算数(小4下第12回):ここぞとばかりに頼れる親を見せつけられる消去算
先日、小学生新聞を読んでいて、「障害」という表現に目が止まりました。「あれ、たしか、この表現は使わないようになったのでは?」と思ったためでした。
学校ではたぶんこの漢字でならったものの、大学生院生くらいのときに医師の世界が舞台となっている「医龍」という漫画で「障碍」となったことを知り、今は「障がい」の表記になっていると思っていました。
調べてみると、法律、自治体、企業によってことなるようですが、少なくとも大手新聞社は「障害」のようです。私の知識はかなり断片的だったようです。
ついでなので、それぞれの漢字を使用することにしている背景なども確認し、娘にも、学校で習うことが全てではなさそうなことを伝えました。
そんな中、娘が早稲アカで算数の後期第12回の授業を受けましたので、いつもどおり応援します。
概要
早稲田アカデミーでの、算数、予習シリーズ後期第12回は「一方にそろえて解く問題」でした。
いわゆる消去算ですね。例題と類題は4つずつで、加減法が2問と、代入法、3量以上の消去算、を扱っています。
中学受験では基本的には「方程式=悪」と考えられていると思いますが、私は寛容です。王道な算数の解き方のほうが早いことが多いことには注意する必要がありますが、解法の一つとして知っておいて損はないと思っています。
というか、娘が通っている校舎の授業でも普通に方程式用語(移項、連立方程式、不定方程式などなど)を使っているようです。珍しいのかもしれませんが、塾でも方程式を寛容と思っている印象を持っています。
そんな方程式ですが、「中学受験の経験無く、一切、算数がわからない!教えられない!」という親御さんでも、中学の数学で勉強した方程式は覚えている方がほとんどではないでしょうか。
中学受験に関する書籍を読んでいて、そこに父親が出てくるとき、大体、叩かれる目に会いますね。一つはエクセルで厳重管理、もう一つが方程式を使って混乱させるというものですね。
でも、今回の消去算は好きなだけ方程式を使うことができます。お子さんの演習問題集や最難関問題集を手にとって、1~2問解いてみるのはいかがでしょうか。でも、必ずしも、子供に教えるためではありません。
パッと見、簡単そうに見える問題でも、意外と正解するの、難しいですよ。多くの方にとって、20年とか30年ぶりの計算になるのではないでしょうか。消去算は計算の工程が多いため、最後まで気が抜けません。途中、どこか1か所でも間違えれば終了です。
きっと、お子さまが日頃、ミスをしたくてミスをするわけではないことがわかると思います。大人でもミスをするものだということが実感でき、きっと、子供に寄り添うことができると思います。
内容については、加減法も代入法もおなじみの方程式の解き方ですね。
3量以上の消去算は、知らなかったり忘れていると面食らうかもしれません。消去算をみたら、いきなり「加減法!」「代入法!」ではなく、式を立ててみて、それぞれの式を見渡す必要がありますね。
娘の学習
予シリ:今回も予シリの問題には触れませんでした。練習問題は予習シリーズと演習問題集の両方にありますが、どちらかでいいかなと思った場合、私は演習問題集の練習問題を解いてもらうようにしています。どちらでもいいと思うので明確な理由があるわけではなく、なんとなくです。なお、多めに解いてほしい時は両方の練習問題を頑張ってもらうこともあります。
演習問題集:我が家のスタンダード、練習問題、トレーニング、実戦演習を全部解いてもらいました。娘には毎日1問、連立方程式の問題を解いてもらっていますが、普通にミスもよく起きていること、そして、文章題は解いていないことから、それほどアドバンテージはないと思いました。
総じてよくできていて、ミスもなく、1問2~3分で解いているので文章題であることを考えるとスムーズに解けていると思いました。が、一方で、毎日の上記計算練習を適当にやっている疑惑が。。。実践演習でかなり時間がかかってしまった問題が1問あったので、こういうのは解けていても理解できていないとみなして復習ノート行きです。組分けテスト前に解いてもらう予定です。
最難関問題集、プリント:最難関問題集、プリントは全部解きました。これらも良くできていましたが、20分かかった問題もありました。こういうの、判断に困りますよね。すぐに解説を見ると思考力が育たないと言われてしまいますし、じゃあ何十分もかけるのが正しいのかというと、そうでもないわけです。
解法を知っていれば5分で解けるのに、知らないせいで、30分、思考力とやらを使って苦労して解くのが良いとも思えません。特に図形問題ですね。多くの場合、私「もう諦めようよ」、娘「ヤダ!」となりますが、最近は少しずつわかってくれてきています。私は、勉強には「質」も「量」もどちらも重要と思っていますが、ここでの「量」とは時間ではなく、問題数だと思っています。
しかしながら、一方で、娘は1問を20分くらいかけて本当に解ききることも多く、小さな小さな成功体験としてとても価値があるとも思っています。少し考えてわからなければ解説を見たほうが良いとは算数の先生にも言われていますが、娘の意思も尊重したいなとも思っています。
油断して間違えた問題、問題の内容に対して時間がかかり過ぎと思った問題については、復習ノートをつくって後日やりなおします。復習ノートの比較や作り方は、以下のページで説明しています。
組分けテストの目標偏差値ごとの学習
偏差値50を目指すには
偏差値50を目指すには、演習問題集の基本問題やトレーニングで出てくるような、比較的易しめの問題を解けるようになりたいです。この偏差値帯ですと、文章から式を組み立てること、式を組み立てたあとに正解までミス無くたどり着くこと、の両方が壁となるかもしれません。
文章を読んで理解した気に成るのではなく、国語の読解のように、式に使う数字やモノの名前(みかんとか、ノートとか)には、きちんと線を引きたいですね。そして、たとえ時間がプラスでかかったとしても、1つずつ丁寧に計算していくことが重要ではないかと思います。例えば、移項と暗算による計算を同時に行うのではなく、移項した式を書いてから、改めて計算するというイメージです。
偏差値60を目指すには
いつもどおり、予習シリーズと演習問題集の練習問題をテンポよくスムーズに答えられるようになりたいですし、実戦演習もそれほど大きな難易度さはないので、余裕を持って解けると安心ですね。すばやく解けるようにして、テストで時間を稼げるようにすると楽になります。
未知の数が2つから3つ以上に増えても、複雑にはなりますがやることは同じです。式を立てた後いきなり計算し始めずに、まずは一呼吸し、式を俯瞰して見て、攻め方を考えられると良いですね。
偏差値70を目指すには
最難関問題集では、未知数が4つになったり、そもそも文章が長くて面倒そうな問題が並んでいますね。とはいえ、所詮消去算ですので、丁寧に式を立てていけば問題ないですね。でも、式を並べるより、表を作ったほうが良さそうな問題もありました。娘がたとえ正解していても、解き方の例として参考になりそうな場合には、それを教えるようにしています。
とにかく、好成績をとるためにはとにかくミスなしを目指したいところです。100問中1問たりともミスしないためにどうすればいいのか、親が子供に働きかける必要がありますね。
テスト結果
算数の4年生後期カリキュラムテスト第11-12回はステキ成績でした。ちょっと演習不足な感がありましたが、杞憂に終わり、まったく問題ありませんでした。
*主観的な評価です。ステキ成績:点数か順位か偏差値が良いか、前回と比べて上がったなど、私と妻と娘で喜んだ成績です。むむむ成績:もう少し頑張れた気がするものの、きちんと復習することで挽回できそうな成績です。たいへん成績:一通り復習する程度では挽回できなそうな、苦手認定と本格的な対応が必要な予感のする成績です。国語の4年生後期カリキュラムテスト第11-12回はステキ成績でした。カリキュラムテスト第6-7回、全国統一小学生テスト、カリキュラムテスト第8-9回、組分けテスト第10回、そして、今回と調子がよいですので、もうまぐれではなさそうです。とはいえ、それで安心したらそうでもなかったのが前期ですので、過信はしません。あと、漢字は要反省です。普段、トメ・ハネ、ハライくらいでしか間違えないのですが、今回は普通にいくつか落としてしまっていました。
4科の4年生後期カリキュラムテスト第11-12回はステキ成績でした。今回もバランス良く点数を取ることができたように思います。
参考になるブログがたくさんあります!応援よろしくお願いします!
⇨ 中学受験を目指すブログへ
⇨ 2024年受験の参考になるブログへ
⇨ 早稲アカ仲間のブログへ
カテゴリーごとのリンク
以下のリンクから「子供の学習-算数(4年生)」カテゴリの他の記事を探せます。