早稲アカ(四谷大塚系)小4前期振り返り(算数):計算が大事で、先取りは結果的に効果があった

2021年10月6日塾学習,算数(4年生)

塾学習

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娘は夏期講習を受けていませんが、夏期講習を受ける分と、宿題など授業の内容を理解できる分くらいの時間は、家庭学習として勉強してもらいたいと思っています。

お世話になっている早稲田アカデミーの場合、夏期講習中は1日あたり3時間くらいの授業があることになっています。そして、翌日も授業があることを考えると、あまり無茶な宿題は出ないような気がしますし、そこは早稲アカですから容赦ない気もします。

いずれにしても、これまでの前期の授業を考えると、先生が授業で扱える範囲は限りがあることもわかっています。もちろん、子供が授業で理解できることにも限りがあり、宿題はもちろん、宿題が少なければ理解できるまでの分量を上乗せして家庭学習として取り組む必要があることもわかっています。

そうすると、授業を受けっぱなしにならないためにも、夏期講習の効果を最大限に発揮させるためにも、夏期講習に参加する場合、きっと、授業が合った日にも各教科合わせて2~3時間位は勉強する必要があるのだろうなと思って、それに合わせたいと思っています。明日からか来週から。たぶん。取り組もうとしている学習内容は、早稲アカの夏期講習の範囲と全く違いはしますが。

さて、前回に続き、予シリに準拠した早稲田アカデミーでの前期の授業の振り返りで、今回は算数です。前回、4教科一気にが大変だから1教科ごとと思ったら、算数は2分割に。文章をもっとすらすら書けるようになりたいものです。。

娘が通塾開始前に、あるいは、通塾開始以降に取り組んでみて、効果があったと考えるもの(〇)、いまいちわからないもの(△)、効果がなさそうなもの(×)について整理してみました。

4年生で算数を大の苦手としていて成績をなんとか上げたいと考えている方、あるいは、特に、3年生以下で通塾開始前に何らかの準備をしたいと考えている方には、多少なりとも参考にしていただけるのではないかと思います。

算数

〇:計算練習

中学受験の算数を語る書籍で、ほぼ例外なく計算の大切さが説かれています

前回の国語の振り返りで紹介した語彙に相当するかと思いますが、日本語の語彙は一旦定着すれば記憶を保持しておくことが比較的容易な一方、計算力は時間を空けてしまうとガクンと落ちてしまうという点が、とても厄介なスキルとなっています。なにかの本に載っていましたが、受験を終えてしばらくたった中学生と、まさに今年受験する6年生とでは、6年生のほうが計算力が高いとか。真実がどうあれ、私たちが認識すべきは、計算はサボってはならないということだと思います。

計算が大事な理由の一つとして、ミスの多寡に直結するということが挙げられると思います。みなさんも、私も、いつもミスで頭を抱える事になっているのが現状ではないでしょうか。計算力がもっともっとあれば、こんなことで悩む必要がないのではないかという考えがうかびます。

一方で、プロの家庭教師や講師のブログを見ていると、どうも、筑駒や開成レベルの受験生でもミスは数%は起きるようです。さらに、受験を控えた6年生の保護者の方のブログを拝見すると、どんなに優秀でも、やはりミスと無縁という子はほとんどいないように見えます。

受験に向けて洗練された多くの受験生は、自分のミスの傾向を理解し、それを防ぐための工夫を施していることでしょう。それでもゼロにするのが難しいミス。ミスの発生確率と計算力は、ある程度相関するのでしょうが、ミスを限りなくゼロにするには、計算力でない何かが必要だと考えており、4年生の時点でミスゼロを目指して計算力向上に大きく時間を割くのは、あまりよくないのかなと思っています。

計算力が最も貢献するのは家庭での勉強時間の短縮だと思っています。もちろん、テストにおいても、時間を圧縮することで、最後まで解ききる時間や見直しの時間を確保したりするにも役立ちますね。

同程度の理解をしている問題を同時に2人が解いたとき、計算力の差で解き終わる時間に差が出るはずです。また、同じ1時間が与えられたとき、より多くの問題数を解いて実力をあげることができるのは、きっと、計算力が高い人でしょう。

例えば学校がある日の勉強時間について、私は成績の善し悪しに関わらず、他の人が毎日30分しか勉強していないとか、3時間も勉強しているとかいう情報があっても、娘の学習の方針をたてる上で、全く参考にいたしません。娘と同じくらいの成績の子が1日30分しか勉強していないとして、娘が理解するのに1時間勉強する必要があるのであれば、1時間勉強するしかありません。逆に、ある子が2時間勉強しているとしても、娘に必要な学習が1時間で済むのであれば、2時間分勉強する必要はないという考えとなります。

子供が勉強すべき時間は、親だけが把握できるのではないかと思います。算数で「なんでこんなに時間がかかるの?」と思ったときには、実は計算力が要因の1つかもしれません

計算力を上げるための方法といえば、公文かそろばんでしょうか。中学受験を意識した2年生の半ばごろですが、算数については得意になっておいてほしいと漠然と考えていたこともあり、娘が1年生のときに考えました。

そろばんについては、適当なイメージで「1年位がんばればそれなりになるのかな」と思ったら考えがあますぎました。そろばんでそれなりのレベルになるには、数年~それ以上必要ということで、すぐに選択肢から外しました。

すると、公文になります。1年生の3学期に、2科目を勧められたので算数と英語の体験授業を受けました。

その時の体験授業を受けたときの感想と、先生によっては完成度95%を許さず何回でもやり直させるかもしれないということから、結果として、自宅の家庭学習でなんとかすることにしました。以前の公文の記事に、主には英語についてですが、算数も少し書いていますね。

娘が低学年のとき、完成度はそれほど高くなくても、どんどん新しい計算に進みました。中学受験をまったく考えていなかった1年生のときにも、それなりに先に進めていました。

たし算がある程度できるようになれば、ときどき間違えてもひき算に、かけ算がある程度できるようになれば、わり算に進みます。1けたの計算がある程度できるようになれば、2けたの計算をはじめてしまいます。グレードアップ問題集やハイレベ100などを進めるときにも、理解できているのにミスで間違えという場合には、やり直しすらしませんでした。

ひき算の計算練習にたし算は含まれますし、わり算をするときにもかけ算を使います2けたの計算練習に1けたの計算は含まれます。問題集を進める場合、ミスのためにまるまる1問やり直すのは時間がもったいないと考えました。

公文算数でも、「通塾開始前に小学生範囲まで終えるといいらしい」という話も見聞きしましたので、通塾準備を意識した3年生のときには、そのレベルを目標としました。結果として、娘は、地道な計算練習を経て、小学生の範囲の計算は一通りできるようになった状態で通塾開始に臨むことができました

使用教材は、主にプリントです。市販教材としては3年生までは上記の通りグレードアップ問題集やハイレベ100をやっていますが、どちらかというと単純計算目的ではなく、文章題目的でした。トップクラス問題集の計算問題は、ほとんど飛ばしましたね。そのため、計算練習としては、自作のプリントを使ったり、や「ちびむすドリル」で公開されているプリントを活用したりしていました

3年生以下のお子さまをお持ちの方々、計算の練習は進めておいたほうがよろしいかと思います。公文、ドリル、公開されているプリント、何でも良いと思います。

でも、いざ始めようと思っても、単純でつまらない計算練習のために、子供を机に向かわせるところから苦労するかもしれません。それでも、ミスをへらすこと以上に、4年生以降の家庭学習時間を最適化するために、どうしても計算力はつけておきたいところです。

〇:4年前期範囲の先取り

早稲田アカデミーのSSクラスで扱う算数の教材として、予習シリーズテキストはそうでもないですが、演習問題集のトレーニングや実戦演習は少し難しくなり、最難関問題集はかなりの難しさです。私の見方がおかしいのかもしれませんが、同僚に譲っていただいたサピックスのテキストのレベルと比較してみると、それをだいぶ上回っている印象です。

完全にまっさらな状態で授業に臨み、その翌日から6日間の間に別教科の授業を1日挟むというスケジュールで、最難関問題集レベルの問題を解けるようにするのは、中々大変です。そして、カリキュラムテストや組分けテストでは、その最難関問題集レベルかそれ以上の問題が後半に出てきますので、難度の高い問題に対して無防備というわけにもまいりません。

娘の場合、難しそうな単元では、授業前の週末に予習シリーズテキストを見るとか例題を解くということをしていて、演習問題集と最難関問題集は授業後に初めて開いて取り組んでいました。このとき、低学年時に先取りしていたはずだけど忘れていた、あるいは、先取りしていた内容に含まれていなかったいくつかの単元では、テストまでにそのレベルにもっていくのが中々大変でした。何回か紹介していますが、娘の場合は面積などの単位換算、暦算、さいころです。あと何週間かすれば忘れているでしょうから、夏休みにも復習する必要がある単元です。

このような単元にあたった時に、前回の国語の記事で書いたような、漢字の負担が追加されるとか、理科や社会の進め方が軌道に乗っていなかった場合を考えると、それなりにぞっとします。算数の場合、カリテの範囲の2回分に苦手とする単元が2つ重なってくると、かなり絶望ものです。

先取りと言っても、どこまでの深さまで進めるかは難しいところだと思います。低学年での先取りよりも、該当学年で直前に予習したほうが、少なからず成熟している分かかる時間も少なく効率的と思われます。しかし、「限られた時間で、そして、他の教科もあるなかで、それをできるか?」というのが、問題です。

聞く話は、当然のことながら「先取りしておいてよかった」「先取りしなくても大丈夫だった」の結果論となります。私は、「先取りしておいてよかった」を信用したわけではなく、単純なシナリオ・プランニングの1つとして、「娘がどこまで伸びるかわからない以上、手が回らなくなる可能性があるので、事前にできることは多少非効率でも進めておく」という考えを取ってきました。

結果論となりますが、早稲アカでの前期の算数の内容と、娘の成績を考慮すると、相応の先取りをしておいてよかったと思わざるを得ないです。小4の前期には思うように市販教材を進められなかったこともあるため、夏休みを利用して小学4年生の後期や5年生以降の学習を進めていくつもりでいます。

次回、算数の残りについて紹介したいと思います。「公開されているプリントの利用」「まとめ作成」「ミスノート作成」「4年後期以降の先取り」について予定しています。

算数の組分けテスト20回はステキ成績(*)でした。ちょっと時間が足りなかったようでしたが、点数は十分です。組分けテストの算数は、理社の100点満点に対してだけでなく、国語の150点満点に対しても傾斜が大きく、200点満点となっているので、4科の好成績には、算数の好成績が欠かせませんね。システム的にどうなのかと思わないでもないですが、仕方ないです。

4科の組分けテスト20回はステキ成績(*)でした。国語ではこれまでに比べて点を少し落としましたが、算数、理科、社会で頑張りました。教科によっては多少の波がありましたが、4科で見ると概ね前期を通じて調子が良く、最後まで走りきってくれ、よい勢いで夏休みに入ることができました。娘のためにも、私のサポートスキルも夏休みの間にさらに鍛え上げ、後期につなげていきたいと思っています。

*主観的な評価です。ステキ成績:点数か順位か偏差値が良いか、前回と比べて上がったなど、私と妻と娘で喜んだ成績です。むむむ成績:もう少し頑張れた気がするものの、きちんと復習することで挽回できそうな成績です。たいへん成績:一通り復習する程度では挽回できなそうな、苦手認定と本格的な対応が必要な予感のする成績です。

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Posted by ぜろパパ