5年生前期の成績推移~国語編~
4教科と算数に引き続き、小学5年生前期の国語について、四谷大塚生や早稲田アカデミー生などが受験する組分けテストを中心に振り返ってみることにしました。
国語
組分けテストの国語の平均偏差値は70を超え、算数同様に4科の成績を牽引しました。
算数と異なり、取りこぼしなしというのがとても難しい教科ですが、いつでも安定していた印象でした。
ただ、悪くとらえると、いつでももう一歩のところを取り切れないということもできました。
例えば記述問題では、要素数が2~3とわかっているのに1つだけ要素を見つけて飛びついて無駄な肉付けをして半分しか点をとれないとか、選択問題では2択まで絞った後に今一度本文と照らし合わせて吟味するべきところを省略して記憶を頼りに選んで失点するとか、同じようなことを繰り返してしまっています。
他の子との競争も大事ではありますが、「過去の教訓や習得した論理を正しく使えるか?」という、自分との戦いだと考えるようにしています。
私は、国語で磨きをかけるには、現時点の成績によらず塾の集団授業のみではかなり難しいと考えています。
先生の能力とかそういう問題ではなく、集団授業で一人一人に対して行えるのは、「〇〇というキーワードが欲しかった」とか、「〇〇より、✕✕という言葉のほうがより適切」とか、その問題に特化したアドバイスまでと思います。
そこで、これまで娘の国語力を伸ばしたく、4年生の後期からずっと続けているのは、「今回取れなかった問題から、次に解く読解問題で注意すべき教訓を引き出すこと」です。
そのためには、やはり親が頑張るしかないのではと思っています。
このブログでも月末に紹介してきた「塾以外の学習」で取り上げてきたように、教材はいくらでもあります。
おすすめは「答え探しの技で勝つ」「選択肢問題の徹底攻略」「記述問題の徹底攻略」あたりで、この順に取り組むのが良いと思います。
一番有名なのは「文章読解の鉄則」と思いますが、すでに親か子のどちらかがある程度読解におけるポイントを理解していないと、あふれ出てくる鉄則の洪水に押し流され、わかったようなわからないような状況に陥る可能性が高いです。
実際に、私は初期の段階で「文章読解の鉄則」を読み始めたものの、よくわからない部分が多く、途中で投げ出すことになりました。
親またはお子さまの理解度に合わせて前述の3冊で論理を強化し、最後の総仕上げで「文章読解の鉄則」を学ぶことで、国語の読解についての技術はほぼ完成するのではないかと思います。
まずは親が国語の読解問題の解き方を学び、その解き方を子に教える。
そして、子が論理を実践できていなかったときに指摘して教訓をあぶりだし、次に活かす。
私と娘の場合、前者については4年生までに集中的に取り組み、後者については授業のあったその日のうちに20分~30分かけて間違えた問題を復習し、教訓づくりをしてノートにまとめるようにしています。
この教訓集を授業前やテスト前に見返すことで、今までに読解問題を解いた際に不十分だった点をより意識して、その日の読解に取り組むことができます。
5年生後期になって問題がさらに長くなったり設問が難しくなったりしたときにも対応できるだけの読解力を娘がつけるには、やはりこれを継続するほかないと考えています。
国語は論理だけでもダメ、演習だけでもダメと思っています。
もしも論理を体系的に学習していないなら、それは感覚的に解いてしまっている可能性が高いということになるので、論理を学習した上で演習に取り組んでいる子を差し置いて成績を伸ばすことは少々難しいかもしれません。
ということで、国語が今ひとつ・・・という場合には、夏休みを利用して、論理のテコ入れを検討するのも一案と思います。
なお、算数以上に国語を教えるのは難しいと思っていた時期が、私にもありました。
今は全く逆です。
国語こそ、親が教えやすいし、むしろ、親のサポートがなければ、ひたすら演習と答え合わせで理解した気になるだけの学習に陥りやすく、成績は変わらず気づいたら時間だけが経っていたということになりかねない、大変危険な教科だと思っています。
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