過去問集選びで迷わない比較ポイント
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過去問に取りかかろうと思ったとき、「いつから」よりも、意外と「どの過去問集を買えばいいのか」で悩みます。
同じ学校でも、出版社が違うと本が複数あります。値段もそれなりにするので、何冊も買って失敗したくない。とはいえ、安易に「一番有名そうなやつ」で決めてしまって、あとから「解説が合わない」「コピーしづらい」「年度が足りない」となるのも避けたい。
さらにややこしいのが、塾の教材やプリントがあることです。塾のテキストで網羅学習も続いていると、過去問に使える時間は限られます。長女のときも、夏休みの最終週から過去問を開始しましたが、夏休みが終わると土日が志望校別コースで埋まりやすく、平日に1〜2教科進めるのがやっとでした。
そんな状況で、過去問集選びを間違えると「読むだけで疲れる」「直しが回らない」「解説が噛み合わない」みたいに、時間のロスが増えるんですよね。過去問集は、勉強法というより「運用ツール」だと思うようになりました。



この記事では、出版社の名前だけで決めないために、家庭で整理しやすい選び方の軸をまとめます。声の教育社と東京学参を買って使った経験や、無料で見られるデータベース(四谷大塚)を併用したときの感覚も交えながら、保護者目線で「うちに合う一冊」を考える材料にします。
過去問集は「出版社名」より5つの軸で選ぶ
①解説は「詳しさ」より「噛み合う形」が大事
過去問集選びで一番気になるのは、やっぱり解説だと思います。特に独学寄りだったり、家庭で直しを回したい場合は、解説の質が学習効率に直結します。
ただ、ここで難しいのは「詳しい=正解」とは限らないことです。例えば算数。図が多い解説が合う子もいれば、文章が長いと読む気力がなくなる子もいます。逆に、要点が短くまとまっているほうが「自分で考え直す」余地が残ってよかったりします。
わが家は、解説を読んでも理解が進まないときが一番つらかったです。時間がない時期ほど、「解説を読めば分かる」前提が崩れると、直しが止まります。解説は「詳しさ競争」ではなく、「この子の思考に刺さる形か」で見たほうが失敗しにくいと感じました。
②年度数は「多ければ安心」ではなく、回せる量で決める
次に迷うのが、何年分収録されているかです。多いほどお得に見えますよね。
でも、現実は「回せる分だけが価値」になります。長女のときも、土日が取りづらくなってからは、平日で1〜2教科が精一杯でした。過去問をたくさん持っていても、解きっぱなしになったらもったいないし、子どもも達成感が得にくいです。
わが家でしっくりきたのは、年度数は「手持ちの時間」に合わせて決めるという考え方です。第一志望は回す前提で年数を取り、併願校は目的を絞って少なめにする。そう決めると、過去問集の選択も現実的になりました。
③答案用紙や余白は、算数のミスの出方に影響する
地味ですが効くのが、答案用紙や余白の作りです。特に算数は、途中式や図をどこにどう書くかで、ミスの出方が変わります。
余白が狭いと、式が詰まって見落としやすい。答案欄が実際の試験に近いと、本番の感覚で練習しやすい。こういう「使い勝手」は、購入前には想像しづらいのが難点です。
わが家は、実際の様式をなるべく再現したくて、声の教育社の情報を参考にしつつ、A4・A3・B4など紙のサイズや、冊子型にするかプリントにするかまで考えて印刷していました。形式を本番に寄せると、集中の入り方が変わると感じています。
④コピー運用するなら「切り離しやすさ」と「傷みにくさ」を見る
過去問は一回解いて終わりではなく、直し・やり直しが大事になります。だからこそ、コピー運用する家庭も多いと思います。
コピーしやすいか、製本が固すぎないか、ページが開きやすいか。ここは地味ですが、6年後半の「毎週の運用」で差が出ます。コピーが面倒だと、つい直しが後回しになりがちです。
家庭で回すなら、机の上で扱いやすい一冊が勝ちだと思います。教材としての内容以前に、生活に乗るかどうかが大きいです。
⑤情報ページは「買う理由」にしていい
過去問集には、学校情報や出題の特徴、合格最低点の目安などが載っていることがあります。ここは、家庭によって価値が変わります。
わが家は、問題そのものはPDFで用意して本番形式に近づけたい一方で、情報と解説は本のほうがまとまっていて助かりました。だから「問題を解くための本」というより、「周辺情報と解説の辞書」として買うイメージに近かったです。
出版社の違いは「優劣」より相性で考える
声の教育社は「1冊だけなら無難」と感じた理由
わが家は、声の教育社の過去問集を購入しました。結果として、もし1冊だけ買うなら、声の教育社を選ぶのは無難だと思っています。
理由は、ひとことで言うと「迷いが少ない」からです。学校情報のまとまり方、解説の読みやすさ、全体の作りが「標準装備」という感じで、初めて過去問集を買うときに外しにくい印象でした。
ただ、これも学校や子どもの相性はあります。文章量が多いほうが安心できる家庭もあれば、逆に要点だけのほうが回る家庭もあります。「有名=正解」ではなく、「うちの運用に合うか」の視点が大事だと思います。
東京学参を追加したのは「解説が2種類あるほうが救われる」から
もう一つ、東京学参も購入しました。学校によっては、解答解説が全く同じに見えるケースもあれば、違いが出るケースもあるように感じました。
後者の場合、子どもが詰まっている問題に対して、解説が一つだと「それでも分からない」で止まってしまうことがあります。解説が2種類あると、どちらかが刺さることがある。これは、家庭で直しを回す上では結構ありがたかったです。
もちろん、2冊買うのは高いです。だから、最初から全校で二重買いをするのではなく、第一志望など「詰まりが致命傷になりやすい学校」で、かつ、解答が出版社によって異なるときだけ二冊目を検討する、くらいが現実的だと思いました。
同じ学校でも「解説の合う・合わない」は起きる
過去問集の解説は、書いた人の発想の流れがそのまま出ます。だから、合うときは気持ちよく理解が進むし、合わないときは何度読んでもピンと来ないことがあります。
特に算数は、この差が出やすいと感じました。図を描いて納得する子、式の変形を追いたい子、文章で筋道を確認したい子。それぞれです。
解説の相性が悪いと、算数の直しが「苦行化」しやすいので、家庭のストレスも上がります。だからこそ、出版社の話は「どっちが上」ではなく、「どっちが合う」で考えたほうが、納得感が出やすいと思います。
\ 実践者が続々と増え、150名を突破! /
中学受験算数では、間違えた問題や理解不足の問題を集めて分析・復習する 「復習ノート」「解き直しノート」が、 成績を伸ばすうえで非常に有効です。
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「中学受験・算数の成績が劇的に変わる!本気で取り組む『解き直しノート』の全記録」
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ぜひこちらも参考にしてみてください。
無料のPDFと併用すると「買うべき一冊」が見えやすい
四谷大塚の過去問データベースで「中身の雰囲気」を先に見る
過去問集選びで助かったのが、四谷大塚の過去問データベースです。無料の会員登録で、多くの学校の過去問PDFを利用できるので、「まず問題の雰囲気をつかむ」ことができます。
たとえば、開成・麻布・武蔵・筑波大学附属駒場・聖光学院・早稲田・海城・攻玉社・駒場東邦、桜蔭・女子学院・雙葉・フェリス女学院・浦和明の星女子、渋谷教育学園幕張・渋谷教育学園渋谷・市川・西大和学園・慶應義塾中等部など、代表的な学校も見つかります(ほかにも多数掲載があります)。
PDFで問題を一度見ておくと、「この学校は問題文が長い」「図表が多い」「答案欄が特徴的」などが分かります。そうすると、過去問集に求めるものが見えてきます。先に問題を見てから本を選ぶと、買い物の失敗が減ると感じました。
問題はPDFで再現し、解説は本で読むという割り切り
わが家は、問題を解くときはできるだけ本番形式に近づけたくて、PDFをA4・A3・B4など適切なサイズで印刷し、プリントか冊子かも再現しました。
一方で、市販の過去問集は、問題冊子として使うというより「情報と解説のため」と割り切りました。声の教育社の過去問で問題を解くことはほとんどなく、解答解説の確認が目的でした。
この分け方にすると、過去問集に求めるものがはっきりします。つまり、「解説が読みやすいか」「復習が回るか」が最重要になります。形式の再現はPDFで担保できるからです。
塾の教材がある家庭ほど「買わない勇気」も必要
わが家は、志望校対策とは別に、塾の教材で網羅的な学習も続けていました。だから、過去問だけで全部を賄うのは難しいと感じています。
同じように塾の教材がある家庭だと、過去問集を買いすぎると消化不良になります。買ったのに使えないと、気持ちが焦るんですよね。
「買うかどうか」より「回せるかどうか」を最優先にすると、必要な冊数が自然に絞れます。まず1冊。必要なら第一志望だけ2冊目。そんな段階的な買い方が安心でした。
買う前に決めておくと迷わない「選び方フロー」
①まずは志望校の問題を1年分だけ見て「苦手の種類」を把握する
過去問集を選ぶとき、点数の高さより先に見たいのが「どんな種類のつまずきが多いか」です。
- 時間が足りない(読み・処理のスピード)
- 条件の読み落とし(注意力・設問処理)
- 単元の穴(基礎の欠け)
- 書き方が分からない(記述・途中式)
この種類が分かると、過去問集に求める解説の形が変わります。算数の途中式がほしいのか、国語の根拠の取り方がほしいのか、理社の周辺知識がほしいのか。目的が決まると、過去問集選びが一気にラクになります。
②「1冊で済ませる」か「第一志望だけ2冊」かを決める
多くの家庭は、できれば1冊で済ませたいと思います。わが家もそうでした。
そこで現実的なのは、次の2択に整理することだと思います。
- 基本は1冊で運用(声の教育社など「標準」の作り)
- 第一志望だけ2冊目を検討(東京学参など別解説で補強、学校によって解説が全く同じこともあるので注意が必要)
これ以上の複雑化は、時間が限られる時期ほど回りにくいです。まずは1冊で走り、途中で詰まりが続いたら追加する。この順番が安心でした。
③コピー運用の家庭は「過去問の回し方」までセットで考える
過去問集を買っても、家庭でのコピーや管理がうまくいかないと、回し方が崩れます。わが家も、直しの紙が散らかると一気に進みづらくなりました。
コピーのルールや、原本を傷めない工夫、何部刷るか、いつ復習するか。ここを決めておくと、過去問集の「使い勝手」の重要度が上がってきます。
家庭での印刷・コピーの手順や回し方の整理は、別記事で具体的にまとめています。過去問集を買う前に、運用のイメージを作るのに役立つと思います。
中学受験の過去問コピーで迷わない|家庭での印刷手順とルール、回し方まで整理
https://chugakujuken-zero-ouen.pal-fp.com/home-study/chugakujuken-kakomon-copy/
④「いつから始めるか」で迷うなら、購入のタイミングも決まる
過去問集は、早く買うほど安心…とは限りません。始める時期がまだ読めない場合、年度の更新や家庭の方針変更で、迷いが増えることもあります。
わが家も「いつから」に悩みました。開始時期の考え方を整理すると、「いつ買うか」「何年分必要か」まで自然に決まりやすいです。
中学受験の過去問はいつから?失敗しない始め方と学年別スケジュール
https://chugakujuken-zero-ouen.pal-fp.com/shiboukoutaisaku/kakomon-itsukara/
オンラインでもできる、中学受験向けの立て直し
地方在住や送迎の都合で通塾の選択肢が限られる場合でも、オンラインで中学受験対策を進めることは可能です。
塾フォロー型の個別指導(オンライン対応)という選択肢があります。
SS-1は、中学受験専門の個別指導塾で、教室での個別指導に加え、オンライン個別指導にも対応しています。
私が調査した中で公式情報や条件を確認した限り、候補の1つとして比較対象に入れやすい印象で、資料を取り寄せておいて損はないと考えられる個別指導塾・オンライン個別指導の1つです。
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例えば、成績が伸び悩んでいる・苦手がいつまでも苦手なまま…などの悩みが出始めているなら、個別指導を検討し始めてもよいかもしれません。
まずは資料で全体像を確認して、家庭に合う進め方を検討するのが安心です。
資料請求しておき、情報収集の第一歩として資料を読んでおくというのは、私自身が続けてきた有効な方法の1つと思っています。
迷っている段階なら、まずは資料で全体像をつかむのが早いです。
体験談も参考になりますが、私自身はまず公式資料を正しく理解することが大切だと考えています。
子どもが頑張っているからこそ、親も判断材料を集めるという形で一歩進めておくと安心です。
まとめ
過去問集は、出版社名で選ぶよりも、「解説の形」「回せる年度数」「答案用紙や余白」「コピー運用のしやすさ」「情報ページの価値」という5つの軸で見ると、家庭に合う一冊が見えやすいと感じました。
わが家は、1冊だけなら声の教育社が無難だと思いつつ、第一志望など詰まりやすい学校だけは東京学参を追加して、解説を2種類持つ安心感にも助けられました。ただし、これは全家庭に当てはまる話ではなく、子どもの相性や残り時間で最適解は変わります。
無料のPDF(四谷大塚のデータベースなど)で問題の雰囲気を先に見てから、解説のために本を選ぶ。問題は印刷で本番に寄せ、解説は読みやすさで選ぶ。そんな分け方にすると、買い物の失敗が減り、過去問が回りやすくなると思います。
もし今迷っているなら、まずは「うちは何でつまずきやすいか」を一度だけ整理してみる。それだけで、必要な過去問集の条件がはっきりしてくるはずです。
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を、noteで公開しています。
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