理科(小4下第6回):水溶液は家でも実験で学べる

2024年5月17日塾学習,理科(4年生)

子供の学習(理科)

真鍋淑郎さんがノーベル物理学賞を受賞した翌日のテレビで「日本に戻りたくない」発言を知ったものの、その後、いつもチェックしているニュースでは研究の内容や経緯が中心に報道されていて、どちらかといえばこの発言は目立ってない印象をうけていました。

私の個人的な経験だと、アカデミックではないですが、企業であれば企業の文化にもよるのかなという気がしました。確かに、関わっていた米国のとある企業で、パソコンをロックしておかないとデータを同僚に取られることがあるほど殺伐してるという話も聞いたことはありますが、別の企業を見たときには、ずいぶんと和気あいあいとしてるのだなと思った記憶もありますし。

また、欧州だと、むしろ、研究について揉めるほど激しく議論という場面に遭遇したことがないような。みんなで意見を出し合って議論し、結論を得るという、わりと日本と変わらないじゃないという印象を受けましたね。日本から見ると欧州はどの国も近そうに見えて、実は国によって文化はかなり異なることがデータでわかっているみたいなのですが、だからこそ、人の行き来もさかんですし、お互いに尊重しようと議論が平和なのかもしれないですね。

いずれにしても、こういうことがあると「日本良くない!」という話も出てきますし、私も研究の議論は殺伐としてるくらいがちょうどよいと思うこともありますが、一方で、やたらと殺伐としないところが日本の良いところだったりもするので、難しいところだなと思います。

ということで、娘が早稲アカで理科の後期第6回の授業を受けましたので、いつもどおり応援します。

概要

早稲田アカデミーでの、理科、予習シリーズ後期第6回は「物の溶け方(1)」でした。

前回の電池に続き、2回に渡る重要な単元ですね。そんな今回の予シリ後期第6回「物の溶け方(1)」のポイントを3つだけ挙げるとすれば、以下でしょうか。

水溶液の定義:透明、色はあっても良い、均一ですね。デンプンや粘土も濁ったままではなく、一応、時間を置くと上澄みは透明になります。
飽和(水溶液):。今の水の量と温度を考えると、溶かそうとした量で飽和するのかしないのか、しっかりと判断できないと、計算問題に苦労します。特に、グラフでも表でも温度はいくつか書いてあるのでしっかり確認すると思いますが、水の量を確認しないでミスすることがないように、問題のはじめに水の量を把握する癖をつけることがポイントではないでしょうか。後は、砂糖と塩があれば家でも実験できますので、教科書よむよりも記憶に定着しやすい体験として学習できますね。
計算:グラフを見ながら右に行ったり左に行ったり(温度を変える)、上に行ったり下に行ったり(限度量との比較)をきちんと理解したいですね。

七田式の理科ソング 物理・化学」では、関連する曲として「水溶液のうた」がありました。たしかに、溶質、溶媒、溶液という一般的な名称も知っていたほうが、勉強しやすいような気がしますね。その他、温度による溶け方の変化、飽和水溶液、再結晶について取り上げられています。覚えるのが苦手なお子さんや、3年生で理科の通塾準備したい方にはちょうどよいかと思います。

暗記ノート(補助教材)づくり

ここからが、恒例の補助資料作りです。毎回、暗記ノートと読ぶ補助資料を作っています。暗記ノートについては、以下のページで紹介しています。

私のサポートは主に絵を用意することになります。予シリに加え、参考書として「?に答える!小学理科」、「小学高学年 自由自在 理科」を使っています。「受験理科の裏ワザテクニック(「続 受験理科の~」・「続々 受験理科の~」もある)」に該当範囲があれば、これも入れます。また、Z会の入試に出る図鑑は「Z会 入試に出る植物図鑑」「Z会 入試に出る動物図鑑」「Z会 入試に出る地球・宇宙図鑑」がありますが、今回使うのは「Z会 入試に出る動物図鑑」と「Z会 入試に出る植物図鑑」ですね。「くらべてわかるできる子図鑑 理科」も導入しています。中学受験で大活躍!という話で用意した「スーパー理科事典」は出番なしです。さらに、私自身が読んでみて気になったところなどについては、Googleで見つけた画像や注釈をコピーします。これらをうまく並べ替えて、パワーポイントにまとめて資料集を作ります。

蜃気楼・逃げ水・陽炎。予シリにかいてあったモヤモヤと糖度計からの派生です。糖度計の仕組み、私、知りませんでした。

水溶液・コロイド・懸濁液。細かい説明がなくても、写真を並べるとイメージがわきますね。

溶けるということ。どの参考書にも載っていますが、予習シリーズが一番わかり易いですね。どの本も溶質がバラバラになっていく図ですが、予習シリーズでは水のつぶの間に溶質のつぶが入り込んでいくというイメージなのがよくわかります。

気体の溶解。参考書に記載があったのでついでに。気体は温度が高くなるほど溶解度が小さくなるというやつです。地球温暖化なんかにも関係ありますし。

組分けテストの目標偏差値ごとの学習

偏差値50を目指すには

偏差値50を目指すには、文章とつなげて理解しやすくなる、写真や絵が掲載されているものを中心に覚えると良いのではないかと思います。

今回、写真を始めとして図表が用意されているのは、透明と水溶液、水溶液中の濃度と色(均一)、溶かす前と後の重さ、飽和、ホウ酸と食塩の性質の違い、水の量と温度を変えると限度量がどうなるかですね。全部ですが、太字のどちらも、問題集でもよく聞かれていた印象です。

次の第7回「ものの溶け方(2)」でも出てきてしまうので、計算も積極的に挑戦したいですね。

偏差値60を目指すには

問題集はきちんと解いて、わからなかった問題は単に答えを書き写して終わりではなく、解説が用意されていればしっかりと読み、予習シリーズテキストに戻って周辺部を読んで知識をつないでおくと良いと思います。

今回の範囲は覚えることが比較的少ないので、相対的に、同じ時間をかけるとすればみんなしっかりと覚えてくるはずです。いつもどおり、問題から答えを、答えを見て問題を説明できる、つまり、双方向に答えられることを意識したいところです。

差がつきそうなのは、やはり計算ですね。計算自体は、誰もが算数に比べれば簡単に思えるレベルだと思いますので、ミスなく計算して答えを導き出すまでの工夫を考えたいところです。簡単な計算のはずが、目だけでグラフを追って、気軽に暗算すればミスはすぐそこではないかと思います。

偏差値70を目指すには

満点をとって、やっと偏差値70を出せるかどうかというところですので、必然と満点を目指すことになります。問題集で穴を埋めて安心して終わりではなく、再び予習シリーズテキストに戻って知識をつなげるとか、参考書を併用して理解を深めることが要求されると思います。あとは、計算は単に解ければよいというわけではなく、どれだけ短時間で答えにたどり着いて時間を稼げるかですね。

もっとも、いつもどおりですが、組分けテストで満点を目指すよりも、サピックスなどを意識して、どうすれば知識の幅を広げられるかということを考える方が良いのではないかと思いながら学習を進めたほうがよいのかなと思っています。このあたりを注意しながら娘には学習を進めてもらっています。

テスト結果

理科の4年生後期組分けテスト第5回はステキ成績でした。引き続き、調子いいです。暗記する、問題集を解いて穴を見つけて再び暗記、テキストや参考書を読んで知識をつなぐ、という流れがうまくできています。

*主観的な評価です。ステキ成績:点数か順位か偏差値が良いか、前回と比べて上がったなど、私と妻と娘で喜んだ成績です。むむむ成績:もう少し頑張れた気がするものの、きちんと復習することで挽回できそうな成績です。たいへん成績:一通り復習する程度では挽回できなそうな、苦手認定と本格的な対応が必要な予感のする成績です。

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Posted by ぜろパパ