12月の早稲田アカデミー小4トップレベル模試の結果が帰ってきました
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12月12日に、早稲田アカデミーの小4トップレベル模試がありました。だいぶ時間が経ってしまっていますが、予シリベースの学習記録の都合で、今日の紹介となりました。
早稲アカのトップレベル模試の概要については、以下のページにまとめています。
ざっくりとトップレベル模試について復習しておくと、トップレベル模試は、中学受験を志す子どもたちの上位層5%とか10%をターゲットにしたテストです。算数と国語の2教科でのテストとなり、1教科100点ですので、当然、2教科では200点満点となります。それなのに、2教科の合計平均点が、だいたいいつも60点前後と難問ばかりという難しいテストとなっています。
勉強に自信がある子が集まって受けているテストであるにもかかわらず、今回も2教科平均点がまさに60.4点でした。そんな試験ではありますが、娘は、算数「ステキ!」、国語「ステキ!」という結果で、2教科合計も「ステキ!」成績でした。
*主観的な評価です。ステキ成績:点数か順位か偏差値が良いか、前回と比べて上がったなど、私と妻と娘で喜んだ成績です。むむむ成績:もう少し頑張れた気がするものの、きちんと復習することで挽回できそうな成績です。たいへん成績:一通り復習する程度では挽回できなそうな、苦手認定と本格的な対応が必要な予感のする成績です。また、夏の8月に行われたトップレベル模試については以下の記事にまとめています。カリキュラムテスト・組分けテストの違いなどなど、なにか参考にしていただけるのではないかと思います。
トップレベル模試の説明会
前回同様、早稲アカの先生たちの説明では、男子の憧れ(?)「開成」というキーワードが、何度も何度も出ていました。どこの塾でも意識せざるを得ないのでしょうが、早稲アカは相当に意識していますね。
そして、前回とは違った点なのですが、「サピックス」というキーワードも何度も出ていました。今回のテストが最難関校を意識しているだけに、それらへの学校に圧倒的実績を持つ競合についても触れられずにはいられなかったのでしょう。保護者としても、サピックスをタブーのように扱ったり、無視するのではなく、比較して早稲アカの強みを訴求いただいたほうが、とても頼もしく思います。
そのサピックスですが、一般的には、テキストや講師だけが優れているのではなく、「実績が優秀な子と保護者を集め、それがまた次の実績につながっていっている」とされているとされていると思います。「2月の勝者」でも、講師たちが「校舎の実績は運」と言っていましたね。どこまで事実かは知る由もありませんが、優秀な子が塾に来てくれれば、極端な話、テキストや講師の質は一定以上であれば勝手に難しい学校に合格していくということだと思います。
と、私も思っていたのですが、今回の保護者会では、少し違った視点でサピックスの強みを語っていました。
一言でいうと、1つの校舎でのクラス数がとても多くなっているところがポイントだと理解したのですが、この恩恵を受けられるのは上層の子どもたちだけだと思われるので、早稲アカや四谷大塚勢としては、「では、これを意識すると、塾の学習を進める上で何に気をつけるべきか?」という疑問が浮かんできます。
今回の保護者会では、そのあたりもある程度丁寧に解説くださっていたわけではありますが、最終的には親が意識しなければならない部分だなと感じました。「塾の学習を進める上で・・・」というよりも、「塾の学習に追加して何か学習するなら、今、何に取り組むべきか?」の方が適切な問いかけなのかもしれません。
そして、夏のトップレベル模試の保護者会と重複している話も多かったですね。「組分けテストへの取り組み方」や「難問への継続的な挑戦」などはほとんど同じ内容だったと思います。
テストでは、正答率が低い問題への挑戦を諦めると時間的にも余裕が出ますので、ミスが減りますし成績やクラスは維持しやすくなります。
でも、「難関校を目指すのにそれでよいのか?」ということですね。前期の始めの頃は、私も娘に「手堅く行こうよ」と言ってましたが、もはや、娘は私が何を言っても満点を目指しに行くので、好きにさせています。
トップレベル模試の受験者数や平均点、結果
回 | 受験者数 | 国語平均点 | 算数平均点 | 2教科平均点 |
12月 | 840 | 22.9 | 37.5 | 60.4 |
8月 | 793 | 26.3 | 14.2 | 40.5 |
娘が受験した4年生のトップレベル模試のデータを表にしてみました。
今回の受験者数は840人でした。前回の8月のトップレベル模試よりも、50人くらい増えていますね。
平均点は、国語が若干下がり、算数が大幅に上がっていました。早稲アカの先生は、8月も、12月も「算数の平均点は40点を想定しています」と言っていました。今回は実際の概ね予定どおりとなったわけですが、前回の作問者は大目玉だったのですかね。
2教科合計
算数と国語が良好な結果だったため、2教科合計も「ステキ!」成績でした。今回の結果は、娘にとって自信につながる結果だったと思います。
*主観的な評価です。ステキ成績:点数か順位か偏差値が良いか、前回と比べて上がったなど、私と妻と娘で喜んだ成績です。むむむ成績:もう少し頑張れた気がするものの、きちんと復習することで挽回できそうな成績です。たいへん成績:一通り復習する程度では挽回できなそうな、苦手認定と本格的な対応が必要な予感のする成績です。トップレベル模試のような難しい問題ばかりのテストは珍しいので、月に1回受けている組分けテストと比べても、良い結果をとったときの喜びがひとしおのようです。
最近、テスト結果よりも、日々の勉強のときに、娘に対して「これは大したものだよ」と言うことが多くなっています。「これは難しいから解けないだろうな」と思った問題を鮮やかに解いたときや、10分かけてもわからない問題を諦めようと促しても嫌だといって最終的に解き切ったりしたときなどですね(後者は、時間的には必ずしも良いことではないですが、他の学習状況によっては時間無制限を許容しています)。
今回も、成績自体よりも、成績につながった娘の日頃の学習姿勢について、素直に凄いなと思います。・・・ついでに、そんな娘の足を引っ張らないでサポートできている自分も、少しばかり褒めてあげたいと思います。
算数
算数は大問4つで、単元と配点は以下の通りでした。
小問集合:24点(平均点:11.9点)
規則性(数列):24点(平均点:9.6点)
立体図形:24点(平均点:4.2点)
数の性質(倍数):28点(平均点:11.8点)
どの大問も半分以下しか取れなくて当たり前で、立体図形に至っては小問4つのうち、1つ取れれば良しという難しさでした。
でも、前回の8月はもっとひどい(?)テストで以下の平均点でしたので、子どもたちにとっても、今回のほうが幾分取り組みやすい問題だったのではないかと思います。
小問集合:28点(平均点:6.1点)
規則性:21点(平均点:2.3点)
条件整理:22点(平均点:1.7点)
平面図形:29点(平均点:4.1点)
このような中、私の娘は正答率が比較的高めの問題はきちんと取り切る事ができ、「ステキ!」成績でした。自分の持っている力をしっかりと出すことができ、順位、偏差値のいずれもが申し分ないものとなっていました。
日頃の娘を見ていると、真の算数得意者(?)と呼ぶには、応用力ではもう一歩なのかなと思うところがありましたが、日頃、難しい問題に囲まれているためか、少しずつ成長していることもわかり、本人にとっても自信につながる結果だったのではないかと思います。
とはいえ、今後の課題としては、やはり、基礎的な問題はさっと終わらせて、少しでも難しい問題にどんどん挑戦することなのだろうと思います。
国語
国語は大きく4つに分かれており、内容と配点は以下の通りでした。
漢字:10点(平均点:4.5点)
物語文:50点(平均点:10.0点)(うち、5点は語彙)
論説文:40点(平均点:8.4点)
前回の平均点は以下の通りで、概ね同じような点数になっているように見えます。
漢字:10点(平均点:4.9点)
言語知識:10点(平均点:2.9点)
論説文:32点(平均点:9.8点)
物語文:48点(平均点:8.7点)
漢字は、熟語自体が難しくなっていてので、多くの子にとって「漢字どころか意味がわからない、ナニコレ」という問題が少なからずあったことが容易に想像できます。前回同様に、1つ1つの漢字自体は習っているはずなのに、熟語が難しくて書けないという、最近の入試の流れを反映しているそうです。
娘は漢字の先取りしているもののカリキュラムテストや組分けテストでも落としたりするので、必ずしも得意というわけではないのですが、今回は頑張った感のある結果となりました。
読解については、前回同様に記述が中心の問題でした。
どの記述問題も正答率がとても低くて10%前後が多く、とても厳しい問題でした。記述以外の問題も簡単というわけではなく、正答率が50%を超えている問題が25問中3問しかないというレベルです。
そして娘ですが、いつも「白紙だけは避けて、とにかく答えを書こう!」と私が言っていることもあり、娘は限られた時間をうまく配分して全ての問題に解答を書いていました。でも、部分点をもらえたのは一部の問題だけで、ほかは容赦なくバツとなっていました。
結果的に、娘は一部の記述で部分点をとりながら、記述以外でコツコツと点数を稼ぎ、なかなか頼もしい点数をとっており、「ステキ!」成績でした。苦手を自称している娘にとって、バツも少なくなかったとはいえ、難しい記述に果敢に挑戦し、順位、偏差値のいずれもが自信につながる結果となっていました。
終わりに
小4トップレベル模試では、成績を見るページで、点数を入力すると順位や偏差値を計算してくれるシミュレート機能があります。「このミスが無ければ〇〇点取れた、超ステキ!」とか、「え、この選択問題まぐれじゃん、可愛そうだけど控除してみます・・・」ということができます。
また、「子供がノーミスに加えてミラクル起こすほど頑張ってもこれが限界!その時の成績は?」には、少しは意味があるかもしれず、以下のような紹介をしたこともあります。
いろいろ試してみると、新しい発見が見つかるかもしれません。以下は、ミスを無かったことにして模試の結果をシミュレートする方法の紹介です。
今回の記事が、今後、早稲田アカデミーのトップレベル模試を受験するぞ!というお子さまをお持ちの方々の参考になれば幸いです。
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以下のページでは、8月の小4トップレベル模試について紹介しています。
以下のページでは、同じ早稲田アカデミーの模試である、低学年向けのチャレンジテスト・冬期学力診断テストについて総合的に説明させていただいております。