2020年(小3)の振り返り3~中学受験の情報収集
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中学受験の情報収集の振り返り
これまでに、娘の学習、親の役割、私自身の勉強の振り返りをしました(記事の最後にリンクを用意しました)。今回は、中学受験の情報収集の状況です。
私は中学受験どころか受験というものについてほとんどノウハウを持っていませんので、娘に教えるために算数や国語を勉強する以前に、中学受験自体の情報をきちんと把握しおく必要がありました。
情報収集は大学の研究でも、企業の研究でも、MBA(戦略分析など)でも、そして、中学受験でも基本的には変わらないと思っています。まずは仮説を立て、それに付随する情報を収集します。仮説を立てないと、手当り次第に情報を収集しなければならなくなってしまうため、なかなか効率が上がらなくなってしまいますし、限られた時間の中できちんと情報を収集することが難しくなってしまいます。
しかしながら、私のように中学受験の知識がゼロということになりますと、仮説を立てることすら難しくなります。このような中、悲観的なシナリオに備えるシナリオ・プランニングの考えを中学受験に導入しようとすると、収集する情報の範囲を削ることがなかなか難しくなります。使えるものは何でも使って少し大きめに手を広げて情報を収集し、ほぼ間違いなく関係ないだろう情報だけを削るということをしないと、知っている範囲で物事を進めていこうとして考えが偏ってしまいます。わたしは、それこそが中学受験を進めていく上で、もっとも危険なことなのではないかと考えました。
ということで、中学受験界のほぼ全てをある程度把握しておこうと思い、情報収集をしています。ちなみに、私の中で削っている情報として代表的なものは、「男子校」と「偏差値50から一回り下の学校およびそれらの学校に向けた勉強方法」です。
後者については、娘が成績を維持することが難しければ、もちろん偏差値50強の中学校は視野に入ると思っています。中学受験経験のある同僚から、「偏差値50くらいになってしまうと行く意味がない」といわれたことがあります。私立だと費用もかかりますし、公立という選択肢もありであるなら、同じような考えを持つ人もいるだろうと思います。
しかしながら、なんどか記事で取り上げていますが、偏差値50前後の中高一貫校が、私の母校である偏差値約70の高校よりも高い進学実績を出しているデータを日能研の資料で見たことが、私にとってはとても大きいです。たしかにいわゆる難関校と比べると大学への進学実績は見劣りしてしまうかもしれません。ですが、多くの保護者の方も考えていることとは思いますが、中学校に大事なのは実績だけではないとつくづく思います。
偏差値55くらいの中学校の学校説明会に参加したところ、校長先生をはじめとする先生の話を聞いて、とても魅力的な学校に思いました。学校のことを無理やりアピールしてくるというわけでもなく、子供のことを考えているのだなと言うことがよく分かる説明でした。少なくとも当時も今も、私が通っていた中学校と高校に、学校の信念があったようには思いません。自分に問題があったと言われればそれまでですが、目標も漠然とした中、ただ与えられた授業をこなし、部活をこなしただけの生活でした。
娘の成績がさらに下降するようなら、そこは塾とも協力して、私もさらに本気を出して対策し、娘への期待も込めて、偏差値50未満にはならないようにしたいと考えています。そこで、「偏差値50から一回り下の学校およびそれらの学校に向けた勉強方法」は切り捨てますが、逆に言うと偏差値50前後向けの情報は切り捨てることはできません。
一方、娘の将来の夢を考えると、それにつながるような一般的に難しいとされる中学校に入ったほうがよいとも考えています。そうすると、少々広く情報を収集することになります。つまり、「難関校を目指すには?」的な情報もですし、「4年生(または、5年生、6年生)くらいまでは成績を高く維持できていたのに成績が落ちてきた!なぜ?どうする?」のような情報も大事です。また、「基本問題すら手こずり、塾の宿題でいっぱいいっぱい、というか終わらない!どうやって優先順位をつける?」みたいなことも知っておきたいものです。
一番の答えは「塾に相談」なのでしょうが、それで解決できるなら、中学受験に挑戦する全ての子供と保護者の方々が困っているということがないわけですので、シナリオ・プランニング上のワーストケースは、「困ったら塾に相談すれば良いと思っていた。実際に困ったことが起きたので、塾に相談したらアドバイスを受けた。実際にアドバイスどおりにしてみたが、なかなか効果が表れない。塾の先生に相談してみたら、様子を見ましょうと言われた。時間だけが過ぎていく。手遅れになった or 個別指導に頼ることになった」でしょうか。超ワーストでは、「個別指導の先生なら信用できると思ったのに、ハズレを引いたらしく更に状況が悪化した」というおまけもつきかねません。
やはり、このような状況をある程度想定しておくことが重要で、そこまでいかなくても、そういうことはありえるということは知っておいてよいのではないかと感じています。そのためには、どうしても収集する情報を削減せずに、多少の労力は覚悟の上で、中学受験に関してはほぼ網羅的に情報を収集する必要がありました。でも、情報収集は私の最も得意とするところです。私の経歴や経験も役に立ち、比較的スムーズに進めることができているのではないかと思っています。
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