中学受験『社会』の暗記力をアップするための復習法

社会

子供の学習(社会)

「社会って結局、暗記がすべて」と感じること、ありますよね。年号や人物名、地名など、覚えることがあまりに多くて、親としても途方に暮れてしまうことがあると思います。ですが、実際にはただの暗記だけではなかなか定着しませんし、むしろ復習のタイミングとやり方によって、同じ学習量でも記憶の残り方がまるで違うと実感しています。

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「どうして子どもは社会の知識をすぐに忘れてしまうのかしら?」
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「授業で学んだことを家庭でどうやって復習すればいいのかしら?」
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「暗記を定着させるアウトプットって、具体的にどんな方法があるの?」

私自身も、「一度覚えたはずなのに、数日後にはごっそり忘れてる…」ということに何度も直面しました。試行錯誤しながら、少しずつ見えてきた効果的な復習のコツを、今回は整理してみたいと思います。

授業直後の「当日復習」が記憶の定着を左右する

忘れる前に一度「思い出す」

授業を受けたその日のうちに、記憶を「思い出す」時間を確保するのがとても大切だと思います。これは単にテキストを読み直すだけでなく、「どんな話だった?」と頭の中で再現する作業が重要です。

ポイントは「簡単なまとめ」

すべてを細かく復習する必要はないと感じています。その日に扱った要点を3行程度に自分でまとめるだけでも、記憶の整理と定着が進むと思います。とは言え、塾が終わって帰ったら夜遅くで時間もないことを考えると、必ずしも書く必要はありません。私の場合は、子どもに「今日の授業で印象に残ったことを3つ教えて」と、毎回聞いていました。

疲れていても「ざっくり振り返る」

塾のあとで疲れていたり、時間がない日もあります。そんな日は要点の音読だけでも十分意味があると思います。「きょうの重要語句は?」と一問一答のように会話するだけでも違いました。

数日後の「忘れかけ」を狙った復習で記憶が強固に

「一度忘れたころ」が狙い目

覚えた情報は、時間とともに薄れていきます。でも実は、完全に忘れる前にもう一度思い出すことで、記憶が長期的に残ると言われています。私は2~3日後に「覚えてる?」と軽くテストするのがちょうど良かったです。

“ぬるい復習”では意味がない

答えを見ながら確認するだけだと、あまり効果がないように感じました。しっかり思い出そうとする過程が重要だと思います。答えを思い出そうとする時間こそが、記憶の定着を助けている気がします。

再確認のときは「なぜそうなる?」も意識

ただの語句の暗記ではなく、「なぜそれが起こったのか」「どの地域で起きたのか」といった背景まで問い直すことが、理解と記憶の両方を深める鍵だと思います。たとえば、地形と産業の関係などを地図で確認するのもおすすめです。

アウトプットを軸にした学習で「使える知識」に

問題形式での練習が有効

テキストを読んで終わりではなく、自分の力で答える練習を意識的に増やすと、暗記内容が「使える知識」になってくると思います。私の子どもは、社会の暗記カードを自作していました。

家庭での「プチクイズ」が意外と効く

移動中や食事中に、クイズ形式で知識を出し合うことも効果的だと感じました。短時間でもアウトプットの習慣ができると、知識の回転が早くなる気がします。私の場合は、間違ったらすぐに復習するよう心がけていました。

自分で「人に説明」してみる

覚えた内容を他人に説明するのは、本当に理解していないと難しい作業ですよね。「これはどういう意味?」と子どもに説明を求めるだけで、思考が深まっていると感じます。ときには兄弟相手に“先生役”をしてもらうのも楽しいです。

繰り返しと変化をつけた復習で飽きずに続ける

覚える形式を変えてみる

同じやり方だけだと飽きてしまうこともあります。図・語呂合わせ・イラストなど形式を変えることで、復習が新鮮になります。地理カードを手書きで作ることで、子どもの記憶力が上がったこともありました。

自分なりの「記憶ルール」を持つ

重要語句にマーカーを引く、似た語句はまとめて覚えるなど、自分に合ったやり方を見つけることで記憶の効率が上がると思います。私の子どもは、歴史人物の名前にキャッチコピーをつけるのが得意でした。

長期の休みには復習する

夏休みや冬休みなど、少しずつでも繰り返し触れることで記憶の定着に繋がると考えています。小4の前半で習った地理が、小5のときには抜けていたというのは、よくある話です。サピックスから出版されている「コアプラス」は、サピックスのカリキュラムにも組まれている教材なので、安心して選ぶことができる網羅的な復習に最適な1冊です。

サピックスメソッド社会コアプラス―中学入試小5・6年生対象

まとめ

社会の学習では、「ただ覚える」よりも「どう覚えていくか」が何倍も大切だと感じています。当日中の復習で理解を整理し、数日後に再確認、さらにアウトプットで記憶を定着させていく。できれば長期休みも利用して復習。この繰り返しの中に、自分なりの工夫や習慣が加われば、きっと子ども自身も楽しみながら取り組めるようになると思います。

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Posted by ぜろパパ