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過去問は何年分必要?志望校別の決め方

家庭学習

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過去問を始めようとすると、必ずぶつかるのが「何年分やればいいの?」問題だと思います。

少ないと不安。でも多すぎると、解きっぱなしになったり、直しが回らなくなったり、他の勉強にしわ寄せがきたり…。この迷いがあるだけで、着手が遅れてしまうこともあります。

わが家も、長女のときは夏休みの最終週から過去問を開始しました。夏休みが終わると土日が志望校別コースで埋まりやすく、平日に1〜2教科進めるのがやっと。たまに隙間で4教科通しができたこともありましたが数回程度で、「なるべく過去問は通しで行う」は現実的に無理だな…と割り切りました。

そうなると、年数はますます悩ましいです。まとまった時間が取りづらい中で、たくさんやるほど良いのか。逆に、厳選しすぎて大丈夫なのか。

中学受験の疑問や悩み

 

「第一志望の過去問は何年分やれば安心できますか?」
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「併願校の過去問は第一志望と同じ年数が必要ですか?」
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「過去問を増やしているのに点が伸びないとき、年数以外に見直す点はありますか?」

この記事では、「何年分が正解」と断言するのではなく、家庭の状況に合わせて年数を決めるための考え方を整理します。読み終わったときに、第一志望と併願校それぞれで「うちの現実」に合う年数が決められるようにまとめます。

まず「何年分」を決める前に整理したい4つの基準

①志望校の「クセ」が強いほど、年数は多めのほうが安心

学校によって、問題のクセはかなり違います。文章が長い、資料が多い、途中式の書き方が点に影響する、時間配分がシビアなど、形式が独特な学校ほど、慣れるまでに回数が必要だと感じました。

ここで注意したいのは、「似た問題が出るから」ではなく、「要求される姿勢」に慣れるために回数が必要だということです。読む量、考えるスピード、記述の粒度、答案の書き方。そういう「受験当日の動き方」を体に入れるイメージです。

②「直しが回る回数」が、その家庭の上限になる

過去問は、解く回数よりも直しで伸びることが多いと感じます。特に算数は、解答を見て納得するだけでは残りにくく、どこで読み違えたのか、なぜその式を選ばなかったのか、次は何をメモして解くのか…まで落とし込まないと点になりにくいです。

でも現実には、解く回数を増やすほど直しが追いつかなくなります。すると「年数をこなした」という満足感だけが残って、点は伸びない…という悲しい状態になりがちです。

年数は「直しが回る量」に合わせて決める。これが、わが家ではいちばん現実的な基準になりました。

③複数回入試がある学校は「何年分」より「何回分」で考える

学校によっては、同じ年度でも複数回入試があります。午前・午後、日程違い、方式違いなどです。

この場合、「3年分やった」と言っても、実際は6回分やっていることもあります。逆に「5年分」と言っても、入試が1回しかなければ5回分です。

わが家も、第2志望は6回分、第3志望は5回分取り組みました(年度で見ると3年分ほどです)。「年数」にこだわりすぎると、実際の演習量が見えにくくなるので、学校によっては「回数」で把握したほうが迷いが減りました。

④塾教材を続けるなら「過去問だけ」に寄せすぎない

過去問の年数を増やすほど、塾の教材や復習の時間は削られます。わが家は志望校対策以外にも塾の教材で網羅的な学習を続けていたので、過去問だけで対策するのは難しいと感じました。

だから、年数を決めるときは「過去問を増やす」だけでなく、その分どこを削るのかもセットで考えるようにしました。ここを曖昧にすると、全部が中途半端になって、本人も親も苦しくなります。

目安としての年数は「第一志望」と「併願」で分けると決めやすい

第一志望は「5年分」を基準に、必要なら増やす

塾によって推奨はありますが、わが家の長女が通っていた早稲田アカデミーでは、第一志望は5年分を推奨していました。理由としては、古い年度はテキストですでに扱われていることがある、直近より簡単に感じる年度も少なくない、という話だったのを覚えています。

この「5年分」は、ひとつの現実的な基準だと思います。理由はシンプルで、直近の傾向をつかみやすく、直しも回しやすい範囲になりやすいからです。

ただ、ここで終わりにするか増やすかは、家庭の目的で変わります。

「10年分」やったのは、実力というより自信のため

わが家の場合、それでも第一志望は10年分取り組んでもらいました。理由は、なるべく多くの経験を積んでほしいという気持ちと、もうひとつは「他の人よりこの学校の問題をたくさん解いている」と自信を持ってほしかったからです。

ここは賛否が分かれると思います。直しが回らないなら、10年分はおすすめしません。でも、直しまで回せる見通しがあり、本人の不安が強いタイプなら、「自信を作る」ために年数を増やすのは一つの手だと感じました。

年数を増やす目的が「学力」なのか「安心」なのかを分けて考えると、判断しやすくなります。

併願校は「3〜5回分」を最低ラインにして、優先順位をつける

併願校は、すべてを第一志望と同じ熱量で回すのは難しいです。時間が足りなくなります。

わが家では、併願校は「この学校で落としたくないミスは何か」を先に決めて、回数を調整しました。例えば、国語の文章量に慣れるのか、算数の大問構成に慣れるのか、理社の出題分野を確認するのか。目的がはっきりすると、3〜5回分でも意味のある演習になります。

逆に、目的が曖昧なまま年数だけ増やすと、第一志望の直しが薄くなって本末転倒になりやすいです。

「古い年度」をやるかは、学校の変化があるかで判断する

古い年度をどこまで遡るかは悩みます。ここで大事だと思うのは、古い=無意味、と決めつけないことです。

ただ、学校によっては入試の形式が変わったり、記述量が増えたり、算数の難度が上がったりします。そういう変化があるなら、直近を厚くしたほうが効率は上がります。

「学校の変化が少ない→古い年度も練習になる」「変化が大きい→直近を厚く」という整理をしておくと、10年前をやるべきかで揉めにくいと思います。

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年数より効く「過去問の回し方」3つのコツ

①初回は「実力測定」にしないで、目的を小さくする

過去問の初回で、いきなり第一志望をやって意気消沈する…という話はよく聞きますし、わが家もそれが怖かったです。だから長女のときは、まず手応えを確認するために、第2志望・第3志望の過去問から開始しました。

このやり方の良さは、点数よりも「何が起きるか」を見られることです。時間が足りないのか、条件を読み落とすのか、国語の記述が書けないのか。最初の1回は「分析の材料集め」にしたほうが、後が安定すると感じました。

②「直しの型」を決めると、少ない年数でも伸びる

直しが回らない原因は、頭の良し悪しより、手順が決まっていないことが多いと思います。家庭学習では特に。

わが家は、算数なら「ミスの種類(読み落とし/方針ミス/計算ミス)」「次回の対策(メモする/図を書く/見直しポイント)」を必ず書く、国語なら「根拠の場所」を明記する、理社なら「知らなかった語句を一枚にまとめる」など、直しの型を固定しました。

型があると、年数を増やすより先に、同じ回数でも質が上がります。逆に型がないと、年数を増やしても伸びが鈍くなります。

③通しでできないなら、分割運用で「崩れない仕組み」にする

「過去問は4科通しで」と言われることもありますが、土日が塾で埋まりやすい時期は、現実的に厳しい家庭も多いと思います。わが家もそうでした。

平日に1〜2教科ずつ進める形でも、直しが回るなら十分意味があります。大事なのは、通しにこだわって止まるより、分割でも回り続けることだと思います。

印刷形式を工夫して(A4・A3・B4など)、冊子型とプリントを使い分けると、分割運用がやりやすくなります。わが家は本番形式を意識して紙のサイズまでできるだけ再現しました。

時間が足りないときの「最低限の年数」の決め方

残り期間が短いほど「第一志望に厚く、併願は目的を絞る」

秋以降など時間が短いときは、「全部同じようにやる」は破綻しやすいです。過去問は特に、直しの時間が必要なので、増やしすぎると崩れます。

この場合は、第一志望だけは最低でも数回分(できれば5回分前後)確保し、併願は「確認したいこと」に絞って回数を減らすのが現実的だと思います。

「全部を薄く」より「必要なところを厚く」のほうが、結果的に点につながりやすいと感じました。

「最低何年分?」の答えは、点数より「ミスの種類」で変わる

同じ点数でも、ミスの中身が違うと必要な回数は変わります。

  • 読み落としが多い→演習回数を増やして慣れを作る
  • 単元の穴が多い→年数より先に穴埋めを優先する
  • 時間が足りない→本番形式での練習回数を増やす

「点が低いから年数を増やす」ではなく、「ミスの種類に合わせて回数を決める」と、無駄が減ります。

過去問を増やせないときは「直近を二周」のほうが効くことがある

年度数が増やせないとき、焦って古い年度を探したくなることがあります。でも、直しが追いついていないなら、直近を二周するほうが伸びるケースもあると思います。

二周目で「同じミスをしない」だけでも点は上がりやすいですし、本人の安心感にもつながります。わが家も、年数を追うより「直しの質」を上げたほうが手応えが出た場面がありました。

過去問の回し方(直しの型、親の関わり方、科目ごとの進め方)をもう少し体系的に整理した記事があります。年数を増やすほど「回し方」の差が出やすいので、方針づくりに使えると思います。

中学受験の過去問やり方完全ガイド|効果的に進めるための親の工夫と注意点
https://chugakujuken-zero-ouen.pal-fp.com/shiboukoutaisaku/chugakujuken-kakomon-yarikata/

また、「いつから始めるか」「時期別に何を優先するか」で迷っている場合は、こちらの記事が合わせて読みやすいです。年数の悩みは、開始時期が曖昧なほど大きくなりがちでした。

中学受験の過去問はいつから?失敗しない始め方と学年別スケジュール
https://chugakujuken-zero-ouen.pal-fp.com/shiboukoutaisaku/kakomon-itsukara/

まとめ

過去問は何年分やればいいかは、「この年数が正解」と言い切れるものではなく、学校のクセ、直しが回る量、複数回入試の有無、塾教材との両立で変わると感じました。

目安としては、第一志望は5年分を基準に、直しまで回せるなら増やす。併願は3〜5回分を最低ラインに、目的を絞って回す。古い年度を遡るかは、学校の変化があるかで判断する。この整理をしておくと、迷いが減ります。

わが家は第一志望を10年分解いてもらいましたが、それは学力だけでなく「自信を持ってほしい」という目的も大きかったです。年数を増やす目的を、学力なのか安心なのかで分けて考えると、家庭ごとの納得解が作りやすいと思います。

もし今悩んでいるなら、まずは1回分だけ解いて、点数よりミスの種類を見てみる。そこから必要な回数を決める。そんな順番が、結局いちばん遠回りにならない気がしています。

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Posted by ぜろパパ