早稲アカNN前期は受けるべき?校舎に断りを入れていたのに、一転参加を決断したきっかけとは?
新小6が始まり、通常授業も宿題も重くなってきたところに届くのが、早稲田アカデミーのNN前期の案内です。志望校がNN校であれば、3月のNNオープンを受け、保護者会で説明を聞き、「これは受けた方がよいのでは」と感じる家庭は多いと思います。志望校別の対策が早く始まることは魅力的ですし、同じ学校を目指す子たちの中で自分の位置がわかることにも価値があります。
一方で、NN前期を受けるということは、日曜日が埋まるということでもあります。5年生のときよりやることが増えている中で、さらに日曜講座が加わると、子どもへの負荷は確実に上がります。通常授業、校舎の宿題、模試の復習、弱点補強、市販問題集、家庭でやりたい勉強など、すでに時間が足りないと感じている家庭ほど、「本当にここでNN前期まで入れて大丈夫なのか」と迷うのではないでしょうか。
我が家もまさにそうでした。長女のとき、私は最初、NN前期に参加しないつもりで校舎にもそのように伝えていました。理由は単純で、負荷が大きすぎると考えたからです。ところがその後、NNオープンを受け、保護者会後にNN責任者の先生と直接やりとりする機会があり、その回答を聞いて考えが大きく変わりました。結果として、長女にはNN前期に参加してもらうことになります。



この記事では、早稲アカNN前期を受けるかどうか迷っている方に向けて、我が家が最初に参加しないと考えた理由、一転して参加を決めたきっかけ、そして後から振り返って見えた判断軸を整理します。大切なのは、NN前期を「全員が必ず受けるべきもの」と考えることではなく、志望校への本気度、現在の立ち位置、子どもの余力、家庭で支えられる範囲を合わせて見ることだと思っています。
早稲アカNN前期でまず迷うのは、負荷が一気に増えるからです
日曜日が埋まることで、家庭学習の置き場が大きく変わります
NN前期を受けるかどうかで最初に考えたいのは、やはり日曜日の使い方です。4月から7月のカレンダーを見ると、一見すると空いている日曜日があるように見えます。しかし実際には、組分けテスト、NNオープン、合不合判定テストなどが入り、そこにNN前期が加わると、日曜日はほぼ受験関連の予定で埋まっていきます。
それまで日曜日にやっていた予習、復習、校舎宿題、弱点補強、市販問題集などを、どこに移すのかを考えなければなりません。日曜が使えなくなるだけでなく、日曜に疲れて帰ってくるため、その日の夜にさらに重い勉強を入れるのも現実的にはかなり厳しいです。
NN前期の負荷は「授業時間そのもの」だけではなく、「これまで日曜日に置いていた学習をどこへ動かすか」という形で家庭全体に出てくると感じました。ここを見ずに受講を決めると、始まってから急に苦しくなりやすいと思います。
宿題がない前提でも、復習しなければ受けっぱなしになりやすいです
NN前期は、後期の本格的な志望校対策と比べると、「NN校の問題を体験する」という意味合いが強いと説明されるます。そのため、宿題がないか、あっても宿題負担が大きくないという見え方をするかもしれません。ただ、私はそこに少し注意が必要だと思っていました。
難しい問題を授業で扱ったとしても、ただ授業を受けただけで終わるなら、理解としては残りにくいです。特に最難関校を目指すようなNNでは、問題そのものがかなり重く、授業中に「なるほど」と思っても、家で解き直すと手が止まることがあります。そう考えると、宿題がないから軽いというより、復習をどこまで家庭でやるかによって負荷が大きく変わる講座だと感じます。
NN前期を本当に活かすなら、「受ける時間」だけでなく「復習する時間」までセットで考える必要があると思います。ここを取れない場合、受講した満足感だけが残り、実力につながりにくい可能性があります。
移動時間と体力消耗も、思っている以上に判断に影響します
NN前期は、普段通っている校舎ではなく、志望校別に指定された会場へ通うことが多くなります。近ければよいのですが、30分、1時間とかけて行き帰りする場合もあります。片道だけで見ると何とかなるように見えても、往復にするとかなりの時間です。
電車の中で暗記教材を見ればよいと考えることもできますが、実際には乗り換えがあったり、座れなかったり、周囲が気になったりして、思ったほど集中できないことも多いです。さらに、帰宅後には疲れが出ます。日曜にNNへ行って、帰ってきてから通常の学習をしっかり進めるというのは、子どもにとってかなり過酷です。
NN前期の判断では、授業の価値だけでなく「移動を含めた1日の消耗」を見ることが大切だと思います。特に体力面に不安がある場合や、平日の学習がすでに重い場合は、受講後の生活まで想像しておきたいところです。
最初に参加しないと考えた理由は、今振り返っても間違ってはいなかったと思います
我が家では最初、長女にNN前期へ参加しない方向で話をしました。日曜が埋まること、NN復習が重くなること、移動時間が完全な負担になること。これらを考えると、むしろ参加しない方がよいのではないかと判断したのです。長女にも説明し、本人も納得し、校舎にもそのように伝えました。
後から参加することになったので、結果だけ見ると「最初の判断は間違っていた」と見えるかもしれません。ただ、今振り返っても、負荷が大きくなるという見立て自体は間違っていませんでした。実際に参加してみても、やはり負荷は確実に上がりました。
NN前期は魅力的だから受ける、ではなく、負荷の大きさをきちんと見たうえで、それでも受ける意味があるかを考える講座だと思います。迷うこと自体は、ごく自然なことだと感じています。
NN責任者とのやりとりで、前期参加への考え方が変わりました
私が本当に知りたかったのは、後期NN1組の子たちの前期参加状況でした
NN前期に参加しないと決めていた我が家が、考えを変えるきっかけになったのは、第1回NNオープンの保護者会後に、NN責任者の先生に直接質問できたことでした。私が聞いたのは、「後期でNN1組にいる子たちは、例年、前期に参加しているのか」ということです。
この質問をした理由は、我が家の目標がはっきりしていたからです。長女には、志望校を単にチャレンジするのではなく、できるだけ安全に余裕をもって合格できる状態を目指してほしいと考えていました。3年間頑張ってきたのに本番体調不良で力を出せなかった・・というような状況、たとえ39度の高熱で頭が回らない状況であっても合格できてしまう。そのような受験を理想としていました。そのため、私の中では「NNに入ること」ではなく、「NN1組にいること」が重要な目標になっていました。
NN前期を受けるかどうかは、「NNに参加するか」ではなく、「自分の子がどの位置を目指すのか」とセットで考えた方がよいと感じています。基準を満たすことと、合格に近い位置にいることは同じではないからです。
NNは組によって合格率が大きく変わるという前提を忘れない方がよいです
NNに入れたから安心、という考え方は危険だと思います。早稲アカでは、NNオープンの成績順に組分けされます。そして、組によって合格率が異なることは、保護者会でも説明されます。もちろん具体的な数字はコースや年度によって変わると思いますが、上の組ほど合格率が高く、下の組ほど厳しくなるという傾向は自然です。
実際、長女の所属したNNでも、6年途中の保護者会で組ごとの合格率が紹介され、1組と2組の差は驚くほど大きいと感じました。下の方の組では、NNに在籍していても合格がかなり難しいこともあり得ます。基準を満たしてNNに通えること自体は大きな一歩ですが、それだけで合格が安泰になるわけではありません。
また、少し古いですが「中学受験の経済学」という元早稲アカの方の書籍で、どのNNかもどの年度かも不明なものの(推測はできますね)、以下のように1組・2組・3組・7組の合格率が記載されています。
たとえば早稲田アカデミーの志望校別授業に「何がなんでも (NN)』と名づけられたコースがあります。麻布・開成・駒場東邦といった御三家と呼ばれる中学などに合わせた特別授業が行われます。
ここでは 1組から順に偏差値によるクラス分けがされるのですが、問題は NNに籍を置いていさえすれば合格するという幻想です。これははっきり間違いです。NNにいても合格するのは上位クラスのみ。
手元の資料では、 たとえば最上位クラスの1組については、 その合格率が91%ですが、2組になると61%、3組だと56%、 ずっと下がって7組だと合格率はなんと7%です。平均すると全体の合格率は30%ほどとなります。NNにいても7割は不合格となるのです。
一般論として、成績順に組を決めていけば、組によって合格率が異なるのは容易に想像がつきます。
したがって、どのNNかで数字は変わると思いますが、「NN1組」だと合格率が極めて高く、「NN2組」では合格率が下がり、NN3組・・と続くにつれて、さらに合格率は下がっていって、下の方の組だと、NNに在籍していてもかなり難しいという予想ができます。
NN前期の判断では、「受講資格があるか」だけでなく、「どの組からスタートし、どの位置を維持したいのか」を見る必要があると思います。基準ギリギリで下の組に入る場合ほど、受講後に何をどう積み上げるかが重要になります。
後期NN1組の前期参加率が高いという話が、判断を大きく変えました
私の質問に対するNN責任者の先生の答えは、かなり印象的でした。後期でNN1組にいる子たちは、前期から参加している割合が極めて高く、1組に限っては前期も後期も顔ぶれが大きく変わりにくい、という趣旨の話でした。
これを聞いたとき、私はかなり驚きました。NN前期は負荷が大きいから避けようとしていたのですが、後期に高い合格率を出す層の子たちは、その負荷に怯まず、前期から志望校対策を始めているのだと感じたからです。もちろん、すべての家庭に同じことが当てはまるわけではありません。ただ、我が家が目指していた位置を考えると、この情報は非常に大きかったです。
高い目標を早めに決めること自体は悪いことではなく、その目標に見合う環境へ早めに入る意味もあると感じました。ただし、その分、日々の学習量が無理になっていないかは、必ず見なければならないと思います。
長女のNNオープン結果も、参加を決める材料になりました
NN責任者とのやりとりのあと、第1回NNオープンの結果が出ました。長女の成績は、NN前期に参加すればNN1組に入れると確信できるものでした。この結果も、参加を決める大きな材料になりました。
もし基準ギリギリで、下の組からのスタートだったら、また違う判断をしたかもしれません。もちろん、下の組だから受けない方がよいという話ではありません。ただ、受講の目的が「早めに志望校対策を始めること」なのか、「上位組を維持して後期につなげること」なのか、「まず環境に慣れること」なのかで、受け止め方は変わります。
NN前期は、受講資格が出たから自動的に受けるものではなく、今の成績と目指す位置を合わせて判断するものだと思います。我が家では、長女の結果と目標が一致したことで、参加する方向に大きく傾きました。
NN責任者とのやり取りを踏まえ、今後のことについてあれこれ考えてみました。
- 長女がNN前期に参加しない場合、NN1組に劣らず頑張り続けるだろうNN2組の子の追撃を、夏からでも振り切れるのか?
- NN前期程度の負荷で怯んでいて、より大変になるだろう6年後期はどうなるのだろう?
- 後期からはどの塾も志望校対策を始める中での貴重な前期からの対策を回避し、最終的なライバルとなるだろうサピ勢と余裕を持って戦えるようになるのか?
だんだんとNN前期の申し込み締切が近づく中、「後期『NN1組』のNN前期参加率は極めて高く、1組に限っては前期も後期もほぼ固定されてしまって顔ぶれがずっと変わらない」というNN責任者の言葉を思い返しながら、それまでに見かけていた「NN前期は意味がない」「NNは後期からで間に合う!」などの情報発信を振り返ってみました。
すると、どのような成績推移をたどった子のものなのか、よくわからないものばかりで、
- NN前期に参加せず、合格判定が50%で合格し、「NNは後期からでした!前期はいりません!」かもしれない・・
- NN前期に参加し、合格判定が50%で合格し、「NNは後期からでも良かったかもです!」かもしれない・・
でも、NN前期に参加せず、合格判定がずっと80%で合格し、「NNは後期から!」な人は、恐らくほぼいなかったのだと、そう判断することにしました。
ところで、中学受験の伴走をしていると、成績に悩む場面も少なくないのではないでしょうか。
成績の伸び悩みは、勉強量だけでなく「何を優先し、どう対策するか」で大きく変わります。
塾ごとにテストの名前は違いますが、「どのタイミングで何を対策するか」という考え方は多くの中学受験家庭に共通しています。
四谷大塚や早稲アカの組分けテストを例に、成績を上げるためのテスト対策の考え方をまとめた別記事の
「組分けテストで偏差値を上げたい家庭へ|対策の考え方と優先順位」
も参考になると思います。
\算数の復習、方法を間違えていませんか?/
「間違えたら解き直す」は当たり前。でも、どの問題をどう残し、どう回すかで結果は大きく変わります。
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すでに累計約200人の保護者が取り入れ、算数の復習を大きく進化させています。
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NN前期は何を得るための講座なのかを整理したいです
NN前期の授業数は?NN全体の構成は?
結局、長女にはNN前期に通ってもらいましたが、後期含めて通い終えた今振り返ってみると、NNの各教科の授業数は、記憶違いでなければ以下の通りでした。
- NN前期:6回
- NN夏期集中特訓:4回
- NN後期:8回
- NN正月特訓:2回
- NN1月(そっくりテストゼミ):1回(1/1)+4回
後期は、教科選択制でNN土曜講座も追加され、1月含めて15回ほどの回数となりますが、こちらはアウトプットを掲げるだけあってテスト形式とその解説ですので、日曜日の講座とは少し趣旨が異なっていますね。
土曜を含めると、回数で見たときのNN前期の割合は小さくなりますが、私はこのような内訳となっていることに気づいた時、「NN前期は日曜日だけでみると後期とほぼ変わらない回数で、前期と集中特訓を受けずに後期からだと、かなり授業数が少なくなっていた」のだなと感じましたね。
前期は「合格直結の完成講座」ではなく、志望校への入口だと考えました
NN前期をどう見るかで、受けるべきかどうかの印象はかなり変わります。私は、NN前期を「これを受ければ合格に近づく魔法の講座」とは考えていませんでした。むしろ、志望校の問題に早めに触れ、今の自分との差を知るための入口として見る方が自然だと思っています。
前期の段階では、まだ通常授業の学習も続いていますし、すべての過去問演習を本格化する時期でもありません。だから、NN前期だけで合格力が完成するわけではありません。ただ、志望校の問題の重さ、求められる処理力、記述や思考の方向性を早めに知ることには意味があります。
NN前期の価値は、「今の学力でどこまで通用するか」を早めに知り、後期までに何を埋めるかを見えるようにすることだと感じました。この目的で受けるなら、前期の授業はかなり意味を持ちやすいと思います。
早稲アカの方針は、NN校対策はNNで、併願校対策は校舎でという整理でした
早稲田アカデミーでは、NN校対策はNNで、併願校の対策は校舎で、という方針がかなり明確に示されていました。この整理は、受講を考える上で大事だと思います。つまり、NN前期は通常授業の代わりではなく、志望校別対策を早めに始めるための別軸の講座です。
そのため、NN前期に参加すると、校舎の学習が不要になるわけではありません。むしろ、通常授業、校舎課題、併願校に向けた基礎・応用の積み上げを続けたうえで、志望校対策が上乗せされるイメージです。ここを誤解すると、「NNを受けているから安心」となりやすいですが、実際にはやることが増える面もあります。
NN前期は「通常学習を軽くする講座」ではなく、「志望校対策を前倒しで上乗せする講座」だと考えると、負荷の見積もりを間違えにくいと思います。
外部生もいる環境だからこそ、立ち位置の確認にも意味があります
NNには、早稲田アカデミー生だけでなく、志望校によっては他塾から参加する外部生もいます。これは不安材料に見えることもありますが、私はむしろ、志望校を同じくする広い母集団の中で自分の位置を見られる機会でもあると感じました。
もちろん、外部生がいることで組分けの競争は厳しくなります。けれど、本番では早稲アカ生だけと戦うわけではありません。同じ学校を目指す子たちの中で、自分がどのあたりにいるのかを早めに知れることには価値があります。特に最上位を目指す場合、早稲アカの校舎内だけで判断するより、NNの中での立ち位置を見る方が現実に近いと感じました。
NN前期は、授業を受ける場であると同時に、「志望校を目指す集団の中での現在地」を見る場でもあると思います。この視点を持つと、受講の意味が少し変わって見えます。
ただし、前期から受ければ必ず有利になるとは考えない方がよいです
ここまでNN前期の価値を書いてきましたが、前期から受ければ必ず有利になる、とは思っていません。子どもの体力や現在の学習状況によっては、NN前期を入れることで通常学習が崩れてしまう可能性もあります。志望校対策を早く始めても、基礎部分が不安定になれば、結果的には遠回りになることもあると思います。
特に、通常授業の宿題や復習がすでに回っていない場合、NN前期の復習まで抱えると、親子ともにかなり苦しくなります。受講資格があることと、受講して伸びる状態にあることは、少し違います。
NN前期を受けるかどうかは、「早く始めるほどよい」ではなく、「今の学習を崩さずに上乗せできるか」で見る方が安全だと思います。ここを冷静に見ておくことが、後からの後悔を減らすと思います。
NN前期を受けるかどうかは、家庭ごとの条件で判断した方がよいです
受ける意味が大きいのは、志望校への本気度と現在地がかみ合っている場合です
NN前期が特に意味を持ちやすいのは、志望校がかなり明確で、その学校に向けて早めに対策を始める必要性を感じている場合だと思います。さらに、NNオープンの結果から見て、上位組を狙える、または少なくともそこを目指していく現実感があるなら、前期から環境に入る価値は大きくなります。
我が家の場合、長女の志望校への思いは強く、私自身も「最難関校を安全校に近づけるにはどうするか」を考え続けていました。その中で、NN前期の参加率やNN1組の固定感を知り、長女の成績もそれに見合う位置にあったため、参加する意味が大きいと判断しました。
NN前期は、「志望校が決まっている」「上位を目指したい」「現在の成績から見て挑む意味がある」という条件が重なるほど、受講の納得感が出やすいと思います。
慎重に見たいのは、通常学習がすでに崩れかけている場合です
一方で、NN前期を入れることでかえって苦しくなりやすいケースもあります。たとえば、通常授業の復習が追いついていない、模試の直しがほとんどできていない、平日の宿題で手一杯、睡眠時間が削られている、という状態です。この状態で日曜にNN前期を追加すると、学習全体がさらに散らかる可能性があります。
NN前期は魅力的ですが、基礎の積み上げや通常授業の定着を犠牲にしてまで入れるべきかは慎重に考えたいところです。特に小6前半は、まだ土台を固める時期でもあります。志望校別対策に気を取られすぎて、全体の学力が不安定になるのは避けたいです。
NN前期を受けるか迷ったら、「受けた場合に何を削るのか」まで具体的に考えることが大切だと思います。削るものが見えないまま追加すると、親子ともに余裕を失いやすいです。
後期からでよいという声は、どの位置の子の話かを見た方がよいです
NN前期について調べると、「前期はいらない」「後期からで十分」という声を見ることもあります。私も当時、そうした情報を見かけました。ただ、そこで気になったのは、その家庭の成績推移やNN内での位置がよくわからないことでした。
たとえば、NN前期に参加せず、合格判定50%で合格した家庭が「前期はいらなかった」と言っているのかもしれません。あるいは、NN前期に参加して合格判定50%で合格した家庭が「後期からでもよかったかも」と言っているのかもしれません。ただ、NN前期に参加せず、ずっと80%判定で安定して合格した子の話なのかどうかは、外からはわかりません。
体験談を見るときは、「受けたかどうか」だけでなく、「その子がどの位置から、どの結果にたどり着いたのか」まで考えて読む方が安全だと思います。我が家は、長女の目標と現在地を考え、前期から参加する方を選びました。
費用や時間の負担は、家庭の納得感とセットで考えたいです
NN前期は追加講座ですから、費用も時間もかかります。費用そのものだけでなく、日曜の移動、送迎、復習時間、家族の予定への影響まで含めると、家庭全体の負担は小さくありません。だからこそ、受講を決めるときには、「塾に勧められたから」ではなく、家庭として納得しているかが大切だと思います。
我が家の場合、負荷はかなり大きいとわかった上で、それでも長女の目標に照らすと参加する価値があると判断しました。もし目標が違っていたら、あるいは長女の状態が違っていたら、同じ判断にはならなかったかもしれません。
NN前期の費用対効果は、金額だけでなく「その負荷を受けてでも得たいものがあるか」で決まると感じています。家庭ごとに答えが違ってよい部分だと思います。
NNの基準点や組分けの見方をもう少し詳しく整理したい場合は、以下の記事も参考になると思います。受講資格があるかどうかだけでなく、どの位置を目指すのかを考える材料になります。
早稲田アカデミー「NN志望校別コースの基準」を完全解説:基準点・判定の仕組みと合格率が上がるクラス戦略
https://chugakujuken-zero-ouen.pal-fp.com/practice-exam/waseda-academy-nn-kijun-complete-guide/
NNを受講し始めたあとに、何を見て判断すればよいかは別の記事でも整理しています。外の評判ではなく、NN内での順位や組をどう見ればよいかを考えたい方に向いています。
早稲田アカデミーのNNを受講する上で重視すべきたった1つのこととは?
https://chugakujuken-zero-ouen.pal-fp.com/shiboukoutaisaku/waseaka-nn/
まとめ
早稲アカNN前期を受けるかどうかは、単純に「受けるべき」「受けなくてもよい」と分けられるものではないと思います。我が家では、最初は負荷が大きすぎると考え、校舎にも参加しないと伝えていました。日曜が埋まり、復習が必要になり、移動時間もかかることを考えれば、その判断には十分な理由がありました。
それでも最終的に参加を決めたのは、NN責任者の先生とのやりとりで、後期NN1組の子たちの前期参加状況を知ったこと、そして長女がNN1組を狙える位置にいたことが大きかったです。NNに入れること自体ではなく、どの組で、どの位置を維持するのかが合格可能性に大きく関わると感じたからです。
早めに志望校を決め、NN前期を目標にすること自体は良いことだと思います。ただし、その目標が高いほど、日々の学習に無理が出ていないか、通常授業や基礎固めが崩れていないかは確認が必要です。NN前期は、受ければ自動的に合格へ近づくものではなく、受けたあとに復習し、立ち位置を見て、通常学習とのバランスを取り続ける必要があります。
もし今迷っているなら、「受講資格があるか」だけでなく、「何のために受けるのか」「受けた場合に何を削るのか」「今の子どもの位置と目標はかみ合っているのか」を親子で整理してみるとよいと思います。NN前期は、参加するかどうかそのものより、参加した場合にその環境をどう使うかまで考えて決めることが大切だと感じています。
\NN受講中の「迷い」、そのままにしていませんか?/
「このままで本当に大丈夫なのか」「サピックスの方が有利なのではないか」「外部生や合格実績の話が気になってしまう」――。
NNを受講していると、多くの家庭がこうした不安に振り回されます。
ですが、本当に見るべきものは多くありません。判断軸を間違えると、努力しているのに順位が伸びない状態に陥ります。
今回のnoteでは、約3万文字にわたって、NN受講中に迷わないための考え方と、順位を伸ばすための具体策を整理しました。
わが家の実体験も踏まえつつ、約3か月かけて本気でまとめた渾身の記事です。
NNで何を見て、何を気にしなくていいのか。迷いを減らし、やるべきことだけに集中したい方は、ぜひご覧ください。
Twitterで娘への日々の小さなサポートを紹介しています。
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