中学受験の冬期講習費用はいくら?相場の目安と塾別の見方、後悔しない判断ポイント

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冬期講習の案内が届くと、まず気になるのが費用だと思います。うちは「受ける・受けない」の前に、そもそもどれくらい家計インパクトがあるのかが見えなくて、毎年モヤモヤしていました。
冬休みは短いのに、講習のコマ数はぎゅっと詰まっていて、金額だけ見ると高額に感じがちです。一方で、1回あたり・1時間あたりに直すと「思ったよりは…?」となることもあり、判断がさらに難しくなります。

悩み中

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この記事では、冬期講習費用の相場感と、SAPIX・四谷大塚・早稲田アカデミー・日能研を想定した費用の見方、そして「結局うちはどうする?」までを、保護者目線で整理します。
冬期講習費用の相場はどれくらい?まず全体像をつかむ
金額がぶれやすい理由(学年・日数・教科・校舎)
冬期講習の費用は、同じ塾でも学年や受講日数、教科数、校舎やコースで大きく変わります。さらに「セット講座」か「1教科ずつ」かでも見え方が違います。
だからこそ、いきなり「最終金額」だけで比べるより、まずは費用が決まる仕組みを把握したほうが、後で混乱しにくいと思います。
私の場合は、初めて申込書をみたとき、金額だけ見て「高い…」と固まってしまいつつ、「教材費込みなのか」「別途テスト代があるのか」を確認し直たこともありました。
相場の目安は「2万円〜8万円」くらいで想定しておく
ざっくりの目安としては、冬期講習だけで2万円〜8万円くらいの幅を想定しておくと現実的です(学年が上がるほど上振れしやすいです)。
ただし、これは「講習費のみ」の話で、教材費・テスト費・特訓などが別に乗ると、体感はもう一段上がります。冬休み〜年明けは出費が重なる時期なので、ここは早めに見積もっておきたいところです。
私の場合は、冬期講習に加えて正月特訓や直前特訓の案内も並行して届き、合計額が見えた瞬間に現実に引き戻されました。
「高い・安い」を決める前に、比較の軸をそろえる
同じ6万円でも、授業時間が長い講習なら納得感が出ることがあります。逆に、金額が低めでも短時間・回数が少ないと「結局、家で埋める必要がある」と感じるかもしれません。
そこでおすすめなのが、次の2つの軸でそろえることです。①総額と、②1時間あたり(または1コマあたり)。この2つを見るだけで、判断がかなり整理されると思います。
私の場合は、総額だけで比較していた年は毎回迷い、1時間あたりに直した年は「受けるならここまで」と腹落ちしやすかったです。
塾別の費用はどう見ればいい?代表4塾でチェックポイント
SAPIX:値上げ傾向もあるので、最新は必ず公式で確認する
SAPIXは年によって料金が改定されることもあり、「最新情報は公式で確認」が基本だと思います。検索で出てくるようなまとめ記事は便利ですが、学年や地域、コースの違いでズレることがあるので注意が必要です。
費用感の目安としては、ある年の例では冬期講習が約4万円前後の学年がありました(学年・日数で変動)。「講習費だけなのか」「教材が含まれるのか」は、申込書の注記まで読むのが安心です。
私の場合は、細かい注記を読み飛ばしがちなのですが、後日「別途発生」の項目に気づいて冷や汗をかいたこともあります。
四谷大塚:復習型になりやすく、費用と中身のバランスを見やすい
四谷大塚の冬期講習は、時期や学年によって「総復習」「弱点補強」の色が強い印象があります。だからこそ、費用面では内容とのバランスを取りやすいと思います。
ある年の目安では、短期(数日)の正月特訓で約2万円前後の講座も見かけました。ただし、これは講座の作りで変わることと思います。
早稲田アカデミー:値上げが話題になりやすいので、見積もりを早めに
早稲田アカデミーは、費用改定(値上げ)が話題になることもあるので、申し込み前に見積もりを固めるのがおすすめです。特に学年が上がるほど、講座が増えて「積み上がる」形になりやすいです。
ある年の例として、冬期講習だけで約8万円前後を想定するケースもあります(受講内容次第)。ここに各種特訓やオプションが重なると、総額は一段上がりやすいです。
私の場合は、どうしても費用対効果を考えてしまうので、「この範囲を家で回すなら何時間かかる?」を考え、冬期講習の時間を「買う」感覚になった年は納得しやすいと思っています。
日能研:費用は比較的読みやすいが、別枠費用の有無は要確認
日能研は、費用の案内が比較的ていねいで、初見でも読みやすい印象があります。ただ、冬期講習そのものの費用だけでなく、時期によってはテスト・教材・オプション講座が別枠になることもあるようです。
ある年の目安としては、冬期講習が約3万円前後のケースも見かけますが、学年・受講形態で変動します。迷ったら「これは講習費?それとも別費用?」を線引きして見ると整理しやすいです。
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講習費を「1時間あたり」に直すと気持ちが落ち着くことがある
計算はかんたん:総額 ÷ 総授業時間
冬期講習は、総額だけ見るとどうしても高く感じます。そこで、気休めでもいいので1時間あたりに直すと、判断材料が増えます。
やり方はシンプルで、「講習の総額」÷「総授業時間」です。授業時間が「1コマ◯分×◯コマ×◯日」で書かれていることが多いので、そこから合計時間を出します。
私の場合は、家計会議が感情論になりがちだったので、数字に落とすだけで話し合いが進みやすくなりました。
例:ざっくり概算で出す(約◯万円で計算する)
たとえば、講習費が約6万円で、合計授業時間が30時間なら、1時間あたりは約2,000円です。ここまでくると「高いけど、家庭教師ほどではない」「塾の集団授業としては妥当かも」と感じる人もいると思います。
逆に、約2万円で10時間なら同じく約2,000円です。つまり、総額が違っても、時間でならすと印象が変わることがあります。
私の場合は、総額が低い講座でも時間が短いと「家で埋める負担」が増えると感じ、結局トータルで迷うことになると思ったことがありました。
注意:教材・テスト込みかどうかで「お得度」は変わる
1時間あたりの計算は便利ですが、落とし穴もあります。たとえば、講習費に教材費が含まれるなら実質の負担感は下がりますし、逆に別途教材購入が必要なら上がります。
また、講習で使うプリントや復習テストが充実していると、家庭での追加出費(問題集購入など)を抑えられることもあります。数字だけでなく、家庭学習の手間が減るかも一緒に見るのが大事だと思います。
私の場合は、教材が手厚い年は「買い足し」が減って、結果的に気持ちが楽でした。
後悔しないための判断ポイント:受ける・受けないは費用だけで決めない
目的が「弱点補強」か「同じ志望校層の動きを知る」か
冬期講習を受ける目的は、大きく2つに分かれると思います。ひとつは弱点補強。もうひとつは、同じ志望校層の子が直前に何をやっているかを知る、という意味での情報・環境です。
特に6年生は、同じ志望校の子が多く集まる塾だと「みんなが直前に触れる題材」を把握でき、安心材料になりやすいです。費用に迷うなら、まず目的を1行で言える形にするとブレにくいと思います。
私の場合は、娘が不安になりやすいタイプだったので、環境面の価値を高めに見積もった年がありました。
参加しない場合の代替プランがあるか(家で回せるか)
受けない選択をするなら、その瞬間に「節約できた!」で終わらせず、代わりに何をするかを決めておくと安心です。家で回す場合は、計画・教材・時間割が必要になります。
家での学習は自由度が高い反面、「今日は何する?」が毎日発生すると、親子で消耗しやすいです。私の場合は、受けない年こそ、先に「冬休みのToDo表」を作ってから走り出しました。
冬期講習を受けない判断基準や、家庭での代替プランは、別記事でかなり具体的に整理しています。受講の要否で迷っている場合は、こちらも参考になると思います。
追加費用のチェックリスト(ここが抜けると痛い)
冬期講習費用で後悔しやすいのが、「講習費以外」の見落としです。
- 教材費(講習用テキスト、別売りの問題集)
- テスト費(講習内テスト・外部模試)
- 特訓・オプション講座(正月特訓、直前特訓など)
- 交通費・昼食代(日数が増えるほど地味に効きます)
申込書の小さい文字ほど重要、というのは本当だと思います。
時事問題の扱い:必要なら「短期集中」がコスパになりやすい
塾によっては、冬期に時事問題をまとめて扱うことがあります。社会を課す学校や、時事を絡めた出題が多い学校だと、ここは費用以上の価値が出ることもあります。
難関校志望の場合、多くの受験生が取り組む題材(有名どころの時事教材など)を落とすと差がつきやすい、という考え方もあります。もし時事が不安なら、冬のうちに「短期で一巡」しておくと、直前期の安心につながると思います。
私の場合は、入試直前の小6の冬休みは、娘の時事対策のためにも、冬期講習に参加して固めるとともに、周りと差をつけられない安心感を取りに行きました。
まとめ
冬期講習費用は、学年・日数・教科・コースで幅が大きく、総額だけ見ると判断がぶれやすいです。まずは「相場のレンジ」を持ち、次に総額と1時間あたりの両方で比較すると、納得感が出やすいと思います。
また、受ける・受けないは費用だけで決めず、目的(弱点補強か環境か)と、受けない場合の代替プランまでセットで考えるのが安心です。最後は、講習費以外の追加費用をチェックして、想定外の出費を減らしていきましょう。
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