中学受験で塾はどう選ぶ?「わが家の基準」を作る5つの視点
中学受験を考えると、避けて通れないのが「進学塾」の存在です。ただ、調べ始めると塾の名前も種類も情報も多すぎて、混乱するばかり…。実際、私も最初は「有名なところに通わせればいいのかな?」と考えていましたが、いろいろ調べるうちに、「うちの子にとって、どういう塾が合うのか?」を考える必要があることに気づきました。
また、最近では、次女の塾選びにあたり、長女が早稲田アカデミーでうまくいったからといって、次女もまた早稲アカでうまくいくとは限らないと考えています。



この記事では、進学塾選びに悩む保護者の方に向けて、「わが家の塾選び基準」を整理するための5つの視点をご紹介します。大手塾の比較ではなく、あくまでも「親の考え方や子どもの特性をどう見つめるか」という観点でお伝えしていきます。
中学受験の塾は「目的」をはっきりさせてから選ぶ
志望校合格がすべてではない?
「塾=志望校合格のため」と考えがちですが、目的はそれだけではありません。学習習慣の確立、自信をつける、仲間と学ぶ経験、基礎の底上げなど、家庭によって目的は異なるはずです。
「まだ志望校が決まっていない」でOK
最初から志望校が明確でなくても、通いながら目標を見つけていくお子さんも多くいます。焦らず、まずは学ぶ環境としての塾の雰囲気を知ることから始めるのもひとつの手です。
通塾の意味を親が整理すること
塾を選ぶとき、子ども目線だけでなく、親がどんな成長を子どもに期待しているのかを明確にすることが、後々の「選んでよかった」と思える基準になります。
子どものタイプを知る:学習スタイルで塾を選ぶ
一斉授業が合う子・合わない子
進学塾の多くは集団授業が基本です。競争心がある子、マイペースな子、説明をじっくり聞く子など、タイプによっては集団向き・個別向きが分かれます。
「質問ができるかどうか」は意外と大事
どんなにカリキュラムが整っていても、分からないときに質問できない環境は、学力定着に影響します。特に理科や算数は、疑問を持ったまま進むとつまずきやすいです。
娘の場合は…
うちの娘は、分からないことをその場で聞くのが苦手なタイプ。それでも、競争心が強く、また、比較的ペースを作ることを得意としていました。また、大手塾のカリキュラムやノウハウは必要と考えました。そのため、大手塾の早稲田アカデミーを選ぶことができ、そして、とてもよく合っていると感じました。
家庭環境との相性も要チェック
通塾時間・距離は毎日の影響大
4年生のうちは週2~3回でも、6年生になると週5日通塾も珍しくありません。帰宅時間が遅くなると、夕飯やお風呂、睡眠時間に影響します。距離と時間のバランスは最初に確認を。
兄弟姉妹の状況や家族の協力体制
他の兄弟姉妹の送り迎えや、家族の予定も影響します。我が家も下の子の習い事が重なる曜日は調整が必要でした。通塾スケジュールが家庭全体にどれくらい影響するかを想像してみましょう。
自宅での学習管理ができるかどうか
塾によっては、宿題量や自宅学習の管理が保護者任せのケースもあります。「どこまで塾が関わってくれるのか?」は見逃せないポイントです。
塾に求める「情報力」と「サポート体制」
学校別対策ができる塾かどうか
難関校を狙う場合、学校別の出題傾向・出題形式を熟知した塾が有利です。特化型カリキュラムがあるかも調べておきたいところです。
模試・判定テストの種類と頻度
塾内のテストだけでなく、公開模試・志望校判定テストなどの精度や回数も要チェックです。これにより客観的な立ち位置が把握できます。
保護者面談や個別フォローの有無
定期的に保護者と子どもの状況を共有する仕組みがある塾は安心感が違います。「相談できる先生がいる」環境は、親にとっても支えになります。
「どの塾がいいか」迷ったときにおすすめの記事
ここまで塾選びの考え方を紹介してきましたが、「結局、具体的にどの塾がいいのか知りたい」という方も多いはずです。そんな方には、以下の記事で大手4塾を比較していますので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
進学塾選びは、情報の多さゆえに迷いがちですが、「わが家なりの基準を持つこと」が、最も納得のいく選択への近道です。
塾にはそれぞれの良さがありますが、最終的には「お子さんが通い続けられること」「家庭と無理なく両立できること」が何より大切だと思います。
焦らず、体験授業や説明会を通じて、親子で「ここならやっていけそう」と思える塾と出会えたら、それが何よりの第一歩になるはずです。
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