すらすら解ける魔法ワザ 算数・文章題の親学習3日目~差集め算・過不足算の応用
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すらすら解ける魔法ワザシリーズ3部作の最後となる「すらすら解ける魔法ワザ 算数・文章題」を使って、私自身、算数の勉強を進めています。
「すらすら解ける魔法ワザ 算数・文章題」は、12のチャプターから構成されています。それぞれのチャプターは、つるかめ算、差集め算・過不足算、消去算、倍数算、仕事算、ニュートン算、食塩水、売買算、旅人算、通貨算、流水算、時計算となっています。そして、チャプターによっても異なりますが、1つのチャプターにつき3~8個の解法の説明があります。1つの解法あたり例題、基本問題、練習問題、レベルアップ問題が1題ずつ掲載されています。
今日は、「Chapter2 差集め算・過不足算」です。合計7解法が扱われておりますが、前回に引き続き、今日は応用部分となる、配り方を均等にして解く方法、総量をそろえて解く方法、その他そろえ方を工夫して解く方法です。
「配り方を均等にして差集め算・過不足算を表で解く」
応用の1つ目は、配り方を均等にして差集め算・過不足算を解く方法でした。この「配り方を均等に」というのは、一言でいうと問題文を読みかえるという意味と理解しました。
基本問題では「〇〇不足する」「〇〇余る」という条件でしたが、問題で「〇〇ずつ配ると、△△しかもらえない・1つももらえない人が~~人」というような形で条件が提示されることがあります。
このような場合は、問題を読みかえて「結局何枚足りないのか?」を考えれば良く、これはつまり、「〇〇不足する」を見出すということになり、そこまで持ち込めれば基本問題と同様になるというパターンでした。
魔法ワザでは、これを、前回紹介した基本解法4つのうちの、お絵かきで説明していました。実際に問題を解くときには空きスペースにメモをして面積図にまとめるのが早そうですが、娘が理解に手こずるようなら、やはりその時はお絵かきが一番だということがよくわかりました。
「総量をそろえて差集め算・過不足算を解く」
ここは私も理解に少し時間がかかりました。慣れればどうということも無いのですが、低学年用の問題集には載っていないレベルですし、やはり中学受験未経験ですと、この程度の問題でも完全初見となり「ん?なんだこれ?」となってしまいます。ちなみに、練習問題には「偏差値52レベル」と記載がありました。
基本問題では1つのものについて、2つの配り方をするものだと思いますが、量が異なる2つのものを2つの配り方で分けるような問題もあるようです。
説明は、やはりお絵かきです。繰り返しになりますが、自分がなれすぎてしまうと、子供に教えるときに、最も効率の良い方法を教えてしまいそうになりがちな気がします。なんとなくわかった気がしてその場では解けるようになるけど、類題になったり時間が経ったりするとやっぱり解けず、範囲のあるテストでは点が取れるのに範囲がなくなると成績も伸びない、というよくあるパターンは警戒しておく必要があると思っています。
「その他、そろえかたを工夫して差集め算・過不足算を解く」
差集め算・過不足算についての応用の総まとめ的な内容でした。
「同じものを配るけれど、2つの配り先に対して異なる数の配り方をする過不足算」、「配る対象が2つではなく3つである過不足算」、「集める差がいくつあるかの条件が変わってしまう差集め算」、「数を取り違えてしまう問題」の4つの解法が紹介されていました。
これまでの6解法に比べるとまた一段とややこしい内容となっていますが、一応、これまでのところをきちんと理解しておけばなんとか解けるようになっています。
いきなり難しくなると投げ出したくなるのが算数だと思いますが、徐々にじっくりと学んでもらうという構成になっていて、算数が苦手な人にも取り組みやすい教材になっているのだなと感心しました。
なお、上では「応用」と書きましたが、魔法ワザは難しい問題集という位置づけではないことになっているので、このあたりのレベルの問題でも、一般的には基本的な問題なのだろうと思います。先はまだまだ長いですね。
でも、「親が全く見れないよりはある程度みることができる」、そして、「ある程度みることができる、よりもどんな問題でも指導できる」状態な方が、子供が伸びないときに、何がうまくいっていないのか、課題を見つける事ができるように思います。塾からもある程度ざっくりしたアドバイスはいただけるのでしょうが、どの塾を選んだとしてもきめ細かい対応はやはり親に委ねられるようなので、私が算数をできるようになることは、娘が算数についていけなくなったときにはどうしても必要なポイントだと思っています。中学受験経験のあるご家庭と比べて、娘の頑張りとは全く関係ないところで差が生まれてしまうことはなんとか避けたいものです。
娘が通塾を開始する2021年2月まで、あと93日です。娘が質問で先生の行列に並んで睡眠時間を減らさなくて済むように、また、娘のためにいずれ過去問を分析できるようになるためがんばります!
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なお、以下のページに、「すらすら解ける魔法ワザ」シリーズの記事をまとめています。