中学受験の面接、親子で準備するべきことすべて|よくある質問・服装・心構えまで徹底解説
中学受験の面接というと、筆記試験とはまた違った緊張感がありますよね。わが家も娘が志望校で面接を受けることになり、「何を聞かれるの?」「親も一緒に入るの?」と不安でいっぱいでした。



我が家でも、長女の受験時に面接のある学校を受験することになり、とにかく足を引っ張らないように徹底的に調査しました。この記事では、中学受験の面接に向けて親子で押さえておきたいポイントを、具体的な質問例や服装、マナーも含めて網羅的に解説していきます。これから面接に臨むご家庭にとって、「これだけ読めば安心できる」内容を目指しました。
中学受験の面接とは?基本を押さえよう
面接はどんな学校で実施される?
中学受験の面接は、特に女子校を中心に私立中学校で実施されています。特に、キリスト教系の学校や教育理念を重視する学校では、学力試験と同等、もしくはそれ以上に面接を重視する傾向があります。
面接の形式はどんなものがある?
面接の形式には以下の3種類があります:
- 個人面接:子どものみが入室し、面接官と1対1または複数対1で行う形式。
- 親子面接:保護者と子どもが一緒に入室し、同席で問答される形式。
- 保護者のみの面接:お子さんとは別で、家庭の教育方針や学校理解が問われるケースも。
学校によっては2種類以上を組み合わせて実施することもあるようです。
面接は合否にどのくらい影響する?
学校によっては、「筆記試験に大きな差がない場合、面接の印象で合否が決まることもある」と明言しているケースもあります。特に「言葉遣い」「態度」「親子の関係性」は、重視されることが多い印象です。
よくある質問と回答の考え方
子どもに聞かれることの定番
面接で子どもに聞かれやすい質問は以下のようなものです:
- 「この学校を志望した理由は?」
- 「小学校で頑張ったことは何ですか?」
- 「将来の夢はありますか?」
- 「最近読んだ本で印象に残っているものは?」
どれも「本人の言葉」で話すことが重要で、親が用意したテンプレートではなく、本人が納得して話せる内容にしておくことが大切だと思います。
保護者に聞かれることの定番
保護者への質問例は以下のとおりです:
- 「お子さんの長所・短所を教えてください」
- 「教育方針について教えてください」
- 「中学校に期待することは?」
- 「入学後の通学方法について教えてください」
長所はスムーズに話しやすいと思いますが、「短所をどう話すか」には悩みがちだと思うので、注意が必要に思います。
子どもと親が一緒に答えることも
親子面接では、子どもと親の言っていることに一貫性があるかを見られているかも重要と思われます。親が「家で勉強しろとは言っていない」と言っていても、子が「親がいつも勉強しなさいって…」と答えてしまうこともあるため、日頃の会話や価値観のすり合わせも必要です。
面接当日の服装と持ち物チェック
子どもの服装はどうする?
基本は「清潔感のある落ち着いた服装」です。制服があれば制服で良いですが、ない場合は白シャツ・紺やグレーのカーディガン・きれいめのスカートまたはズボンが無難です。
スニーカーよりも革靴やローファー、髪型も整えておくことが印象アップにつながるかもしれません。
保護者の服装は?
落ち着いた色合いのスーツが一般的で無難とされています。アクセサリーは控えめに、髪型や靴も派手でないものを選びましょう。
カバン・上履きなどの小物類
- カバン:黒・紺などのシンプルなもの。A4が入るサイズ。
- 上履き:学校指定がない限り、白などのシンプルなスリッパでOK。
- 筆記用具や念のための替えマスク・ハンカチ・ティッシュなども持参すると安心です。
面接対策はどう進める?
日常会話がベースになる
いきなり模擬面接をするのではなく、日常の会話の中で「なぜそう思うの?」と理由を聞く癖づけをしておくと、自然に話す練習になります。
模擬面接を活用する
塾や家庭での模擬面接も効果的です。実際に面接室を想定して、入退室の練習や想定問答をしてみると、自信にもつながります。
娘も最初は黙ってしまっていましたが、2回目以降は声も出せるようになりました。
回答の「型」を作っておく
すべてを丸暗記する必要はありませんが、質問の傾向ごとに「この話をすればいい」という軸を作っておくと安心です。
- 志望理由 → 説明会・文化祭や校風の印象
- 頑張ったこと → 習い事・家庭学習・学校行事
- 家庭の教育方針 → 自主性・礼儀・読書習慣など
まとめ
中学受験における面接は、学力以外の「人柄」や「家庭の価値観」を見られる大切な場です。緊張するのは当然ですが、事前に準備しておけば、面接も「合格への後押し」になるチャンスだと私は感じました。
よくある質問への備えや、身だしなみ、家庭での練習など、できることを一つずつこなしておくことが何よりの対策になります。この記事が、少しでも皆さんの安心材料になれば嬉しいです。
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