理科(小4下第14回):音の学習は光の性質と比較しながら
娘がジュニア空想科学読本にハマったようで、先月、大人買いしたのですが、娘が読み進めるたびに色々と私に教えてくれたり、質問したりしてくれます。
先日は「サイヤ人って何?スーパーサイヤ人って??」と質問され、説明しつつYoutubeを見せました。悟空がスーパーサイヤ人に初めて変身したのは、私が小~中学生の時で、何も考えずに「すげー、つよーい!」と友達と盛り上がった記憶がおぼろげながら残っていますが、「なんで光るの?」と聞かれれば「いや、これは、『気』がですね・・・」と答え、「なんで地面から石が浮かぶの?」と聞かれれば「これはですね、その、あの、あまりの『気』の凄まじさでですね・・・」と、なぜなぜ対応をすることになりました。理科や社会では何でも疑問に思って調べるのは良いこととされていると思いますが、うーん。
ということで、娘が早稲アカで理科の後期第14回の授業を受けましたので、いつもどおり応援します。
概要
早稲田アカデミーでの、理科、予習シリーズ後期第14回は「音」でした。
科学館に行くと、「音」を扱った展示物が結構ありますよね。机の上での勉強も大事ですが、体験がとても重要な単元の1つではないかと思います。そんな今回の予シリ後期第14回は「音」のポイントを3つだけ挙げるとすれば、以下でしょうか。
・音の伝わり方:糸電話の説明で、音が順番に伝わっていくことがイメージできますね。空気、紙コップ、糸、紙コップ、空気と順番に伝わるため、途中の糸をたるませて振動が伝わりにくくなると、音も聞こえにくくなると理解しやすいです。糸はまっすぐ一本なわけではなく繊維ですので、水で濡らすとさらに伝わりやすくなるというのがテストに出ていましたね。
・音の反射と吸収:音は柔らかいもので吸収され、そうでなければ反射するという性質、なんだか光に似ていますね。直進、反射、吸収、集められるなどなど、似ているところがたくさんあります。逆に違うのは速さですよね。
・モノコード:短くし、細くし、そして、強く張ることで音が高くなります。
「七田式の理科ソング 物理・化学」では、関連する曲として「音のうた」がありました。音の大きさ、音の高さ、音の音色が3つの要素であることを思い出させます。覚えるのが苦手なお子さんや、3年生で理科の通塾準備したい方にはちょうどよいかと思います。
暗記ノート(補助教材)づくり
ここからが、恒例の補助資料作りです。毎回、暗記ノートと読ぶ補助資料を作っています。暗記ノートについては、以下のページで紹介しています。
私のサポートは主に絵を用意することになります。予シリに加え、参考書として「?に答える!小学理科」、「小学高学年 自由自在 理科」を使っています。「受験理科の裏ワザテクニック(「続 受験理科の~」・「続々 受験理科の~」もある)」に該当範囲があれば、これも入れます。また、Z会の入試に出る図鑑は「Z会 入試に出る植物図鑑」「Z会 入試に出る動物図鑑」「Z会 入試に出る地球・宇宙図鑑」がありますが、今回使うのは「Z会 入試に出る動物図鑑」と「Z会 入試に出る植物図鑑」ですね。「くらべてわかるできる子図鑑 理科」も導入しています。中学受験で大活躍!という話で用意した「スーパー理科事典」は出番なしです。さらに、私自身が読んでみて気になったところなどについては、Googleで見つけた画像や注釈をコピーします。これらをうまく並べ替えて、パワーポイントにまとめて資料集を作ります。
物質中を伝わる音の速さ。気体よりも液体が、液体よりも固体の方が、音の速さは早くなります。でも、同じ気体同士、同じ液体同士などでは物質によって音が伝わる速さが変わります。ガラスよりも鉄のほうが、水よりも海水のほうが音が伝わりやすいです。
フラスコの中に鈴を入れる実験。予習シリーズよりも、「?に答える!小学理科」と「小学高学年 自由自在 理科」のイラスト+説明の方がわかりやすいですね。
音の吸収。柔らかいものだけでなく、音楽室の有孔ボードなども音を伝わりにくくする工夫ですね。きっと、子供も「あー、あれがそうなのかぁ」となると思います。
共鳴。音叉を並べて片方を叩くと、もう一方も鳴り出すやつです。「?に答える!小学理科」に乗っています。実はギターの空洞も共鳴を利用しているらしいです。
身近な音と周波数。ネットを徘徊して見つけました。楽器の音、声、サイレン、モスキート音などなど。20~20,000Hzが聞こえるといっても、イメージが沸かないので。
音色とオシロスコープ。音の3要素のうち、これだけわかりにくい気がします。要は波形が違うという理解ですが、世の中たくさん音があるので、たまたま波形が一致する異なる音源があってもおかしくないような気もするのですが。とりあえずギターの波形が「?に答える!小学理科」に乗ってたので追加です。予習シリーズのピアノの波形とはだいぶ違いますね。
超音波。「?に答える!小学理科」にも「小学高学年 自由自在 理科」にも、レーダーとしての利用例の説明がありました。
ドップラー効果。「?に答える!小学理科」と「小学高学年 自由自在 理科」の両方に載ってたので。これを見た数日後に、たまたま学校からの下校中に救急車がそばを通ったらしく、実際に感じることができたそうです。知らないと素通りだったでしょうね。
組分けテストの目標偏差値ごとの学習
偏差値50を目指すには
偏差値50を目指すには、文章とつなげて理解しやすくなる、写真や絵が掲載されているものを中心に覚えると良いのではないかと思います。
今回、写真を始めとして図表が用意されているのは、超音波、音を出す方法と楽器、太鼓や糸電話と音の伝わり方、液体と固体での音の伝わり方、真空鈴の実験、イルカと反響定位(エコーロケーション)、音の反射、試験管に水を入れて吹く実験、コップに水を入れて叩く実験、モノコードと音の高低、振幅、音叉とオシロスコープ、ですね。太字は、問題集でもよく聞かれていた印象です。
偏差値60を目指すには
問題集はきちんと解いて、わからなかった問題は単に答えを書き写して終わりではなく、解説が用意されていればしっかりと読み、予習シリーズテキストに戻って周辺部を読んで知識をつないでおくと良いと思います。
いつもどおり、問題から答えを、答えを見て問題を説明できる、つまり、双方向に答えられることを意識したいところです。また、丸暗記するのではなく、なぜそうなるか?を意識したいです。例えば、試験管に水を入れて吹く実験、コップに水を入れて叩く実験、単に暗記するのではなく、理由を説明できるようにするということですね。
モノコードと弦の長い短い、太い細い、張り方の強弱についても、表にまとめるとわかりやすいですね。
偏差値70を目指すには
満点をとって、やっと偏差値70を出せるかどうかというところですので、必然と満点を目指すことになります。問題集で穴を埋めて安心して終わりではなく、再び予習シリーズテキストに戻って知識をつなげるとか、参考書を併用して理解を深めることが要求されると思います。
もっとも、いつもどおりですが、組分けテストで満点を目指すよりも、サピックスなどを意識して、どうすれば知識の幅を広げられるかということを考える方が良いのではないかと思いながら学習を進めたほうがよいのかなと思っています。このあたりを注意しながら娘には学習を進めてもらっています。
テスト結果
理科の4年生後期カリキュラムテスト第13-14回はステキ成績でした。娘は燃え方も音も好きなようです。
*主観的な評価です。ステキ成績:点数か順位か偏差値が良いか、前回と比べて上がったなど、私と妻と娘で喜んだ成績です。むむむ成績:もう少し頑張れた気がするものの、きちんと復習することで挽回できそうな成績です。たいへん成績:一通り復習する程度では挽回できなそうな、苦手認定と本格的な対応が必要な予感のする成績です。理科の4年生後期組分けテスト第15回はステキ成績でした。正答率が5割を切っている問題が意外とありましたが、問題なかったようでした。単に覚えているというよりも、きちんと理解できているように見えます。
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