中学受験の説明会はいつから?服装・日程・見るべきポイントまで徹底解説
中学受験を考え始めたとき、まず気になるのが「説明会」ではないでしょうか。私自身、娘の中学受験を意識し始めた頃、どの学校に行けばいいのか、そもそも何を見ればいいのかもわからず、説明会の情報を頼りに行動を始めました。



説明会はただの学校紹介ではなく、志望校選びや学習計画に大きく影響を与える大切な場。この記事では、そんな説明会の活用法や注意点を、実体験も交えて詳しくお伝えします。
説明会は「いつから」参加するのがいい?
低学年から参加するメリットとは?
時間に余裕のある低学年のうちから幅広く参加しておくことは大きな意味があります。娘が小2のとき、何となく参加した説明会で、想像以上に学習面や校風が合いそうだと感じたのが、実は後の志望校選びのきっかけになりました。低学年であれば、まだ偏差値や合格実績に縛られず、「自分たちの目」で学校を見て判断することができます。
学年ごとのスケジュール感
一般的に、小4までは「興味のある学校を知るための時期」。小5になると「志望校を徐々に絞っていく段階」、そして小6では「入試に向けた詳細確認と出願戦略」というように、段階的に参加目的が変わっていきます。特に小6になると、説明会と模試、塾のスケジュールが重なり、時間確保が難しくなるため、早めの情報収集が重要です。
年度や日程に注意
説明会の日程は各学校で異なります。多くは5月~10月に集中しますが、学校によっては2月から始まっている場合も。公式サイトや各種「説明会カレンダー」を定期的にチェックする習慣をつけましょう。
見落としがちな「説明会でチェックすべきポイント」
学校の良い面ばかりに注意
説明会では、どうしても学校のアピールポイントに目が行きます。パンフレットもスライドも良い話ばかり。ですが、そこに違和感を覚えたら注意が必要。たとえば、勉強ばかりを強調しすぎる学校や、逆に部活動や行事しか説明しない学校などは、実際のバランスが見えづらいこともあります。
校長先生の話し方・人柄を見る
私が強く印象に残っているのは、ある学校の校長先生のお話でした。話の内容はもちろんですが、語り口や姿勢、生徒とのやり取りのエピソードなどがとても誠実で温かく、その学校全体の雰囲気が伝わってきたのです。説明会では、「校長先生がその学校の顔」といっても過言ではありません。
在校生や卒業生の話があるか
在校生が案内役を務めたり、保護者向けの質問に答える時間があったりする学校は、透明性が高く、内部の雰囲気をつかみやすいです。また、卒業生の進路や成長エピソードも、教育内容を判断する手がかりになります。
当日の服装・持ち物・マナー
保護者の服装マナー
「説明会って、どれくらいきちんとした格好で行けばいいの?」と最初は悩みましたが、実際は清潔感のあるカジュアルな服装で十分。ただし、あまりにラフな服装(ジーンズ・Tシャツ・派手な装飾)は避けるのが無難です。スーツで行く必要はありませんが、子どもが通うかもしれない学校への敬意は示したいものです。
子どもの服装と参加可否
学校によっては「保護者のみ可」「親子で参加可」と条件が異なります。娘が小5のとき、一緒に参加できる説明会に行ったのですが、子どもが生徒と話したり、教室の雰囲気を体感できたりすることで、本人のモチベーションが上がったと感じました。
持ち物と準備すべきこと
筆記用具、メモ帳、パンフレットなどを入れるA4サイズのバッグは必須。また、事前に学校のホームページや、あれば過去の説明会レポートに目を通しておくと、当日質問しやすくなります。見学会を兼ねる場合など、指示がある場合にはスリッパや靴袋も忘れずに。
オンライン説明会や合同説明会の活用法
移動負担が少ないオンライン
コロナ以降、オンライン説明会が定着しつつあります。自宅で気軽に参加できるのが最大の利点。特に遠方校や地方在住の方には大きなチャンスです。ただし、録画配信ではなくライブ配信で質疑応答があるかどうかも確認しましょう。
合同説明会は比較のチャンス
塾や教育機関が開催する「合同説明会」は、複数の学校を一度に比較できる貴重な機会です。ブースで個別質問できる場も多く、気になる学校を発見する場としても有効。ただし、人気校のブースは行列になることもあるので、事前に質問を絞っておくと効率的です。
志望校選びにどう活かすか
学校の「空気感」は説明会でしかわからない
パンフレットや偏差値だけでは伝わらない「空気感」こそが学校選びの決め手になることがあります。廊下の掲示物、先生の話し方、生徒たちの表情…こうした「なんとなくの印象」は、実際に足を運ばないと感じ取れません。
通学・立地の確認も忘れずに
「通える距離かどうか」も冷静に確認しましょう。駅からの距離や周辺環境の安全性は、写真や地図だけでは判断しづらいため、説明会の日に一緒に歩いてみることをおすすめします。
最後は子どもの気持ちを尊重
最後に重要なのは、「子ども自身がその学校で学びたいと思えるか」。娘も、説明会で訪れた学校の校舎を見て「ここに通いたい!」と目を輝かせたことがありました。子どもの感覚を信じることも、受験に向かう親として大切な視点だと思います。
まとめ
中学受験の説明会は、単なる学校案内ではなく、志望校選び・学習計画・家庭方針を固めるための第一歩です。低学年のうちに参加することで視野を広げ、学年が上がるごとに精査していく。説明会では、良い話ばかりにとらわれず、「校長先生の人柄」や「在校生の様子」にも注目しましょう。
そして、当日は服装やマナーにも気をつけ、質問や観察の準備をして臨むことで、得られる情報量は格段に増えます。オンラインや合同説明会も活用しながら、「わが家に合う学校」を見つけていきましょう。
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