進学くらぶ「だけ」で中学受験は可能?通塾なしの合格戦略と現実を語ります
中学受験といえば、塾通いが必須と思われがちですが、「進学くらぶだけで本当に合格できるの?」という疑問をお持ちのご家庭も多いのではないでしょうか。わが家でも大手塾の1つである早稲田アカデミーに通い、圧倒的な成績で余裕を持って最難関校の受験を終えた長女を振り返り、大手塾のありがたさに感謝しながらも、時間や体力的な負担を考え、次女・三女には通塾をせず「進学くらぶだけ」で受験を目指す選択肢を本気で検討しています。



早稲田アカデミーでは、進学くらぶの重要コンテンツである「予習ナビ」を利用することもできました。この記事では、進学くらぶ単独受講のメリット・デメリットや実際の合格例、家庭学習で押さえるべきポイントを、一保護者の目線で丁寧にお伝えしていきます。
進学くらぶとは?その仕組みと中学受験への位置づけ
進学くらぶは、四谷大塚が提供する「通信制」の中学受験教材で、主に自宅学習を通じて学力を高めるシステムです。
映像授業「予習ナビ」の質は塾以上?
私自身、長女のときに進学くらぶの「予習ナビ」を併用していたのですが、教科によっては塾よりも丁寧でわかりやすいと感じる場面も多くありました。特に理科や社会は、「理解重視」の講義スタイルで、予習シリーズに掲載されていない写真や図が出てくるなど、インプットの質が高かったと思います。
カリキュラムは四谷大塚準拠
使用教材は「予習シリーズ」をベースにしており、四谷大塚のカリキュラムと完全連動しています。そのため、組分けテストや合不合判定テストも外部会場で同様に受けられる点は大きな強みです。
通信制でもテストの受験環境が整っている
週テストはオンライン提出も可能で、郵送による返却指導も行われます。テストに加え、成績によって仮想クラスが再編成される仕組みがあるため、通信制でも一定の緊張感が保たれるのが特徴です。
進学くらぶだけで中学受験に挑むメリット
塾に通わず進学くらぶだけで受験することには、一定のメリットがあります。とくに家庭の事情や子どもの個性にマッチすれば、大きな成果につながることもあります。
時間的自由が圧倒的に広がる
通塾にかかる時間がゼロになる分、学習効率や家庭の生活リズムを保ちやすいのは進学くらぶの最大の利点だと感じます。長女のときは週3回、テストや志望校別コースも加えるとさらに増える塾通いが本当にきつく、夕飯も落ち着いて食べられない日が続いたのが正直なところでした。
苦手な科目に時間を割ける
集団授業では「一律進行」になりがちですが、進学くらぶでは自分のペースで繰り返し学べるので、苦手分野への集中学習が可能です。動画を何度も見直したり、予習シリーズを丁寧に解き直したりできる点は、子どもによっては塾より効果的だと思います。
家庭の関与で学習が「見える化」される
進学くらぶでは、親が進捗管理をする機会が自然と増えるため、子どもの学習状況や理解度をリアルタイムで把握できるのも安心材料です。親子で同じ方向を向ける学習スタイルが築けたとき、成績にも良い影響が出やすいと感じます。
進学くらぶだけで中学受験する際の注意点
とはいえ、進学くらぶ一本で中学受験を目指すには、押さえておきたいポイントも多くあります。
モチベーションの維持がカギ
映像授業は便利な反面、受け身の姿勢だと身につきにくいのが事実です。特に4年生後半から5年生は量が増えるため、毎日の学習習慣を確立するのが成功のカギになると感じます。
保護者のサポートが必須
塾とは違い、日々のスケジュール管理・復習・テスト提出まで家庭で担う必要があるため、保護者がある程度時間を確保できる家庭に向いています。わが家でも、進学くらぶを採用するのであれば、「進学くらぶ+アルファ」で、管理や娘が自分で進められる仕組みを整える必要がありそうです。
志望校情報や進路指導が弱い
進学くらぶでは志望校別の対策講座や模試分析などの情報が限られているため、ネットでの情報収集や他教材との併用も検討する必要があります。「学校別の出題傾向」や「過去問分析」などは、大手塾の志望校別コースなどで補完したほうが安心です。
実際に合格した人はいる?進学くらぶ単独受講の事例
結論から言えば、進学くらぶだけで中学受験に合格することは可能です。ただし、それが誰にでも再現可能な方法かというと、家庭環境やお子さんの特性に大きく左右されると私は思います。
SNSやブログでは成功例が多数
特に通信教育に向いている子(自走できるタイプ)の場合、6年生まで進学くらぶを続け、御三家や上位校に合格した例も報告されています。娘の友人にも、最難関女子校に合格した子がいますが、相応の苦労も合ったようでした。
合格体験記でも紹介あり
四谷大塚公式の合格体験記で、進学くらぶ利用のケースが公開されることがありました。毎週のテストや演習を地道に積み上げた結果、合格を勝ち取った例があり、「塾に行かなくても戦える」という希望になると思います。
進学くらぶ「だけ」で中学受験、我が家の選択は?
現在、我が家では次女・三女の受験を視野に入れつつ、「進学くらぶだけで受験」というルートも選択肢の1つとしています。
通塾の負担を見直したい
長女のときに塾に通う時間の長さや精神的疲労が予想以上に大きかったので、その教訓を活かし、「家庭中心の受験体制」を整えたいと考えています。授業による時間拘束は正直なところきつかったです。あまり授業が学力向上に寄与していない・・と思うときは、授業を休むこともありました。
自分で学ぶ力を育てたい
進学くらぶを活用することで、自分でスケジュールを立てて学習する習慣が身につくのではと期待しています。これは中学受験に限らず、その先の中高一貫校での学びにもつながる力になると思います。
まとめ
進学くらぶ「だけ」で中学受験に挑戦することは、条件が揃えば現実的な選択肢となりえます。ポイントは「親子で学習環境を整え、習慣化し、適切な外部情報を補完すること」です。
すべての家庭に合う方法ではないかもしれませんが、わが家のように「通塾の負担が重い」「親が関われる環境がある」ご家庭であれば、検討する価値のあるルートだと感じます。
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