「これでわかる算数 小学2年」で算数の勉強

2024年2月22日算数(入塾前)

子供の学習(算数)

今回は、入塾前に娘が使った算数の市販教材である、「これでわかる算数 小学2年」について紹介します。

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「これでわかる算数 小学2年」は、どんな教材?

これでわかる算数 小学2年
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「これでわかる算数 小学2年」は、「文英堂」から出版されている、小学校2年生の算数の内容に対応した参考書です。B5判のサイズで、ページ数は約130ページとなっています。

2020年度からの新課程小学算数教科書に対応しており、教科書のまとめ、例題、教科書のドリル、テストに出る問題とはじめは易しめの問題から順番に難しい問題に進むようになっています。難しいと言っても、あくまで教科書レベルですし、理解から定着までをスムーズに進めることができるようになっています。もちろん、「これでわかる算数 小学1年」と同様にフルカラーであり、また、図やイラスト、表が多用されています。

中学受験を意識した作りにはなってはおりませんが、とてもわかりやすく、先取り学習に最適かと思います。また、算数が苦手な子供の場合にも、一つずつ学習して理解を勧めるのに向いている教材ではないかと思います。

なお、本のはじめには、「教科書の要点」をまとめたカードがついています。2年生では、計算ではかけ算が、それ以外にも、長さや「かさ」の単位、図形がでてきますので、きちんと定着させるには便利です。

「これでわかる算数 小学2年」まとめカード
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「これでわかる算数 小学2年」は、どんな構成になっている?

各章とも、まずは見落としそうなくらいに小さく、「学習のねらい」が簡潔に記されています。

「これでわかる算数 小学2年」学習のねらい
「これでわかる算数 小学2年」学習のねらい
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そして、「教科書のまとめ」です。文字は最小限で大きめな絵で、視覚的に何がポイントなのかがわかるようになっています。

「これでわかる算数 小学2年」教科書のまとめ
「これでわかる算数 小学2年」教科書のまとめ
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ここから、問題に入っていきます。まずは、「もとになることがら」があります。計算の項が2つではなく3つになる単元では、「3つの数の計算のじゅんじょを考えましょう。」とか、長さを学ぶ単元では、新しくメートルを学ぶところで「長い長さのあらわし方と、計算を考えましょう。」と、単元で新しく考えることになるポイントを示してくれます。そして、「例題」としてとてもわかりやすいイラスト付きの説明で1つずつ学んでいきます。

「これでわかる算数 小学2年」もとになることがら
「これでわかる算数 小学2年」もとになることがらと例題
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次は、いよいよ問題練習となります。始めは「教科書のドリル」という名目で、例題と同じ程度の問題を解くことになります。余白が小さいのがこの参考書の欠点ですね。

「これでわかる算数 小学2年」教科書のドリル
「これでわかる算数 小学2年」教科書のドリル
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次が「テストにでるもんだい」です。「例題」、「教科書のドリル」より難しくなります。文章題も文が長めとなるので、読むことになれていないとつまずく可能性が十分にあります。娘が取り組んだ当時は意識していませんでしたが、逆に言うと、塾の模試でも大問2とか大問3くらいの始めのほうの文章題であれば十分に対応できるようになることが期待できるのではないかと思います。

「これでわかる算数 小学2年」テストにでる問題
「これでわかる算数 小学2年」テストにでる問題
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章と章の間の「おもしろ算数」とも健在です(これでわかる算数 小学1年にあった「やってみよう」はなくなっているようです)。パズルの要素が含まれる場合も多く、これらもまた塾の無料テストには役立つ内容ではないかと思います。

「これでわかる算数 小学2年」おもしろ算数
「これでわかる算数 小学2年」おもしろ算数
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「これでわかる算数 小学2年」の目次は?

「これでわかる算数 小学2年」の目次は、以下の通りとなっています。

1. ひょう・グラフ
2. 時こくと時間
3. くり上がりのあるたし算
4. くり上がりのあるひき算
5. 長さ(1)
6. 1000までの数
7. 水のかさ
8. しきと計算
9. たし算のひっ算
10. ひき算のひっ算
11. かけ算(1)
12. かけ算(2)
13. 九九のきまり
14. 三角形と四角形
15. 長さ(2)
16. 10000までの数
17. もんだいの考え方(1)
18. もんだいの考え方(2)
19. はこの形
20. 分数

「これでわかる算数 小学2年」に娘はいつごろ取り組んだ?

こどもちゃれんじやダイソーの計算問題で少し数字に慣れていたこともあり、娘は1年生に上がる前後に「これでわかる算数 小学1年」はところどころつまみ食いのように進めました。しかしながら、小学2年については、娘は「これでわかる算数」を始めのページから最後のページまで1ページずつ順番に進めていきました

「教科書のまとめ」、「もとになることがら」は、横について私が説明し、「やっておいて」のようにはしませんでした。「例題」はできそうなら、とりあえず何もアドバイスせずにやってもらい、難しそうなら「教科書のまとめ」で使える考え方を一緒に振り返ってから解いてもらいます。一方、「教科書のドリル」と「テストに出るもんだい」は、「じゃあ、やってみて」と促して、私は机から離れて、娘には一人でがんばってもらいます。

2年生の算数となると流石にきちんと学習しないと理解できない内容となってくるような気がしたため、このように、「これでわかる算数 小学2年」についてはきちんとはじめから最後まで時間をかけて1ページずつ進めました。

とはいえ、目次を見れば分かる通り、本当に新しいのはかけ算や分数くらいで、あとは新しい考えというよりも1年生の延長というところです。このころは中学受験や算数の先取りは意識していませんでしたが、娘が興味を持ってしまったこともあり、実際に娘が学習したのは1年生の1学期ごろでした。中学受験を意識するまでは、算数については、この「これでわかる算数」シリーズとZ会の「グレードアップ問題集」を進めていきました。

「これでわかる算数 小学2年」をやってよかったか?おすすめか?

教科書レベルの算数の教材のうち、カラーであり、また、イラストも多めでわかりやすい構成となっていて、さらにはフォントが見やすく優れた参考書ではないかと思っています。そこで、本屋さんに所狭しと並んでいる教科書レベルの参考書のうち、「これでわかる算数」を選ぶことにしました。我が家では「これでわかる算数」を小学6年生までフル活用しています

やはり、小学1年生の「これでわかる算数」のときのようなつまみ食いよりも、今回のように、1ページずつしっかりと進めていったほうが、理解が次から次へと移っていくのでスムーズに感じました。なんとなく理解してそうだから適当に取り組んでしまった「これでわかる算数 小学1年」も、きちんと順番に進めた方がより理解できていたのだろうなと思っています。そのため、以降、これでわかる算数は小学6年までお世話になることになりましたが、たとえドラえもんのおもしろ学習などで知っている単元があったとしても、娘に「これ、知ってる」と言われてしまっても、スキップすることはせずきちんと学習することにしています。

小学2年の範囲とはいえ、娘が取り組んだのは「これでわかる算数 小学1年」と大差ない時期でしたので、娘が興味を持つように学習を進める必要がありました。テキストを開いて机に向かう気になれるかどうかが、やはり大事なポイントであると思います。

「例題」「教科書のドリル」「テストにでるもんだい」と、難易度が少しずつ上がりながら繰り返し学習することになります。私は学校の少し先を学習するのに使いましたが、2年生や3年生の学校の算数でつまずいてしまった場合などでも有効な教材ではないかと考えています。

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これでわかる算数 小学2年
文英堂
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おわりに

娘が中学受験で結果を出せるかどうかはわかりませんし、今、私が考えていること、やっていることが結果につながる自信があるわけでもなく、正直なところ、試行錯誤しているのが現状です。しかしながら、私と娘は小学2年生の半ばから中学受験を意識した勉強を開始し、新4年2月からの通塾開始までに、大手塾から以下のお誘いを受けた事実があるため、低学年時の勉強についてはある程度うまく進めることができたと言ってよいのかなと思っています。

・四谷大塚の全国統一小学生テストへの決勝招待(1回)
・日能研の全国テストと学ぶチカラテストで小4からのTMクラスへの招待(3回)、および、4年生1年間の奨学生制度(授業料および教材料等全額免除)のスカラシップ資格
・早稲田アカデミーのキッズチャレンジテストおよび冬季学力診断テストで半年の授業料免除の特待(3回)

私達は幼児教育もまるで考えず、中学受験を意識したものの、経験もなく何をやればいいかわからない状態からの始まりでした。同じような状況の親御さんたちにとって、何らかの参考になればと思っていますので、応援をどうぞよろしくお願いいたします。

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参考までに、娘の小学1年生から3年生までの成績は、小学1年生では5回の模試の2教科で平均偏差値59.8(最低50.8)から、小学2年生では9回の平均偏差値70.3(最低62.5)、小学3年生では8回の模試の2教科で平均偏差値71.3(最低68.6)となっています。


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以下は、参考記事です。

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Posted by ぜろパパ