。
行間は狭く式を書いたりメモを取ったりするスペースが少なすぎて不親切な点もありますが、これこそまさに問題集という印象を受けるレイアウトとなっています。
問題のレベルは書名の通りです。トップクラスの学力を定着させることを目的に作られていて、中学入試を研究した成果に基づいたパターンの問題を収録してあります。
それでも、1年生向けの「トップクラス問題集 さんすう 小学1年」でもしばしばイラストがついていましたが、難しさをカムフラージュするためか、今回も問題の一部にはイラストが付いています。イラストの可愛らしさと問題の難しさには、大きなギャップがあります。
「トップクラス問題集 算数 小学2年」は、どんな構成になっている?
各単元の問題が4段階に分かれていて、「標準クラス」、「ハイクラスA」、「ハイクラスB」、「トップクラス」の順に、難易度が上がっていきます。
「標準クラス」は教科書レベルの位置づけです。そして、「ハイクラス」、「トップクラス」と段階を積み重ねることによって高い学力を身につくことが意図されています。さらに、「トップクラス」となると難しさが一段と増します。教科書の単元にそってはいますが、その単元で学習できる内容の最高レベルまでの問題を収録してあると言うことができると思います。
特殊算も掲載されています。最後の方の単元では、和差算、倍数算、分配算、やりとり算、集合算、植木算、周期算、規則性に触れることになります。触れることになりますというか、結構本格的です。
そして、すべての単元を学習し終えると、「総しあげテスト」となります。文理のホームページ上で「学力診断」ができるようになっていて、子供の今の学力を知る一助とすることができますよ。
「トップクラス問題集 算数 小学2年」の目次は?
「トップクラス問題集 算数 小学2年」の目次は、以下の通りとなっています。
1. たし算・ひき算の筆算
2. 3つの数のたし算・ひき算
3. 100より大きい数
4. 100より大きい数のたし算
5. 100より大きい数のひき算
6. 長さ、かさ
7. 三角形と四角形、箱の形
8. かけ算(1)
9. かけ算(2)
10. かけ算(3)
11. いろいろなかけ算
12. わり算
13. いろいろなわり算
14. 分数
15. 時刻、表とグラフ
16. 図で表そう(和差算、倍数算、分配算)
17. それぞれいくつ(やりとり算、分配算、集合算)
18. 間の数(植木算)
19. きまりをみつけよう(周期算、規則性)
「トップクラス問題集 算数 小学2年」に娘はいつごろ取り組んだ?
娘は「トップクラス問題集 算数 小学2年」を、小学2年生の後半のときに学習しました。始めのページから最後のページまで1ページずつ順番に進めていきました。
娘が小学校2年生の後半になると、中学受験に挑戦してほしいと考えるようになっていました。そして、中学受験では算数が特に重要であることは知っていました。
「トップクラス問題集シリーズ」は、中学受験を目指す低学年用の教材の中では最も難しい問題集の一つと言えると思います。大人からみると、1年生のトップクラス問題集は、トップクラスといえどもまだまだ微笑ましいものでしたが、2年生ではすでに笑えないレベルになりつつあります。
もちろん、娘もです。2年生も半分過ぎ、グレードアップ問題集やハイレベ100を解き終えたはずの娘がトップクラス問題集を解こうとした時、だいぶ苦労することになりました。標準クラスは概ね100点をとることができていましたが、トップクラスはもちろんのこと、ハイクラスでも100点をとれることはほとんどありませんでした。制限時間内に終わることも、ほとんどありませんでした。中には、100点をとれたとしても、制限時間内にはおわっていないということもありました。
結局、1周するのにだいたい3か月くらいかかりました。1周終わったら間違えた問題だけ解き直しますが、間違えてしまった問題数が膨大ですので、2周目も1か月弱はかかってしまいました。さらに、そこでもまた間違えたら3周目でやり直すというように復習をしたのですが、結局、全部解けるようになるまで、4回も解くことになった問題もありました。
なお、間違えが計算ミスによるものだった場合、考え方があっているかどうかを確認するようにしました。そして、計算ミスをしても、理解することができていればやり直しはしませんでした。
「トップクラス問題集 算数 小学2年」をやってよかったか?おすすめか?
中学受験を意識した場合、いわゆる最高難度の問題集としては、今回紹介している文理が出版している「トップクラス問題集」、奨学社が出版している「最レベ問題集」、そして、文英堂が出版している「スーパーエリート問題集」の評判が良いようですね。
調べてみると、3つの問題集の間に難しさの序列があるようではあるのですが、概ね、どれを選んでも大差ない印象です。3つのうち、トップクラス問題集シリーズを選んだ理由は、書店で見比べたときに、書き込むスペースが小さいのはマイナスではありますが、それでも、一番見やすかったからでした。
いずれにしても、問題のレベルがおかしいことになっているので、学校レベルの算数が分かる程度では太刀打ちできない可能性が高いと言わざるを得ない問題集です。逆に言うと、難しい問題集になれていく必要がある中学受験を考えているお子さまには丁度よく、「トップクラス問題集 算数 小学2年」はとてもおすすめできる教材なのではないかと考えます。
この難易度の問題集に取り組んだら、明らかに時間がかかってしまいますので、もっと他に学習したほうがよいことがあるのではないかという考え方もあると思います。ただ、娘が入塾までに低学年で受験していた四谷大塚の全国統一小学生テスト、日能研の全国テストおよび学ぶチカラテスト、早稲田アカデミーのチャレンジテストでは、一番最後の大問を中心に、トップクラス問題集のレベルと同じかそれ以上の問題が出てきていましたので、少なくとも私の娘の学習においては役に立ったと思っています。
「トップクラス問題集 算数 小学2年」は塾のテストの対策になるか?
「トップクラス問題集 算数 小学2年」は中学受験用の低学年向けの問題集の位置づけとなっています。一方、塾の模試は中学受験を考えている低学年向けのテストですので、両者の間で出ている問題は似通ってきます。
実際に、四谷大塚の全国統一小学生テスト、日能研の全国テストおよび学ぶチカラテスト、早稲田アカデミーのチャレンジテストで、直接的に似たような問題を見たことがあるので、紹介したいと思います。
↑文章から数字を抜き出して、正確に式を立てる必要があります。
↑塾の模試で頻出の虫食い算もたくさん掲載されています。
↑何番目の問題は3年生でも何度も出ていました。
↑魔法陣は、ルールを先に覚えたほうが良さそうです。
↑虫食いだらけで、記号を使った計算に慣れる必要があります。
↑図形を正しく読み取れるかが試される問題です。
三角形や四角形の数を数える問題はテストによく出ていました。
↑模試でサイコロ問題がでるので、立方体の展開図も知っておきたいですね。
↑分数の基本問題ですね。
↑周りの長さから辺の長さを求める問題です。通塾開始してからも出てきます。
↑まさかの倍数算。テストでは出たことないですが、参考までに紹介します。
↑こちらは集合算。2年生の問題集のはずなのですが・・・。
↑植木算は早稲田アカデミーのテストで出たことがあります。
↑これとはすこし違いますが、日能研で三角数が出ています。
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おわりに
娘が中学受験で結果を出せるかどうかはわかりませんし、今、私が考えていること、やっていることが結果につながる自信があるわけでもなく、正直なところ、試行錯誤しているのが現状です。しかしながら、私と娘は小学2年生の半ばから中学受験を意識した勉強を開始し、新4年2月からの通塾開始までに、大手塾から以下のお誘いを受けた事実があるため、低学年時の勉強についてはある程度うまく進めることができたと言ってよいのかなと思っています。
・四谷大塚の全国統一小学生テストへの決勝招待(1回)・日能研の全国テストと学ぶチカラテストで小4からのTMクラスへの招待(3回)、および、4年生1年間の奨学生制度(授業料および教材料等全額免除)のスカラシップ資格
・早稲田アカデミーのキッズチャレンジテストおよび冬季学力診断テストで半年の授業料免除の特待(3回)
私達は幼児教育もまるで考えず、中学受験を意識したものの、経験もなく何をやればいいかわからない状態からの始まりでした。同じような状況の親御さんたちにとって、何らかの参考になればと思っていますので、応援をどうぞよろしくお願いいたします。
[linkrank]参考までに、娘の小学1年生から3年生までの成績は、小学1年生では5回の模試の2教科で平均偏差値59.8(最低50.8)から、小学2年生では9回の平均偏差値70.3(最低62.5)、小学3年生では8回の模試の2教科で平均偏差値71.3(最低68.6)となっています。
以下は、参考記事です。