中学受験の情報の集め方2~中学受験の一般論を把握しよう
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前回に続き、情報収集の仕方のおすすめというわけでもないですが、私が情報収集する上で気をつけてきたことを紹介したいと思います。なお、以下が前回の記事でした。
初めて読む方向けの要約です。
新小5となる娘が早稲田アカデミーへの通塾を始めてまだ1年な一方、娘の中学受験を考えたのは娘が小学校2年生の夏ごろ。そこから自分自身での算数の勉強、娘の学習サポートおよび指導、そして、なによりも本気パワーでの情報収集をすぐに開始しました。
情報収集歴は2年半と、必ずしも長いわけではないですが、私はこれまでの研究や複雑なプロジェクト管理などの業務経験やMBA学習を通じて、いわゆる情報収集はそれなりに得手としていると思っています。そして、中学受験の情報収集にはコツがあると思っていますが、実はそれほど難しくないような気がしています。情報収集が苦手と思っている方でも、問題なく十分な情報を入手して整理することができると思います。
前回は、情報収集を始める前に、「自分をよく知ること」「情報収集は何のためにするのか?」を確認するという話でした。
「自分をよく知ること」。自分が情報収集を苦手であるのか、得意なのか。苦手な場合にはどうするか。塾に任せるか。それとも、大切な自分の子供のためにひと頑張りしてみるのか。頑張ってみようというのであれば、まずは情報収集の仕方から調べてみるのがよいと思います。例えば、国語でも、闇雲に問題を解くのではなく、国語の勉強の仕方から先に考えたほうが良さそうです。
「情報収集は何のためにするのか?」。目的を決めておかないと、いつの間にか別のことを調べていたりします。特にインターネットではそういう傾向が出てしまうと思います。もちろん、脱線したときに有益な情報をつかむこともありますが、基本的には時間は有限ですから、最短の時間で目的とする情報を得て、残りの時間は中学受験に関するまた別のところに使いたいものです。
ということで、今日は「一般論を把握しよう」というお話です。
情報収集というものは、「たくさんの情報の中から、自分にとって意思決定するために必要な情報を抽出し、整理すること」だと思っています。
多くの場合、自分の中に何らかの仮説があり、その仮説を検証するために情報を収集するはずです。そうすることで、集める情報収集の幅を狭めることができ、時間をかけずに効率よく情報を集められます。あれもこれもと情報を集めようとすると、時間がいくらあっても足りません。
ですが、中学受験初心者の私は、あれもこれも情報を集めました。低学年の勉強、塾の選び方、塾での勉強内容・・・知らないことだらけで、まずはざっくり中学受験というものを把握したいと考えました。そもそも仮説を持つだけの情報を持っていなかったわけですし、まずは広く情報を集めたほうがよいと考えました。
一般論は、「複数人」の、経験豊富な方の中学受験情報を得ることで、「概ね」掴むことができると思っています。
今は、スマホでぽちぽち検索して情報を集める事ができてしまいますが、私は、まずは書籍からの情報を得ることを優先しました。ネットだと、だいたい何かについて特化して情報が掲載されているので、広く情報を求めるときには必ずしも適していないと考えています。
また、PCでもスマホでも、私はモニタごしに情報を得ると、その場では理解した気になるのですが、割とすぐ忘れてしまうのです。今は、PCで調べたことはかならずコピーしてOneNoteにまとめるようにしていますが、当時は書籍を使って線を引きながら集中して読むようにしていました。
今でも中学受験関連の本の読み方は変わっていませんが、
1回目:黄色のマーカーで線を引きながら読む(今は、知っている部分は読み飛ばすようにしています)
2回目:黄色でマーカーを引いた部分のみを読みながら、特に大事と思ったところには付せんを貼る
3回目以降:付せんを貼った部分のみを読む。しかも、繰り返し
という感じで読み進めます。大事なことは忘れないように工夫したほうが良いと思います。忘れてしまうと、読んだ時間が無駄になってしまいます。
また、本を読むときには、複数の本を、しかも、異なる著者の本を複数冊読んだほうがよさそうです。
ネットも書籍も著者がいますので、その方のフィルターを通った情報になっています。家庭教師や塾講師の著書であれば、多くの生徒を見てきた結果でしょうから、信憑性のある内容の可能性が高いと思いますが、一応、あくまでその方の経験の範囲内であることは念頭に入れて読んでいきます。とくに勉強の仕方などについては、どのような成績帯の子たちを教えてきたのか?生徒の性別分布は(男女で精神年齢の成長が異なるといわれていると思います)?学年の分布は?などなど、このあたりは見えにくい場合が少なくありません。
とにかく、情報を収集するときには、盲信しないことが重要だと思います。信じないということではなく、「ふむふむ、なるほど、そういう考え方があるのね(他の意見もあるのかもしれないけど)。」というイメージです。
でも、何人かの人が同じことを言っていれば、「おぉ、こっちの人も、あっちの人も同じことを言っている。では、きっと、そうなのかもしれない。」と考えて良さそうです。でも、ここでも大事なことは、「みんな同じこと言ってる!絶対、そうなんだ!」とまでは考えないことだと思っています。上の方で、あえて、「概ね」掴むことができる、と書いた理由です。
では、どんな書籍がよいか?ということですが、Amazon等のレビューも合わせて確認して評判の良い書籍であれば、なんでも良いかと思います。レビューは、中学受験に詳しい人が「情報が不十分」として星を減らしたり、中学受験に詳しくない人が「内容が高度すぎる」として星を減らすこともあるので、星の数だけでなく内容も見るとよいかもしれません。なお、慌てて買わずとも、中学受験関連の書籍は大量に存在するためか、ブックオフやメルカリで格安で売られていることも多いです。
私は、あれもこれもと片っ端から買いました。5冊目くらいになると、知っていることも多くなってきて、読むのに時間がかからないようになってきます。上記と反しますが、私はレビューは気にせず買い集めました。
Amazonで星1つな200ページの本があったとして、1ページ分でも新しい有益な情報を与えてくれるのであれば、私にとっては星5つ、という気持ちでした。とても効率が悪く、普段はそんなことはしませんが、とにかく娘が不利にならないために必死で情報を求めました。
ちなみに、中学受験についての体験談系の書籍もほとんど読みました。臨場感があり「見習わないと!私もがんばるぞ!」となるのですが、もしかしたら、これらに手を出すのは中学受験のことをある程度知ってからが良いかもしれません。
体験談系の書籍を読み始める前に、上で紹介したような一般論を汲み取れる系の、「中学受験の基本」とか「中学受験をしようとおもったらまず読む本」的な本を2~3冊読んだあとが良いでしょうか。体験談系の本は、さっと書いてある埋もれた1行がとても参考になったりするわけですが、中学受験についての予備知識がないと読み流してしまう気がします。そして、1度読んだら満足してその本は二度と開くことがない、となってしまうと、とてももったいないと思います。久しぶりに読んでみると、はじめて読んだときには気づかなかったことに気づけたりしますよ。
ということで、異なる複数の著者が同じようなことを言っていれば、まずは、それは一般論としてよさそうだ、と考えるようにしています。
しかしながら、ここで問題がでてきます。
一般論の中には「〇〇と☓☓の2元論」や、「〇〇はしないほうが良い」などの話があると思います。前者なら、低学年の成績は意味ある意味ないや、算数で方程式どうするかなど、後者だとお父さんのエクセル管理やPDCAなどでしょうか。
・・・ふたたび息切れ。・・・考えをまとめるのけっこう大変ですね。中学受験経験や学歴による有利不利を、わずかでも解消できればと思っているのですが、気力が持つだろうか。。。実は、娘の新小5開始で結構あたふたしているのですが、気が乗ればこのあたりについても、私がどう考えるかを紹介できればと思ってはいます。
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