中学受験の模試はどれを受けるべき?学年別・目的別「おすすめ模試」を徹底解説!

模試

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中学受験を考え始めると、「模試って、どれを受けたらいいの?」と迷う場面が出てきますよね。私も娘の受験準備を進める中で、模試の種類の多さに最初は戸惑いました。学年や目的によって適した模試は異なるので、ただ有名な模試を受けるだけでは不十分かもしれません。

中学受験の疑問や悩み

 

「どの模試を受ければ今の学力が正確にわかるのでしょうか?」
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「模試によって難易度や内容に違いはあるのでしょうか?」
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「サピックス生は他の模試も受けるべきなのでしょうか?」

この記事では、学年別・目的別におすすめの模試を比較しながら、選び方のポイントを解説します。塾に通っているかどうかに関係なく、模試はお子さんの立ち位置や課題を把握する重要なツール。ご家庭の状況に合った模試選びのヒントになれば嬉しいです。


低学年(小1、小2、小3)におすすめの模試と選び方

全国統一小学生テスト(四谷大塚)

低学年で圧倒的な受験者数を誇る模試といえば、やはり「全国統一小学生テスト」です。全国規模での順位や偏差値が出るため、現時点での実力を把握しやすいのが特徴です。娘も低学年からこの模試を受け、いつも緊張していましたが、結果を見て「もっと頑張る!」と意欲を高めるきっかけになりました。

また、このテストは高学年でも行われています。長女の場合は小3から頭角を現し始め、高学年になってからも何度も決勝進出・成績優秀者に選ばれ、中学受験生活を通じて娘の大きな自信につながるテストとなりました。

日能研 全国テスト

日能研の全国テストは、問題が比較的やさしめで受けやすく、初めての模試にぴったりです。保護者向けのフィードバックも充実しており、「苦手な単元の分析資料」ももらえました。記述式が比較的多めとなっていますが、本当に自由な記述問題が多く、採点も厳しくないので自信がつきやすいテストになっています

早稲田アカデミー チャレンジテスト

「チャレンジテスト」は難易度が高めで応用力が試される内容となっています。算数好きな子、ハイレベル校を視野に入れているご家庭には特におすすめです。成績優秀者には特待制度の案内があることも、参加する動機づけになると思います。


高学年(小4、小5、小6)の塾別・目的別おすすめ模試

サピックスオープン(難関校志望者向け)

娘が小5のときに初めて受けたサピックスオープンでは、問題の質・量ともに本番レベルで、本人も親も衝撃を受けました。ただ、難しいことはわかっていたので、その結果には自信を持つことになりました。

他塾生でも外部受験が可能なので、特に学力に自身がある子やその保護者にはいつでもつきまとう「サピックスの中ではどのくらいの立ち位置なのだろう?」にヒントを与える貴重な模試となり、塾の枠を越えて参加する子も多い印象です。なお、小6後期の「学校別サピックスオープン」は圧倒的実績を誇るサピックス生のほぼ全てが受けることから精度の高い判定が得られるため、難関校を目指すならどの塾生でも避けては通れません

志望校判定テスト・合不合判定テスト(四谷大塚)

四谷大塚では、4年生、5年生の「志望校判定テスト」や、6年生の「合不合判定テスト」が本番に向けた実戦的模試として位置づけられています。全国レベルでの立ち位置確認に最適で、データ量の多さも信頼できるポイント

特に四谷系のカリキュラムに沿って学んでいる子には欠かせないとされますが、私の場合、志望校判定テストは4年生のときも5年生のときも、「まだ判定とかいらないのでは・・」と思い、パスすることにしました。

NN志望校別オープン(早稲田アカデミー)

「NN志望校別オープン」は、志望校の出題傾向に沿った専門模試として人気です。娘は早稲アカ生でしたのでもちろん受けました。早稲アカの実績も上がってきていて、合格判定の制度も上がってきており、また、テストの回数が多い分的中率も良いようで、弱点も明確になるため対策がしやすくなります

早稲アカ得意の特待もあり、実績の向上から外部生の受験率も高くなってきているようで、志望校にもよると思いますが、実際にNNの中には体感で2~3割は外部生がいたように思います。


模試の選び方で重視すべき3つのポイント

「目的」を明確にする

模試には「実力診断」「志望校判定」「受験慣れ」など、目的ごとに最適な種類があります。なんとなく受けてしまうと意味が薄れることも。たとえば、6年生の秋以降で志望校を絞っている場合は、汎用模試よりも志望校別模試を優先するべきです。

通っている塾とのバランス

塾内部で受けられる模試は、それだけで十分な場合も多いです。たとえばサピックスに通っているなら「マンスリー確認テスト」と「サピックスオープン」が主軸になります。他塾との比較がどうしても必要な場合に限り、外部模試を選ぶのが効果的です。

逆に、サピックス以外で、特に学力に自信がある場合、それがサピックス生相手でも戦えるのかどうしても不安になるものです。戦えるかどうか、たった1回のテストで判断できるものでもないですが、それでも全く情報なしで不安を抱え続けるよりかは、貴重で重要な情報となり今後の指針となることは間違いありません。

子どもの性格や現在の学力

難しすぎる模試は自信を失わせる可能性もあります。娘は3年生で難関模試を受けて悔し涙を流したこともありました。ただ問題が難しかっただけで、結果的に成績は良好ではありましたが、今思えば、自信を失わせる可能性もあったのだと気づき、学年相応の難易度の模試をステップに応じて受けさせることが大切だったと反省しています。


模試を最大限に活用するためにできること

結果に一喜一憂しすぎない

模試の判定はあくまで現時点での立ち位置。もちろん参考にはなりますが、一度の偏差値や判定で合否が決まるわけではありません。結果は「課題発見の材料」として使うのが賢明です。

解き直し・復習が最重要

模試を受けっぱなしにしてしまうと、せっかくの機会がもったいないです。結果をもとに、なぜ間違えたのかを親子で一緒に確認することが、実力アップへの近道。解説冊子の読み合わせを習慣にするのもおすすめです。

中学受験算数では、間違えた問題を集めて復習・分析する「復習ノート」「解き直しノート」が有効です。私の全記録をまとめ、魂を込めた記事「中学受験・算数の成績が劇的に変わる!本気で取り組む『解き直しノート』の全記録」(20,000字超)を、noteで公開しています。以下のリンクからアクセスできますので、よろしければご覧になっていただければ幸いです。

スケジュール管理に注意

模試は毎月のようにありますが、詰め込みすぎると疲弊してしまうリスクも。学校行事や通塾との兼ね合いを見ながら、「この時期にこの模試を受ける」など戦略的に計画することが必要です。


まとめ

中学受験において、模試は「現状を見える化するための強力なツール」です。ただし、どの模試を、いつ、どのような目的で受けるかによって、その価値は大きく変わってきます。学年や志望校に合わせて選び、模試の結果を活用しながら学習を前に進めていくことが大切です。焦らず、周囲に流されすぎず、お子さんにとって本当に意味のある模試を選ぶ視点を大切にしていただけたらと思います。

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以下は参考記事です。

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Posted by ぜろパパ