娘の小1から小3までの成績の推移・後半
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前回、娘の小1から小3までの成績の推移を紹介いたしました。前半の記事では、中学受験のことを考えていなかった小学校1年生、中学受験を決断して大急ぎで調査を開始した小学校2年生、通塾開始を控えて準備を続けた小学3年生の各学年での偏差値の推移や、中学受験どころか受験経験がない私が情報収集する上で気をつけたポイントなどを紹介しています。
数値だけだと、一見、順調に伸びてきたように見えましたが、算数と国語の乖離から始まり、算数については問題に対する不注意や単位時間あたりの問題解釈能力など、国語については語彙や作文能力などに大きな課題があることがわかっています。このような状況ではありますが、普段の学習やテストでの答え方を見ると、頼もしく思うことも少なからずあります。
我が家は就学前には、特別これといって教育を意識しておりませんでした。そういえば、娘が小学校1年生になって国語の授業で漢字を習い始めたころ、娘の文の書き方を見ていて気になったのでカタカナを書いてもらったら、10個弱書けなかったということもありました。これは、教育熱心なご家庭からすれば、ありえないレベルではないかと思います。
その一方、私の中で、娘が2年生だった中頃に、中学受験を意識し始めました。これは、中学受験を考える家庭全体から見ると必ずしも遅いということもないと思っています。そこから、試行錯誤しながら娘の学習を手伝って今に至ります。
今回は、そんな娘のこれまでの学習について、参考までに簡単に振り返ってみたいと思います。
小学校1年生
娘が小学1年生の時にも、学校の宿題とは別に、少しではありますが勉強はしてもらうようにしていました。
ただ、中学受験は全く考えていない時期でしたので、かけ算やわり算を始め、計算に少し先まで慣れておいてもらおうかなと思っていた程度でした。そのため、塾のテストを受けると、難しめの問題にはなかなか対応することができませんでしたね。
最近、時間を取っている漢字への対応についても、基本的には学校で学んでいれば良いと思っていて、1年生の中頃に1年生の問題集(ハイレベ)を始めたくらいです。娘は読書が好きなこともあり、少し先で習う漢字も少し知っておいたほうが、読める本が増えるかなと思って、2年生の漢字の勉強を始めてもらったのは1年生の3学期でした。ちなみに、このころは、ハイレベが有名な問題集だと知らず、本屋さんでみたら問題数がとにかく多いのでお得だと思って選んだくらいの知識でした。
それでも、学校の授業はきちんと理解し、学校の中では平均よりも上位でいてほしいとは思うわけです。学校のテストは私の中でも、ある程度100点であたりまえというイメージがあり目安とならないので、塾の模試は無料でもありますし、何回か受けてもらっています。娘は、はじめの頃はテストを受けることを面倒くさがっていましたが、アイスを買ってあげることで喜んで受けてくれていました。今でもアイスは買ってあげますが、とても競争心が高くなったためか、今ではアイスは関係なく、「今度こそ満点を目指す!」という感じで以前よりは明らかに前向きにテストに向き合ってくれるようになっています。ちなみに、経営管理学上、「報酬」は動機づけについての重要な要素です。小学生の勉強においては賛否両論と思いますが、私は特に娘の学習初期において、ご褒美は積極的に活用しました。
小学校2年生
娘が小学2年生になった中頃、中学受験の世界を知りました。また、模試の結果や市販の問題集について調べたりして、少しずつ中学受験を意識した勉強法に変えていきました。こう書いてみると、考えてすぐに適切な対応したように見えてしまいますね。実際には、私は中学受験の経験がないですし、中学受験について調べながら、どのような能力が求められるのか、何をすればいいのかを調べながらの手探り状態でした。
算数では小学2年生の夏頃に、低学年での学習では有名なハイレベやトップクラス問題集の1年生の教材をはじめました。いま、娘はトップクラス問題集の4年生をゆっくりですが苦労しながら進めています。選んでおいてなんですが、4年生のトップクラス問題集は相当な難易度であり、1年生から4年生までの4年分あるなかで最も極悪な教材だと思っています。でも、記憶をたどると、2年生や3年生よりも、1年生のトップクラス問題集のほうが勉強するのが大変だった印象が強く残っています。娘が「2年生の夏に1年生のトップクラス問題集を勉強する」ほうが、「2年生のときに2年生のトップクラス問題集を勉強する」ことや、「3年生のときに3年生のトップクラス問題集を学習する」よりも苦労したということです。それほど、中学受験用に勉強を切り替えたときは、娘の負荷はとても大きかったと思います。また、これらに合わせて、どうも計算だけできても意味がないということを理解し、思考力が要求されるような問題への対応として、きらめき算数脳を中心とした教材に取り組むようにもなりました。
2年生の時期は、国語はあいかわらず適当でした。漢字も明確な目標なくなんとなく1年位先取りという感じで、勉強方法もまったく体系化していませんでした。定着も気にせず、振り返ってみると、正直、のんきにもほどがありましたね。また、中学受験のことを知れば知るほど、算数が重要という気持ちが強くなりすぎてしまって、相対的に読解はまだいいでしょという漠然とした思いがあり、とても中途半端になってしまいました。このあたり、いま、まさにそのしわ寄せを娘に生じさせてしまっていて、大変申し訳ないと感じています。
小学校3年生
3年生になると、私自身が中学受験のことをある程度理解することができるようになってくるとともに、娘が勉強をすすめる上での方針をどうすべきかわかってきました。一言でいうと、この先の算数で難しいとされる単元は生活で語れる程度に慣れておき、塾のテストで正答率が低いような、難しめな問題にも対応できるように現学年向けの難しい問題集にも挑戦し、また、それらよりも重要なこととして、苦手は早期に発見して早期に克服しておくということでした。
算数だけではないと思いますが、ある単元の知識は、別のどこかの単元の基礎となったりするので、苦手をそのままにしておくと、それに関連する分野すべてが苦手になりかねないと考えています。娘の場合、いろいろあったと思いますが、特に、繰り下がりのあるひき算、暦算、概数などで手こずり、即座に対応した記憶が残っています。
私が「ここは娘は苦手としている」と認識すると、問題集はそこで一旦中断し、2週間位かけてじっくり克服するようにしました。ピンポイントな分野に対応しようとする場合、基礎的な問題であれば、プリントがネット上にいくらでも転がっています。また、私も娘が3年生になると同時に算数の勉強を開始していますので、いわゆる中学受験用の市販の問題集の内容や特徴の把握が進んでいます。とても解説が詳しくわかりやすいこともあるので、私が勉強している問題集を使って苦手を克服することもありました。このあたり、私自身が算数を勉強することで、(娘にとって)難しい問題をわかりやすく教えられるようになったのも、娘の苦手分野の発見や克服への貢献が大きいと思っています。ちなみに、今、克服中なのは約分ですね。娘はわり算計算力と注意力が不足しているので、どちらかが出てしまうと誤答となってしまいます。
きらめき系の問題集や、天才ドリルなど、先々に役立ちそうな内容も率先して勉強するようにしました。このため、塾のテストでも点が取れるようになってきます。一方で、「どこかで似たような問題があるから解ける」だけのようにも見えるので、あまり楽観的にもなれません。とはいえ、さらにその一方で、中学受験では最終的に考える力が求められるようで、それこそが初見問題への対応力につながるようなのですが、模試の正答率が低い問題やトップクラス問題集の難しめの問題を見ていたり、自分でそれなりの難易度の中学校の入試問題を解いていると、さすがに思考力だけでは限界があるのではないかなとも感じています。まだ答えが出ていませんが、思考力を最大限に活かすためにも、いろいろな問題を解く経験をし、解法という理論を身につけることは大前提で、理論が不足していることを補うための思考力ではないと感じています。なので、これはこれでいいだろうとも思っています。
国語はテストの結果に注目しすぎ、また、算数を優先しすぎておろそかにしてしまいました。私は「国語の読解では主に説明・論説文と物語文からなる」ということすら知らず、それを知ったあとは、自分の人生で国語の勉強の仕方を大きく間違っていたと思い、まずはとにかく理論を追求しました。何冊も中学受験の国語の本を読み、要約作業をしてまとめプリントを作成しました。娘のためでもありますが、自分のためでもあります。すると、著者が異なっても考えるポイントが重複しているところに気づきますので、このような部分はまず間違いなく重要な考え方だと知ることができます。そうすると、もちろんそれらを娘にも教えるわけです。娘は理解した気になり、テストの点数もある程度あがります。
でも、模試は非情でした。日頃から解く練習をしていないと、理論も表面的にしか身につかず、これでは塾のテストのような長い文章と大量の設問を全部取りきるというのはなかなかうまくはいかないようになっています。そこで、算数の優先順位を下げて読解練習をするようにしました。すると、点数はまた少し上向くというか、安定してきます。でも、点数が上がってきて国語の学習が順調だと勘違いしてしまい、娘の作文能力について、かなり穴ができてしまっていることに気づくのが遅れてしまいました。
3年生10月の日能研の全国テストで、記述が苦手以前に、作文が苦手かもしれないと気づいたあと、いままでの日能研の全国テストの作文をすべて出し、今一度見てみました。日能研の全国テストの作文問題は、「仲間の記述例」として、受験者の回答で模範的なものをいくつか閲覧できるようになっています。それらのいわば「同学年の子供が書いた模範解答」と「当時の娘の回答」、そして、そこから成長しているはずの「最近の娘の回答」を見比べてみると、娘はあまり作文能力が成長していないように見えました。以前も今も、娘の作文は要点がわかりにくくなってしまっています。また、2年生後期や3年生前期といった半年以上前のテストの作文を今、もう一度娘が書くことを想定します。まず間違いなく、娘は半年前の同級生が書いた「仲間の記述例」のようなレベルの作文を書けないです。
と、以上のように、いまも課題はたくさんあり、この先、理科や社会が始まりますし、「大丈夫かな・・・」と思わないでもないです。いずれにしても、今、私ができることは、前回にも少し紹介したとおり、きちんと情報を集めておいてシナリオ・プランニングを行っておくことだと思っています。
今後、娘が使った1つ1つの教材について、当時どのように取り組んでいたか、今思えばどうだったかなどについて紹介していきたいと思っています。形式や難易度が似通っている問題集も少なくなく、正直、類似の問題集であれば「絶対これがいい」という問題集は存在せず、どれでも良いのだと思っていますが、どのような観点で選んだかなど含めて参考になるような考え方を紹介できればと思っています。
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