早稲アカのチャレンジテストとは?小1~小3の特待、成績推移、内容、受験者数、平均点などを紹介!

2022年9月25日模試

模試

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中学受験のために勉強している低学年の子供たちをお持ちの親御さんたちが真っ先に受験を考える模試と言えば、四谷大塚の全国統一小学生テストではないかと思います。

でも、他にも模試がないかと調べてみると、すぐに早稲田アカデミーのチャレンジテストなる模試を知るかと思います。

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早稲アカのチャレンジテストって何かしら?
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チャレンジなんて名前がついているなら難しいのかしら?
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早稲田アカデミーの特待生の基準はどうなっているのかしら?

このブログ記事では、現在1~3年生のお子さまをお持ちの方々の参考になると思い、早稲アカのチャレンジテストと冬期学力診断テストについて、上記のような疑問についてお答えしています。

具体的には、小学1年生から小学3年生までに娘に受けてきてもらった早稲田アカデミーのチャレンジテストについて、成績表からの情報、経験からの情報、改めて問題を見返してみた感想などについてまとめています。

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早稲アカのチャレンジテストとは?

早稲田アカデミーが主催する、主には中学受験を検討する小学1年生から小学3年生の子どもたちが受験するテストです。

3月に「春のチャレンジテスト」、6月に「キッズチャレンジテスト」、8月に「サマーチャレンジテスト」、12月に「冬のチャレンジテスト」が開催されます。

「キッズチャレンジテスト」と「冬のチャレンジテスト」では小学3年生は対象ではありませんが、代わりに、1月に特待認定のある「冬期学力診断テスト」が行われます。

私の主観ですが、学校レベルと比べれば難易度ははるかに高く、四谷大塚の「全国統一小学生テスト」や日能研の「全国テスト」よりも難しい問題が出る印象です。
とはいえ、特に1~2年生の模試では、学校レベルを少し先取りをしている程度でかなり有利になるようなレベルです。

というのも、娘が中学受験ご用達(?)の「トップクラス問題集 小学1年」に取り組んだのは小学2年生の夏ごろで、それまでは学校の教科書レベルの「これでわかる算数」とZ会の「グレードアップ問題集」を使って勉強している程度でした。
それでも、小学2年生のときの「キッズチャレンジテスト」「サマーチャレンジテスト」「冬のチャレンジテスト」では、娘はそれなりの成績をとっております。

先取りの内容がでるというよりも、先取りしていると学校よりも少しむずかしい問題に対して頭を使うことになるため、見たことがないような問題でも、ある程度対応できるということと思っています。

早稲アカのチャレンジテストの受験者数は?

娘が受験したチャレンジテストの受験者数をリスト化しました。

テスト名 受験者 1つ前の回との人数差
小1キッズチャレンジテスト 557
小1サマーチャレンジテスト 725 168
小1冬のチャレンジテスト 739 14
小2春のチャレンジテスト 932 193
小2キッズチャレンジテスト 972 40
小2サマーチャレンジテスト 918 -54
小2冬のチャレンジテスト 1,455 537
小3サマーチャレンジテスト 2,715 1,260
小3冬期学力診断テスト 4,261 1,546

1~2年生のときは万単位の受験者数を集める四谷大塚の「全国統一小学生テスト」の20分の1くらいしか受けていませんので、規模としてはそれほど大きくありません。

しかしながら、学年を追うごとに受験者数がどんどん増えています

問題が難し目だからといって、受けている子どもたちも「100%中学受験する!」子どもたちばかりではないように思います。
勉強に少なからず前向きな保護者が、なんとか説得して子どもに受けてもらっているというところではないかと思います。

娘の場合、中学受験を真面目に考えはじめたのが2年生中頃だったとはいえ、それまで学校の勉強以外に何もやっていなかったわけではありませんでした。

私は小学生の時、あくまで小学校レベルではありますが算数が得意で好きだったこともあり、なんとなく娘にも算数を得意になってほしいと思っていました。
そこで、学校の教科書レベルの教材として「これでわかる算数」を、プラスアルファの教材として「グレードアップ問題集」を選び、在籍学年+1年を目安に進めていました

そして、ただもくもくと勉強するよりも、時々は腕試しもということで、大手塾の無料模試は1年生のときから受けていました。

どうやって娘に塾のテストを受けてもらっていたかというと、もちろんごほうび大作戦です。
娘はアイスに釣られて、塾の模試を喜んで受けてくれていました

早稲アカのチャレンジテストの平均点は?

テストの回によってかなりばらつきがある印象ではありますが、概ね算数も国語も50-55点が平均となります

どちらかというと、算数が易しめだったときには国語が難しく、算数が難しめだったときには国語が易しいイメージでしょうか。

テスト名 2教科平均点 算数平均点 国語平均点
小1夏のチャレンジテスト 104.7 57.2 47.4
小1サマーチャレンジテスト 119.4 54.2 65.2
小1冬のチャレンジテスト 106.6 55.2 51.4
小2春のチャレンジテスト 98.0 50.1 47.9
小2夏のチャレンジテスト 106.3 44.7 61.6
小2サマーチャレンジテスト 106.5 45.7 60.8
小2冬のチャレンジテスト 117.6 50.1 67.5
小3サマーチャレンジテスト 99.2 53.7 45.5
冬期学力診断テスト 87.5 42.3 45.1
平均 105.1 50.4 54.7

なお、平均点については、3年生のサマーチャレンジテストを受けた時に、塾生と外部生の平均点について説明がございました

過去3年間のそれぞれの平均点を紹介されたのですが、それによると、塾生の方が概ね5~10点前後平均点が高いということでした。
ただし、差がつかないときでは塾生と外部生で本当に差がつかず、逆に、差がつくときは15点ほど差がつくこともあるとのことです。

逆に言うと、塾に通っていても、差はその程度ということになりますね。

テストに出ている問題の中には、塾の授業で似た問題を扱ったこともある問題が含まれているとおっしゃっていました。
そう考えると、上記の平均点の差もあって当たり前とも言え、低学年での通塾はあまり意味がないことを示しているのかもしれません。

もちろん、通塾することで学習習慣をつけることができるなどのメリットはあるでしょうし、上記はあくまで平均の話ですので、結局は、学習のやりかたによるということでもあると思います。

早稲アカのチャレンジテストで特待生となる条件は?

早稲アカの特待認定には、A特待とB特待があります
いずれも、正規受験をされた方が対象となっており、事後受験では資格を得ることができませんので、注意が必要です。

A特待では、「その後、約半年の授業料が無料となります。
一方、B特待では、「その後、約半年の授業料が半額となります。

このように、適用期間については、大きく前期と後期となっています
たとえば、サマーチャレンジテストでは9月~1月が、冬期学力診断テストでは2月~7月が特待の適用期間でした

ちなみに、春期講習会費や冬期講習会費はA特待でもB特待でも半額となります。
一方で、たとえA特待だったとしても、夏期講習会費は割引になりません

気になる特待条件ですが、1~2年生と3年生で異なるようです。
1~2年生の特待基準は早稲田アカデミーも明示しておらず曖昧なのに対し、3年生の特待基準は模試の受験案内に明示されています。

娘が小学2年生の冬、2教科合計で1けた後半順位の成績をとった時、受験した校舎からの特待認定の案内を電話で受けました
ただし、この成績でもB特待でしたので、3年生に比べて基準がかなり厳しくなっていることは間違いなさそうです。

3年生になると、新4年生への囲い込みを意図してか、基準がゆるくなります。
娘が3年生だったときには、総合成績が100位以内だとA特待に認定され、総合成績が101位~250位だとB特待となる制度となっていました。

娘は小3の「サマーチャレンジテスト」と「冬期学力診断テスト」のいずれもA特待をいただくことができましたが、それぞれの受験者は約2,700人と4,300人でした。
それぞれ、A特待には30~40人のうちの1人に入ればよく、B特待には10~20人のうちの1人に入ればよいと考えると、学力に自信がある場合には、頑張ると狙えそうな印象もうけるかもしれません。

しかしながら、現在では、「総合成績が20位以内であればA特待」、「総合成績が100位以内であればB特待となっています。
受験者数が同等であるとすると、A特待には100~200人のうちの1人に、B特待には30~40人のうちの1人に入らなければならないので、なかなか狙えるものではないように見受けられます。

なお、4年生の後期からは、対象がずっと狭くなり特待を得るのは容易ではなくなります

とりあえず、なにかの参考になるかもと思い、小学校1~2年生ではA特待を5位以内、B特待を10位以内とし、小学3年生ではA特待を20位以内、B特待を100位以内として、成績表とにらめっこしながら、当時のテスト結果をベースに基準点をまとめてみました。
この結果によると、小学1~2年生で特待をとるのは、なかなか難しそうです

ちなみに、娘は特待認定をいただくことができましたが、低学年で通塾を開始することはしませんでした。
その都度、娘の課題は見えておりましたので、その時点でやるべき学習をやりたいと考えました。

テスト名 A特待基準点 B特待基準点
小1夏のチャレンジテスト 188 183
小1サマーチャレンジテスト 187 183
小1冬のチャレンジテスト 189 186
小2春のチャレンジテスト 182 174
小2夏のチャレンジテスト 183 177
小2サマーチャレンジテスト 177 169
小2冬のチャレンジテスト 187 185
小3サマーチャレンジテスト 171 154
冬期学力診断テスト 161 145

早稲アカのチャレンジテストでの娘の成績推移

以下に、切り上げ切り捨てをして近いほうに寄せた「5」刻みではありますが、娘のチャレンジテストの偏差値推移を示しました。
さばをよんでいるもの、過小評価になっているもの、半々くらいです。

総じて、算数で点が取れると、2教科の偏差値も高くなる印象です。

特に、新小4から早稲田アカデミーへの通塾を考えている場合、「冬季学力診断テスト」で少なくとも特待Bを狙いたくなると思います。
特待を狙うのであれば、国語よりも算数に力を入れたほうが良さそうです。

テスト名 受験者 2教科合計 算数 国語
小1夏のチャレンジテスト 557 60 65 50
小1サマーチャレンジテスト 725 65 70 60
小1冬のチャレンジテスト 739 60 60 60
小2春のチャレンジテスト 932 50 55 45
小2夏のチャレンジテスト 972 60 70 50
小2サマーチャレンジテスト 918 65 65 65
小2冬のチャレンジテスト 1455 70 75 60
小3サマーチャレンジテスト 2715 70 75 60
冬期学力診断テスト 4261 75 75 70

娘は、本格的に勉強しだした2年生後半から、算数で高得点を狙うことができるようになってきたように思います。
一方、算数に比べると国語は適当に問題集を解いているだけという感じで、成績もいまいち不安定ですしなかなか上がっていきませんでした。

これではダメそうだと考えて、私自身、国語の学習について真剣に考えたのが、娘が3年生の中頃のときです。

まずは、私自信が中学受験の国語読解の攻略法的な教材を片っ端から学ぶところから始めました
当時は、国語などとても教えられないと思ったものですが、今では、算数以上に親が教えやすく、また、親が教えるべき教科だと思っています。
塾では演習中心となり、理論をあまり学べませんし、演習が終了するとすぐに先生の解説がはじまり、なんとなく理解した気になって終わりです。

その効果があったのか、4年の前期から後期にかけて娘の国語の成績は上昇傾向で、今では算数と並んで国語が得意教科の1つになりました

「小学校就学開始と同時に中学受験を意識して勉強!」どころか、「未就学から幼児教育!」というのも中学受験の世界では珍しくないようです。

しかしながら、体感的には、小学校2~3年生から中学受験に向けての準備を始めることができた場合、「出遅れた!」と悲観することはなさそうです。

3年生のはじめから準備し始めることができれば、新4年生を上位層でスタートすることは十分に可能だと思います。
また、私たちよりも早く2年生はじめからの開始でしたら、余裕をもって、上位層からのスタートのために十分な準備をすることができるのではないかなと思っています。

早稲アカのチャレンジテストの内容は?

入試問題は学校からのメッセージと言われているかと思います。
同様に、低学年の模試は、塾からのメッセージと考えるとよいと思います。

塾の模試の結果には一喜一憂せず、低学年時にじっくりと身につかせたいポイントとしてとらえ、意識して日々の学習に反映するとよいのではないかと思います。

1年生のチャレンジテスト

算数

算数の試験時間は20分です。

時間のわりに問題数が多く、最後まで解くのも簡単ではありません。

計算式が書いてある計算問題だけでなく、文章を読み取って計算式をたてて解答を導く必要のある問題が出題されます。

また、パズルのような問題も出されるため、書いてあるものを回転することに対応できたり、場合分けができたりすると高得点を目指せます。

さらに、1年生の問題にも関わらず、積み木の問題も頻出ですので、立体にも少しなれると良さそうです。

1年生後半になると、時計も出てきます。時間と時刻について理解しておく必要があります。

国語

国語の試験時間は20分です。

テスト慣れしていないと、わからない知識問題に時間を割いてしまい、読解が最後までとききらないかもしれません。

該当学年の漢字は読めるだけではなく、きちんと書くことができる必要があります。
あと、見落としがちですが、カタカナも大事です。後半になると、個別に覚えなければ答えられないような特殊な読みも出題されます。

また、文法的な用語は不要ではありますが、自然な日本語となるよう、文を作ることができるようにする必要があります。
かんたんな擬音・擬態語も含まれます。

語彙はかなり難しいと思います。
市販の語彙の本に掲載されているような単語というよりも、日常会話でつかいそうな単語で、親が意図的に使っていかないと、子どもが触れられないような単語が多いような気がいたします。
簡単な慣用句も出題されています。

読解はすべて物語文ですが、30~40行分ぐらいあります。
設問は必ずしも難しくありませんが、1年生の子どもにとっては読むだけでかなりの負荷がかかります
長い文章を読むことへの抵抗を下げておかないと、飽きて途中で読むことを諦め、解答は白紙となってしまうのではないかと思います。

2年生のチャレンジテスト

算数

算数の試験時間は20分です。
1年生のときよりも問題が難しくなっていますが、問題数は変わらず、最後まで解くのはかなり難しくなっています。
冬のチャレンジテストからは30分となります。

計算問題は難易度があがり、素直に左から順に計算するのではなく、計算の工夫が必要になってきます。
また、数直線の読み取りや、数列の空欄補充などの問題も出てきます。後半になると、虫食い算も出てきます

パズルも引き続きたくさん出てきます。
対称の理解が必要な問題が出ていましたが、問題集でなくても、日頃、鏡は毎日見ると思うので、日常生活の中で算数的な要素を身に着けさせていきたいものです。
図形を回転させたときの向きがどうなるかも出てきますが、先々のことをかんがえると、頭のなかで回転させるのではなく、しっかりと作図して解けるようにするのがよさそうです。
また、早稲アカは折り紙を重ねる問題が好きかもしれません。

あとは、さいころですね。
さいころがつながっていて一部の目しか見えていないなか、ある面の目を答える問題が出てきます。
小4後期の予習シリーズでも扱われたような問題ですね。
さいころがつながるときに、同じ目が向かい合うようになのか、合わせて7になるようになのかなど、細かい問題文の条件も正確に読み取らなければならなくなってきますので、国語の読解のように注意深く丁寧に読むことが求められてきます。

2年生後半の問題では、場合分けが厳しくなってきます。
日頃、場合分けがあるような問題に取り組んで慣れていないと、正答することが難しい問題があたりまえのように出始めています。
「ウソつきは誰?」的な推理問題も出ていました。

国語

国語の試験時間は20分です。
自由に文を作る問題なども出てくるので、白紙はマズいですが、時間をかけすぎないようにする必要もあります。
冬のチャレンジテストからは30分となります。

該当学年の漢字の読み書きは引き続き重要です。やはり誰でも答えられるような漢字の問題の割合は少なくなっているように思います。

語彙は引き続きレベルが高くしんどいです。
空欄補充の知識問題のレベルがおかしい気がします。
反対語も出てきて、学校の学習だけでは追いつくのは至難の業だと思います。

やはり、親子での日常会話のなかで、あえて難しめのことばを使うなどしていきたいところです。
また、子どもにも、テレビなどで知らない単語に出会ったらそのままにせずに親に聞くように誘導したほうがよいかもしれません。

ただ、読書の場合はペースが乱れてしまって面白い読書がつまらなくなりかねないので、娘の場合、知らない単語を調べながら読んでもらうなどはしませんでしたね。

読解は引き続きすべて物語文ですが、長くなってはおらず約40行分ぐらいです。
ただし、問題文はもちろん、設問の難易度が上がっています。後半になると、接続詞の空欄補充も出てきます。
なお、擬音・擬態語など、読解の中でも高度な語彙力が求められます。慣用句もすこしずつ増やしたいところです。

3年生のサマーチャレンジテスト

算数

算数の試験時間は30分です。
通塾生も増えてきているためか、2年生のときよりもずっと問題が難しくなっている印象です。
しかも、2年生のときと比べて時間は据え置きなのに、大問数が1つ増えて6題となっていました。

計算問題は工夫が求められる問題以外はそれほど難しくなっていないので、高得点を目指すためには、きちんと取り切りたいですね。
とはいえ、そこをしっかりミスるのが子どもですので、親にも今まで以上に冷静さを保つ努力が求められてきます

距離の問題では、単純にAからBへ行くのではなく、寄り道をするために場所が3箇所となり、それぞれの位置関係を正しく把握する必要がありました。
空いているスペースにきちんと位置関係を記すことができると、難なく解答できるはずですが、式を書かなかったりメモをとったりしないで頭の中で考えるとミスしやすいと思います。

ちょっとした植木算的な問題や、2年生のときよりもだいぶ難しくなって場合分けも必要な推理問題が、なんとテスト前半に出ていました。
じっくり攻めれば解くことはできるかもしれませんが、時間との戦いとなります。
このような問題を鮮やかに解けると余裕を持って後半の問題に進むことができるのですが、そう簡単ではなさそうです。

1年生から出題される積み木問題といい、塾としては立体への素養を身に着けてほしいのでしょうか。
この回では立体の展開図が出てきて、向かい合う面を答えさせてきていました。立体と投影図の問題もなかなか手ごわいです。
どの塾も立体の問題は大好きですね。

初めての大問番号6は場合分けと力技で解く問題でした。
試行錯誤が必要な、理科の実験的な問題とも言えます。
中学受験の後半ではパターン演習で解けるいわゆる典型問題だけではなく、思考力が求められる問題がでてくるようです。
3年生のうちからこの程度の試行錯誤問題には少なからず触れていてくださいねというメッセージなのでしょう。
正答率は決して低くありませんでした。

国語

国語の試験時間は30分です。
時間は据え置きの割に、読解問題が2問となり、今まで以上に時間配分に気をつける必要が出てきます。

漢字については、難しそうな読み書きだけではなく、書き順の問題まで出ていますね。
取り切るのは簡単ではありません。

語彙の難しさにはさらに拍車がかかり、四字熟語、慣用句の知識が求められてしまいます。
ことわざ含めて漫画でも学べる教材が出ていますし、幅広く少しずつ増やしていってねということなのだと思います。

読解はとうとう説明文が加わってきます
心情を追う物語文とは異なり、著者の主張を拾うという、全く別のアプローチが必要となります。

内容も小難しく、日頃から興味がないような難しめの話に食らいついていく姿勢が求められているのだと思います。
物語文も長さとしては同じですが、設問や選択肢が長くなっていたりと、とにかく1つ1つに時間がかかってしまいます。
最後まで解くには、日頃から読書をしているなど、文字を読むことに慣れていないとかなり厳しいのではないかと思います。

以下は、3年生のサマーチャレンジテストの参考記事です。

早稲アカの3年生冬期学力診断テストの内容は?

算数

算数の試験時間は30分です。大問数は5問ですが、1問1問が非常に重くなっています

計算は、工夫が求められる問題の割合が増えています
力技でも解けますが、ここで時間を使うことで、最後までとききることが絶望的になってしまいます。

3行問題は、図形やグラフの読み取り、時間の計算など、まんべんなく出てきている印象です。
平均点が低いテストですので、難しい問題を時間をかけてとくよりも、このあたりの問題をきちんと取り切ることを目指したいところです。

大問3に入ると、図形の角度計算は少しややこしい問題ですし、さりげなく規則性や□を使った計算が求められる問題が出てきます。
ある程度解法を知ってないととても解けない問題なのではないかと思います。

大問4では、立体のくしざしでした。
高学年向けの問題集で見るような問題なので、初めて見るのに理論立てて解ける子はなかなかいないように思います。
頭の中であれこれ考えてできる子もいるようですが、塾の先生に質問したところ、そういうのは稀なので、中学受験の学習としては、「作図してきちんと解けるようになっていくのがよい」と伺いました。
くしざしはともかく、立体には感覚ではなく体系的に触れておいてほしいのかもしれません。
これ以降、私が「頭の中で立体を動かすセンス」を気にすることはなくなりました

大問5は文字ギッシリの場合分け問題でした。大人でも途中で面倒くさくなりそうな問題に対して、粘り強く、じっくりと解いていく姿勢が求められます。
3年生のサマーチャレンジテストと同様に、冬季学力診断テストでは、正確で素早い機械的な処理能力に加え、思考力が求められている印象です。

国語

国語の試験時間は30分です。
サマーチャレンジテスト同様に、読解問題が2問であるため、時間配分に注意が必要です。

漢字については、難しそうな読み書きが並んでいます。
高得点を目指すのであれば、なるべくたくさん正答しておきたいですね。

語彙は、大人でも理解はできるけど説明するとなるとなかなか難しい言葉がならんでいます。
このような語彙を、普段から容赦なくお子さんに使ってくださいねということだと思います。
3年生の後期となると、早稲アカのテストに限らず、どこの塾のテストでも高度な語彙力を要求してくる印象です。
ちなみに、娘の受験回では、同義語とことわざが出ていました。

文法の知識も必要となってきます。
主語と述語を示す問題が出ていましたので、自然に日本語を使うことだけではなく、文法的にも正しく理解しておくことが求められてきます。

読解は引き続き、説明文と物語文が1題ずつで、内容は相変わらず難しくなっています。
試験時間を考えると、小学4年生の予習シリーズの基本問題よりも難しいのではないでしょうか。
家庭で勉強するにも、単に演習を繰り返すのではなく、合わせて読解の解法を学んでいかないと、問題を解くのが大変なように見受けられます。
読解の解法を学ぶには、例外もあるかもしれませんが間違いなく親の助けが必要となると思います。

以下は、3年生の冬期学力診断テストの参考記事です。

おわりに

本ブログ記事では、早稲田アカデミーのチャレンジテストと冬期学力診断テストについて、概要、受験者数、平均点、特待生基準、娘の成績推移、テストの内容および難易度などについて紹介してきました。

中学受験の経験がないなど、低学年でのお子さまの学習について、ご不安な保護者の方も多いのではないかと思います。

私も中学受験の経験がないどころか、受験の経験がなく、低学年での娘の学習は手探り状態でした。

当時は決して自信を持つことができませんでしたが、新4年生で早稲田アカデミーへの通塾を開始してから娘の成績は非常に順調で、低学年での学習はとても重要だったことを痛感するとともに、振り返ってみると、かなりベストに近い低学年時の学習ができたと思っています。

本ブログ記事が、何かしらみなさまの参考になれば、幸いでございます。

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Posted by ぜろパパ