日能研全国テスト小3の結果の見方|小3日能研全国テストの結果が来ました

2026年4月28日模試

模試

日能研全国テストを受けるか迷っているとき、気になるのは「どんな問題が出るのか」「難しいのか」「結果をどう見ればよいのか」という点ではないでしょうか。特に小3くらいの時期は、中学受験を本格的に始める前の家庭も多く、テスト結果が良かったら喜んでよいのか、悪かったら焦るべきなのか、判断が難しいと思います。

今回の記事で扱う、我が家の長女が日能研全国テストを受けたのは、小3の1月でした。長女が小2の半ばまでは、私は中学受験のことをほとんど知らず、小学校の学習に沿った教材で算数を少し先取りしている程度でした。その後、中学受験を意識した学習を始め、無料で受けられる模試も活用するようになりました。日能研全国テストのほか、早稲田アカデミーのチャレンジテストや冬期学力診断テスト、四谷大塚の全国統一小学生テストなども受けています。

低学年のテストでは、順位が良ければ子どもはやはり喜びます。親としても、良い結果が出ると安心したくなります。ただ、今振り返ると、低学年の無料テストで本当に見たかったのは、順位や点数だけではありませんでした。むしろ、問題用紙の書き込みを見て、普段の力が出せているか、考える途中で雑になっていないか、時間配分で崩れていないかを確認することの方が大事だったと思っています。

この記事では、長女が小3で受けた日能研全国テストの結果を出発点にしながら、日能研全国テストの見方、受ける意味、結果が良かったとき・悪かったときの受け止め方、低学年のうちに家庭で見ておきたいことを整理します。低学年のテストは、良い結果を出すためだけのものではなく、子どもの今の学び方を親が観察する機会として使うと、後の学習につながりやすいと感じています。

長女の日能研全国テスト受験結果

結果概要

先日、日能研で受けた全国テストの結果が帰ってきました。いつもと異なり、TMクラスとスカラシップへの招待をいただくことになるほど「算数:ステキ!、国語:ステキ!」という、ミラクルなパターンでした。が、タイミング悪く、あまり喜べない1日でした。

日能研の全国テストは、あいかわらず国語と算数のどちらも、多くの文章を読ませてきます。国語は他の塾のテストも同じような感じですが、算数も長々と読ませておいて「それでいて、計算すること、考えることはシンプル」という、とてもユニークな問題のように見えます。

テストを受け終わって、いつもどおりできたかどうかではなく、楽しめたかどうかをを聞いてみたら、「国語ができた!」と、娘は目を輝かせながら言ってきました。それを聞いて、「すごいじゃん!やったね!」と褒めつつも、「日々、気にして勉強しているとは言え、そう簡単に結果はでないでしょ。それは問題が簡単だったのでは。。」と思っていたら、本当に問題が簡単だったようです。国語の平均点は120点弱でした。

以下は、今年度の日能研の全国テストの受験者数と平均点の比較です。コロナの問題もあり、受験者数が10月よりも大きく減っていますね。こう見ると、国語の平均点が高めと低め~適正を交互に繰り返していますね。

直近の日能研全国テスト平均点 受験者数 国語 算数
2020年1月12日 2年 2,734 95.8 102.3
2020年3月1日 2年 1,267 105.5 95.5
2020年6月14日 3年 4,875 99.4 93.1
2020年10月25日 3年(前回) 9,258 119.1 96.7
2020年12月6日 3年(学ぶチカラテスト) 6,243 97.3 96.5
2021年1月10日 3年(今回) 5,522 116.2 93.8

国語の結果

国語は9割超えでした。

マークシートで記述がない四谷大塚の全国統一小学生テスト以外では、3年生になってから9割取れたことがなかったので、とてもよろこばしいことです。

しかしながら、全体を通じて正答率が50%を下回る問題がなかったこと、点数と順位を見るとたぶん9割超えは1,000人くらいはいそうなこと、そして、ルーブリック評価がつく記述では大きく点を落としていた結果から、まだまだ、娘に力がついてきたとすることはできません。継続は力なりで頑張っていきたいと思います。

算数の結果

算数も9割超えでした。

唯一間違っていたのがパズルで、まさかの「ルール無視」でした。しっかり「ぬりつぶすますは、縦横につながらないように」と書いてあるのに、解答欄にはばっちり縦横につながった回答が。問題文では、親切にも四角で囲ってくれているのに、線引きすらなく、解いたあとの題意確認もしなかったようです。

繰り返されるこの手のやり取りに、少々疲れを覚え始めてきましたが、4年生どころか、5年生や6年生になっても誰もが戦うことになる厄介な敵なようですので、親としてはミスで済ませないことを前提としつつ、根気よく対応して行く必要がありますね。

TMクラスへの招待

結果として、今回もTM(トップオブマスター)クラスへの招待を受けることができました。

基準点は265点だったようです。今回で3枚目になりますが、全部とっておいてあります。日能研のテストを受ける直前に1回前のテストくらいは振り返るようにしているのですが、その際に、この賞状のような入会資格賞が一緒に出てくると、娘もうれしそうにしますので。

なお、12月には、「自由が丘校は定員に達したため、現在募集をしておりません。」の文言が追加されていましたが、今回は「たまプラーザ校」も定員となってしまったようでした。まだ空きがあるのは、「池袋校」「武蔵小杉校」「南浦和校」の3校でした。

日能研特待スカラシップ認定

また、日能研から電話もかかってきて、スカラーシップという制度の適用になるというお話もいただくことができました。日能研の4年生の奨学生となると、なんと、1年も一切費用がかからないそうです。しかも、教材費などもかからないそうです。

他の大手塾にくらべて実績が低迷しているというのが、日能研の市場の評価ではあると思いますが、私の目には、Mクラスの基準点を見ても、それほど簡単とは言えない厳しい基準な印象で、また、TMクラスの存在もありますし、いわゆる難関校を目指すことができないわけではまったくないはずです。

5年生と6年生では奨学生の資格を得ることが難しくなるようですが、スカラーシップ狙いで日能研で頑張るという選択肢もありではないかと見えるほど魅力的な話なように思います。

日能研のTMクラスについては、以下のページで詳しく紹介しています。
https://chugakujuken-zero-ouen.pal-fp.com/academy/nichinouken-tm-class/

実際には予想外の展開に・・・

これだけなら、めでたしめでたしで嬉しい1日で終わりなのですが、そうでもありませんでした。

今回の日能研の全国テストの結果がわかり、また、日能研から電話がかかった日の午前中には、通塾を予定している早稲田アカデミーのテストを受けていました。終わったあと、ぞくぞくと出てくる小学3年生の子どもたちの中に娘の姿は見えず、最後に、明らかに重い足取りでうつむいたまま出てきました。表情が見える距離まで来ると、初めてのことですが涙目になっていました。そして、「時間が全然足りなかった。。真っ白が結構ある。」と。

去年8月のチャレンジテストも難しかったので、点が取れない展開も予想していましたが、結果よりも、ここまで悔しがることを想定できておらず「それは残念だったね、次、頑張ればいいじゃん。」としか言えませんでした。

という事があったあとの日能研の結果でしたので、喜びはするものの、喜んでもいられないと娘も感じていたようでした。クラスによって授業の内容もかわるため、上のクラスに上がることは簡単ではなく、はじめに上のクラスに入っている事が大事だと耳にしています。でも、娘がやるべきことはかわりません。上のクラスでなくても、組分けのテストは5週に1回あるし、娘の現在の位置であれば、序盤なら比較的上がるチャンスが来るのではないかと思っています。日能研のTM招待+奨学生待遇との乖離が凄まじいですが、この不安定さこそが現在の実力と思うので、気を取り直して親子で頑張っていきたいと考えています。

日能研全国テストは、低学年で受ける意味があるのか

無料で受けられるからこそ、最初の力試しに使いやすいです

日能研全国テストは、低学年から受けられる無料のテストとして案内されることが多く、中学受験を考え始めた家庭にとっては入り口にしやすい存在だと思います。塾に通っていない段階でも受けやすく、普段の学校のテストとは違う形式の問題に触れられることには意味があります。

特に小2・小3の時期は、まだ本格的な受験勉強を始めていない家庭も多いです。その段階で、全国規模のテストを一度経験しておくと、親も子どもも「学校のテストとは違う問題がある」ということを実感できます。難しい問題に出会ったときに、子どもがどう反応するかを見るだけでも、家庭にとってはかなり参考になります。

日能研全国テストは、低学年の段階では「合格判定」ではなく、「今の学び方を見える化する機会」と考える方が自然だと思います。受けたからすぐに何かが決まるというより、今後の学習をどう考えるかの材料として使う方が、親子ともに負担が少ないです。

長女は小3で受けましたが、結果だけでは判断しませんでした

長女が小3の1月に日能研全国テストを受けたとき、私は結果そのものも気になりましたが、それ以上に問題用紙を見ました。どの問題で手が止まっているのか、途中式を書いているのか、国語の文章に線を引いているのか、時間が足りなかったのか。答案だけでは見えない部分を確認したかったからです。

低学年のテストでは、まだ点数が大きく上下しやすいと思います。たまたま知っている内容が出ることもありますし、慣れない会場で緊張して力が出ないこともあります。だから、一回の結果だけで「向いている」「向いていない」と決めるのは早いと感じます。

低学年のテスト結果は、順位や点数よりも「どんな解き方をしていたか」まで見て初めて意味が出ると思っています。問題用紙は、子どもの頭の中を完全に見せてくれるわけではありませんが、普段の学習では見落としやすいクセを教えてくれることがあります。

受けるご褒美は、順位ではなく挑戦そのものに対して用意していました

我が家では、低学年の無料テストを受けるとき、順位や点数に応じたご褒美は用意していませんでした。その代わり、テストを受けたこと自体へのご褒美として、アイスやお菓子を1個買ってあげるようにしていました。結果が良かったからではなく、慣れない場所で頑張ってきたことを認める形にしたかったからです。

低学年の段階で、テストを「結果を出さなければいけない場」にしすぎると、子どもによっては負担が大きくなります。もちろん、順位が良ければ喜んでよいと思います。ただ、親がそこだけを強く見てしまうと、子どもも結果だけを気にするようになりやすいです。

低学年の模試は、結果で子どもを評価する場ではなく、挑戦する経験を積む場として使う方が長く続けやすいと感じています。小さなご褒美は、テストを嫌なものにしないための工夫として、我が家ではかなり役立ちました。

「受けるだけ」で終わらせないために、家庭で見るポイントを決めておきたいです

無料で受けられるテストは、気軽に申し込める反面、受けっぱなしになりやすい面もあります。結果を見て一喜一憂し、そのまま終わってしまうと、せっかく受けた意味が薄くなってしまいます。低学年のうちは、復習を完璧にやり切る必要はありませんが、どこを見るかは決めておきたいです。

たとえば、算数なら計算ミスなのか、問題文の読み違いなのか、条件整理で止まったのか。国語なら、文章を最後まで読めているのか、選択肢を雑に選んでいないか、記述で手が止まっていないか。こうした視点を少し持つだけで、結果の見え方が変わります。

日能研全国テストは、受ける前より受けた後の見方で価値が変わると思います。結果を見て終わりにせず、「次の家庭学習に何を生かすか」を一つでも拾えると、低学年のテストとして十分意味があると感じています。

ところで、中学受験の伴走をしていると、成績に悩む場面も少なくないのではないでしょうか。
成績の伸び悩みは、勉強量だけでなく「何を優先し、どう対策するか」で大きく変わります。
塾ごとにテストの名前は違いますが、「どのタイミングで何を対策するか」という考え方は多くの中学受験家庭に共通しています。
四谷大塚や早稲アカの組分けテストを例に、成績を上げるためのテスト対策の考え方をまとめた別記事の 「組分けテストで偏差値を上げたい家庭へ|対策の考え方と優先順位」 も参考になると思います。


\算数の復習、方法を間違えていませんか?/
「間違えたら解き直す」は当たり前。でも、どの問題をどう残し、どう回すかで結果は大きく変わります。
わが家が実際に取り組み、算数の偏差値を高く安定させた「解き直しノート」の全記録を、20,000字超でnoteにまとめました。
すでに累計約200人の保護者が取り入れ、算数の復習を大きく進化させています。
特別な才能は必要なく、大切なのは「仕組み」です。復習の手応えがないと感じている方は、一度のぞいてみてください。

中学受験・算数の成績が劇的に変わる!本気で取り組む『解き直しノート』の全記録

▶ 算数の「復習を変える具体策」を見る (解き直しノートの全記録)

日能研全国テストの結果をどう見ればよいか

点数や順位は大切ですが、一回で能力を決めない方がよいです

日能研全国テストの結果を見ると、点数や順位が気になるのは当然です。低学年でも全国の中での位置が見えると、親としてはつい真剣に見てしまいます。良い結果なら安心したくなりますし、思ったより悪い結果なら焦ることもあると思います。

ただ、小2・小3の時期は、まだ学習経験の差がかなり出やすいです。早くから中学受験を意識して学習している子もいれば、学校準拠の学習だけで受ける子もいます。会場テストに慣れているかどうかでも差が出ます。そのため、一回の結果をそのまま将来の学力として見るのは危険だと感じます。

低学年の結果は「今の到達点」ではあっても、「この先の限界」ではありません。結果が良ければ今の学習が一定程度うまくいっている材料になりますし、結果が悪ければ見直しのきっかけになります。ただし、どちらの場合も、次に何を見るかが大切だと思います。

問題用紙の書き込みを見ると、普段の力が出せたかが見えやすいです

我が家で低学年の模試後に重視していたのは、答案よりも問題用紙でした。答案は正解か不正解かを教えてくれますが、問題用紙には考えた跡が残ります。線を引いているか、図を書いているか、途中式を残しているか、消し跡が多いか、白紙で止まっているか。こうした情報は、点数以上に参考になることがあります。

たとえば、算数で間違えていても、式や図が残っていれば、考え方の方向は合っていた可能性があります。逆に、正解していても、ほとんど書き込みがなく勘で選んでいるように見える場合は、安定した力とは言いにくいこともあります。国語でも、本文に印をつけて読めているか、設問に戻って確認しているかで、解き方の安定度が見えます。

低学年のテストでは、正解数だけでなく「正解までのたどり着き方」を見ることが大切だと思います。ここを見ると、点数が同じでも、家庭で次にすべきことが変わってきます。

良い結果が出たときほど、過信しない視点も必要です

長女は、小2の半ばから中学受験を意識した学習を始め、最初の塾の模試では偏差値50程度でした。その後、小3のときにコロナによる学校休校もあり、家庭学習の時間を大きく取れたことで先取りがかなり進みました。新4年で早稲田アカデミーに入塾したときには偏差値70を超え、SS1クラス、四谷大塚の組分け分類ではSコース1組からのスタートになりました。

振り返ると、長女は学べばよく吸収する子だったと思います。小2半ばからの1年半でも十分な先取りができましたし、最初から最後までSコース1組から落ちることもありませんでした。ただ、これは長女に合った進み方だったのであって、どの子にも同じように当てはまるとは思っていません。

良い結果が出たときほど、「この子に合った進め方だったのか」「たまたま条件がそろったのか」を分けて考えることが大切だと感じています。成功体験は参考になりますが、別の子にそのまま当てはめると無理が出ることがあります。

思ったより悪い結果でも、学習習慣を見直す機会になります

日能研全国テストを受けて、思ったより結果が悪いと、親としてはショックを受けるかもしれません。特に低学年であっても、周囲と比べた数字が出ると、「このままで大丈夫なのか」と不安になりやすいです。ただ、低学年の段階で結果が悪かったとしても、それだけで中学受験に向かないと考える必要はないと思います。

むしろ、見直すべきなのは、学習習慣や日々の取り組み方です。毎日机に向かう習慣があるか、問題文を最後まで読む習慣があるか、間違えた問題を直すことに慣れているか。こうした土台がまだ弱い場合、テストでは実力以前に解き方の経験不足が出ることがあります。

低学年の悪い結果は、焦るためのものではなく、家庭学習の土台を整えるきっかけとして使うのがよいと思います。早い段階で課題に気づけたなら、それ自体がテストを受けた意味になります。

日能研全国テストでは、学年や回によって偏差値が表示されないこともあります。順位からおおよその位置を考えたい場合は、別記事で計算方法を整理しています。

偏差値の出ない日能研の全国テストで偏差値を計算する方法
https://chugakujuken-zero-ouen.pal-fp.com/practice-exam/nichinoken-test-junni-to-hensachi/

日能研全国テストのレベルと対策をどう考えるか

学校のテストとは違う問題に触れるつもりで受けるとよいです

日能研全国テストは、学校の単元確認テストとはかなり違う印象を受けることがあります。学校のテストは、その時期に習った内容ができているかを確認する役割が大きいですが、日能研全国テストは、知識をそのまま出すだけでなく、問題文を読み、条件を整理し、考える力を試す問題も出ます。

そのため、学校の成績が良い子でも、初めて受けると戸惑うことがあります。逆に、普段からパズル的な問題や文章題に慣れている子は、学校の進度以上の力を発揮することもあります。ここが、低学年の模試の面白さでもあり、難しさでもあると思います。

日能研全国テストは、学校の学力確認というより、「初めて見る問題にどう向き合うか」を見るテストとして考えると受け止めやすいです。できなかった問題があっても、それは今後の学習で伸ばせる部分として見ればよいと思います。

過去問や練習問題にこだわりすぎなくてもよいと思います

日能研全国テストを受ける前に、過去問や練習問題を探したくなる気持ちはよくわかります。せっかく受けるなら良い結果を出したいですし、どんな問題が出るのか事前に知っておきたいですよね。ただ、低学年のテストでは、過去問対策をして点数を上げることが最優先ではないと私は考えています。

もちろん、テスト形式に慣れるために、少し問題に触れておくのは悪くありません。ただ、過去問を解き込んで対策するより、普段の学習で文章をきちんと読む、図を書く、途中式を残す、わからない問題でも粘るといった基本姿勢を整える方が、長い目では役に立つと思います。

低学年の日能研全国テスト対策は、特別な問題を詰め込むより、普段の解き方を丁寧にすることだと感じています。テストだけに合わせた準備より、日常の学び方を整える方が、その後の中学受験にもつながりやすいです。

算数では、計算力より「条件整理」で差が出ることがあります

低学年の算数では、計算が速いことも大切ですが、それだけでは対応しにくい問題もあります。日能研全国テストのような問題では、文章を読み取って条件を整理する力、図や表に置き換える力、聞かれていることを正しくつかむ力が問われることがあります。

計算問題であれば普段の練習量が出やすいですが、文章題や思考系の問題になると、解き方の習慣が出ます。問題文を一度読んだだけで解こうとしていないか。必要な情報に線を引けているか。数字だけを拾って式を作っていないか。こうした点は、結果より問題用紙に表れやすいです。

算数で見るべきなのは、正解したかどうかだけでなく、「問題文をどう整理していたか」だと思います。ここが弱いままだと、学年が上がるにつれて難しい文章題で苦しくなりやすいです。

国語では、本文を読む姿勢と設問への戻り方を見たいです

国語の結果を見るときも、点数だけでは判断しにくいです。低学年の国語では、語彙や読解経験の差も出ますが、それ以上に、本文を最後まで落ち着いて読めているか、設問に答えるときに本文へ戻れているかが大切だと思います。

問題用紙を見ると、本文に線を引いているか、選択肢に印をつけているか、記述問題でどこまで書こうとしているかがわかります。何も書き込みがない場合、頭の中だけで処理しようとしていたのかもしれません。それで正解できる問題もありますが、学年が上がると安定しにくくなることがあります。

国語は「読めたか」だけでなく、「答えの根拠を探そうとしていたか」を見ることが大切だと感じています。低学年のうちに、本文に戻る習慣をつけておくと、後の読解学習がかなり進めやすくなります。

低学年から中学受験を考える家庭が見ておきたいこと

長女のように短期間で伸びる子もいますが、同じ進め方が合うとは限りません

長女は、小2半ばから中学受験を意識した学習を始めました。最難関校を目指すという意味では、決して早いスタートではなかったと思います。それでも、学習を始めてからの吸収が非常によく、1年半ほどで大きく力を伸ばし、新4年の入塾時には上位クラスで始めることができました。

ただ、これは長女の特性にかなり助けられた部分が大きいと感じています。新しい内容を理解するのが早く、家庭学習にも比較的スムーズに乗れたからです。だから、長女の例だけを見て「低学年から急がなくても何とかなる」と考えるのは危険だと思っています。

低学年のスタート時期は、年齢だけでなく、その子がどれくらい吸収できるか、反復がどれくらい必要かで変わると感じます。短期間で伸びる子もいますが、長い時間をかけて土台を作った方がよい子もいます。

次女を見て、低学年からの積み上げの必要性をより強く感じました

長女の経験から、私はどこかで「1年半あればかなり先取りできる」と感じていた部分がありました。しかし、次女の学習を見て、その考えはかなり修正されました。次女は小1のはじめから中学受験を意識して学習を始めましたが、理解するまでに何度も反復が必要な傾向があります。

次女は新4年の進学くらぶ開始時に、たまたまSコース1組で始めることができました。ただ、家庭で学習を見ていると、ミスも多く、長女のように安定しているとは感じていません。目標は、まずSコースを維持することが妥当なところだと考えています。

同じ家庭で同じように見ていても、子どもによって必要な時間と反復量はまったく違うと感じます。だからこそ、低学年のテストは、順位を見るだけでなく、その子に必要な学習ペースを考える材料として使いたいです。

学習習慣がないまま4年生を迎えると、かなり苦労しやすいです

何を目指すかにもよりますが、中学受験を考えるなら、少なくとも学習習慣は低学年のうちに少しずつ作っておいた方がよいと強く感じています。4年生から塾に入ると、授業、宿題、テスト、復習が一気に始まります。その時点で机に向かう習慣がないと、内容以前に生活のリズムを作るところで苦しくなります。

低学年のうちは、長時間勉強する必要はないと思います。ただ、毎日少し机に向かう、間違えた問題を直す、問題文を丁寧に読む、計算を雑にしないといった基本は、早めに作っておく方が後で楽です。日能研全国テストのような無料テストは、その土台がどのくらいあるかを見る機会にもなります。

4年生からの通塾を考えるなら、低学年のうちに「勉強内容」より先に「学習習慣」を整えておくことが大切だと思います。模試の結果も、その習慣づくりの材料として見ると活用しやすいです。

他の無料模試と比べながら、子どもに合う受け方を考えたいです

我が家では、低学年のうちに複数の無料模試を受けました。日能研全国テストだけでなく、早稲田アカデミーのチャレンジテストや冬期学力診断テスト、四谷大塚の全国統一小学生テストも受けています。それぞれ問題の雰囲気や結果の見え方が違うので、比較してみると気づくことがあります。

どのテストが一番よいというより、家庭が何を知りたいかによって使い分けるのがよいと思います。子どもが会場テストに慣れる目的なのか、全国の中での位置を見たいのか、塾の雰囲気を知りたいのか、問題への向き合い方を見たいのか。目的が違えば、受けた後に見るポイントも変わります。

低学年の無料模試は、ひとつの結果に振り回されるより、複数回の経験から子どもの傾向をつかむために使うのがよいと思います。テストを受けること自体を重くしすぎず、家庭の判断材料として活用したいです。

無料で受けられる模試を比較して考えたい場合は、別記事でも整理しています。日能研全国テストだけでなく、四谷大塚や早稲田アカデミーのテストも含めて見たい方に向いています。

無料で試せる中学受験模試を徹底比較|四谷大塚・日能研・早稲田アカデミーなど
https://chugakujuken-zero-ouen.pal-fp.com/practice-exam/chugaku-juken-moshi-muryo-comparison/

日能研全国テストを受けた後に家庭でやりたいこと

まずは子どもの頑張りを受け止めてから結果を見る方がよいです

低学年の子どもにとって、塾の校舎でテストを受けること自体が大きな経験です。普段と違う場所で、知らない子たちと一緒に座り、時間内に問題を解く。それだけでも、かなり頑張っていると思います。だから、結果を見る前に、まずは受けてきたこと自体を認めるようにしていました。

ここでいきなり点数の話から入ると、子どもによってはテストを嫌なものとして受け止めてしまうことがあります。特に結果が思わしくなかったとき、親の反応はかなり残ります。低学年のうちは、テストを「叱られる場」にしないことが大事だと感じています。

日能研全国テストの後は、結果の評価より先に「最後まで受けた経験」を肯定することが大切だと思います。そのうえで、落ち着いて問題用紙や結果を見れば、親子で前向きに振り返りやすくなります。

解き直しは全部ではなく、今後につながる問題に絞ると続けやすいです

テスト後に、すべての間違いを完璧に直したくなることがあります。ただ、低学年の段階では、全部をやり直そうとすると負担が大きくなりすぎることもあります。難しすぎる問題まで無理に直すより、今の学力で少し手を伸ばせば届きそうな問題を選ぶ方がよいと思います。

算数なら、計算ミスや読み違い、図を書けば解けた問題。国語なら、本文に戻れば選べた問題や、語句の意味を確認すれば理解できた問題。こうした問題をいくつか選んで直すだけでも十分です。子どもが「直せた」と感じられることも大切です。

低学年の解き直しは、量より「次に同じタイプで少し良くなる問題」を選ぶことが大切だと思います。全部を直すことにこだわるより、家庭学習につながる一問を拾う方が、長く見れば意味があります。

保護者会や面談は、入塾判断だけでなく情報収集の場として使えます

日能研全国テストを受けると、保護者向けの説明や面談の機会がある場合があります。中学受験を考え始めたばかりの家庭にとっては、塾の説明を聞くこと自体が情報収集になります。入塾するかどうかをすぐ決める場と考えすぎず、今後の学習を考える材料として聞くとよいと思います。

塾側からすると、テストは入塾を検討してもらう機会でもあります。そのため、説明を聞くと「入った方がよいのかな」と感じることもあるかもしれません。ただ、そこで焦って決める必要はありません。家庭の方針、子どもの状態、通塾の負担、他塾との比較などを含めて、落ち着いて考えればよいと思います。

保護者会や面談は、入塾を迫られる場ではなく、「中学受験を考えるための情報を集める場」として使うくらいがちょうどよいと感じます。聞いた内容を家庭に持ち帰って、必要な部分だけ整理すれば十分です。

次のテストを受けるかどうかは、今回の目的が達成できたかで決めたいです

日能研全国テストを一度受けると、次回も受けるかどうか迷うことがあります。結果が良ければまた受けたくなりますし、悪ければリベンジしたくなるかもしれません。ただ、次も受けるかどうかは、今回何を知りたかったのか、そしてその目的がある程度達成できたのかで考えるとよいと思います。

会場テストに慣れる目的なら、別の無料模試も含めて何度か経験する価値があります。子どもの学習状況を確認する目的なら、半年後や学年が上がったタイミングで受けるのもよいと思います。一方で、毎回の結果に親子で振り回されるようなら、少し間を空ける選択もありです。

次のテストを受けるかどうかは、「もっと良い順位を取りたい」ではなく、「今の家庭に必要な確認ができるか」で決めるのがよいと思います。低学年のうちは、テストとの距離感も大切です。

まとめ

日能研全国テストは、低学年の子どもが中学受験に近い問題や会場テストを経験できる貴重な機会だと思います。無料で受けられることもあり、最初の力試しとして使いやすい一方で、結果だけを見て一喜一憂すると、せっかくの経験をうまく活かせなくなることもあります。

我が家の長女は、小2半ばから中学受験を意識した学習を始め、小3の時期に大きく力を伸ばしました。ただ、それは長女が学習をよく吸収するタイプだったからでもあります。次女を見ていると、同じようには進まず、もっと長期的な積み上げが必要だと感じています。だからこそ、日能研全国テストの結果は、子どもを比べるためではなく、その子に合った学習ペースを考える材料として見たいです。

低学年の模試で大切なのは、順位や点数だけではありません。問題用紙の書き込み、時間配分、解き直しの様子、テスト後の気持ちまで含めて見ることで、家庭学習のヒントが見えてきます。日能研全国テストは、「今どの位置にいるか」だけでなく、「これからどう学ぶとよさそうか」を考えるために使うと、受けた意味が大きくなると思います。

\ 「算数×国語」の秘訣をセットにしました /
中学受験は、塾だけでは埋まりにくい「算数の復習の質」と「国語の読解の型」で差がつきます。
この土台が整うと、同じ時間でも理解の深まり方や定着の速さが大きく変わります。
わが家の実例ベースで、まず「算数の復習と国語の読解」を整えたい方向けの2本セットと、さらに学習法そのものといえる「全体の回し方」までまとめて整えたい方向けの3本セットを用意しました。
※単品で揃えるよりセットの方が合計ではお得です。必要なところから選んでいただければと思います。

① まずはここから:2本セット(算数×国語)
迷いやすい「算数の復習」と「国語の読解」を、家庭で回せる形にまとめました。

▼セット内容:「家庭で伸ばす中学受験〈算数×国語〉の土台づくり」
  • 中学受験・算数の成績が劇的に変わる!本気で取り組む「解き直しノート」の全記録(20,000字超)
  • 親が変える。才能ではなく手順で伸ばす中学受験・国語の読解力――「読む力の土台」を家庭で整える――(16,000字超)

▶ 2本セットを見てみる (算数×国語の土台づくり)

② 全体設計までまとめて:3本セット(算数×国語×偏差値アップ)
「毎日やっているのに伸びない…」と感じるときは、努力量ではなく「手順」や「回し方」がズレていることが多いです。

▼セット内容:「中学受験で偏差値を上げる家庭学習3記事セット」
  • 中学受験・算数の成績が劇的に変わる!本気で取り組む「解き直しノート」の全記録(20,000字超)
  • 親が変える。才能ではなく手順で伸ばす中学受験・国語の読解力――「読む力の土台」を家庭で整える――(16,000字超)
  • 1か月で偏差値+10を目指す!中学受験に勝つ家庭がやっている『勝ちパターン』大全(64,000字超)

▶ 3本セットを見てみる (算数×国語+偏差値アップの全体設計)

Twitterで娘への日々の小さなサポートを紹介しています。
@zeropapa_juken を見る(X/Twitter)

おわりに

長女は、最終的に四谷大塚の組分け分類で新小4の通塾開始以来、最後までSコース1組(最上位コースの最上位組)を維持しました。
また、早稲アカのNNでも最初から最後まで1組を継続し、最難関校を安全校として第1志望校を受験し、無事に合格することができました。

振り返ると、私と娘は小学2年生の半ばから中学受験を意識した勉強を開始し、新4年2月からの通塾開始までに、大手塾から以下のお誘いを受けた事実があるため、低学年時の勉強についてはある程度うまく進めることができたと言ってよいのかなと思っています。

  • 四谷大塚の全国統一小学生テストへの決勝招待(1回)
  • 日能研の全国テストと学ぶチカラテストで小4からのTMクラスへの招待(3回)、および4年生1年間の奨学生制度(授業料・教材費等全額免除)
  • 早稲田アカデミーのキッズチャレンジテストおよび冬季学力診断テストで半年の授業料免除の特待(3回)

私達は幼児教育もまるで考えず、中学受験を意識したものの、私には中学受験どころか人生で受験した経験もなく、何をやればいいかわからない状態からの始まりでした。
同じような状況の親御さんたちにとって、何らかの参考になればと思っていますので、応援をどうぞよろしくお願いいたします。

参考までに、娘の小学1年生から3年生までの成績は、
・小学1年生では5回の模試の2教科で平均偏差値59.8(最低50.8)、
・小学2年生では9回の平均偏差値70.3(最低62.5)、
・小学3年生では8回の模試の2教科で平均偏差値71.3(最低68.6)
・小学6年生の合不合判定テストでは4科偏差値76、NNオープン・SAPIXオープンもすべて合格率80%、通算で全統小決勝進出・成績優秀者5回、中学受験は全勝+最難関校に無事進学
という結果でした。

新4年生2月の入塾までの娘の成績の推移は、以下のページで紹介しています。

以下のリンクから「模試」カテゴリの他の記事を探せます。
カテゴリ「模試」へ

アドバイスや気軽な質問をお待ちしています!
この記事にコメントする

2026年4月28日模試

Posted by ぜろパパ