偏差値が上がらない時期はいつ?中学受験停滞期の乗り越え方完全マニュアル

2025年6月3日親の役割

親の役割

中学受験を目指すご家庭で、誰もが一度は感じるのが「頑張っているのに偏差値が上がらない」という停滞感。わが家もまさにそうでした。模試の結果に一喜一憂しながら、何が原因なのか、どうすれば抜け出せるのかを探る日々。

今回は、中学受験生が陥りやすい「停滞期」について、その時期・原因・乗り越え方を具体的にまとめてみました。


偏差値が上がらない「停滞期」はいつ?

春〜夏の「知識のインプット期」に注意

多くの子が塾のカリキュラムの進度に追われる春から夏にかけて、復習に手が回らず知識が定着しにくくなるため、成績が伸び悩むことがよくあります。ここでは、焦らず土台を固めることが大切です。

夏明け〜秋は応用問題で失速しやすい

夏期講習で一気に詰め込まれた内容を経て、秋からは応用・発展的な内容が増える時期。ここで思うように結果が出ないと「自分には無理かも」と自信を失う子も。演習量のバランスを見直す必要があります。

冬はまとめの時期

冬は次の学年に向けてまとめとも言える時期。その分、発展的な内容が増え、復習も大変になります。教科や分野によって問題の難易度や傾向が異なるため、「慣れ」や「コツ」が掴めていないと一時的な低迷もやむを得ません。


停滞期の原因とは?親が見逃しやすい落とし穴

「やっているつもり」の学習習慣

子どもが机に向かっていても、本当に理解しているとは限りません。テキストをなぞるだけ、答えを覚えるだけの学習では伸びません。「解けるかどうか」ではなく「説明できるか」でチェックすると効果的です。

睡眠・食事・体調管理のゆるみ

学年が上がるにつれて、夜型の生活になりがちです。寝不足や食生活の乱れは、集中力や思考力の低下を招きます。子どものリズムを整えるのは家庭の大切な役割です。

「やりっぱなし」で復習できていない

偏差値が上がらない最大の理由は、復習不足です。間違えた問題を「なんとなく理解した」で終わらせるのではなく、数日後・週末・単元終了後の3段階で確認を入れると、記憶が定着しやすくなります。


停滞期を乗り越えるための家庭でのサポート

成績ではなく努力に目を向ける

子どもが頑張っているのに成果が出ないと、親としても焦りが出ます。でもそこで「何でできないの?」と言ってしまうと逆効果。努力の過程を見つけて褒める姿勢が、次のやる気につながります。

短期目標と長期目標を分ける

「次の模試で偏差値60」ではなく、「今週は計算問題を毎日3問解く」などの短期目標を明確にすることで、日々の小さな達成感を得られます。これが積み重なることで、最終的な偏差値アップに近づきます。

たまには息抜きの時間も必要

常に追われるように勉強していると、勉強そのものが嫌いになる危険性も。週に1回は塾も家庭学習もない「完全オフ」の時間を作ることが、むしろ効率を上げるカギになります。


中学受験を成功に導くには「停滞期の理解」がカギ

誰にでも訪れるから焦らない

偏差値の停滞は、「努力不足」ではなく「成長の一段階」。子どもも保護者も「誰にでもある」と知っているだけで、焦りや不安が和らぎます。落ち着いて今できることに集中するのが最善策です。

「復習」と「定着」に時間を使う

これからの時期は、新しいことを学ぶよりも、学んだことを確実に定着させることが重要です。特に理科や社会などは、「一問一答式の反復練習」が効果的。時間をかけた分、成績にも跳ね返ってきます。算数でも、「解けた」と「理解した」は異なるので、きちんと復習を継続していく必要があります。

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最後まであきらめなかった子が勝つ

中学受験は、最後の1〜2か月で急に伸びる子が多いのが事実です。どんなに落ち込んでも、「今できること」に真剣に向き合えば、チャンスは必ず訪れます


まとめ

偏差値の停滞期は、誰もが通る中学受験の通過点。この時期にどう向き合うかが、受験結果に直結します。親としては、冷静に状況を見極め、子どもに寄り添いながら日々の努力を支えることが最大のサポートになります。学力はすぐに表面化しなくても、必ず積み上がっていくもの。焦らず、信じて、進んでいきましょう。

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Posted by ぜろパパ