ごほうびでやる気・モチベーションを上げるときの注意点とは?動機づけ理論で深く理解する
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リクエストいただいた、子供のやる気、いわゆるモチベーションについての分析・考察の後編です。前回の記事は以下から閲覧できます。
前回は、主に、子供が勉強を頑張る理由を理解しているかどうか、夢を持っているかどうか、そして、中学受験で必須とされている内発的動機づけについて紹介しました。でも、内発的動機づけで勉強できる子供は、すでに「やらされている感」が小さいわけです。
一方で、一般的には、学年が低ければ低いほど、お子さまが「遊ぶことなど、今は別のことが楽しいから、今は頑張らない」と、やる気・モチベーションが低くて困っている親の方が多いのではないかと思います。
ということで、今回は、外発的動機づけについての考えと、私が参考にしている動機づけ理論を中心に紹介したいと思います。
前提として、頑張ることができる理由のことを「動機づけ」と呼びました。そして、「動機づけ」は、自分の中から生み出される「内発的動機づけ」と、外から与えられる「外発的動機づけ」に分けられる事が多いです。ただ、個人的には「外発的動機づけ」は、代わりに「外的報酬」の言葉のほうがわかりやすいように思います。
報酬理論では、「内的報酬」とは、きっと自分のためになるという実感に基づく動機づけのことであり、「外的報酬」とは、自分以外の人から何かをもらえるという期待感に基づく動機づけのことです。
外発的動機づけ(外的報酬)の特徴
「頑張ってもらおうと、お子さんにあの手この手を使ってもやろうとしない」と日頃思っている方の場合を考えます。中学受験の世界では、だいたい、「内発的動機づけ」が必要で、「外発的動機づけ」はダメとされていると思いますが、いくら内発的動機づけが大事だとか正しいと言われていても、いきなり内発的動機づけを引き出すのはかなり無理があると思います。
私は、外発的動機づけに頼って時間を稼ぎつつ、内発的動機づけを徐々に引き出していくのが現実的だと思います。
前回、2つの境界は人によって多少考え方が違うとは思いますが、内発的動機づけと外発的動機づけについて、以下の例を出しました。
内発的動機づけ
- 勝ちたいから頑張る・負けたくないから頑張る
- 成長したいから頑張る・頭が良くなりたいから頑張る
- 親を喜ばせたいから頑張る
- 面白いから頑張る・興味があるから頑張る
外発的動機づけ
- 認めてもらいたい・褒めてもらいたいから頑張る
- ごほうびをもらえるから頑張る
- 友達がやっているから頑張る
- 怒られたくないから頑張る
- 強制されているから頑張る
外発的動機づけとしては、叱りつけるとか強制するというのは、誰がどう見てもさすがによくなさそうです。罰、ペナルティもおそらく同類ですね。そして、子供の中の良い友達にお願いして勉強を頑張ってもらって「周りも頑張ってるよ、だから頑張ろう!」作戦も無理でしょう。
なので、現実的には、褒めるかごほうびしかないのではないかと思います。
褒められたい子には褒めればいいですね。褒めることを否定する意見は見たことがなく、むしろ、中学受験界だけでなく子育て界でも、「ちょっとしたことでも大げさなくらいに褒めましょう」ということになっていると思います。
そして、ごほうびについては、多くが否定する意見だと思います。ゲームなど遊びの許可やおこづかいなどですね。否定される意見としては、内発的動機づけの方が重要だとか、次第に子供の要求が大きくなって際限がないとか、あるいは、その効果が長続きしないとかでしょうか。
私は、個人的には、ごほうびを否定する意見は、ごほうびだけではなく外発的動機づけ全般に言えることだと思っています。
上の方で、外発的動機づけは外から与えられるものと紹介しました。そして、私にとってはよりわかりやすい表現なのですが、基本的に同じ意味で使われる教科書的な言葉であり、自分以外の人から何かをもらえるという期待感に基づく動機づけと考えるのが「外的報酬」でした。
報酬は、なにかが欠乏しているから、ありがたく感じるものですよね。逆に言うと、欠乏していなければ、ありがたく感じないということになると思います。
褒め続けていて、いつも褒めていて、子供は褒めることをありがたがるでしょうか。ごほうびを与え続けていて、同じごほうびをありがたがるでしょうか。きっと、褒められること、ごほうびを得ることが当たり前になります。外から得られる報酬には、どんなものでも同じ傾向があるのではないかと思います。
大人の世界でも、最初はありがたみを感じた昇給、賞与、評価などについて、いつのまにかそれが新しい基準となって当たり前となってしまい、ありがたみを感じなくなるということがあるのではないでしょうか。それと同じな気がします。
外的報酬が長期的な効果につながらない理由は、いろいろな視点から説明できるかもしれませんが、私は、外的報酬は、はじめの頃は「あると満足する」のに、継続しているうちに「ないと不満」に変わってしまうことがポイントなのではないかと思います。
後述しますが、動機づけの理論として「満足の反対」は「不満」ではなく「満足なし」、「不満の反対」は「満足」ではなく「不満なし」という考え方があります。この考えは、私にはとてもしっくりきています。
ちなみに、娘の場合、低学年のときには塾の無料テストを受けに行くごほうびにアイスを買ってあげていました。また、問題集を1冊を解き終えたら、おこづかいとしてお金をあげていましたし、今も毎日の計算練習におこづかいシステムを入れています。なお、塾の成績には報酬システムは入れていません。
ごほうびのなかでも、さらに、お金をごほうびにするという意見の良し悪しは人によって違うと思います。私は投資も行っているのですが、なるべく早くお金について仕組みを知ってほしく、また、支出と収入の感覚や我慢することを学んでほしく、お金を報酬とすることには何のためらいもありませんでした。最初は娘も「欲しい物を買う!」だったのが、今では何かを買うのに相当慎重に考える習慣がつき、基本的に全部貯金にまわっていますね。貯金の額が増えていくのが楽しいようで、将来を考えると悪いことではないかと思っています。
ちなみに、合格体験記を読んでいると、最難関中学校に合格した子供がごほうびをもらっていたという記述も時々見かけますね。このレベルでは内発的動機づけの塊なお子さまたちがほとんどではないかと予想しますが、それでもごほうびを利用している家庭もあるようです。私は、内発的動機づけと外発的動機づけは独立したものではないので、併用して相乗効果も狙っていけるものと思っています。
話を戻しつつまとめると、外的報酬では限界がありそうということで、だんだん行き詰まってきました。では、どうしましょうか?
困難に立ち向かう勇気・自信
まず、外的報酬の効果があるうちに他の動機づけを引き出すことが必要と思います。
そのため、外的報酬を導入する前に、そこで稼げる時間で、どのようにしてお子さまの内発的動機づけを引き出していけるかを、お子さまについてじっくり分析して、あらかじめ考えておく必要があると思います。万が一、想定通りにいかない場合に外的報酬の量を上げていくとしても、短期的なつなぎと割り切るのがよいのではないかと思います。
内発的動機づけの例として挙げたのは、「勝ちたい・負けたくない」、「成長したい・頭が良くなりたい」、「親を喜ばせたい」、「面白い・興味がある」、でした。
・・・一見すると、やはり、すぐには難しい動機づけばかりかもしれません。個人的には、狙い目は「面白い・興味がある」かなと思います。
中学受験には国語、算数、理科、社会と4教科もあって、そして、それぞれにいろいろな単元があるわけですから、1つや2つ、お子さんが「面白い・興味がある」と思っている分野はないでしょうか?
例えば、塾の年間計画やテキストの目次を子供と一緒に見て、お子さまが「この回は面白そう」という回を把握しておき、そこを狙って動いて子供のやる気アップのきっかけをつかむのも良いような気がします。
この時、大事なことは、子供に「やればできる」のだと自信をつけさせることだと思います。
いずれは、面白くもない興味もなさそうな分野の勉強を頑張ってもらわなければなりません。興味がある分野でいつもよりも高い成績をとったり、お子さまの頑張りを褒めちぎったりなどして、その気になってもらう必要があります。
お子さまによっては、「この回は面白そう」な機会が限りなく少ないないかもしれません。そのためには、お子さまが何をどう勉強すれば、いままでよりもテストで良い点をとれるのか、親がある程度わかっている必要があります。数少ないチャンス、必ずものにしなければなりません。
かなり個人的な意見ではありますが、理科と社会は、算数や国語に比べれば子供も興味を持ちやすいのではないでしょうか。そして、早稲アカを始めとした四谷系でしたら、理科と社会なら高得点の楽しさを味わうのは難しくないと思います。
テキストをしっかり読み、問題集をきちんと解けるようになっておけば、組分けテストでも満点を狙えます。早稲アカならカリキュラムテストで範囲が2回分しかないので、より、興味ある回に集中しやすいですね。
子供があまりやる気がないのが前提ですから、「テキスト読んどいて」、「問題集解き直しやっといて」ではなく、もう、テキストは一緒に読んじゃいましょう。問題集もクイズのように出し合っちゃいましょう。少しでも勉強が楽しくなるように、お子さまに合わせて工夫を考えてみるのが良いと思います。
この数少ない機会で、子供の勇気と自信を引き出したいです。勇気や自信は、内発的動機づけにも、外発的動機づけにも、どちらにも影響すると思います。つまり、促進もさせるし、抑制もするということです。
自信があれば、「やれば勝てる!」「ごほうびゲットなんて楽勝!」になるでしょうし、自信がなければ「勝ちたいけどとても敵わないからもういいや」「ごほうびほしいけど条件が厳しく達成できなそうなので頑張るのは次でいいや」となるのではないでしょうか。なんとかして自信をつけさせないと、また元通りになってしまいます。
また、自信を失わせるような、努力をしなくなるような言葉は、私は使わないほうが良いのではないかと考えています。例えば、中学受験の世界では何かと「遺伝・地頭・才能・センス」のような単語を見聞きする気がしますが、これらをたくさん分析したり考察したりしても、私の次の一手にはまず貢献しないこともあり、私はこれらの言葉を使いもしませんし、興味を持たないようにしています。もしかしたら、うまく使えば子供の自信につながるかもしれませんが、過信につながってしまうことも考えられるので、私はプラスの意味でも使うことはないですね。
中学受験では算数が大事といわれると思います。また、苦手は早めの克服が大事とも言われていると思います。でも、子供のやる気によっては、これらを後回しにせざるをえない場合もあると思います。
まずは興味のある分野、得意な分野で小さな成功体験をつませ、「やればできる」と感じてもらい、中学受験で大事とされる自己肯定感を得られるように子供を導いてあげられればと考えます。
ゆくゆくはきちんと目標を設定して、設定した目標を管理しながら勉強を進めたいですね。目標は、大きな目標と小さな目標を立てるのが良いと思います。
大きな目標としては、子供が行きたい中学校を早めに一緒に見つけてしまうのが良いかもしれません。文化祭につれていくと、もはやどの学校とか関係なく、単純にお祭りのようで楽しそうで興味を持つ子供が多いのではないかなと思います。
合わせて、自信をつけて次の困難に挑むための小さな成功体験をつむための小さな目標設定もほしいですね。成績を目標にしづらいなら、行動を目標にするのも良いですよね。1日1問、算数の問題を必ず解くとか。はじめはそれだけでごほうびをあげてしまってもよいのではないでしょうか。習慣化はとても強力です。もちろん、そこで設定する小さな目標も、親が一方的に決めるのではなく、子供と一緒に決めます。
動機づけの理論
最後に、動機づけの理論です。古くから知られている理論や、比較的新しい理論など、探すと色々出てくると思います。
古典的な理論はシンプルが故に例外も多く、専門家に批判されたり、提唱した本人が後に一部否定したりしています。
一方、現代の理論は過去の理論を改善すべく研究されて提唱されたものであり、また、時代に即した理論となっているため、現実にも当てはまりやすいようです。でも、その分、少々複雑で理解すること自体が難しいような気がしなくもないです。
そのため、私は、例外があることを意識しながら、理解しやすい古典的な理論を、直面している現実にあてはめてみるほうが、理解しやすいし、自分の考えをまとめやすいと思っています。理論はしょせん理論であり、結局のところ、何が起きているのか、何をどうすればいいのかのヒントになるのであれば、なんでもいいと思っています。
つまり、理論が正しいか正しくないかの細かいことはどうでもよく、その理論をどう活かすかだと思っています。そこで、知っている方も少なくないかもしれませんが、3つほど動機づけの理論を簡単に紹介いたします。興味を持った方は、Googleで検索すると細かく紹介くださるサイトがいくらでも出てきますよ。
1. マズローの欲求五段階論
動機づけの理論では、もっともよく知られている1つではないでしょうか。エイブラハム・マズローが提唱した「どんな人間の心にも、五つの欲求段階が存在する」という理論です。書籍によって微妙に表現が異なりますが、気にする必要はないと思います。
第一段階は、生理的欲求です。空腹、渇き、擁護されることなどの欲求です。
第二段階は、安全的欲求です。物理的な障害や精神的な障害からの安全を求める欲求です。
第三段階は、社会的欲求です。愛情や帰属意識、受容や友情などを求める欲求です。
第四段階は、自尊的欲求です。:自尊心、自律性、達成感など内的要因もあれば、地位、表彰、注目など外的要因による欲求もあります。
第五段階は、自己実現的欲求です。:自分がなれるものになりたいという欲求、成長、自己の潜在能力を達成したい、自己実現をしたいといった欲求です。
この理論では、1つの欲求が実質的に満たされると、次の段階の欲求が優勢になるとします。そのため、どんな欲求も、それが完全には満たされていなくても、次の段階の欲求が生じてしまうと、もはや動機づけとはならないということになります。
順番に段階が進むわけではないとか、とくに高位の段階の順位がおかしいのではないかと、マズロー本人や調査結果によって否定する意見も多いらしいのですが、私にはわかりやすい理論でした。なお、私は内発的動機づけと外発的動機づけは併用すべきと思っていますので、マズローの五段階欲求の理論を信奉しているわけではありません。
中学受験で大事とされる内発的動機づけは少なくとも第四段階以降でしょう。誰かに認められたいとか、成長のために頑張るとか、大人でも結構難しくないですか?私たち親は、そんなことよりも遊ぶことのほうが大事と思っている子どもたちを相手にするわけです。
マズローの理論で高位に位置する「内発的動機づけ」を必須と提唱するのが中学受験の専門家たちです。最終形としては正しいとは思いますが、それが簡単でないことが課題です。
中学受験の学習を通じて、お子さまは安全(安心)を感じていますでしょうか?(親からの)愛情を感じていますでしょうか?それがないと内発的動機づけは引き出すことが難しいことを、マズローの五段階欲求理論は示唆してくれます。
2. ハーズバーグの二要因理論
こちらはフレデリック・ハーズバーグが提唱した理論で、「動機づけ・衛生理論」とか、「動機づけ要因と衛生要因」とも呼ばれているはずです。
この理論では、あると満足をもたらす要因を「動機づけ要因」、ないと不満をもたらす要因を「衛生要因」と区別します。そして、「満足」の反対は「満足なし」であり、「不満」の反対は「不満なし」と考えます。
一言でいうと、不満の原因となる特徴「衛生要因」を取り除いても、それで必ずしも満足感を与えるとは限らず「動機づけ要因」にはつながらないということになります。
たとえば勉強について、何か子供に不満を言われたとして、思うところはありながらも子供が少しでもやる気を出すのであればと、しぶしぶながらその不満を取り除いてあげたとします。
すると、子供は満足して勉強を頑張ってくれると思いませんか?この理論によると、そうとは限らないかもしれないということになります。
ハーズバーグの二要因理論は、満足と不満の関係は思ったよりも複雑であり、実は、よくよく考える必要があるのかもしれませんということを教えてくれる理論です。
3. 目標設定理論
中学受験に限らず、動機づけについては、私は上記の2つの古典的な理論を参考にしています。
一方で、動機づけに関する現代の理論はいろいろあったと思いますが、参考にしているのはこちらの目標設定理論だけですね。前半でも少しだけ紹介した目標管理(MBO:Management by Objectives)のことです。たしか、多くのデータによる裏付けがされている理論ということになっていたと思います。
親が一方的に設定するのではなく、頑張るお子さま自身が目標設定に参加することで、目標達成への頑張る意欲が高くなります。また、このとき、頑張らなくても達成できるような目標や、ちょっと頑張れば達成できる目標よりも、相当に頑張らないと達成できないような目標(ただし、夢物語ではなく現実的な範囲で)の方が、人は頑張れるし成長することがわかっているようです。
ただ、あまりにやる気がないお子さまの場合には、はじめは低めの目標がよいかもしれませんね。この場合、成長や成果よりも子供のモチベーション維持の方が大切です。それでも、目標達成の喜びは得られますので、その後、徐々に目標を高くするのが良いかと思います。
一度設定した目標が本当に良い目標だったのか、あるいは、目標に対する中間目標(マイルストーン)や現在の進捗はどうなっているのか、変更・微調整はどうするのかなど、目標ははじめのままにするのではなく、その進捗を管理していくことになります。これは自立した子供でも小学生ではなかなか難しいと思われるため、まず親が担当する必要があるように思います。
現代の理論はかなりたくさんあるのですが、理論を追う人になっても仕方がないので、私はこれら以外には全く参考にしてないですね。でも、好みもあると思います。意外と面白いですし、いろいろと調べていただくと良いかもしれません。
まとめ
長くて前編含めて書いたことを忘れそうですので、まとめます。
- 勉強を頑張る理由を子供と確認しているでしょうか?親が一方的に用意するのではなく、子供と合意する必要があります。
- 子供が夢を持っていると強いと思います。中学受験の合格体験記に出ているような子どもたちからは、受験のために勉強しているというよりも、夢のために勉強を頑張っている印象を受けます。
- よく言われるように、内発的動機づけと外発的動機づけの区別は重要ですね。でも、外発的動機づけ・外的報酬を否定するような意見は、個人的には、もしかしたら偏っているのではないかなと思うところです。
- 動機づけは、1つではなく、複数持っていると良いように思います。ぜひ、それぞれの動機づけの特徴と促進する方法について、私の考えをそのまま信じるのではなく、また、書籍に書いてあることをそのまま鵜呑みにするのではなく、参考にしつつもお子さまのために考え抜いていただくのがよいのではないかと思っています。
- 外発的動機づけ・外的報酬、具体的にはごほうびは、決して悪ではないと思っています。ただ、効果が恒久的なものではないなどの、ごほうびに対する否定的意見はその通りだと思うので、ごほうびの目的は、お子さまのやる気アップではなく、あくまで時間稼ぎと思うのが良いのではないかなと思います。ここで稼いだ時間を使って、親が最大限に工夫して内発動機づけの引き出し方を必死に考える必要があります。むしろ、先にそれらを考えておいて、内発的動機づけに誘導するためのきっかけづくりのために、ごほうびを導入するという戦略的な考え方のほうが良いかもしれません。
- 子供が持っている「遺伝、地頭、才能、センス」以上のことをしようとすると疲れてしまうという意見もあると思います。でも、私は、娘がやりたいことがあるという以上、できない理由ではなく、できるようになるための方法を考えて挙げたいと思っています。そのため、私はこれらの言葉は使わないようにしています。
- 私が参考にしている動機づけ理論は、「マズローの欲求五段階論」、「ハーズバーグの二要因理論」、「目標設定理論」です。理論は盲信するものではなく、活用するものだと思っているので、例外を意識しながら、それでいて、例外を恐れない必要があるのではないかと思います。重要なことは、自分の子供にとって有意義な考えが浮かべばそれで十分と考えることなのだと思います。
以上、私の動機づけ、子供のやる気とモチベーションについての考えを紹介いたしました。
わかりにくいところもあると思いますが、少しでもみなさまの参考になれば幸いです。
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