中学受験とゲームの関係:やめさせるべき?上手な付き合い方とは

親の役割

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中学受験を目指すご家庭にとって、「ゲームとの付き合い方」は大きな悩みのひとつではないでしょうか。特に、受験期に入りかけるころには、子どもがスマホやゲーム機に夢中で、「このままで大丈夫?」と不安になるという声をよく見聞きします。

中学受験の疑問や悩み

 

「中学受験を控えた今、子どもにゲームをやめさせるべきなのでしょうか?」
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「ゲームを禁止したことで、子どものやる気がなくなってしまうのはどうしたら防げますか?」
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「中学受験に向けて、ゲームをやめる適切な時期はいつ頃なのでしょうか?」

ですが、無理に取り上げてしまうと、かえって勉強へのモチベーションが下がることもあるのが現実。今回は、「中学受験とゲーム」の関係について、保護者目線で整理しながら、上手な付き合い方のヒントをお伝えしていきます。


中学受験生にとってゲームは悪影響なの?

ゲームが学習時間を奪う可能性

ゲームの最大の問題点は、「時間が無意識に奪われる」ことです。気がつくと30分が1時間、1時間が2時間になってしまう…というのをよく聞きます。私自身も子どものころはゲーマーでしたのでよくわかります。。ですが、学習の優先順位が崩れやすくなる点には注意が必要です。

成績への直接的な影響

すべての子がそうなるわけではありませんが、ゲーム時間が長いほど成績が伸び悩む傾向は確かにあるようです。特に集中力や読解力が求められる科目では、日々の積み重ねが重要なため、「勉強の質」にも影響が出やすいでしょう。

ゲームは必ずしも悪ではない

ただし、すべてのゲームが悪とは言い切れません。「社会科の地理アプリ」や「漢字練習ゲーム」など、学習に役立つタイプのゲームもあります。「桃鉄」で地理、「戦国時代のゲーム」で歴史に興味を持つきっかけになる場合もあります。


ゲームをやめさせる?付き合い方のポイント

やめさせることで逆効果になる場合も

特に急にゲームを取り上げた場合、子どもが反発したり、学習のモチベーションが極端に下がるリスクがあります。無理やり子どもをゲームと引き離すのは、かなりの確率で失敗するようです。

明確なルールを一緒に決める

「1日30分まで」「土日のみOK」など、親子で話し合ってルールを作ることが重要です。「押し付ける」のではなく、「一緒に決める」ことで納得感が生まれます。

ゲーム以外の息抜きも用意する

ゲームが唯一の娯楽になっていると、取り上げた時のダメージが大きくなります。散歩や読書、スポーツなど他のリフレッシュ手段を用意することも大切です。


6年生のゲーム時間、どうすればいい?

「いつまでOK?」が悩ましい

多くのご家庭で、6年生の夏ごろからゲームを制限し始めるケースが多いようです。「6年生になったら」「夏期講習まではOKで秋以降は制限」という区切りがよくある流れです。受験に向けて意識が切り替わる時期に合わせるのが効果的です。

いずれにしても、6年生になるタイミングであれば、5年生の夏くらいには合意しておくなど、急にではなく前もって話しておくと比較的スムーズに合意できる可能性が高まります。

無理のない段階的な制限を

突然やめさせるとストレスが増すため、段階的な制限が望ましいです。最初は「1時間→30分」と減らし、徐々にゼロにしていく方が現実的だと考えます。

タイマーや管理アプリを活用する

「ついダラダラしてしまう」というタイプには、スマホの利用制限アプリやタイマーで自動的に時間管理する仕組みが効果的です。親が逐一口出ししなくて済むので、親子関係にも良い影響が出やすいです。


うまく付き合うために親ができること

怒りで対応しない

ゲームを巡って感情的に叱ってしまうと、子どもも感情的になりやすいです。つい「なんでまだやってるの!」と怒ってしまい、後から後悔するというのは容易に想像できてしまいます。

子どもの気持ちを尊重する

「楽しい」「リラックスできる」という気持ちを否定せずに、「どうしたら勉強とうまく両立できるか」を一緒に考える姿勢が大切です。

目標と現実を見せてあげる

「今のままで志望校に合格できると思う?」と、現実を丁寧に示すことも必要です。志望校の偏差値や必要な勉強時間を一緒に確認することで、子どもの中で納得が生まれることがあります。


まとめ

中学受験におけるゲームの扱いは、非常にデリケートな問題です。無理にやめさせるよりも、上手に付き合っていく方が、結果的には子どもの勉強への意欲や親子関係にも良い影響を与えることが多いと感じます。

段階的に制限しつつ、ゲーム以外の楽しみを増やすようにできると、乗り越えの成功に近づきます。それでも悩みが尽きないことが予想されますが、「ゲーム=悪」と決めつけず、子どもの成長を信じてサポートしていくことが一番大切なのかもしれません。

 

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Posted by ぜろパパ