偏差値より校風!中学受験で失敗しない学校の選び方とは?自由な校風が子どもを伸ばす理由
中学受験というと、どうしても「偏差値」で学校を見がちです。でも、偏差値が高ければその子に合う学校かといえば、必ずしもそうではないと私は思います。その子にとって「のびのび過ごせる環境かどうか」の方が、長い目で見てずっと大切な気がします。
私の場合も、よくあるパターンと思いますが、最初は偏差値から学校を見ていたのですが、説明会や文化祭に足を運ぶうちに、考え方が変わっていきました。「学校に通って生活する」という視点が抜けていたんだな、と気づかされました。



今回は、同じように悩んでいる方のために、「校風」を大切にする学校選びの視点について、私なりの体験も交えてまとめてみます。
「自由な校風」が子どもを伸ばす理由とは?
自主性を育てる環境がある
自由な校風というのは、「好きなようにやっていい」ではなく、自分で考えて動く力を育てる場だと感じます。制服がなかったり、行事を生徒が運営していたりする学校も多いようです。
「指示待ち」から抜け出せる
子どもが主体的に動ける環境があると、自然と「次に何をすればいいか」を考えるようになります。与えられるだけでなく、自分でつかみにいく姿勢が育つ点が魅力的だと思います。考えるまでもなく、これらは社会に出てからとても大事になる要素です。
内向的な子が変わることも
もともと控えめな性格な子どもでも、自由な雰囲気の学校でいろいろな友人や先生と関わるうちに、自分の考えを発信するようになり、目に見えて成長したという話を見聞きすることが少なくありません。人に意見をいうからこそ、人の意見も真剣に聞けるという側面もあると思います。そして、これも社会人にとって必須なスキルだと考えています。
偏差値よりも「学校の雰囲気」で選ぶべき理由
偏差値はあくまで「学力の目安」
偏差値は大切な情報ですが、それだけで学校を決めてしまうと、学校生活の本質が見えなくなることがあると思います。特に、子どもの性格と合わない学校だと、せっかく入っても苦しくなってしまうかもしれません。いわゆる難関校だと、中学生になってすぐに塾通いが始まることも珍しくありません。
雰囲気が合えば毎日が楽しい
校風が合っていれば、子どもはのびのびと生活できます。安心できる環境の中でこそ、学びにも集中できると思います。学校で笑顔が多いか、子どもがリラックスしているかを観察するのも大切です。
「合ってるかも」という直感が決め手に
正直なところ、子どもを説明会に連れて行っても、小難しい話ばかりでつまらなかったようでした。でも、文化祭に行ったとき、「この学校いいかも」と子どもが言ったんです。そのときのキラキラした表情を見て、「ここなのかも」と思いました。
「説明会」や「文化祭」で見える学校の本音
パンフレットより現場の雰囲気
パンフレットや公式サイトだけでは、学校の本当の雰囲気までは分からないことが多いと思います。説明会や文化祭に足を運ぶと、学校の空気感を肌で感じられます。
生徒の様子をよく見る
文化祭や案内係で出てくる生徒たちの様子を見ると、その学校で過ごす中でどんな力が育っているのかが見えてくると思います。生き生きしているか、礼儀正しいか、自信を持っているかなどがポイントです。
教員の話し方にも注目
説明会での先生の話し方や内容にも注目しています。管理型か、自由を尊重するか、子どもを信じて任せているかなど、学校の教育姿勢がにじみ出ているように思います。
1つだけ注意点
説明会でも文化祭でも、先生や生徒たちは外向きの話や姿を見せているかもしれません。とはいえ、その外向きの話や姿も、学校間で異なっていることはわかるので、少なからず何かを感じ取ることはできるものです。
「親の考え」と「子どもの気持ち」を一致させるには
子どもが納得することが大前提
どれだけ親が良い学校だと思っても、子ども自身が「行きたい」と思えないと、学校生活がつらくなりますし、中学受験の勉強のモチベーションもなかなか上がりません。一緒に見学に行き、感じたことを話し合う時間が大事だと思います。
「親の願い」を押し付けない
つい、「ここに行ってほしい」と思ってしまうこともありますよね。でも、中高一貫の6年間を過ごすのは子どもです。親の価値観だけで決めると、後悔することもあると思います。親の考えを押し付けるのではなく、わかってもらう努力も必要ということと思います。
私の場合は、話し合いを何度も重ねました
候補をいくつか挙げて、毎週末に説明会や文化祭に出かけました。そのたびに「どう思った?」と話していくうちに、子どもの意見がどんどん具体的になっていきました。
まとめ
「偏差値が高い=良い学校」とは限らない。子どもに合った校風を選ぶことが、中学受験の成功につながると私は思います。説明会や文化祭に実際に足を運び、親子で感想を話し合いながら、「ここで過ごしたい」と思える学校を見つけていけたら良いですね。子どもの個性や価値観を大切にすることが、受験における本当の成功につながるのではないかと感じています。
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