「中学受験の併願校が決まらない…」後悔しない選び方5つのポイントを保護者目線で解説

親の役割

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中学受験の併願校が決まらない…と悩む時期は、どのご家庭にも訪れるものです。第一志望校はすんなり決まったとしても、併願校はどこにするのか、本命に近い実力校はどこか、選択肢が多いだけに、迷いが増していきますよね。

中学受験の疑問や悩み

 

「併願校がなかなか決まらない場合、どのような視点で選べばよいのでしょうか?」
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「文化祭や説明会で好印象だった学校は、本当に信頼できるのでしょうか?」
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「通学時間が長くても希望校なら問題ないと考えてよいのでしょうか?」

 

私も「うちの子にはどこが合っているんだろう」と、夜中までパンフレットを見比べていたことを思い出します。最終的に、併願校選びに納得できると、本番での安心感にもつながるんですよね。ここでは、「偏差値だけ」にとらわれずに、自分たちに合った学校をどう見つけるか。その視点を5つに絞って整理しました。


学校の雰囲気は「文化祭」や「説明会」だけで判断しない

印象の良さは、演出の可能性もある

文化祭や説明会は貴重な情報源ですが、外向けに整えられていることも多く、実際の学校生活とは異なる印象を与えることがあります。生徒の受け答えや校内の雰囲気が良くても、それは「その日だけ」の場合もあると感じました。

普段の様子を見るには平日の見学が有効

可能であれば、普段の授業風景や生徒の移動時間の様子を見られる平日見学をおすすめします。親だけの参加となってしまいますが、平日に行くことで「なるほど…」と感じた学校もありました。

在校生や卒業生の保護者の声も参考に

SNSやブログ、知人などから実際に通っていたご家庭の声を拾うのも参考になります。リアルな情報には説得力があり、自分たちとの相性を見極めやすくなります。「ネット情報は信用できない!」と門前払いする必要はなく、参考情報の一つとするのがよいですね。


家からの距離・通学時間は最重要の検討要素

毎日の通学ストレスが学習意欲を左右する

通学時間が長いと、体力的・精神的な負担が大きくなります。朝が早すぎたり、乗り換えが複雑だったりすると、それだけで学校生活がつらくなることも。特に中学生のうちは注意が必要です。

保護者のサポートの現実性も考える

お弁当作りや送り迎え、急な対応など、保護者の負担も通学距離によって変わります。私の場合は、通いやすさを重視した結果、親子ともにストレスが減ってよかったと思っています。

事故や遅延のリスクにも備える

毎日の通学路にどんなリスクがあるかも、事前に確認しましょう。交通量や駅の混雑具合なども見ておくと安心です。


「偏差値」や「進学実績」も要素のひとつとして冷静に見る

偏差値だけに左右されるのは危険

よく言われるのが「偏差値だけで選ぶと後悔する」ということ。でも、全く無視するのも現実的ではありません。今の学力でどのあたりが目安になるかは、やはり重要な判断材料です。一方で、偏差値とは合格者偏差値であることがほとんどですが、進学者偏差値とは乖離があるのが一般的なので、気をつける必要があります。

進学実績は学校の教育力を測る指標のひとつ

中学受験は「大学進学も見据えた選択」であることが多いです。進学実績を一つの指標として見るのは正しいと思います。ただし、その実績が特定のコースに限られている場合もあるので、注意が必要です。共学の場合、できるなら男女別のデータも知っておきたいところです。

偏差値の変動も念頭に置く

模試の結果や年度によって偏差値は上下することがあります。複数の模試結果をもとに、平均的な位置づけで判断するのが安心です。


子どもの性格や校風との「相性」は重視すべき

積極的な子と控えめな子では合う校風が違う

活発な学校が合う子もいれば、静かで少人数の環境が心地よい子もいます。子どもが安心して通える学校がどこかを想像してみることが大切です。

校則や部活動の種類からも傾向が見える

厳しさの程度や活動の充実度などから、学校の教育方針や生徒の雰囲気を読み取ることができます。私の場合は、自由すぎる校風には合わないと感じて避けたことがあります。

子どもの「ここに行きたい」という声にも耳を傾ける

受験は親の意向が強く出やすいものですが、本人が前向きに通いたいと感じられる学校を選ぶことが、結果として良い受験に繋がると考えます。


併願校の「組み合わせ」と入試日程も戦略的に考える

午前・午後入試の活用でチャンスを増やす

1日に複数校を受験できるようなスケジューリングを意識すると、受験回数を確保できて安心感が生まれます。我が家では、結局午後入試を受けることはありませんでしたが、状況によってはあり得るとして、検討は続けていましたね。

合格の可能性を分散しておくことが安心につながる

本命と同レベルの学校に加えて、確実に合格が取れる学校を一つ入れておくと、精神的な安定になります。これは本人だけでなく、親にとっても大きいです。

入試方式の違いも事前に確認しておく

同じ偏差値帯でも、入試問題の傾向や配点バランスが違う場合があります。過去問を早めにチェックして、併願先の「得意・不得意」も把握しておきましょう。


まとめ

併願校選びは、「滑り止めだから適当でいい」というものではなく、子どもにとっての実際の通学先になる可能性がある大事な選択です。偏差値、進学実績、通学距離、学校の雰囲気、子どもとの相性。それぞれの視点を組み合わせて考えることが、後悔のない選び方につながります。私たち保護者にとっても、納得して送り出せる学校を選ぶことで、安心して入試当日を迎えることができると思います。

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Posted by ぜろパパ