理科(小4下第9回):算数とくらべて簡単なはずの計算で間違えやすいので注意
以前、娘が毎日小学生新聞を読んでいて「お母さん食堂」と「ファミマル」の一騒動を知ったようでした。記事の内容はさすがに中立的で、今の時代を考慮すると「お母さん」表記はよくないという意見もあれば、言葉狩りではないかという意見も両方載っていたと思います。
娘としては、表記を変えなければならないほどのことなのか、それぐらいいいじゃないのという感じで、どちらかといえば言葉狩り側の意見に傾いているように見受けられました。
そこで、私は、両方の極端な考え方も含めてこの騒動を簡単に説明した上で、娘には、「どちらの意見を持っていても、それが仮に極端なものであっても自由であり悪いとは思わないけれど、仮に外で意見を述べる場があったとき、一方的に自分の意見は出さないほうが良い」と伝えました。どのようなことでも、世の中にはいろいろな意見があるわけで、自分の意見とは逆の意見を聞くことなしに自分の意見だけ言うのは、だいたい良くない結果につながると思います。自分と異なる意見を受け入れる受け入れないは別として、まずは相手の考えをきちんと理解するのが良いのだと思っています。
ということで、娘が早稲アカで理科の後期第9回の授業を受けましたので、いつもどおり応援します。
概要
早稲田アカデミーでの、理科、予習シリーズ後期第9回は「ばね」でした。
今までとはちょっと毛並みの違う単元ですね。そして、計算が発生する重要な単元の一つでもあります。そんな今回の予シリ後期第9回「ばね」のポイントを3つだけ挙げるとすれば、以下でしょうか。
・重力と支える力:ものに重力がかかると同時に、それを手なり机なりが支えているから、ものは静止する。この支える側の力をきちんと理解したいですね。横向きのばねの両端に滑車がついていて、両方におもりが1個ずつついたとき、支える側の力を理解していないとおそらく間違えてしまいます。
・ばねの長さと比例:ばねの長さには「自然長」「のび」「全長」という言葉がありますので、しっかり区別する必要がありますね。比例するのは、もちろん「のび」ですね。でも、もちろん、無限に比例するわけではないですよね。試しに、子供に10gで1cm伸びるばねについて、1トンのおもりを付けたときのばねの伸びを聞いてみましょう。計算して答えを提示してきたら、とても素直なお子さんです。実際には伸びきってしまうどころか、多分切れますね。
・ばねの計算:定義だけではなく、問題をきちんと正確に読んで、どの長さが与えられて、どの長さを求めるのかを毎回毎回ロボットのように確認する作業を習慣化したいです。これがないと、算数より遥かに簡単な足し算と引き算の問題に過ぎないにもかかわらず、ぽろぽろと間違えます。
「七田式の理科ソング 地学」では、関連する曲として「いろいろな力」がありました。と入っても、重力が少し紹介されているだけです。イラストで紹介が入っているのは弾性力、摩擦力、重力、浮力、揚力ですね。覚えるのが苦手なお子さんや、3年生で理科の通塾準備したい方にはちょうどよいかと思います。
暗記ノート(補助教材)づくり
ここからが、恒例の補助資料作りです。毎回、暗記ノートと読ぶ補助資料を作っています。暗記ノートについては、以下のページで紹介しています。
私のサポートは主に絵を用意することになります。予シリに加え、参考書として「?に答える!小学理科」、「小学高学年 自由自在 理科」を使っています。「受験理科の裏ワザテクニック(「続 受験理科の~」・「続々 受験理科の~」もある)」に該当範囲があれば、これも入れます。また、Z会の入試に出る図鑑は「Z会 入試に出る植物図鑑」「Z会 入試に出る動物図鑑」「Z会 入試に出る地球・宇宙図鑑」がありますが、今回使うのは「Z会 入試に出る動物図鑑」と「Z会 入試に出る植物図鑑」ですね。「くらべてわかるできる子図鑑 理科」も導入しています。中学受験で大活躍!という話で用意した「スーパー理科事典」は出番なしです。さらに、私自身が読んでみて気になったところなどについては、Googleで見つけた画像や注釈をコピーします。これらをうまく並べ替えて、パワーポイントにまとめて資料集を作ります。
ばねの種類。予習シリーズにもたくさん載っていますが、板ばねや空気ばねについて調べました。空気ばね、仕組みも知らずに椅子を使ってました。。。動画がわかりやすいので、いつもどおりYoutubeへGoです。
重さと質量。はかりとてんびんの違いですね。さすがに参考書はわかりやすいです。特に、「?に答える!小学理科」のほうが「小学高学年 自由自在 理科」よりもわかりやすく情報量も多かったと思います。
ばねの直列つなぎと並列つなぎ。もっと先で習うのだとは思いますが、少し前に習った電池と似ていて理解できそうだったので入れました。
ばねのつり合い。おもりがばねを引く場合、天井がばねを引く力も、滑車を通じて壁がばねを引く力も、滑車を通じて両端のおもりがばねを引く力も変わりがありません。「?に答える!小学理科」がわかりやすいです。
作用と反作用。これも単についでです。実際に壁を押したりしながら確認してみました。
組分けテストの目標偏差値ごとの学習
偏差値50を目指すには
偏差値50を目指すには、文章とつなげて理解しやすくなる、写真や絵が掲載されているものを中心に覚えると良いのではないかと思います。
今回、写真を始めとして図表が用意されているのは、地球上の地点と重さの関係、重力、ばねにはたらく力、おもりとばねののび、ロバート・フック、いろいろなばね、ですね。太字は、問題集でもよく聞かれていた印象ですので、正確に理解しておきたいですね。
偏差値60を目指すには
問題集はきちんと解いて、わからなかった問題は単に答えを書き写して終わりではなく、解説が用意されていればしっかりと読み、予習シリーズテキストに戻って周辺部を読んで知識をつないでおくと良いと思います。
いつもどおり、問題から答えを、答えを見て問題を説明できる、つまり、双方向に答えられることを意識したいところです。例えば、「ばねにおもりをつけていないときの長さをなんというか?」→「自然長」だけではなくて、「自然長とはなんですか?」に対して答えられるか?ということです。これができていればきちんと理解していることがわかります。
あとは計算ですね。算数に比べればだいぶ簡単なはずなのに間違えるのが理科の計算です。算数でも鍛えられていて、計算ミスは実は少なく、問題文読み取りミスの方が多かったりしますよね。
偏差値70を目指すには
満点をとって、やっと偏差値70を出せるかどうかというところですので、必然と満点を目指すことになります。問題集で穴を埋めて安心して終わりではなく、再び予習シリーズテキストに戻って知識をつなげるとか、参考書を併用して理解を深めることが要求されると思います。
もっとも、いつもどおりですが、組分けテストで満点を目指すよりも、サピックスなどを意識して、どうすれば知識の幅を広げられるかということを考える方が良いのではないかと思いながら学習を進めたほうがよいのかなと思っています。このあたりを注意しながら娘には学習を進めてもらっています。
テスト結果
理科の4年生後期カリキュラムテスト第8-9回はステキ成績でした。全く問題ないです。絶好調ですね。この勢いで組分けテストも頑張ってもらえればと思います。
*主観的な評価です。ステキ成績:点数か順位か偏差値が良いか、前回と比べて上がったなど、私と妻と娘で喜んだ成績です。むむむ成績:もう少し頑張れた気がするものの、きちんと復習することで挽回できそうな成績です。たいへん成績:一通り復習する程度では挽回できなそうな、苦手認定と本格的な対応が必要な予感のする成績です。参考になるブログがたくさんあります!応援よろしくお願いします!
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