早稲アカ生が5年生の実力診断サピックスオープンを受けてみました

2022年6月20日模試

模試

はじめに

5月15日にSAPIXで行われた小学5年生の「実力診断サピックスオープン」を、早稲田アカデミーに通う娘が受験した結果が帰ってきました。

私は情報収集を始めると徹底的に行いたくなります。複数の同僚の協力で、サピックスのテキストは4年生、5年生、6年生とそろって目を通しているのですが、テストについては「難しい」とか「単純に暗記しているだけでは解けない」という話を聞いているだけで、実際にみたことがありませんでした。

そこで、どうしてもこのタイミングで1度は見ておきたいこともあり、娘にお願いして受験してもらいました。

もちろん、娘の早稲アカ・四谷大塚での立ち位置はわかってきている一方で、「これがサピックスの集団の中だとどうなるの?」というのも気にならないというとウソになります。しかしながら、早稲アカだろうが四谷大塚だろうが日能研だろうが、どの学校についてもサピックスより数字が少ないだけで実績がゼロというわけではありません。また、それぞれの塾には過去の膨大なデータがあります。

そのため、その集団の中での成績は、過信は禁物だとは思いますが、十分に中学受験生全体の立ち位置を占うことはできているのではないかなと思っています。

そんな、実力診断サピックスオープンでしたが、受験者数は5,000人強というところで、前情報通り、サピックスにお通いのお子さま全てが受けているわけではないようです。

参考までに、各教科について、娘が今後の学習を進める上で気をつけようと思ったことを中心に記していきたいと思います。これらは、お子さまが早稲アカ・四谷大塚に通っている場合に、もしかしたら役に立つかもしれません。

なお、偏差値は5刻みで記しているので、理論上、最大でプラスマイナス2.5ずつサバを読ませてもらうことになります

結果と考察

4教科合計

算数、国語、理科、社会のいずれもまんべんなく点数を積み重ね、足を引っ張る教科がありませんでした。偏差値は約70。

4年生の後期から特に国語に注意してきて、早稲アカ・四谷大塚のテストでも国語が足を引っ張ることがほぼなくなってきました。これがサピックスで通用するか少々どきどきしていましたが、少なくとも今回のテストでは問題となることはありませんでした。

中学受験の世界でも一般的に言われていると思いますが、やはり、苦手を潰すというのが手っ取り早く総合的な4教科の成績を上げるポイントなのだろうなと思っています。

他塾のテストの偏差値に比べて、サピックスの偏差値は低く出ると言われます。それはそうなのでしょうが、苦手がなければ4科の偏差値がそれなりに伸びるのは、塾によらず同じと思っています。

算数

娘いわく、それほど難しくなかったそうです。・・・結果的には、ミスも出ていて、そう言う資格があるのか?と言われると微妙ですが。偏差値は約70。

大問が7つあり、大問7の最後の問題は正答率1%未満で例外と思いますが、それ以外はそれぞれの大問に正答率が低い問題、高い問題が散らばっています。

そういう意味では難しめのテスト、ということになるのだと思いますが、問題を見ると、内容に比べて正答率が低く感じる問題も少なくありませんでした

推測ですが、サピックスの教材を見る限り、これまでの学習範囲では予習シリーズ(特に最難関問題集)のほうが難しい問題を多数扱っている印象なこともあり、そのように感じるのかも知れません。

早稲田アカデミーでは四谷大塚のクラス基準でカリキュラムテストを受けているわけですが、例えば、Sコースのカリテに慣れている子は、最難関問題集も毎週頑張っている子たちばかりでしょうし、今回の実力診断サピックスオープンの算数を解いてみて、「難しすぎる!」という子はいないのではないかと思います。

国語

記述で十分な得点が取れたとは言い難いですが、少なくとも半分くらいはもぎ取ってくることができ、漢字や語彙でもある程度バランスよく得点できたこともあり、ひとまず一定の自信につながる結果でした。偏差値は約65。

漢字は正答率が約5割以下が半分となっていましたが、娘も1問間違えていました。でも、確認したら、この漢字は予習シリーズでも4年生の前期で習っているので、間違えてはマズイ問題でした。

慣用句も1問間違え。確認したところ、この慣用句は予習シリーズに載っていなかったので仕方ないといえばしかたないですが、正答率は5割もありました。こういう穴は、これからの教材で埋まっていくのか、少し不安ですね。なお、確認してみたら、家にある「漫画で学ぶ慣用句」的な本には載っていたので、漫画を学習に使うという方法は全く馬鹿にできないものだと思います。我が家では漫画を多用しています。

読解は、簡単そうに見える問題で間違えていたりしたので、要、復習です。問題の難易度としては、予習シリーズの発展問題から最難関問題集の間という感じのイメージです。少なくとも、私が問題と設問を読んだときに、「こんなの解くのか・・・」と思うような、最難関問題集で感じる感覚はありませんでした。愚痴ですが、毎週、「こんな難しい問題を解く必要あるのか・・・」と思いながら、最難関問題集を扱う国語の授業に娘を送り出しています。。。

記述については、いくつかの問題で、模範解答と解答欄のスペースが合っていないような気がしてなりませんでした。それらの問題では、模範解答を解答用紙の枠に入れようとすると、文字の上下を潰したような字にして書かないと、入り切らなそうです。

早稲アカ・四谷大塚のテストでは文字数制限があるか、文字数制限がなくても1行25文字程度で書くと思うので、その感覚で記述すると、すぐにスペースを使い切ってしまい、要素不足を起こして減点です。採点は基本的に加点方式でしょうから、あれもこれも盛り込むつもりのほうが、もしかしたら点数が上がるのかも知れません。

理科

「いやいやいや、これ間違えちゃダメなやつじゃん・・・」な問題もありましたが、大問ごとに偏ることなく、まんべんなく点数をとることができていました。偏差値は約65。

まず、文字多すぎです。昨今の入試問題を反映しているのでしょうか。カウントしているわけではないですが、カリキュラムテストや組分けテストと比べて、私は途中で読むのが面倒になりました

暗記していれば解ける問題も少なくなかったように見えますが、一方で、ただ覚えているだけでは解くことができず、それらの複数の知識をつなぎ合わせて解答を導く問題も多数ありました。

また、「これは誰も知らないでしょ」と感じる問題もありましたが、そのような問題では、本文を丁寧に読んで理解できれば解けるようになっているという絶妙さで、早稲アカ・四谷大塚では経験したことのない問題でした。日頃からこのような問題に触れる機会があるのだとすれば、さすがサピックスと言わざるをえないと思いました。

社会

サピックスの試験の代名詞的存在。問題をぱらぱら見たあと、「これは厳しい結果がでるだろうな・・・、これからどう勉強していこう・・・」と真面目に頭をかかえた割には、娘はうまく覚えている知識を紡いで頑張ったらしく、反省点もあるものの、手堅く点をとって偏差値は約65。

理科同様、文字多すぎ。本文だけでなく、選択肢が長いです。そして、それぞれの選択肢が小難しくなっていて、「はいはい、これ、ここがバツじゃん」とか、「OK。あってる。この選択肢はマル」みたいに素直に行きません。

つまり、選択肢のどこかで、「ん?あれ?どうだったかな・・・」が発生しやすく、これが2つになった時点でその設問は自信を持って選択肢が選べなくなってしまいます。

また、問題集に載っているようなシンプルな問題は少ないです。

例えば、5年生も半ばで地理が終わりかけの時期ですから、都道府県名と県庁所在地や形は頭に入っている子が多いと思います。まさにボーナス問題。ところが、これに県庁所在地の位置が加わるだけで、一気に激ムズ問題に早変わりです。

冬休みだったか春休みに、ふと思い立ってチェックしてみたら、娘の頭の中に県庁所在地の位置が入っていなかったことがわかり、たまたま取り組んでいたので取れましたが、塾では覚えるように指導されていないと思います。問題集でもみたことがありません。

車の構造の問題は、個人的に興味深かったです。大人ならほとんどの人が解けると思います。たぶん思考力問題なのだと思いますが、この正答率が極めて低く、中学受験の勉強は深くなりすぎて、偏りが生じてるのではないだろうかとも思ってしまいました。娘も取れませんでした。

最近、娘は、早稲アカのカリキュラムテストも、四谷大塚の組分けテストも、範囲が広くなり細かい部分が覚えきれず失点することがありました。これを取りに行こうとすると、重箱の角を突かれても怖くないように覚えていかなければなりません。

そうではなく、「誰もが覚えているようなことを、単独でおぼえて理解した気になるのではなく、知識を有機的につなぐことができていますか?と問われた思いです。

多少、目の前の点数が下がったとしても、それを取りにいって成績を上げることを意識するのは効果的でないと思いました。そんなことよりも、日頃受けているテストで、できている問題が単に暗記できていたから点が取れたのか、それとも、本当に理解できているのかのほうが大事なのかもしれないと感じました。

終わりに

今回、娘にSAPIXの実力診断サピックスオープンを受験してもらい、多くのことを学ぶことができました。

そのせいでもありますが、本当に日頃からこんな感じのテストを受けているのか気になったので、同僚に協力いただき、サピックスのマンスリーと組分けテストを見せていただけることになりました。これはこれでワクワクします。

一方、2週間後、1か月後、3か月後、半年後・・・と、私自身が忘れてはならないと考えている、各教科の戒めを得ました。

算数:難しめの問題解いて安心してませんか?基礎は本当に大丈夫ですか?

国語:昔に習った漢字やことば、大丈夫ですか?読解は油断せずこれまでどおりの復習を続けましょう。

理科:問題集こなしておくとテストは高得点とれますが、単純暗記で乗り切っていませんか?きちんと理解していますか?

社会:問題集こなしておくとテストは高得点とれますが、単純暗記で乗り切っていませんか?きちんと理解していますか?

その他:現時点では、サピックスでないとダメということはなさそうだけど、早稲アカなら大丈夫!なのかはわからない。が、信じてもくもくと進むだけ

今回の記事が、「今後、SAPIXの小5実力診断サピックスオープンを受験するぞ!」というお子さまをお持ちの方、あるいは、「他塾に通っているけど、サピックスってどうなんだろう??」という方々の参考になれば幸いです。

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Posted by ぜろパパ