↓↓中学受験の役立ち記事を「note」で公開中!↓↓

中学受験の6年生、冬期講習で何を優先する?直前期の勉強計画と復習の回し方

家庭学習

家庭学習

\ この学習法が娘の成績を変えました! /
中学受験に向けた偏差値アップの方法を、家庭でどう実践していくか。このテーマについて、全15章+まとめ、合計63,000字を超える圧倒的ボリュームでまとめた記事「1か月で偏差値+10を目指す!中学受験に勝つ家庭がやっている『勝ちパターン』大全」を、noteで公開しています。偏差値の上げ方に悩んでいる保護者の方にとって、きっと具体的なヒントが見つかるはずです。

6年生の冬期講習って、申し込みの案内が来た瞬間からソワソワしますよね。「受けたほうがいいのかな」「でも過去問も回したいし、体力も心配…」と、親のほうが落ち着かなくなることも。

この時期は、やる気さえあれば何でも伸びる…というより、やることを絞って、点数につながる形で仕上げることが大切だと感じます。冬期講習はそのための強い味方にもなりますし、逆に使い方を間違えると「こなすだけ」になりやすいのも本音です。

中学受験の疑問や悩み

 

「6年生の冬期講習は受けたほうがいいですか?」
中学受験の疑問や悩み

 

「やることが多すぎるとき、優先順位はどう決めればいいですか?」
中学受験の疑問や悩み
「直前期に体調を崩さないために気をつけることはありますか?」

この記事では、6年生の冬期講習を「総仕上げ」として活かすために、何を優先し、どこまでやるかを、保護者目線で整理します。

なお、直前期シリーズとして、教科ごとの対策についても説明していますので、参考になるかと思います。

中学受験の直前期、算数は何をやる?過去問・塾教材の復習で得点を安定させる勉強法
https://chugakujuken-zero-ouen.pal-fp.com/home-study/chugakujuken-chokuzenki-sansuu/

中学受験の直前期、国語で崩れないための仕上げ方|読解の型・時間配分・漢字語句・記述を整える
https://chugakujuken-zero-ouen.pal-fp.com/home-study/chugakujuken-chokuzenki-kokugo/

中学受験の直前期に理科で点を伸ばす勉強法|暗記教材の回し方・過去問復習・親のサポート
https://chugakujuken-zero-ouen.pal-fp.com/home-study/chugakujuken-chokuzenki-rika/

中学受験の直前期、社会は何をやる?暗記教材の回し方・時事問題・過去問で点を固める方法
https://chugakujuken-zero-ouen.pal-fp.com/home-study/chugakujuken-chokuzenki-shakai/

6年生の冬期講習は「仕上げの土台」を作る期間

新しいことより「解ける形」に直すのが本筋

冬は時間があるようで、実際は全然ありません。講習、過去問、学校、体調管理…全部が同時進行です。だからこそ、冬期講習では新しい単元を増やすより、既習を「得点できる形」に整える意識が合うと思います。

難しい問題を追いかけるより、標準~頻出で落としているところを減らすほうが、合否に直結しやすい時期でもあります。親としては派手な伸びを期待したくなりますが、冬は「ミスの削減」がいちばん堅実でした。

志望校に合わせた「型」と「時間感覚」を固める

6年冬期講習の良さは、志望校の出題に寄せた演習を、まとまった量で回せることだと思います。例えば、記述が多い学校なら「書き方の型」、処理速度が問われる学校なら「時間配分の型」を、毎日触れる形にできるのが強いです。

「本番の時間感覚」を子どもが掴むと、落ち着いて見える瞬間があると感じます。点数も大事ですが、冬は解き方の再現性を上げることが、結果的に点数を支えるのだと思います。

生活リズムも含めて「本番モードのリハーサル」

冬休みは生活が崩れやすいです。講習があると、朝起きる理由ができて、学習リズムが守られやすいのは大きなメリットでした。入試本番の時間帯に頭を動かす練習にもなります。

私の場合は、娘の就寝が遅くなるだけで翌日の集中がガタ落ちしたので、冬は「夜更かししない」だけを最優先ルールにしました。睡眠って地味ですが、冬は本当に効きます。

冬期講習で「やることが増えすぎる」問題をどう防ぐ?

まずは「やるべきことが多すぎる」前提に立つ

冬は、冬期講習の範囲以外にも、過去問の直し、苦手単元の穴埋め、暗記の維持…と、やることが山ほどあります。つまり、全部を完璧にやるのは不可能という前提が必要です。

この前提がないと、親子で毎日「終わらない」「遅れた」で消耗してしまいます。冬は気合いよりも、現実的な設計のほうが強いと思います。

優先順位は「志望校で点になる順」に並べる

やることの棚卸しをしたら、次は並べ替えです。おすすめは、志望校で点になりやすい順に並べるやり方です。例えば、頻出分野、配点が高い大問、毎回出る形式などを上位に置きます。

逆に、出るか分からない難問を追うのは、冬に限ってはリスクが高いです。「ここは捨てても合格点に届くか」を、冷静に見ていくのが近道でした。

講習の復習は「翌日に持ち越さない」設計にする

6年冬は、翌日に持ち越す余裕がありません。だからこそ、講習の復習は当日中に終える前提で、量を調整したほうがいいと思います。全部やるのではなく、最低限「間違えた問題の直し」と「重要ポイントの確認」だけは当日に入れる、という感じです。

私の場合は、娘が帰宅後に疲れ切ってしまう日もあったので、復習は「30分だけやる」「直しは2問だけ」など、小さく確実にやるルールにしていました。毎日ゼロにしないのが大事でした。

体調を崩すのが一番の損失だと割り切る

この時期、無理をして体調を崩すと、取り返しがつかなくなりがちです。冬期講習の価値は高いですが、体調>勉強は本当にその通りだと思います。

「今日はやり切れない」日があっても、責めないこと。私は、親の焦りが一番子どもに伝染すると思ったので、疲れている日は「寝よう」と言って終わりにしました。

\ 「読む力」は、家庭の手で育てられます。/
中学受験の国語で苦戦するお子さんは、実は「センス」ではなく「読む手順」を知らないだけです。授業だけでは身につかない読解の基礎を、家庭でどう支えればよいか――その具体的な方法をまとめた記事「親が変える。才能ではなく手順で伸ばす中学受験・国語の読解力」をnoteで公開しました。家庭での国語学習を変えたい方は、ぜひご覧ください。

6年冬期講習の1日を「回る形」にするコツ

当日の流れを「固定」すると、精神的に楽になる

冬は毎日が勝負…と感じやすい分、気持ちが揺れます。だからこそ、1日の流れは固定したほうが楽でした。たとえば、帰宅→軽食→講習直し→入浴→暗記→就寝、のようにを作るイメージです。

ルーティンにすると、子どもも「次に何をするか」で迷わなくなります。親も声かけが減って、家庭が少し平和になります。

復習は「間違いノート」より「ミス分類」が効く

間違いノートは立派ですが、冬に作り込み始めると時間が吸われがちです。冬は、ノートを作るよりミスを分類して、次に同じ失点をしないほうが効率的だと思います。

例えば「読み落とし」「条件の見落とし」「知識が曖昧」「時間が足りない」など、原因を一言で書くだけでも効果があります。原因が見えると、対策が具体的になります。

過去問との両立は「同じテーマを重ねる」

冬期講習と過去問を別々に回そうとすると、負担が倍増します。おすすめは、講習で扱った単元と、過去問で出た単元を同じテーマで重ねることです。

たとえば講習で「割合」が出た日に、過去問の割合の大問だけ復習する、というように。学習が線でつながる感じがして、娘は理解が深まったように見えました。

冬期講習を受ける・受けないより「どう使うか」が差になる

受けたほうが良いケース:集団のペースが必要なタイプ

家だとだらけやすい、リズムが崩れると戻りにくい、というタイプは、講習があるだけでプラスになりやすいと思います。毎日授業があると、学習ペースが強制的に維持されるからです。

また、周りが頑張っている空気に触れることで、気持ちが前を向く子もいます。冬はメンタルが不安定になりやすいので、環境の力は侮れません。

注意したいケース:講習で疲れすぎて家庭学習が崩れる

一方で、講習の拘束時間が長く、帰宅後はもう何もできない…となると、過去問や弱点補強が止まりやすいです。冬は講習が主役になりすぎるのが怖いところです。

受講するなら、家庭学習は「最低限に絞って回す」設計が必要です。たくさんやるのではなく、続く量にするのがコツだと思います。

「質問できる環境」を最大化するのがいちばん得

講習の価値で大きいのは、分からないところをその場で聞けることだと感じます。冬は疑問を放置する時間がありません。だから、質問できるなら、遠慮せず早めに潰すのが得です。

特に質問をため込みやすい子は、授業後に「今日ひとつだけ聞いて帰ろう」を合言葉にするのがよいです。小さな積み重ねですが、結果的に不安が減っていきます。

まとめ

6年生の冬期講習は、直前期の中でも「仕上げ」を進める大切な期間です。ただ、冬は時間が足りないのが現実なので、やることを増やすより、点数につながる形に絞って整える意識が合いやすいと思います。

特に、復習を翌日に持ち越さず当日中に終える設計、過去問と講習テーマを重ねる工夫、そして体調管理の優先は、どのご家庭でも効果が出やすいはずです。焦りやすい時期ですが、冬は「頑張り方」で差がつきます。無理なく、でも確実に前に進める形を作っていきましょう。

\ 毎月、新たに数十人の方が私の復習ノートを取り入れ、算数の学びを大きく進化させています! /
中学受験算数では、間違えた問題を集めて復習・分析する「復習ノート」「解き直しノート」が有効です。私の全記録をまとめ、魂を込めた記事「中学受験・算数の成績が劇的に変わる!本気で取り組む『解き直しノート』の全記録」(20,000字超)を、noteで公開しています。以下のリンクからアクセスできますので、よろしければご覧になっていただければ幸いです。

Twitterで娘への日々の小さなサポートを紹介し始めました。

以下のリンクから「家庭学習」カテゴリの他の記事を探せます。
カテゴリ「家庭学習」へ

アドバイスや気軽な質問をお待ちしています!
この記事にコメントする

家庭学習

Posted by ぜろパパ