算数の成績を伸ばす復習法|授業後の見直しと整理方法

2025年6月3日算数

子供の学習(算数)

中学受験算数で成績を伸ばすためには、授業を受けるだけでは不十分です。授業後の復習をいかに効率的に行うかが、実力を定着させる鍵となります。

ここでは、効果的な復習法やノート整理の方法について詳しく解説していきます。


復習の重要性を理解しよう

算数の成績を伸ばすためには、授業内容を確実に自分のものにする復習が欠かせません。授業で理解したつもりでも、実際に問題を解いてみるとできなかったり、時間がかかりすぎたりすることはよくあります。これは、単に理解するだけでなく、その内容を定着させていないことが原因です。

授業後の復習は、次の3つのステップで行うと効果的です。

  • 理解を確認する:授業中に習った内容を自分で再現できるかどうかを確認する。特に公式や解法の流れを説明できるかどうかがポイントです。
  • 問題演習をする:似たような問題を繰り返し解くことで、理解を定着させる。間違えた問題を中心に復習することが重要です。
  • ノート整理をする:授業で学んだ内容を自分なりに整理し直し、復習用ノートとしてまとめる。後で見返しやすい形にしておくことが大切です。

特に重要なのは、「授業を受けた当日中に復習を行うこと」です。記憶は時間とともに薄れていくため、できるだけ早く復習することで定着率を高めることができます。授業の翌日や数日後に復習するよりも、当日に確認することで理解が深まりやすくなります。


授業後にすぐ取り組むべき見直しのポイント

授業後の見直しは、授業を受けた当日中に行うのが理想です。ここでは、具体的な見直し方法を紹介します。

授業内容の再確認

授業で習った内容を、自分の言葉で説明できるか確認しましょう。公式や解法をただ暗記するのではなく、「なぜそうなるのか?」をしっかり理解することが重要です。

例えば、割合の問題であれば、「全体を100%としたときに、その何割かを求めるにはどうするか?」といった考え方の本質を理解するようにしましょう。理解が不十分であれば、教科書や参考書を見直したり、解説動画を視聴するのも効果的です。

また、図や表を使って理解を深めることも効果的です。特に図形問題や場合の数の問題などは、図を書いて考えを整理することで解法の理解が進みやすくなります。

ミスの分析と対策

間違えた問題をただ解き直すだけでは効果が薄いです。なぜ間違えたのかを分析することが大切です

  • 計算ミス:数字の書き間違いや見落としが原因であることが多いです。丁寧に書く習慣をつけることが重要です。特に、途中式を省略せずに書くことでミスを防げます。
  • 理解不足:解法自体を理解できていない場合、もう一度解説を読み直したり、簡単な例題を解いて確認することが必要です。類題を繰り返し解くことで、本当の理解が得られることも多いです。
  • 問題の読み間違い:特に文章題では、問題文をしっかり読み取れていないことが原因になることが多いです。問題を読みながら、条件をメモする習慣をつけましょう。

間違えた問題は、ノートに「間違えた理由」「正しい解法」「次回の対策」を記載して整理しましょう。この記録を後で見返すことで、同じ間違いを繰り返さないようにできます。特に苦手な単元に関しては、定期的に見直しを行うことで克服につなげましょう。

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効果的な授業ノート整理方法

ノート整理は、ただ授業内容を書き写すだけでは意味がありません。自分が理解しやすい形にまとめることが重要です

授業ノート整理のポイント
  • 見出しをつける:各単元や問題のテーマごとに見出しをつけることで、後から見返しやすくなります。
  • 色分けを活用する:重要なポイントやミスしやすい箇所を色分けすることで視覚的に整理できます。特に赤や青を使い分けると効果的です。
  • 先生のコメントをセットで記載する:先生が黒板やホワイトボードに書いたものだけ写すと、後で見返したときにわからないかもしれません。書いたものを補完するコメントも書いていくよう、子どもには伝えるのが良いかと思います。

ノートを見返したときに、自分で理解できるかどうかが最も大切です。そのためには、単に問題の解き方を書き残すだけでなく、ポイントや自分なりの解説を加えて整理することが有効です。


まとめ

算数の成績を伸ばすためには、授業後の復習をしっかりと行うことが欠かせません。授業内容をその日のうちに見直し、自分なりに整理することで定着率を高めることができます。

また、間違えた問題を分析し、その原因を突き止めてから再度挑戦することで、弱点を克服することができます。自分に合った復習方法を見つけ、コツコツと続けることが成績向上への近道です

お子さんのペースに合わせながら、焦らずに取り組んでいきましょう。

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2025年6月3日算数

Posted by ぜろパパ