理科(小4下第3回):電気はどこまで理解してもらうか悩む
「親ガチャ」とか、また凄い単語が生み出されたものですね。一言でいうと「生まれた家で人生が決まる」という考え方かなと思います。
中学受験のことを知ってから、自分は努力してきたと思っていたけれど、世の中もっと努力している人がたくさんいて、自分はただただ運が良かったのだなと思っています。でも、努力してないとうまくいく可能性は低くなり、努力しているとうまくいく可能性が高くなるけど100%にはならない。努力とはそんなものだと思っています。そのため、運も大事だけど、運だけでなんとかなるものでもないような気がしています。
私がやるべきことは、今できることを、正しくやるだけだと思っています。親ガチャ論だけでなく、中学受験における地頭論や学力遺伝論を深く考えたところでやることは変わらないので、基本的に興味がないのですが、ただ、娘に「親ガチャ失敗」と思われないようなやりかたを追究したいとは思いました。おそらく、成績だけ追い求めると失敗するかもしれないのでしょう。
ということで、娘が早稲アカで理科の後期第3回の授業を受けましたので、いつもどおり応援します。
概要
早稲田アカデミーでの、理科、予習シリーズ後期第3回は「電池(1)」でした。
私自身、予習シリーズテキストに載っていることと、自分でまとめた情報がごっちゃになってしまっていますが、前期の「金属」や「光」でも扱ったような気がする知識もあったように思います。
そんな今回の予シリ後期第3回「電池(1)」のポイントを3つだけ挙げるとすれば、以下でしょうか。
・手回し発電機:なにやら新学習指導要領の影響で、中学入試で大事に扱われている知識なようです。今年度の入試報告はサピックス、早稲田アカデミー、四谷大塚、日能研、その他いろいろ集めて確認しましたが、だいたいどこも注目分野として取り上げていたかと思います。
・豆電球のしくみ:口金の中身、ただしく理解できていますでしょうか。文だけだととてもわかりにくいので、図を見て配線がどうなっているのかを理解するのが良いと思います。選択肢の中から、どれが光ってどれが光らないのか、暗記するのではなく、正しく習得した知識で答えたいところです。
・検流計:問題で出てくるとき、針の向きと数値の読み取りを丁寧に行う必要があると思います。算数に比べればだいぶ楽な問題とは思いますが、国語の読解のように正しく丁寧に読み取らないと、余裕で間違えます。
「七田式の理科ソング 物理・化学」では、関連する曲として「電気のうた」がありました。普通にオームの法則が紹介されており、あとは、電気によって熱・光・磁力を生み出す例となる商品のうたでした。次の題4回「電気(2)」と合わせて、今回の範囲とは直接関わる歌ではないかおもしれませんが、オームの法則は知っていると役に立ちますし、覚えるのが苦手なお子さんや、3年生で理科の通塾準備したい方にはちょうどよいかと思います。
暗記ノート(補助教材)づくり
ここからが、恒例の補助資料作りです。毎回、暗記ノートと読ぶ補助資料を作っています。暗記ノートについては、以下のページで紹介しています。
私のサポートは主に絵を用意することになります。予シリに加え、参考書として「?に答える!小学理科」と「小学高学年 自由自在 理科」を使っています。「受験理科の裏ワザテクニック(「続 受験理科の~」・「続々 受験理科の~」もある)」に該当範囲があれば、これも入れます。また、Z会の入試に出る図鑑は「Z会 入試に出る植物図鑑」「Z会 入試に出る動物図鑑」「Z会 入試に出る地球・宇宙図鑑」がありますが、今回は出番なしです。「くらべてわかるできる子図鑑 理科」も導入しています。中学受験で大活躍!という話で用意した「スーパー理科事典」は出番なしです。さらに、私自身が読んでみて気になったところなどについては、Googleで見つけた画像や注釈をコピーします。これらをうまく並べ替えて、パワーポイントにまとめて資料集を作ります。
オームの法則。迷いましたが、知っていると間違いなく理解が進むと考え、教えました。というか、娘はうたでオームの法則という公式があるのは知っていましたので、電圧ってなに?電流ってなに?抵抗ってなに?ついでに電力ってなに?あたりをていねいに説明しました。Googleで調べると、自動車など、より身近な例えで解説している記事もあるので、役立ちました。ちなみに、当たり前のように書いていますが、私は高校で生物を選択していたこと、中学で習ったことは大昔過ぎてほぼすべてゼロになっているため、先に勉強しておきました。
クリップの種類。ミノムシクリップが紹介されているくらいなので、他にもあるのだろうと。娘が3年生のときに電池と豆電球で遊ぼうとしてホームセンターで買ったクリップはワニぐちクリップというそうです。テストでは絶対でないでしょうが、いろいろあるということで。
コンデンサーと電池の違い。参考書にコンデンサーの説明があったので、気になって確認しました。高校で物理やってると、このあたりは当然知っている知識なのですかね。それとも一般常識的な教養でしょうか。私は名前だけ知っているというレベルでした。
電気を通すものと通さないもの。硬貨は電気と磁石で紛らわしいですね。成分で理論を理解するのもよいのでしょうが、実際に目の前で実験するのが一番良いのでしょうね。
LED。予習シリーズ、なぜ肝心のLEDの先端が写真に写っていないのか。LEDには足の長いプラスと短いマイナスがありますね。
電池の種類。参考書には、充電できる電池と充電できない電池に分けて紹介がありました。また、光電池と燃料電池も。燃料電池は、小学生新聞で紹介されていたことがあり、娘は知っていたようでした。私も同じ新聞に目を通しているはずですが、まったく記憶にないという。。
金属や水溶液が電気を通す理由。参考書に載ってたので紹介したら、娘はすでにある程度知ってたみたいです。漫画、恐るべし。
組分けテストの目標偏差値ごとの学習
偏差値50を目指すには
偏差値50を目指すには、文章とつなげて理解しやすくなる、写真や絵が掲載されているものを中心に覚えると良いのではないかと思います。
今回、写真を始めとして図表が用意されているのは、電気を通すもの・通さないもの、豆電球のつくり、発光ダイオード(LED)、モーター、乾電池のつくり、光電池、手回し発電機、ビスマス、豆電球の回路と配線、ショート、検流計と電流の向き・大きさですね。太字は、特に問題集でもよく聞かれていた印象です。
今回の電気(1)をおろそかにしてしまうと、次の電気(2)の理解に支障をきたし、カリキュラムテスト第3-4回や組分けテストが大変なことになる可能性がありますので、きちんと理解しておきたいです。
偏差値60を目指すには
問題集はきちんと解いて、わからなかった問題は単に答えを書き写して終わりではなく、解説が用意されていればしっかりと読み、予習シリーズテキストに戻って周辺部を読んで知識をつないでおくと良いと思います。
電気が流れる回路を自分でかけるほど理解が進められるとよいと思います。あるいは、豆電球のつくりをゼロから書きながら説明を同時にできると、きちんと理解している証拠であり、テストは問題ないでしょう。双方向に答えられることを意識し、例えば「この回路は電気が流れない、なぜなら○○だから」「ここをこうすれば流れるようになる」と、問題で聞かれていないことにも追加説明できるなど、確実な理解をしたいところです。
偏差値70を目指すには
満点をとって、やっと偏差値70を出せるかどうかというところですので、必然と満点を目指すことになります。問題集で穴を埋めて安心して終わりではなく、再び予習シリーズテキストに戻って知識をつなげるとか、参考書を併用して理解を深めることが要求されると思います。
ただ、組分けテストで満点を目指すよりも、サピックスなどを意識して、どうすれば知識の幅を広げられるかということを考える方が良いのではないかと思いながら学習を進めたほうがよいのかなと思っています。このあたりを注意しながら娘には学習を進めてもらっています。
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