早稲アカ(四谷大塚系)小4前期振り返り(理科):点数をとるための勉強と理解を深める勉強のバランス
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先日、小学校の個人面談がありました。
中学受験を考えている場合、どうしても塾の勉強が主体となってしまうと思います。4年生の前期は娘の塾での成績が比較的よい水準で安定していたこともあり、私はむしろ、娘が学校の勉強を軽んじることを大変危惧していました。そこで、ちょうどよい機会だったため、学校での授業、特に4教科について様子を聞きました。
結果的に、娘は挙手もよくするし、友達にも教えたりして、授業態度もとてもよいということで大変安心いたしました。
特に、授業自体や、授業についていけない子たちを見下すようなそぶりが一切ないということは、親としてとても嬉しく思いました。今後、中学受験の勉強をしているときだけではなく、受験が終わってからも、人生を通じて気をつけてほしいポイントだと思っています。
中学受験や大学受験がうまくいった場合、比較的同質の人たちに囲まれると思います。だれもができる人たちばかりで、いわば精鋭揃いなのかもしれません。一方で、社会に出てみると、誰もが関わる人の範囲が広がるように思っています。そして、多くの事は一人で行えるものではないので、自然と人との協力が必要になってきます。自分が得意なことでも苦手なことでも、人の助けを必要とすることが出てきます。
私は、誰にでも優しくなどと仙人のような考えはまったくないのですが、それでも、娘には今から、見えないところでもお互いに助け合っていることを理解しながら生活してほしいものだと思っています。ある人に対して、いまは頼ることがないかもしれないけど、もしかしたらあとで頼ることがあるかもしれないと思います。敵対的な行動をとっておいて、後になって困ったときだけ助けてほしいはナシです。ついでに、助けておいてもらって、文句言うのもナシではないかと。でも、そういうの、大人の世界には少なからずあるような。。。ということで、今後も将来に渡って、誰に対しても見下すとか馬鹿にするという考えが一切でてこない子に成長してほしいものです。
勉強ができる、教養が高い。これらは大変素晴らしいことだと思っています。ただ、それは他の人のことだった時にだけ思うべきであり、自分の中ではしょせん勉強、単なる教養、というくらいの気持ちでいてほしいと思っています。勉強や教養以外にも、人として大事なことがあるという意識を持ったうえで、今後も勉強を頑張って欲しいと考えています。
さて、予シリに準拠した早稲田アカデミーでの前期の授業の振り返りで、今回は理科です。
娘が通塾開始前に、あるいは、通塾開始以降に取り組んでみて、効果があったと考えるもの(〇)、いまいちわからないもの(△)、効果がなさそうなもの(×)について整理してみました。
4年生で理科を大の苦手としていて成績をなんとか上げたいと考えている方、あるいは、特に、3年生以下で通塾開始前に何らかの準備をしたいと考えている方には、多少なりとも参考にしていただけるのではないかと思います。
理科
〇:暗記時間の確保
理科というより、社会で気付かされました。
社会ではスタディアップという中学受験社会専門の学習塾があります。その講師である野村恵祐さんの著書「中学受験は社会で合格が決まる」「中学受験 社会 合格への家庭内戦略」「第一志望に合格したいなら「社会」の後回しは危険です」を、娘の通塾開始前に読んでいました。内容はもちろん社会に関することで、具体的な教材や地理・歴史・公民のポイントなども記載されています。
1人の著者がたくさん同じような内容の著書を出していることもよくありますが、この3冊はそれぞれから学ぶことがありました。その中には、社会の勉強の進め方についても記載があるのですが、語られていることは、理科にも十分に当てはまる話だと思いました。
娘の場合、授業を受ける前に予習シリーズテキストを一読するようにしています。そして、授業を受けた後、その日のうちに簡単に振り返る時間をとっています。
暗記のための時間は、授業の翌日と決めています。この日までにテキストを何回か読んでいることになるので、イメージとして3分の1から3分の2くらいは頭に残っているようです。残りをこの暗記時間でチェックしながら埋めていきますが、この時点で完全に理解できて記憶できるわけではありません。問題集を解くときには間違えもあるので、テキストの5分の4くらいが理解できている感じでしょうか。たぶん。
その後、週末に問題集を解いていって、間違えたところは問題にチェックを入れ、解説ももちろん読み、さらに、予シリテキストに戻って該当部分の説明にもチェックをつけます。暗記のときにチェックを付けていたらチェックが2重になりますね。こういう部分は、出題されると間違える可能性が高いので、テスト前までにきちんと理解できるようにしておきます。
暗記時間を取らずに問題集をベースに進める勉強もあるかもしれませんが、この方法をとる場合に私が気になるとすれば、おそらくバツばかりになってしまい、子供がやる気にならなくなりそうというところでしょうか。
ともかく、早稲田アカデミーのカリキュラムテストと四谷大塚の組分けテストは、他塾のテストと異なり、テキストと問題集をきちんと理解できていれば満点を目指せるテストとなっています。この2つのテストで成績がいまいちということがあれば、暗記の時間を確保するとか、机に向かわせるだけでなく問題を出してあげるなど、暗記まわりの改善で飛躍的に伸びるような気がします。
○:参考書の併用
毎回の授業記事で紹介しておりますが、私と娘は「?に答える!小学理科」と「小学高学年 自由自在 理科」を参考資料として使っています。電子化していますので、各回の該当範囲だけ印刷して使っています。
予習シリーズはカラフルで大変わかりやすい素晴らしい教材だと思っています。しかしながら、要所要所で、いまいち理解できないことが少なくありません。そういうとき、無理やり暗記するのではなく、参考書を使うと、スムーズに理解できることが多々あります。
このような場合は、参考書の併用が娘の理解に繋がり、それは成績にもつながっていると思います。なお、参考書でもわかりにくい、あるいは、載っていない場合にはGoogle行きですね。
これだけではなく、教科書に載ってない問題への知識深堀りとして、関連する部分を読むようにしています(が、時間がないときには省略です)。
テストだけ考えると、正直意味があるのかないのかよくわかりません。テストでは稀に予シリテキストに載ってない問題が出てきますが、娘は取れたり取れなかったりだと思いますし、取れた場合でも参考書のおかげとはあまり思いません。
しかしながら、私の好きな中学受験情報局の辻さんや、各塾の入試報告で理科の講師の方たちが言っているように、テキストに載っているから、あるいは、テストに出るから勉強するのではなく、興味を持って疑問に思ったことを調べ、次第に興味の範囲を広げていこうという思いでいます。
○:暗記ノート
暗記ノートについては、以下のページで紹介しています。
一部抜粋すると、いろいろあって、バインダーにテプラで「暗記ノート」とラベルを貼っているため「暗記ノート」と読んでいます。
理社については、予習シリーズだけ完璧にしたところでサピックス教材には遠く及ばないようなので警戒しています。また、「参考書の併用」でも紹介したとおり、娘の学習を進める上で、予習シリーズや予シリ準拠の問題集などでは説明が不十分と思われる部分が時々あるため、「暗記ノート」を作っています。
予習シリーズをそのまま引用することもありますが、基本的に図だけです。図だけ見て説明できれば、それはきっと理解できているということだと思っています。
また、テキスト・問題集に載ってないけどどこかで見たことがある、という事があれば、私達の場合、この「暗記ノート」を見ればよい場合がほとんどとなっています。「あっちに載っていたかな?こっちだったかな?」がないのは、かなりストレスが軽減されますね。
○:歌(七田ソング)
こちらも理科の記事でたびたび紹介していますが、歌に助けられています。
覚えにくい知識で語呂合わせがある場合、語呂合わせを使わない方は珍しいのではないかと思います。でも、歌を使っている人は多くないのではないでしょうか。
娘は植物や昆虫について興味が薄いのですが、歌なら話が別です。何度も聞いて歌っているうちに、歌詞をまるごと覚えてしまったようです。娘も、歌のおかげで覚えられることが多くあると言っていますね。
唐突に問題を出すと、スパッと答えるのではなく、歌を歌ってから答える場合もあるので、時間制限のあるテスト上は課題は残るのですが、第一歩目として歌を活用するのはよい方法ではないかと思っています。
娘の場合、お風呂と車での外出時に聞くようにしていただけですので、勉強という感じがしないというのも良いですね。参考までに、収録曲を紹介いたします。
「七田式の理科ソング 物理・化学」
01_光の進み方
02_音のうた
03_熱のうた
04_てこのしくみ
05_いろいろな力
06_電気のうた
07_磁力のうた
08_電磁石
09_水溶液のうた
10_いろいろ気体
11_酸化のうた
12_状態変化のうた
13_分子と原子
14_元素のうた
15_イオンのうた
16_酸とアルカリ
「七田式の理科ソング 生物」
01_草花
02_七草
03_やさいのうた
04_花のつくり
05_種子植物
06_植物の分類
07_せみのうた
08_甲虫類
09_夏の鳥冬の鳥
10_むせきつい動物
11_せきつい動物
12_ごはんのゆくえ
13_しんぞうのうた
14_血液のうた
15_血液のしごと
16_しんけいのうた
「七田式の理科ソング 地学」
01_月のみちかけ
02_太陽系
03_北極星を見つけよう
04_春の星
05_夏の星
06_秋の星
07_冬の星
08_大気のうた
09_お天気しらべ
10_空の雲
11_高気圧と低気圧
12_前線のうた
13_堆積岩
14_火成岩
15_化石が教える地球の歴史
16_地震のうた
以下は、参考記事です。
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