中学受験は塾なしで難関校に合格できる?自宅学習成功例と注意点を徹底解説

塾選び

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中学受験は塾に通うのが当たり前…そんな空気の中で、「塾なしで合格できるのか?」と不安になるご家庭も多いと思います。特に難関校を目指すとなると、その疑問はより大きくなるのではないでしょうか。SNSやブログでは「塾なし合格!」という体験談もよく見かけますが、実際はどうなのでしょうか?長女は塾ありでしたが、塾に通うがゆえの長い拘束もあり、妹たちでは塾無しも真剣に考え始めています。

中学受験の疑問や悩み

 

「塾に通わず中学受験で難関校に合格するのは本当に可能なのでしょうか?」
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「ネットの『塾なし合格体験談』をどこまで信用していいのか分かりません…」
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「塾なしの受験準備で、情報収集や教材選びに失敗しないコツはありますか?」

この記事では、塾に通わず中学受験を乗り切ることの「現実」と「注意点」について、現時点での私自身の印象も交えてお話しします。

中学受験は塾なしでも可能?その実態

塾なしでも合格者は存在する

確かに、「塾なしで難関校に合格しました!」という声はネット上に存在します。しかし、そうした投稿の多くは成功例だけに偏っていることが多く、全体の合格率は分かりません。

実際、「私の場合は、ネットで見た成功体験に希望を感じて塾なしで始めたのですが、想像以上に教材選びや計画立てが難しく、5年の途中から塾に切り替えました。」などという経緯もありました。

成績の「推移」が見えないままの成功談

ブログやSNSの体験談では、その子が小4~小6の間にどのような成績の推移をたどったのかが省かれていることも多いです。

「判定20%から逆転合格!」という話は刺激的ですが、それが再現性のある方法かどうかは別問題です。一喜一憂する情報に振り回されないことが、冷静な受験準備には欠かせないと感じます。

合格者が情報を発信しやすい構造

そもそも、「塾なしで失敗した人」はわざわざブログで発信しない傾向にあります。

結果として、ネット上には塾なしで成功したように見える情報ばかりが残るため、実態を誤解しやすいのです。

難関校を塾なしで目指すときの大きな壁

自宅での教材選びと進度管理が難しい

塾に通っていないと、年間スケジュールや受験範囲を逆算して、自力でカリキュラムを立てなければなりません。これはかなりの労力を必要とします。

私の場合も、長女の通塾時代を想定すると、塾なしだと「何をいつまでに終わらせるべきか」が見えにくくなり、不安となるかもしれないと思います。私なら、すでに長女で「予習シリーズ」をひと通り見てカリキュラムも体験していますし、毎年予習シリーズの学習予定表も公開されていますので、四谷大塚と予習シリーズに乗るのが無難と感じますね。

モチベーション維持が困難

塾の良さは「競争と刺激」があることです。一方で自宅学習は孤独で、子どものやる気維持が本当に大変です。

特に高学年になると、模試や入試問題の難易度も上がり、子ども自身も「自分はこのままで大丈夫か」と不安を感じやすくなります。

学力の客観的評価が得られにくい

模試や第三者の目が入らないと、成績の客観的な位置づけが難しくなります。

「このままの学習で合格圏なのか」が不透明なまま突き進むリスクは大きいです。外部模試を定期的に受けることは、進度のズレや成績の立ち位置に気づくことができるため、必須と思われます。

そういう意味では、四谷大塚の予習シリーズをベースとした「進学くらぶ」は、この点までカバーされていて、大変魅力的に感じますし、いくら「通塾なし」と言っても、このような塾無し向けサービスを使うことは、積極的に考えたほうが良いだろうなと思います。

塾なしで中学受験に挑む家庭が注意すべきポイント

情報の精査が重要

インターネットやSNSには誤解を招く情報も多いため、「誰が」「いつの時期に」「どの程度の成績で」合格したかという背景を読み解く力が必要です。

信頼できる書籍や、中立的な情報源をベースに計画を立てるべきだと思います。個人的には、「塾なしで(成績推移はギリギリ/入試は繰り上げだったけど)合格しました!」な情報は、残念ながら参考にしにくいなと思います。

テキストや問題集選びの慎重さ

塾なしで進める場合は、市販のテキスト・問題集の「難易度」と「体系性」「網羅性」が重要になります。

進度や理解度に合わない教材を選ぶと、ただの消化試合になる危険もあります。

生活全体のペース配分

塾に通っていない分、時間は自由に使えますが、それは逆に「だらけやすさ」と表裏一体」です。

家庭内でのスケジュール管理と習慣づけが大切です。私が妹たちで通塾なしを選択した場合、長女のときの塾併用スケジュール以上に、毎日の学習の管理と軌道修正が必要になるだろうと考えると、これはかなりの負担になるなと思います。

「判定20%から合格」の話に踊らされないために

極端な成功例は「例外」として扱う

「判定20%、偏差値〇〇からの合格!」という例は確かにありますが、それは「合格できたから話せる話」ですね。

多くのご家庭がこうした情報に励まされつつも、「現実はそう簡単ではない」と後に気づくケースもかなり多いのではないかと思います。

「平均的な学力層」「安全圏」のデータを見る

挑戦圏でもなく、ほどほどな偏差値の子がどこまで頑張ればどの学校に届くのか、といった「中間層」の事例の方が、現実的な目安になる、ということは忘れてはいけないと思います。

そして、「安全圏」の子の情報は、その子だからできるやり方の可能性も高く、鵜呑みにすると危険ではありますが、「なにか画期的な効率的な学習を進めている」可能性もあるので、参考程度に収集するのは、決して悪いことだとは思いません。

成績推移の「波」をどう乗り越えるかを重視

塾なしの場合、成績の上がり下がりに敏感になりすぎて、家庭が疲弊してしまうことがあります。

一喜一憂せず、冷静に中長期的な視野で判断することが大切だと痛感しました。

まとめ

塾なしでの中学受験は「不可能ではない」が、「相当な覚悟と計画性」が必要だと感じます。特に難関校を目指す場合は、「合格した成功例」だけに目を奪われず、その背景や成績の推移、学習環境を総合的に見て判断することが大切です。成功談に励まされることもありますが、まずは「うちの子に合った方法」「私(親)たちでどこまでできるのか?」を見極める冷静さが必要だと私は思います。

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Posted by ぜろパパ