サピックスオープンは他塾生も受けるべき?5年生の目的とメリットを徹底解説!
中学受験を意識しはじめると、耳にするのが「サピックスオープン」という模試。特に5年生の秋以降、「うちの子も受けた方がいいのかな…」と考える保護者は少なくありません。



他塾に通っていても受験可能なこの模試、果たして本当に意味があるのでしょうか? この記事では、5年生の段階でサピックスオープンを受ける目的やメリット、そして受ける際の心構えまで、保護者目線で詳しく解説していきます。
サピックスオープンを他塾生が受ける意味とは?
難関校を目指す子にとってのベンチマークになる
サピックスは多くの難関校合格者を輩出する塾。その中で自分の立ち位置を知ることは、志望校合格に向けた現実的な目安になります。5年生であっても受験しておくと、6年生での勉強の方向性を見定めやすくなります。
不安を解消する手段になる
「サピックス生の方がもっと勉強しているのでは?」という疑念を持ち続けるより、実際に同じ土俵で戦ってみることが、不安を和らげる一歩になります。現時点での実力を知ることで、次に向けての課題も明確になります。難関校を目指す他塾生は、組分けテストなどで自塾での成績の立ち位置はわかっているわけですが、より合格者を輩出するサピックス内での立ち位置が気になって仕方がないものです。
自塾の実力を客観視できる
自塾の組分けテストでは成績が良くても、他塾生と比べてどうなのかはわかりにくいもの。サピックスオープンを通じて、自塾のカリキュラムが全国レベルで通用するのかを確認する機会になります。自分の子どもがサピックス生と戦えるのか、それとも分が悪いのかを知らないままだと、たとえ自塾の立ち位置が良好だったとしても、結局不安が続くだけという厳しい現実を無視することは難しいです。
受験して落ち込んだらどうする?気持ちの整理と受け止め方
テストの結果にはばらつきがある
模試は一発勝負の要素も強いため、必ずしも実力すべてが出るとは限りません。調子が悪かったとしても、それが今後の全てを決めるわけではないことを、親としてもしっかり認識しておきたいところです。
大切なのは今の塾のカリキュラムを信じること
結果が思わしくなかったときこそ、基本に立ち返って、通塾先の学習指導に忠実に取り組む姿勢が大切です。サピックスでの順位に左右されすぎず、学力を地道に積み上げていくことが結果的に強みになります。
モチベーション維持の声かけがカギ
子どもが落ち込んでしまったら、「あの模試は特別だから」「今できないことがわかっただけでも大収穫だね」と前向きな声かけをして、再び挑む気持ちを育ててあげることが重要です。
サピックスオープンを最大限に活かすための工夫
通塾先の先生に模試を見せる
受験した模試を塾に持参すると、先生が具体的な弱点や課題を把握しやすくなり、今後の指導に生かしてもらえるケースが多いようです。先生との信頼関係を深めるきっかけにもなります。
間違えた問題を丁寧に見直す
模試のあとに大切なのは「点数」ではなく「復習」です。どこでつまずいたのか、何を誤解していたのかを分析することで、本当の学力向上に繋がります。
目先の順位より、成長の材料として見る
サピックスオープンはあくまで受験勉強の中継点であり、ゴールではありません。順位に一喜一憂せず、これからどう伸ばしていくかに目を向ける姿勢を持ちたいですね。
5年生が受験するタイミングの見極め方
志望校のレベルと照らして考える
志望校が難関校である場合、サピックス生との比較を早めに経験しておくことで、必要な対策が早く見えてきます。「サピックスではこういう試験を受けているのか・・」という情報を、まったく知らないのと1回でも見たことがあるのでは、親の今後の対応も変わってくるはずです。そう考えると、やはり、5年生で受験が子にとっても親にとっても、ひとつの目安となるように思います。
子どもの学習ペースと精神面を考慮
模試は負荷もかかるため、子どもがある程度の自信や基礎力を持っている段階で受けるのが理想です。「今はまだ受けさせたくないな」と感じたら、無理に参加しなくても大丈夫です。
年間の模試計画に組み込む
他塾の模試と合わせてスケジュールを立てておくと、受けすぎによる疲弊や、直前の準備不足を避けられます。冷静な計画が、模試を有意義な経験に変えるポイントです。
まとめ
サピックスオープンは、他塾生にとっても非常に有益な模試のひとつです。とくに難関校を目指す家庭では、5年生のうちに一度経験しておくことで、今後の学習方針やメンタル面において多くの気づきを得ることができます。ただし、結果に一喜一憂せず、今の塾のカリキュラムを軸に据える姿勢が大切です。そして、模試の活用方法やタイミングも家庭によってさまざま。「受ける・受けない」だけでなく、「どう活かすか」を考えることで、模試はより意味のあるものになります。
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