「きらめき算数脳 小学2・3年生」で算数の勉強

2024年2月22日算数(入塾前)

子供の学習(算数)

今回は、入塾前に娘が使った算数の市販教材である、サピックスブックス「きらめき算数脳 小学2・3年生」について紹介します。画像は、指定がない限りクリックで拡大します。

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「きらめき算数脳 小学2・3年生」は、どんな教材?

きらめき算数脳 小学2・3年生
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「きらめき算数脳 小学2・3年生」は、「サピックス」が出版している、小学校2・3年生向けの算数で、思考力系の問題集です。

難関校を中心に抜群の成果をあげている中学受験塾であるサピックスが、長年にわたる中学受験指導の経験とノウハウを活かして作成しています。サピックスは低・中学年向けの通信教育「ピグマキッズくらぶ」を開校していますが、こちらは画期的な通信教育教材として好評を得ているようです。そのピグマキッズくらぶの一部を見せてくれるかのような教材が「きらめき算数脳」です。名前の由来として、夢中になって考えている時の子どもたちの眼がきらきらと輝いていて、頭脳の「きらめき」とも言える思考力や想像力の輝きを増すようにというサピックスの思いが込められています。

合計37単元、ページ数は約74ページとなっていて、一言でいうとパズル問題集と言えるかと思います。計算を必要とする問題はありません。

中学受験では、計算やパターンの知識だけでなく、それらを応用するための思考力がより重要とされているようです。計算力を伸ばす代名詞的存在である公文算数やそろばんでは養うことが難しい、地道な思考力を身につける第一歩となりそうな問題集です。わからなくても簡単には解答を見ずにいろいろと試行錯誤してみながら挑戦することで、思考力が育つと言われています。

カラフルで読みやすくなっているとは言え、問題文は長めですので読解力が要求されます。また、大問を構成する小問が連動しているので、問題の誘導を正確によく読みとることなども要求されます。

文章題や図形などの思考力系の問題について、塾に通い出すまえに慣れておきたいという場合には、SAPIXの用意した思考力系問題がたくさん掲載されていますので、「きらめき算数脳」が役に立つかもしれません。

価格は2,000円を超えます。唯一の欠点と言えるかも知れません。

「きらめき算数脳 小学2・3年生」は、どんな構成になっている?

登場人物は、「きらめき算数脳 小学1・2年生」と同じです。引き続き、ピグマはかせ、ひかるくん、えりちゃん、げんちゃん、さやかちゃん、そして、ロイとメイが登場します。

きらめき算数脳 小学2・3年生

問題のレベルは3段階で、★の数で表されています。★(星1つ)、 ★★(星2つ)、 ★★★(星3つ)と、星の数が多いほどレベルの高い問題となっています。子供の得意不得意があれば、星3つが簡単に解けて、星1つに苦戦するということもしばしばあります。

一般的な算数の他の教材と難易度を比べることは難しいです。ハイレベ100やトップクラス問題集、最レベ算数問題集やスーパーエリート問題集などが中学受験を志す低学年の子供の代表的な教材かと思います。しかしながら、きらめき算数能はまったく扱う問題が異なるので、比較ができません。

1・2年生と同様に、左右見開き2ページごとに1つの問題が掲載されています。大問同士が連動していて、大問1は大問2や3の、大問2は大問3の誘導となっていることが多いです。

相変わらず、色鉛筆を使う問題が多いです。赤や青や黄色だけでなく、茶色や紫も使ったりするので、一通りの色鉛筆は必須となりますね。

きらめき算数脳 小学2・3年生

「きらめき算数脳 小学2・3年生」の目次は?

「きらめき算数脳 小学2・3年生」の目次は、以下の通りとなっています。

1. うさぎがピョンゲーム
2. フルーツカード
3. チューリップ
4. カラーテープ
5. 数入れパズル
6. カードめくり
7. 学げい会のじゅんび
8. つながろう
9. ポストマン
10. ほんものはだれだ?
11. クレーンゲーム
12. 夏まつり
13. 金魚とりゲーム
14. うきわの色は何色?
15. しきを作ろう
16. まち合わせ
17. ぐるりと回すと
18. うさぎピョンピョン
19. ピラニー
20. お買いもの
21. 見はりロボ
22. ハロウィン
23. とびらをあけよう!
24. ボールコロコロゲーム
25. オリエンテーリング
26. おってかさなる数字
27. 来て来てサンタさん
28. 赤はなのトナカイ、青はなのトナカイ
29. ありがとうお年玉
30. せかいいっしゅうのたび
31. クロスカントリースキー
32. マラソン大会
33. ジャングルたんけん
34. おもいはこ・かるいはこ

「きらめき算数脳 小学2・3年生」に娘はいつごろ取り組んだ?

「きらめき算数脳 小学2・3年生」を、娘は小学2年生の前半に学習しました。始めのページから最後のページまで1ページずつ順番に進めていきました。

小学1・2年生のきらめき算数脳のときも簡単とは言えない問題がありましたが、小学2・3年生のきらめき算数脳では、それが増えているような印象です。きちんと書いてみないと混乱してしまって正解にたどり着けないような問題が普通に出てきます。

娘が初めて解いていった時は、星1つでも苦労していました。低学年では場合分けの経験がほとんどないこともあり、頭の中や紙に書いてみて実験して調べなければならない問題では、答えを導くのはかなり厳しいです。だいたい3つか4つに1つくらいしか初見で正解することはできませんでしたが、娘にとってはパズルということで、ゲームのように面白がって果敢に挑戦しておりました。1周終わったら間違えた問題だけ解き直し、そこでもまた間違えたら3周目でやり直すというように復習をし、結局、全部解けるようになるまで、最大で4回解くことになりました

小学1・2年生のきらめき算数脳では、娘が要らないといっていたこともありほとんどヒントなしでしたが、今回の2・3年生では解けない問題が多くなってきたためか、少しはヒントをあげるようにしました。それでも、答えを暗記してしまうという様子はなく、毎回、あれこれと粘り強く試行錯誤して考えていたように見えます。時間もかなりかかりましたが、その後、ハイレベ100やらトップレベル問題集に取り組んだときも気軽にアドバイスしてほしいとは言い出さず、挫折することなく途中で投げ出さない忍耐力を身につけることにも貢献しているような印象です。

ちなみに、正直なところ、私が解けない問題もわずかながらありましたが、多くの場合わかりやすい解説がありますので、大人なら理解することは可能です。そのうえで、必要とされた場合には、子どものサポートをしてあげました。

「きらめき算数脳 小学2・3年生」をやってよかったか?おすすめか?

文章題を解くときにも思考力は使いますよね。Z会のグレードアップ問題集も、3年生くらいになってくると頭を使う問題が出てきます。しかしながら、思考力を養おうとした場合、「きらめき算数脳 小学2・3年生」のように、考えることが当たり前で、試行錯誤を要求され、また、問題解決能力を問われる教材のほうが良さそうと思っています。

中学受験を考えていなくても、我が子に頭を使っていろいろと考えられるよう育ってほしいという想いを持つ親は多いのではないでしょうか。私も同じように考え、なにやら思考力を使う問題集があるということで、本屋で手にとったのが「きらめき算数脳」との出会いでした。同じような問題集の中で見比べてみても、一番楽しそうで頭を使いそうだったため、思考力系の問題集として、1・2年生に引き続き、「きらめき算数脳 小学2・3年生」を選んでいます。このころは中学受験を意識しておりませんでしたが、中学受験を意識していたらなおさら選んでいた教材の1つだと思っています。

「きらめき算数脳 小学2・3年生」は塾のテストの対策になるか?

思考力は、塾の模試、特に後半の問題に対して要求されますので、ある意味テストの対策になると思います。

また、それだけではなく、四谷大塚の全国統一小学生テスト、日能研の全国テストおよび学ぶチカラテスト、早稲田アカデミーのチャレンジテストで、直接的に似たような問題を見たことがあるので、紹介したいと思います。

きらめき算数脳 小学2・3年生

↑足していく問題は模試で見かけています。

きらめき算数脳 小学2・3年生

↑人が何人かいて、それぞれの発言から答えを導く問題です。難しい問題では1人うそつきがいたりしますね。

きらめき算数脳 小学2・3年生

↑小町算?ある程度コツがありますが、試行錯誤するしかありません。

きらめき算数脳 小学2・3年生

↑まるではなくて三角でしたが、回転するとどのように位置が変わるかの問題が出たことあります。

きらめき算数脳 小学2・3年生

↑サイコロ振ってぐるぐる回る問題が出た記憶があります。

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きらめき算数脳 小学2・3年生

サピックス
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おわりに

娘が中学受験で結果を出せるかどうかはわかりませんし、今、私が考えていること、やっていることが結果につながる自信があるわけでもなく、正直なところ、試行錯誤しているのが現状です。しかしながら、私と娘は小学2年生の半ばから中学受験を意識した勉強を開始し、新4年2月からの通塾開始までに、大手塾から以下のお誘いを受けた事実があるため、低学年時の勉強についてはある程度うまく進めることができたと言ってよいのかなと思っています。

・四谷大塚の全国統一小学生テストへの決勝招待(1回)
・日能研の全国テストと学ぶチカラテストで小4からのTMクラスへの招待(3回)、および、4年生1年間の奨学生制度(授業料および教材料等全額免除)のスカラシップ資格
・早稲田アカデミーのキッズチャレンジテストおよび冬季学力診断テストで半年の授業料免除の特待(3回)

私達は幼児教育もまるで考えず、中学受験を意識したものの、経験もなく何をやればいいかわからない状態からの始まりでした。同じような状況の親御さんたちにとって、何らかの参考になればと思っていますので、応援をどうぞよろしくお願いいたします。

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参考までに、娘の小学1年生から3年生までの成績は、小学1年生では5回の模試の2教科で平均偏差値59.8(最低50.8)から、小学2年生では9回の平均偏差値70.3(最低62.5)、小学3年生では8回の模試の2教科で平均偏差値71.3(最低68.6)となっています。


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以下は、参考記事です。

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2024年2月22日算数(入塾前)

Posted by ぜろパパ