中学受験の反抗期に親はどう向き合う?家庭でできる5つの対応策

親の役割

親の役割

中学受験を控えた子どもが、突然「言うことを聞かなくなった」「反抗的な態度をとるようになった」と感じたことはありませんか?

実はそれ、よくある「反抗期」と受験ストレスが重なったサインかもしれません。特に高学年になると、自我の芽生えや親離れの意識が強くなりやすい時期に重なり、勉強や進路に関する親の言葉に「うるさい」「もう言わないで」と反発するようになる子も増えてきます。

中学受験の疑問や悩み

 

「中学受験の時期に反抗期が重なったとき、どう接するのが良いのでしょうか?」
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「勉強を嫌がる子に対して、どこまで関わればいいのでしょうか?」
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「反抗期がきたときに親としてできる具体的な対応策にはどんなものがありますか?」

この記事では、多くの保護者が悩んでいる 受験期特有の親子関係のストレスに焦点を当て、「どう受け止め、どう関わればよいのか」を一緒に考えていきたいと思います。

私自身は、ありがたいことに娘が明確な「反抗期」と呼べるような状態にはなりませんでした。それでも、振り返ってみるとその背景には、私なりの接し方や覚悟があったのかもしれません。


中学受験期に「反抗期」が起こる理由とは

自立の始まりとしての反抗期

反抗期は、子どもが自分の考えを持ち始めた証拠です。小学校高学年になると、友人関係や社会の仕組みを少しずつ理解し始め、「親の言うことがすべてではない」と感じるようになります。これは精神的な成長の一環です。

受験勉強のプレッシャーが引き金に

「合格しなければ」「もっと勉強しなければ」といった過度なプレッシャーが反発につながることも多いです。特に模試の結果が悪かったときなどに親が感情的になると、子どもも反発してしまいます。

親子の距離感の変化

今までは素直に言うことを聞いていた子でも、中学受験を通じて親子間の距離が近すぎると息苦しさを感じやすくなります。これは子どもが自分で進路を考え始めている証でもあります。


親の言葉や態度が影響する理由

「頑張っているのに…」という気持ち

親のちょっとした一言でも、子どもは「責められている」と感じてしまうことがあります。特に「なんでできないの?」「こんな成績じゃダメでしょ」などは、自己肯定感を傷つけ、反発心を強める要因になります。

過干渉と放任のバランス

「口を出さなければ何もしない」「言えば嫌がる」そんなジレンマに悩む保護者は多いと思います。でも、子どもには「見守られている」という安心感も必要です。

共感の欠如が壁になる

反抗的な態度が出たとき、「なぜそんな言い方をするの?」と問い詰めたくなりますが、それよりもまず「今日、疲れてたのかな?」「学校で何かあったのかな?」と想像し、共感する姿勢が大切です。


反抗期を穏やかに乗り越えるために

1. 子どもの変化を受け入れる

「この子も変わってきたな」と成長の証として受け止める姿勢が第一歩です。無理に今まで通りにコントロールしようとすると、さらに反発が強まります。

2. 感情的にならない工夫を

親が怒りたくなるときほど、一呼吸置くことが大切です。私は、どうしても気持ちが高ぶったときは、いったん別室に移動してから話すようにしていました。

3. 時間を共有する

勉強以外の時間に一緒にテレビを見たり、軽い散歩をしたりするだけでも、親子関係は柔らかくなります。受験一色になりすぎないことがポイントです。

4. 努力を見せる

私の場合、算数を娘に教えるために、私自身が一緒に勉強し直していました。その姿を見ていた娘は、きっと「親も頑張ってる」と感じていたのではないかと思います。

5. 「ありがとう」を伝える

当たり前のように勉強しているようでも、「いつも頑張ってるね」「助かってるよ」と感謝の言葉をかけることが、信頼関係の礎になります


私の娘に反抗期がなかった理由を考える

親の努力を見ていたから

先ほども書いたように、私も一緒に学ぶ姿勢を見せていたことで、娘は感謝の気持ちを持ち、反抗的な態度をとる必要がなかったのかもしれません

伴走に対して「ありがたみ」を理解していた

娘は、私が送迎やスケジュール管理などを丁寧にやっていたことに、少なからず感謝していたのではないかと思います。本人から感謝の言葉があったわけではありませんが、表情や態度からそれを感じることがありました。

無理に踏み込まなかった

娘に対して、すべてを管理しようとせず、任せるところは任せるという方針をとっていたことも、信頼関係につながっていたのかもしれません。


まとめ

中学受験期に訪れる反抗期は、子どもの成長のひとつのステップであり、親にとっても接し方を見直す大切な機会です。大切なのは、「反抗しないようにさせる」ことではなく、反抗心の奥にある気持ちを理解しようとする姿勢だと私は思います。

子どもが親に対して反発するのは、「もっと自分をわかってほしい」というサインでもあります。もし今、悩んでいる保護者の方がいたら、まずは「自分の態度や言葉」を振り返ってみてほしいです。私自身も、日々の声かけに気をつけるようにしていました。

反抗期は一過性のものです。そしてその時間を通じて、親子の信頼関係はより深くなる可能性があります

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Posted by ぜろパパ