理科(小4下第7回):水溶液の後半はとにかく計算

塾学習,理科(4年生)

子供の学習(理科)

子ども新聞で宇宙の記事が取り上げられていて、「軌道」という言葉に目が止まりました。

娘がどこで知ったかよくわかりませんが、「軌道」を説明することができていました。宇宙の文章では比較的頻繁に出てくる単語ですので、多分、過去の子ども新聞で覚えたか、大好きな科学系の教育番組で覚えたのだと思います。

2年くらい前、娘も習っている球技で6年生を教えていたとき、球技なので「ボールの軌道」という表現を使ったときに、その子たちが意味を知らなかったために、軌道の意味から教えることになった記憶が蘇りました。

私が小学生のときには、特別宇宙にも科学にも興味を持っていなかったので、たぶん私が6年生のときには説明できなかったと思います。基本的に、私は、「意味を知らないのであれば、その意味を知っている必要が出てきたときに覚えればいいよね」と思っているのですが、中学受験の世界はそれを許さず、国語と社会を中心に、教養の名のもとにたくさんのことを覚えるように要求してきます。

今でも、「なんだか無駄が多いような・・・」と思いつつも、娘をみていて「そんな事知っているの、すごいね」と思うこともあり、無駄なのか無駄じゃないのかよくわからなかったり、無駄と思いたくないだけのような気もしたり、ちょっと複雑です。こういうとき、中学受験の経験があると、まるで迷わなくてすむのかなとおもったりもします。

ということで、娘が早稲アカで理科の後期第7回の授業を受けましたので、いつもどおり応援します。

概要

早稲田アカデミーでの、理科、予習シリーズ後期第7回は「物の溶け方(2)」でした。

前回の電池に続き、2回に渡る重要な単元ですね。そんな今回の予シリ後期第7回「物の溶け方(2)」のポイントを3つだけ挙げるとすれば、以下でしょうか。

蒸発と再結晶:どういう溶解度を持つ物質であれば、どちらの方法が結晶をとりだすのに有利か覚えることになりますが、それぞれの原理をきちんと理解する必要がありますね。蒸発は、水を全部飛ばすと終わりですが、再結晶はろ過後にさらに冷やすともっと取り出せるあたりにも違いがあり、しっかりと覚えておきたいです。
結晶の形:問題集でやたらと出てきます。予習シリーズでは写真ですが、問題集ではイラストなので印象が変わります。ダイソーでミョウバンの結晶を作る製品があったので、娘と一緒に特大の結晶を作りました。しっかりと三角形のような結晶と、正八面体の結晶を観察することができ、きっと、印象に残ったことと思います。
計算:前回よりも少し複雑な計算が出題されています。グラフを見ながら右に行ったり左に行ったり(温度を変える)、上に行ったり下に行ったり(限度量との比較)をきちんと理解したいですね。

七田式の理科ソング 物理・化学」では、関連する曲として「水溶液のうた」がありました。たしかに、溶質、溶媒、溶液という一般的な名称も知っていたほうが、勉強しやすいような気がしますね。その他、温度による溶け方の変化、飽和水溶液、再結晶について取り上げられています。覚えるのが苦手なお子さんや、3年生で理科の通塾準備したい方にはちょうどよいかと思います。

暗記ノート(補助教材)づくり

ここからが、恒例の補助資料作りです。毎回、暗記ノートと読ぶ補助資料を作っています。暗記ノートについては、以下のページで紹介しています。

私のサポートは主に絵を用意することになります。予シリに加え、参考書として「?に答える!小学理科」、「小学高学年 自由自在 理科」を使っています。「受験理科の裏ワザテクニック(「続 受験理科の~」・「続々 受験理科の~」もある)」に該当範囲があれば、これも入れます。また、Z会の入試に出る図鑑は「Z会 入試に出る植物図鑑」「Z会 入試に出る動物図鑑」「Z会 入試に出る地球・宇宙図鑑」がありますが、今回使うのは「Z会 入試に出る動物図鑑」と「Z会 入試に出る植物図鑑」ですね。「くらべてわかるできる子図鑑 理科」も導入しています。中学受験で大活躍!という話で用意した「スーパー理科事典」は出番なしです。さらに、私自身が読んでみて気になったところなどについては、Googleで見つけた画像や注釈をコピーします。これらをうまく並べ替えて、パワーポイントにまとめて資料集を作ります。

結晶の形。ミョウバン、硫酸銅、ホウ酸、食塩の写真をかき集めました。ミョウバンは全部正八面体の写真で、小さな三角形の結晶は予シリだけでした。他にも、砂糖、硝酸カリウム、硫黄、石英、ビタミンC(アスコルビン酸)の写真が参考書に載っていました。

再結晶。温度を下げていくと次第に出てくる量がふえていくと、理論やグラフで知っているわけですが、やはり写真があるとよりわかりやすいですね。グラフも、参考書のグラフにはグラフ内に説明が挿入されているので、視覚的にわかりやすいです。

濾過。予シリではあまり取り上げられていない印象でしたが、参考書にはろ紙の折り方や、ろうとへの密着のさせかた、ろ過の原理などもイラスト入りで説明がありました。

溶解度曲線。一般的には、温度が上がると固体の溶解度が上がりますが、参考書には、しれっと水酸化カルシウムの溶解度曲線が。。もちろん「なんで?」と聞かれるので、調べておきます。そういえば、高校生の時に習ったかな?全部忘れてたけど。

組分けテストの目標偏差値ごとの学習

偏差値50を目指すには

偏差値50を目指すには、文章とつなげて理解しやすくなる、写真や絵が掲載されているものを中心に覚えると良いのではないかと思います。

今回、写真を始めとして図表が用意されているのは、岩塩、蒸発乾固、揚浜式製塩、再結晶ろ過、浄水ストロー、結晶の形、ミョウバンの大きな結晶の作り方ですね。太字は、問題集でもよく聞かれていた印象ですので、正確に理解しておきたいですね。

前回の第6回「ものの溶け方(1)」でも出てましたが、計算も回避不可能ですので理解してしまいましょう。温度、水の量、入れたものの量、限度量、さらに溶ける量、溶けのこった量、水溶液全体の量、これらを問題に合わせて整理しながら解けるといいですね。

偏差値60を目指すには

問題集はきちんと解いて、わからなかった問題は単に答えを書き写して終わりではなく、解説が用意されていればしっかりと読み、予習シリーズテキストに戻って周辺部を読んで知識をつないでおくと良いと思います。

前回に続き、今回の範囲も覚えることが比較的少ないので、みんな、しっかりと覚えてくるはずです。いつもどおり、問題から答えを、答えを見て問題を説明できる、つまり、双方向に答えられることを意識したいところです。さらには、計算です。とにかく、ミスなく計算して答えを導き出すまでの工夫を考えたいところです。私は、面倒でも表にまとめる方法を娘におすすめしました。

偏差値70を目指すには

満点をとって、やっと偏差値70を出せるかどうかというところですので、必然と満点を目指すことになります。問題集で穴を埋めて安心して終わりではなく、再び予習シリーズテキストに戻って知識をつなげるとか、参考書を併用して理解を深めることが要求されると思います。あとは、計算は単に解ければよいというわけではなく、どれだけ短時間で答えにたどり着いて時間を稼げるかですね。

もっとも、いつもどおりですが、組分けテストで満点を目指すよりも、サピックスなどを意識して、どうすれば知識の幅を広げられるかということを考える方が良いのではないかと思いながら学習を進めたほうがよいのかなと思っています。このあたりを注意しながら娘には学習を進めてもらっています。

テスト結果

理科の4年生後期カリキュラムテスト第6-7回はステキ成績でした。計算は油断すると普通に間違えそうに思っていましたが、全く問題なく、よかったです。社会では問題文読み取りミスがしばしばでますが、理科ではめったに起きません。やはり、娘の興味の程度と関係しているのでしょうかね。。ともかく、暗記する、問題集を解いて穴を見つけて再び暗記、テキストや参考書を読んで知識をつなぐ、という流れがうまくできています。

*主観的な評価です。ステキ成績:点数か順位か偏差値が良いか、前回と比べて上がったなど、私と妻と娘で喜んだ成績です。むむむ成績:もう少し頑張れた気がするものの、きちんと復習することで挽回できそうな成績です。たいへん成績:一通り復習する程度では挽回できなそうな、苦手認定と本格的な対応が必要な予感のする成績です。

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Posted by ぜろパパ