好成績を取るのに必須な、解き直し用のための算数の復習ノートの作り方と方法の比較
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ノートのとり方調査
リクエストいただいたため、私の中学受験算数の「復習ノート」の作り方と、この方法にいたるまでに調べたことや比較について紹介いたします。「算数の復習の仕方がわからない!」「算数が苦手で穴だらけ!どうすればいいの!?」という方に、ご参考にしていただける内容ではないかと思います。
今年2月、通塾開始をする前(正確には1月最終週からですが)、1月は通塾開始のために私なりの準備をしていました。具体的にはノートのとり方についての研究をしていました。このために、私の中学受験の算数勉強は1か月まるまるストップするほど、綿密に調査しました。
ノートのとりかたについての書籍はいくつか出ています(後ほど紹介します)。図書館で借りて読んで、参考になりそうなものを購入してじっくり読みました。当時の私の調査目的は授業のノートのとり方だったのですが、それだけではなく、暗記のためのノートの作成の仕方や、演習問題を解くときのノートの使い方なども紹介されていました。もちろん、学校の授業でも活かせるとは思いますが、ここまでする必要があるのは中学受験の学習の方でしょう。
そして、中学受験の勉強をすすめる上で、間違った問題を解き直すための「復習ノート」についても書かれていました。中学受験に向けて算数で好成績を取るためには、算数で間違った問題をそのままにしておくのではなく、しばらくしてから解き直すことが必須かと思います。あるいは、間違えることはなかったとしても、苦戦したり苦手そうな問題だったときには、再び時間を置いて、とき直すことが中学受験の算数では大事だと考えられていると思います。
中学受験の算数で復習すべき問題を適切に管理することで、子供がどのような問題を苦手としているか、正解にたどり着いたとしてもどのような部分で手が止まってしまったかがわかるようになります。弱点を正しく把握し、克服することこそが成績を上げるために最も大事なことの一つであることは誰もがうなずけるのではないかと思います。
また、目標管理もしやすくなります。目の前にある「復習ノート」を一通りとき直すことが、多くの場合、次のテストで点をあげる最も最短の方法となります。子供にとって、「あれもこれもやらなければならない」ではなく、「算数の復習はこれだけやれば大丈夫!」と、中学受験算数の復習の仕方とゴールがはっきりしていることは、子供のやる気を維持するためにも、とても大事なことではないかと考えています。
「復習ノート」が大事だと納得したとして、課題となるのは、その、中学受験算数の復習について、方法やペースなどを、どのようにして効率よく管理するかということだと思います。
「復習ノート」の作り方については、中学受験を終了された保護者や、まさに今中学受験勉強中のお子さまをお持ちの保護者の方々が紹介されている方法も数多くいろいろなブログで紹介されています。人によっては、「間違えノート」、「間違いノート」、「見直しノート」、「解き直しノート」、「リベンジノート」と言うかもしれません。
一般的な復習ノートの作り方?
まず、書籍、他の方の「復習ノート」の例を見てみると、「問題をコピーしてノートに貼り付ける」というのが圧倒的に多い印象でした。
購入して読んだ書籍は、以下の3冊で、図書館で借りたのは他にもあったと思います。特に左2冊は同じ著者で、もっともわかりやすいし参考になりそうと思っている本です。
ノートの代わりに、A4やA3用紙を使って、穴あけパンチでバインダーに閉じたり、ルーズリーフを使う方もいました。まさに十人十色といったところですが、私が整理した限りでは、レイアウトとしては以下の図のようなパターンに概ね集約されると思いました。ほぼすべての例で、1問1ページが基本というのが共通した考えになっていると思いました。

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前述の、私が特に参考にしている書籍内では、「答え」は模範解答を使うのではなく、自分で用意するのが前提でした。自分の解法として、きちんと理解したあとに、自分で一気に書き上げることが大事と紹介されていました。また、それだけではなく、初めて解いて間違えたときに、「どうして間違えたのか?」、「もう一度解くときの教訓はなにか?」も書き入れることが大事であるとしていました。
ブログ等でそこまでやっている復習ノートを紹介している人はあまりいなかったと記憶していますが、いわゆるケアレスミスについては、私はこの考え方を導入しています。そして、「復習ノート」ではなく「ミスノート」としてまとめています。
2.5×7.5cmの赤と青のふせんを用意して、赤ふせんには「どうして間違えたのか?」、青ふせんには「次、同じ間違えをしないためにはどうすればよいか?」を、娘に考えさせて書いてもらいます。初期の頃は私が考えて娘に書いてもらうだけでしたが、これではたぶんダメです。いえ、ダメでした。当事者意識がまるで芽生えません。
中学受験の算数で正答率を高めるには、できない問題をできるようにするだけでなく、できる問題をきちんと取りきるのだという気概が必要だと思います。そこで、算数で間違えた問題の下に横に並べて張り、スキャンしてミスノートとしてまとめます。話が「復習ノート」から少しそれますが、参考までに例を示します。

実際のノートにまとめるか、電子化するか
さて、中学受験算数の「復習ノート」に話を戻します。
私が実際のノートを使う方法を見てもよくわからなかったのが、実物のノートやルーズリーフにまとめたとして、それをコピーせずにそのまま使うのか、コピーして使うのかと言う事でした。
何度もやることを想定すると、ノートをコピーしてから、コピー側を使うのをイメージします。しかしながら、説明してくださっている方のブログで紹介されている写真を見る限り、意外にも、そのノートにそのまま解いてもらう場合がとても多かったと記憶しています。再び解き直したいときには、再度、問題のコピーをとって貼り付けて、あたらしくページを作るのでしょうか。それか、完全に理解したとして振り返らないか。あるいは、自分で書いた答えを何かで隠して別のノートに解くことが考えられました。
コピーするにも、ノートをコピーするには折り曲げる必要があったり、ページがたくさんあると何度もページをめくる必要があり、そこそこ煩雑な作業を要してしまいます。私の本気応援パワーが足りないのか、毎回作るのはちょっとしんどいなと思ってしまいました。私が中学受験の算数を解いていても、「これで完璧!」と思っても1か月後には忘れるのはよくあるので、完全に振り返らない判断を下すには勇気がいります。隠して解いてもらうと、私の負担は減りますが娘の負担が増えてしまいます。
解答をどう用意するかも課題でした。
1回目はテキストに書き込みます。私は解答解説は電子化してタブレットに入れていますので、それを開いて答え合わせをしていきます。普段は予習シリーズにしろ演習問題集にしろ最難関問題集にしろ、前から後ろに向かって解いていきます。そのため、1ページだけ解答解説を広げれば、たくさん丸つけができます。ページめくりは1~2ページ程度です。この点では、電子ファイルだろうが冊子だろうが大きな差はないかと思います。
しかしながら、「復習ノート」では間違えた問題が抜粋されるので、解答解説を参照しようとすると、ある問題の解説の次の問題の解説が遠く離れたページになってしまいます。冊子ではページおくりが簡単だけど、異なる冊子を何冊も用意するのが大変です。タブレットですと、問題集の切り替えは割と簡単ですが、ページ送りが実物に比べて面倒です。
やはり、問題と解答解説はセットにしたいものだと思いました。実際のノートでもできなくはないですが、単純に問題と解答解説で切ったり貼ったりの作業が2倍になると考えられます。
さらに、最も重要なのは、解くことになる娘がどのような形ならやりやすいかでした。やりやすいと思って用意してみたものの、実際にやってもらったらやりにくかった場合、どう修正するか・できるかということを考えました。
問題にしろ、解説にしろ、問題文中の図にしろ、小回りの効いた編集は、パソコン上で行うのがとても楽だと考えました。
以上を考慮して、復習ノートは電子化するということにいたしました。私にとっては、「電子化」は、算数の復習の仕方の根幹となっています。
私の復習ノート作成の準備
もともと、本を電子化するために必要なものは10年以上前から持っていました。具体的には裁断機と連続スキャナが必要です。
裁断機は、厳密に言えば一般的なカッターやローラーカッターでも不可能ではないですが、裁断機のほうが裁断がきれいに仕上がり、なにより時間が大幅に省けます。その変わり、裁断機は財布には大ダメージです。
私が持っているのは、以下の写真の一番左です。当時はこれ一択だったような気がしますが、今は良くないレビューも結構目立ちますね。私の中で不具合も一切なく最高評価なのですが。そのかわり、今では、他にもいくつか評判良い機種が出ているようです。
調べてみたら、評判よさそうなのが真ん中と右ですが、右のような斜めに刃を入れるタイプだと、裁断時のズレがちょっと心配です。真ん中は値段が高いですね。左の裁断機も安くないため、当時、本当に必要あるのか半信半疑で、購入に勇気が入りましたが、結果的には無くてはならない存在になっています。
連続スキャナは、これも当時はほぼ一択で、PFU製しかないという感じでした。流石に新しい機種が出ていますが、当時の一番良い機種を買ったので、後継は以下ですね。
連続スキャナもなかなかのお値段なので、当時、購入するのに勇気が入りました。部屋のスペースを考えると、お金よりも書籍で占めている空間をなんとかするほうが大事で、どうしても電子化したく、仕方がなかったのです。
もっとも、中学受験のためにスキャナを用意するのであれば、必須プリンタの代名詞ともなっているブラザー製の連続スキャナ付きのプリンタが買えてしまう値段と思うので、プリンタを買ってしまったほうが良いと思います。
むしろ、私はPFUのスキャナを持っているせいで、プリンタの購入を控えてしまっています。ゆくゆくはB4やA3をプリントできる環境が必要となるので、いずれは間違いなく購入します。でも、今はA4で十分ですし、大量に印刷するコストを減らしたく、1万円以下のキャノンの格安A4プリンタとダイソーの100円インクでしのいでいます。コストだけなら、ブラザープリンターの更に10分の1とか、数十分の1ではないかと思います。
なお、「予習シリーズ」や、たびたび紹介している「?に答える」「自由自在」「SUPER理科事典」など、裁断した本の1割くらいは本の状態で再び使いたいので、裁断後に「閉じたくん」で再製本しています。裁断してPDF化する、いわゆる自炊は普及していると思いますが、再製本はその反対で、ここまでする人はあまり多くないのではないかと思います。大量に裁断して大量に再生本しないのであれば、読む用と裁断用に2冊買ったほうがいいと思います。
私の算数復習ノート作成方法
壮大な前置きが長くなりました。ここからが本番です。私は中学受験算数の「復習ノート」をパワーポイントで作成しています。
抽出して復習ノートに入れる問題は、「間違えた問題」か、「正解したけど時間がかかった問題」か、「娘が希望した問題」です。いわゆるケアレスミスは取り上げません。2年生後半から始めた勉強からずっと徹底していますが、ケアレスミスまで復習しては時間がかかりすぎると考えています。もしも、ケアレスミスを復習ノートに入れたいという場合には、優先順位をつけるためにも、理解できなくて間違えた問題とケアレスミスで間違えた問題は区別できるようにしておくのが良いと思います。
前提として、書き込んでいない問題、解答解説、娘の解答、ときに私の解答解説を使います。前の2つは前述の通り電子化データを使い、娘の解答は書き込んだテキストを、私の解答解説は手書きのメモをスキャンしてデータを用意します。四谷大塚と早稲田アカデミーの場合には、毎週の確認テスト、カリキュラムテスト、組分けテストはデータがダウンロードできますので、それらを利用します。
スキャンしたPDFや画像を開いたら、ほしい部分だけをキャプチャしてパワーポイントに貼り付けていきます。
画面のキャプチャは簡単です。Windowsであれば、「Windowsキー」+「Shiftキー」+「S」で画面の切り取りが可能です。Windows10でなくても、Microsoft OfficeのOneNoteが入っていれば、OneNoteの機能で「Windowsキー」+「S」で同じことができたと思いますし、レジストリの操作で好きなショートカットキーを割り当てることができます。どちらもなければ、「プリントスクリーン」→「画像処理ソフト」はさすがにちょっと面倒なので、フリーソフトを探せばキャプチャのためのツールがあると思います。
これらを、画像としてパワーポイントに貼り付けていきます。ワードでもエクセルでもできると思いますが、A4印刷時のレイアウトで配置を決めやすく、パワーポイントが私には一番あっています。
上記は、算数で使っているパワーポイントファイルで、他にも、社会と理科では補助資料をパワーポイントで作成するなど、私にとってはなくてはならないソフトウェアの1つとなっています。
算数復習ノートのレイアウトは、現在、以下のようにしています。

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はじめからこうしていたわけではなく、時間が経つにつれて「こうしたほうがいいかな?」と気づいたときに構成を変えています。例えば、初期の頃は時間も正誤履歴も記録していませんでした。時間を測ってと娘にお願いしても忘れられてしまうので時間の欄を追加したり、復習することでどれだけ理解が進んだかを確認するため、正誤履歴を取るようにした結果です。
出典は、今のところ、予習シリーズ、演習問題集、最難関問題集、カリキュラムテスト、組分けテストです。確認テストは、娘が間違えてないから入れていませんが、間違えれば当然入れることになります。これらの出典を記入しておくことで、概ね難易度がわかりますので、「最難関問題集からの問題なのに3分で解けた」とか、「予習シリーズからなのに3分もかかった」とか目安がわかってなかなか便利です。
時間はきちんと1問ごとにストップウォッチではかるようにしています。授業で扱う問題は時間を測れないので、特に正解できた場合は娘の判断で復習ノートに入れるようにしていました。でも、最近、ストップウォッチ機能付きのかわいらしいデジタル腕時計を買いました。これで授業中に解いた問題も時間管理できるようになりました。
以下は、実際の実物例です。

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「両面印刷する」→「娘が解く」→「娘が丸付けして前回の自分の答えや解説を読む」→「私がチェックする」→「私が正誤と時間をパワーポイントに記入する」です。間違えた場合には正解するまで間を空けてやることになります。正解の場合でも、時間がかかりすぎているかなと思ったら、忘れた頃や組分け前などに、使える時間と相談しながら優先順位をつけて再挑戦します。問題によっては、娘が「後でまたやりたい」と指定することも、時々ですが出てきました。とても良い傾向だと思います。
なお、背景には印刷時に1cmになるように方眼の画像を最背面に配置しています。いずれはテストに合わせて無地にしたいですが、娘にとっては、今はまだ方眼があったほうが解きやすいようです。
ちなみに、テンプレートとして以下を用意しておき、最小限の編集で済むようにしています。欄外はプリントしても印字されません。

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なお、解き終わった算数の復習ノートは、二度と見ることはありません。実際に、捨てている人も多く見受けられました。確かに、克服した問題は捨てていくことで、残ったのが苦手な問題ということになりますね。リング式の単語帳を使って何かを暗記するとき、しばしば耳にする方法かと思います。あとは、思い切って捨てることで、爽快感が得られるという話も見たような記憶があります。
でも、さすがにこれだけ娘を見ていますと、娘の苦手分野は手に取るようにわかりますので、捨てるメリットがあまりありません。
そこで、私は2穴パンチで穴を開けて、2穴バインダーに閉じています。今、1冊目がいっぱいになったところですが、これからもどんどん増えていくと思われます。特にサピックスの場合、教材量が膨大です。同僚に譲ってもらった教材のうち、4年前期分だけを比べても、早稲アカとは比較になりません。入試直前に今までに取り組んだ教材を並べて自信をつけるというサピックス流にあやかります。本棚にズラッとならんだバインダーを見て、「私はこれだけやったのだ、がんばったのだ」と、娘の自信やモチベーションにつながる一助となるでしょう。
電子化復習ノートのメリットとデメリット
実際にノートに切り貼りする場合と電子的な復習ノートの場合について、私なりの比較をしてみました。
良い点 | 悪い点 |
一度作れば印刷は楽 | 金銭的な初期投資が必要 |
修正や追加が楽 | パソコンやソフトウェアに慣れる必要がある |
万が一に備え、データのバックアップが必要 |
並べてみると悪い点のほうが多く見えてしまいますね。。。以下、それぞれについての考えです。良い点は、少なくとも私にとっては、どちらも1文で収めるにはもったいないくらい大きかったです。
「一度作れば印刷は楽なこと」はとても重要でした。
実物ノートを使う場合、ブログ等で紹介くださっている方々の場合、作った復習ノートに、お子さんが直に記入している例が多かったように見えたのですが、問題文に線引きをしていない例が多かったように思いました。禁止にしているのか、何か工夫があるのかはちょっとわからないのですが、私にとって、娘には線を引きながら丁寧に問題文を読んでもらうことは必須でした。
娘が線を引かずに読むとき、それは適当に読んでいるときです。このようなとき、題意に沿わない計算をしたり、単位を間違えたり、とにかくミスの確率が上がります。線を引かずに問題を読んで復習することは、娘にとっては復習としての価値が薄れてしまいます。
したがって、復習で解くなら、以前解いた時の線が残っていては困ります。となると、繰り返すのであれば、実際のノートでは、何度も同じ問題を作る覚悟をするか、コピーを取ってつかうしかないのではないかと思います。
何度も作るのは回避するとして、私にとってはコピーの回数を考えただけで、膨大な時間を割かれてしまうことが予想され、それはなかなか耐え難いことでした。それだけではなく、コピーの動作をよくよく考えてみると、なおさらコピーがとても大変と考えました。あのページとこのページとそのページをコピーしようとすると、付箋でも貼っておいて、コピー機の前でせっせとページを開く操作が必要となります(ルーズリーフか2穴パンチでページごとの作成であれば、抜き出してまとめて印刷できるので少し負担は減りますが、もとに戻すのがちょっと大変かもしれません)。
電子的な復習ノートの場合、作り直すのもコピーも不要であり、クリックして印刷するだけとなり、コピーなどの煩わしさから全て解放されます。必要なページを「Ctrlキー」で選択し、選択範囲を印刷すればあとは放っておくだけで完了します。
2つ目の良い点である、「修正が楽」というのも私には重要でした。
まず、小問の(1)(2)・・・の間が異常に狭くて、娘が解きにくそうなときがあります。テストで十分なスペースがあるとは限らないので反対論もあるかと思いますが、私の復習ノートでは、幅にゆとりをもつレイアウトに再構成しています。パワーポイントであればトリミング機能で簡単に画像を編集可能です。これを実際のノートでやろうとすると、はさみとのりとの格闘が必要になるかと思います。
また、図形問題では任意の大きさに拡大することが可能です。コピーですと、印刷してみないと拡大の程度がわからないという点が少し難かと思います。また、問題によっては、娘の解答と問題集の解答を原寸では入り切らないということがおきます。拡大同様に縮小もパソコン上でなら自由にできますが、実際のノートでは縮小コピーか紙の折り曲げで対応でしょうか。
さらに、あとから気づいたことがあれば、別解でもなんでも、スキャンして追加すれば、以降の印刷では常に反映されますので、やはり修正は電子で扱う方がとても楽ではないかと思います。
一方のデメリットは、大きく3つ考えられます。初期投資が必要、パソコン操作の慣れが必要、バックアップが必要なことです。私の場合、初期投資はいりませんでしたし、各種操作にもなれていました。バックアップも中学受験関係なく十分な体制をとっているので、悪い点はほぼなかったという背景がございます。
「初期投資」と言っても、ブラザー製のA3対応プリンタは多くの人にとって必須となるようなので、スキャナは必要経費とみなせるのではないかと思います。裁断機はちょっと躊躇しますが、はじめはカッターでやってみて、電子化はたしかに便利であり、裁断機があればもっと効率化ができると自信をもってから買うことで、気持ちが和らぐかもしれません。
取り込みや編集などの「操作」は、言うほど難しくないと思います。私はパワーポイントですが、ワードでもA4レイアウトで作成できます。少し文字を入れるのと、画像を並べるだけですので、イメージはパズルのようなものでしょうか。求められるPCスキルはそれほど多くはありません。
「バックアップ」は、フリーソフトで高機能なソフトウェアがございます。私はその名の通り「Backup」というフリーソフトを使って、毎晩2クリックでNASにバックアップをとっています(これはWindowsのタスクスケジューラで自動化することもできます)。
こう見ると、パソコンやソフトウェアに慣れていない方でも、電子化に挑戦する敷居はそれほど高くないのではないかなと思います。
ところで、電子化を絶賛はしてはいますが、実際のノートについても、作業さえ苦でなければ問題ないわけです。それよりも重要なことは、作ったノートをどのように使っていくかということだと思います。作って満足するということはよくありがちです。恥ずかしながら、私の学生時代がまさにそうでした。
以上、人によっては「間違えノート」、「間違いノート」、「見直しノート」、「解き直しノート」とも呼ぶ「復習ノート」について、私なりの調査結果、経験、考察をご紹介しました。
このページないの情報が、娘の中学受験算数の好成績を維持していると思われる、私なりの中学受験算数の復習の仕方についての全てとなっています。何かの参考になれば幸いです。
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