中学受験の暗記法|インプットとアウトプットって何!?差がつく覚え方のコツとは?
中学受験の理科や社会は、どうしても「暗記量」が多くなりますよね。わが家でも「どうやって覚えさせるか」は、何度も悩んだテーマです。ただ、最近では単に詰め込むのではなく、インプットとアウトプットを上手に使うことが、暗記のカギになるという考え方が広がっています。
この記事では、私たち親が理解しておきたいインプットとアウトプットの違いと、それらを利用した「効果的な暗記法」についてまとめてみました。
インプットとは何か?「覚える」の第一歩
教科書・資料の読み込み
まずは「知ること」がすべての始まり。教科書やノート、資料集をしっかり読むことで、基本の知識を取り入れます。ただし、何度も漫然と読むだけでは頭に入りません。
覚えるときの工夫がカギ
語呂合わせを考えるなど、視覚や音、感情を結びつけた覚え方をすると、記憶の定着率がぐっと上がります。子どもの「好きな方法」でやらせてみるのも手です。
一度のインプットで覚えきらないのが普通
「一度で覚えられない」のが当たり前。それを前提に、何度も触れる仕組みを作ることで、安心して取り組めます。エビングハウスの忘却曲線は知っておきたいキーワードで、以下のページにまとめてあります。
アウトプットの意味とは?「覚えたことを出す」練習
問題を解いて確認
理科や社会の一問一答や、過去問を使った確認はまさにアウトプットの基本。赤シートを使って答えを見えなくして、自分で答えを考えてから正誤を確認するのも立派なアウトプットです。いずれにしても、頭の中にある知識を呼び出す力を鍛えるのが目的です。
自分の言葉で説明する
家で「なんでそうなるの?」と聞いてみると、子どもが自分の言葉で説明する練習になります。宿題で似たような問題を解けるようになったのに、テストでできていないという経験があるかと思います。「わかった!」はわかっていないというのは、小学生ではよくあることです。理解が浅い部分もはっきりわかります。
書いて再現することも効果的
白紙の紙に図やキーワードを書いてみることで、記憶の強化と整理の両方ができます。大事なのは「思い出す努力」です。
インプットとアウトプットのバランスが鍵
どちらか一方だけでは不十分
インプットばかりしても忘れるし、アウトプットばかりでも定着しません。記憶は「入力と出力の循環」で強化されるということを意識しましょう。最適な比率は人によって異なりますが、アウトプットの比率を多めにするとよいのが一般的です。
時間を空けて繰り返すのが効果的
「エビングハウスの忘却曲線」にもある通り、人は時間がたつと忘れる生き物。だからこそ、間隔をあけて繰り返すのがコツです。
子どもの性格に合わせて調整を
一気に覚えて得意になる子もいれば、コツコツ積み重ねる方が合う子もいます。「その子に合ったやり方」がいちばん大切です。
暗記をラクにするちょっとした工夫
親子の会話の中で復習
「今日の授業どうだった?」「川の名前なんて言ってた?」など、日常会話に暗記内容を自然に盛り込むことで、復習がスムーズになります。
小テスト形式でゲーム感覚に
家庭内でクイズ大会のようにすると、楽しくアウトプットの練習ができます。「お父さん、お母さんに勝つぞ!」という意欲もポイントです。
生活の中に貼り紙やカードを
冷蔵庫やトイレなど、毎日目に入るところに暗記事項を貼るのも手。自然と何度も目にすることで、記憶が深まります。
まとめ
中学受験の暗記には、「どう覚えるか」だけでなく、「どう使うか」が大事。インプットとアウトプットのバランスを意識するだけで、ぐっと効率が上がります。完璧を目指さず、少しずつでも前に進めば、きっと力になります。わが家でも、「暗記は積み重ね」が合言葉でした。焦らず、でも諦めずに、毎日の勉強を応援していきましょう。
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